表からの見かけは同じに仕上がる、ニット素材で起こりがちな裾のインターロックミシンステッチのほつれの補修【1401】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2005年くらいからではなかったかと。。

出来るだけ毎日続けていますエクササイズ、時々タイミングを逃すと調子が悪いほどのルーティーン化の現在です。

エクササイズを行う時間帯は、今年2024年1年間がブログの手直しのため、1日3記事分のタスクが終わってからの午後です。

もっと細かくは、ブログ記事の手直し→曜日ごとの掃除ルーティーン→エクササイズ→昼食の順番。

さて、そんなエクササイズは、<食・健康>のカテゴリーでもご紹介したことがあったのですが、2005年辺りからずっとルーティーンとして続行の「ビリー隊長」様の「ビリーズブートキャンプ」を今では化石のような「VHS(ビデオテープ)」で行っていました。

その後2012年代の地デジ本格開始からはテレビが変わり、VHSの使用を停止、パソコンのネット上のチャンネルを見ながら、そして、2022年からはスマホを同期しながら、YouTubeで「ビリー隊長」様の運動をしています。

これ以外の運動は効果が感じられなかったので、「ビリー」様のエクササイズにこだわっているのです。

それを30分くらい、そして引き続きピラティス10分くらいとヨガ5分くらいを自分で定番メニューとして決めて続行。

この時の服装がエクササイズ用の伸びるタイプのハイテンションニット素材です。

このようなタンクトップと短パンでエクササイズに室内で自主的にのぞんでいます。種類の違う3セット着用。
インターロックのほつれ:このたび3セットの内の1つが、ネットに入れてのお洗濯でも、ほつれてきたのでした。

よって、このたびは、このほつれを補修していく作業をお届けしたいと思います。

それほどリフォーム技術には長けていないのですが、アイデアとして、もし同じ状況の場合に引用していただければ大変光栄です(^-^)。

内側のロック部分はブランケットステッチ(手縫い)、外側の二列のステッチは1列ずつをミシンステッチの補修

①順番としましては、まずこのような糸を内部にすべて収納しておきます。
②次に、内部のロックミシンが外れた箇所を手縫いのブランケットステッチです。
③最後に表側から2列共つながるようにステッチを完成。
表から見た完成の様子。随分すっきりしました。補修の跡は分かってしまいますが、こんなものです。

次はほつれないように、丈夫に返し縫いもしながら完成しました。

ハイテンションニットというのは、本来傷みにくい優れた生地だと思います。

ただ、運動に使うことでたくさん擦れたり動かしたりすることで、お出かけ着のお洋服などよりは傷みやすいのかもしれません。

ちなみに、元のインターロックミシンの糸は伸び縮みするようなナイロン系の糸でやってあるようでしたので、極力元の糸を活かし、最低限だけ追加しました。

追加した糸は、もし「レジロン」というようなナイロン系の糸を持っていれば相性が良いと思いますが、現在は「テトロン」か「スパン」しか持ち合わせていないので、「テトロン」でやりました。

ポリエステル糸なので全く伸びませんが、影響はありません。

あとがき

元々、このたびのタンクトップも「リユース」品です。

できるだけこうしたアイテムでさえも中古品で「古着ライフ」を送っています。

このような厚みのある良質さは、過去の製造品ならではで、現在は軽く薄手に出来上がっています。

確かに機能を研究されたものなのですが、水着のような分厚いこの素材は過去の貴重な素材だと感じますし、気に入っています。

素材の表面の傷みよりも縫製の傷みが耐えられず先に補修が必要になることが多いのではないかと思います。

そんな時には、ミシンを1台持ち、補修することで1アイテムを長くコスパ良く着用のスタイルをお勧めしたいです。

こうした「物を大切に長く使う」意識は、多くの人が持ったら非常に大きな効果を生むのではないかと思うのです(^-^)。

フクレに類似の「ピンタック」も凹凸感ある美しい生地、コントラストの効いた黒ベースの大きめピンク巾着袋が室内のインテリアに映える姿【978】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

これまでの在庫ストック生地を一掃を決め、柄の素敵さをめいっぱい活かしたシンプルな巾着袋の連続製作をしています。

「インテリア収納袋」と呼びまして、残った生地のそのままを残さず利用できる生地によってサイズが決まるという作り方です。

この作り方をこれまで数点してまいりまして思うことは、はぎれが出ないということです。

もしかして、本来製作がそうあるべきなのではないかと思うほどです。

多くの製作は、デザインに当てはめるがゆえに生地が余りはぎれが出来てしまうことになる。。まさにこのことを考えることになった良いきっかけになっています。

このたびは、元々幅が狭い生地でしたので、大きいサイズの中では少し小さめという面積で裏地付き巾着袋を作っていきました。

美しいピンタックには、その歩調を合わせたような裏地をコンビに製作した大きめ巾着袋

完成:<サイズ>縦37cmx横30/50cmxマチ20cm。横幅はそれほどありません。

大きめではありますが、もっと大きな型紙があるので、こちらはそれに比べるとかなり控え目。

この写真は物を入れてみた状態ですが、入れないと縦長気味です。

江戸打ちひもも活躍。ひもは「D'collect shop」様にて、すずらんループエンドは「アイリス」様にて購入。

2社とも素晴らしいラインナップのお店。

附属品でお困りの時には是非ご検討してみてくださいませ。

<表地:黒xピンク薔薇柄>ピンタックニット地プリント、ポリエステル/100%、日本製。
<裏地:黒>シャーリング無地、ポリエステル/98%、ポリウレタン/2%、日本製。

クシュクシュした凹凸感あるタック生地の組み合わせでペアにした結果の相性が非常に満足いくものでした。

実はこのたび初めてのことが他にもありまして、ひも通しホールの一番上の部分の縫い代の隠し方です。

ひもホールステッチの上部の少しの改良:途中の半分の折り込んだステッチという今までの段階を省略しました。

裏地側の黒色を見ていただくと、一番上に表地と裏地の固定のステッチが2-3mmの位置にあります。

そして、その下が縫い代を割った後縫い代をさらに内側に折り込まずにそのままステッチで押さえたのです。

以前は、1.5cmの縫い代で両割れで更に内側に7.5mmずつ折り込んでの更なる縫いとじステッチがあってかなり手間をかけていました。

今回それをやらずに広げたままの1.5cm、これでも十分ひもホールは確保されます。

よって、今後は、最初から1.5cmの縫い代ではなく、1cmの縫い代で地縫いをしてもう少し幅をすっきりさせて、これと同じやり方をすれば、この省略は出来上がりに影響はないと考えました。

フクレ系の生地は厚みと凹凸があり、綺麗にできないので、ほつれにくい生地ということも利用して、その7.5mmの折り込みをせずにやりました。

折り込むとふくらみができるので折り込まないほうがさっぱりと仕上がるかと。

こうして、様々な種類の生地で製作したからこそ得られる新しい発見がありました。

あとがき

以前にも記事アップの際に書いたことですが、インテリア収納袋は、持ち歩くお出かけ用のバッグに比べて凝った機能は必要がないため、時短製作となります。

あれこれ動きが無い分良い状態で長く所有していけるものなので、静止状態の多いインテリア収納袋はコスパが非常に良いお品になるところが魅力です。

持ち歩くバッグでは丈夫さがあるイメージが強い、「デニム」「帆布」「かつらぎ」などが選ばれることが多いですが、繊細に見える服地を利用できるのもこうした静止状態での利用だからこそです(^-^)。

「かけ継ぎ」は素人では難しい、せめて表からは分からないニットの穴の補修、ハンガーに裏向きにかけたままセーターの肩の穴を埋める【937】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「かけ継ぎ」というセーターなどの虫食いの穴をふさぐリフォームの技術がありますが、我々が到底たやすくできるものではないみたい。

針と糸を使うだけでなく、実際の残りの部分から繊維を採って、それを糸にして使っていき、元のデザインと同じような編み柄・織り柄も出していくようなものなのです。

動画で拝見させていただきましたが、その技術を拝見することにとどまります。

実際は、そのような完璧を求める穴埋めなどが通常のお直しと同じように考えて、同じような色の糸を使って簡単できるはずもなく、過去の作業も、跡の分かる素人作業の域を超えることがありません。

「かけ継ぎ」は特に高度な分野のお直しなのだと考えます。

そうはいっても、虫食いなどの小さな穴空きは塞ぎたいものです。

元々古着のセーターですから、せっかくのお得なブランド服を低コストに抑えたい。。

多少跡が付くだろう前提で、それでもできるだけ跡が残らないようにやってみるという「糸によるる穴埋め作業」の風景をこのたびはお届けしたいと思います。

できるだけ引っ張り過ぎない、裏向きにハンガーにかけながらの「穴埋め」作業の出来上がりの跡は許容範囲か!?

穴が開いている状態:セーターの肩に虫食いの穴が開いています。この穴をハンガーにかけた状態でふさぎます。

セーター自体は「裏向き」にした状態で、ハンガーにかけたままピンと張った状態のメリットを考えました。

同色の糸1本取りで編み目のように糸で穴を埋めていきました。

引っ張り過ぎないように自然にと。。

出来上がり:少しぐしゅっとなっています。極力引っ張らずにやってこれです(*_*)。

元の編み目の柄は無視しているので違和感のあるヶ所がどうしてもできてしまいます。

思うようにはいかないものでしたが、引っ張り過ぎない注意をしながらの作業がどのようなものかを見ていただきます。

様々な角度で撮影、実際の視覚的な効果を見てみました↓。

右肩の上からの視線:少しひきつっていて補修したことが分かります。
真横の上からの見方:こちらもやはりボーダー状の柄の途中に変なポッコリしたふくらみが見られます。
右肩の正面寄りからの見方:それほど目立ちません。

時々分かって、時々分からないこともあるということで、絶対な物ではないということになります。

それほど、この穴ふさぎが難しいものであるということを再確認のこのたびでした(汗)。

あとがき

古着ライフを送る中で変化もありました。

以前は、古着のコスパばかりを考えて、お直しも適当、古着自体をどんどんリニューアルしていきワードローブを洗い替えしていた過去。

ここ近年の、2022年辺りからです、ブランドをしぼり、出来るだけ長く持っていくスタイルへと変化。

そうしますと、クリーニングは最初の入手時には必ず行い、リフォームに関しても必要とあればプロにお任せしてその後の永遠を見通しながらの選択をするようになりました。

この時のニットは本当に最終的な古着でしたので自分でやってしまいましたが、ニットはどうしても傷みが出ますので、これも判断の結果でした。

これまでのような頻繁なお洋服のお買い物はめったにありません。

お気に入りだけを流行に決してとらわれず末永く着ていく・持ち備えていく方向に変化しています。

シミ抜きなどもかなりクリーニング屋様の技術が素晴らしいです。

どうしてもそのブランドのそのモデルを今後も着ていきたいのだというはっきりとした意思表示の表れでもあるのです(^-^)。

冬に向けた季節感も入りながら定番の黒を貫くバッグの製作に選定した生地、スウェット・ループボア・リブ【773】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

冬になるとコートやマフラーが人間を覆ってくれますが、背負ったリュックがモフモフしたあったかい素材の場合、背中があったかいというイメージがあります。

実際には、完全に背中にフィットしたものではないなどのこともありますが、間違いなく、背中周辺の寒さを遮断してくれる役割はリュックにはあると思うのです。

さらにそのリュックをふんわりとした冬らしい優し気な素材で作るということを今回してみたく、リュックに選んだ素材を3選ご紹介したいと思います。

他の季節にも対応できるかもしれない「モフ生地」を冬をきっかけに見つけたタイミングからの引用

以前、夏にタオル地でリュックをお作りした「タオルシリーズ」という製作をしました。

2020年8月の事でした(【176】のブログ記事が該当します)。

今年の2021年の冬には、逆の季節で、あったかい生地でリュックを作っていくシリーズをしたいと思いました。

以前の「タオルシリーズ」も、きっかけは夏でしたが、その後もタオルの季節感をそれほど感じることのないオールシーズン行けるように、夏のイメージがあるタオル素材を他の季節にも使えるようにと考えた企画でした。

それと同じように、今回の場合冬きっかけではありますが、他の季節にも使えるような素材も入れ込んでいます。

ただ、冬らしさがmaxの素材も入れています。

ALL黒色の3種をご紹介。一番左から、スウェット素材、パイルボア素材、リブ素材です。

これらは、今後実際にリュックを製作していきますので、その際に詳しく混率などをご紹介しますので、ここではざっくりとご紹介にとどめます。

すべて日本製をチョイスしています。

まず、左から少し近づいてその素材の特徴などを見てみます。

スウェット:こちらは綿。季節感は本来あまりないですが、ふんわりした肉厚感がこの寒い季節に優しいのです。
スウェットの裏面:この誰もがなじみのあるパーカーやトレーナーなどでおなじみの様相。実際あったかいです。

気持ちよさそうなパイルになっています。

冬用に裏起毛の素材もありますが、あれだと季節が偏りますので、こちらの方がシーズンレスで行けると思います。

ループボア:こんな風に密にループになったボアの素材には毛が多く入ります。さすがに冬専用といった素材。

生地屋様の店舗では、こういった季節感たっぷりの素材こそ人気が高いのです。

素材自体だけではなく、こういったループが密になった構造というのも、あったかさをより高めているのではないでしょうか。

上の素材をもう少し見やすく写したショットです。モコモコして凹凸感があり、素材自体がユニークです。
リブ:一番右です。この編み方もなじみのある昔懐かしいクラッシックな素材。

きちんと整った硬めの編み込みが信頼でき、程好い太口の糸が親しみやすい。

無地とは言いながらも、柄のようにもなっていて楽しくもあります。

混率はアクリルです。

アクリルも冬がきっかけですが、それ以外の季節をもまたぐことができる素材であると考えます。

あとがき

これでリュックを作るとはとても意外だと思われることでしょう。

どれもお洋服向きの生地ですから。

バッグだからこそ、「流行」を感じない物が作れそうだと意気込んでおります。

縫いにくいのではないかなどとは、ここでは、考えない。

とにかく製作してみてその手ごたえでお伝えできることをめいっぱいアウトプットしてまいります(^-^)。

スポーツユニフォームのパンチング素材、対極のエレガントテイストなリュック製作に挑む入り口の生地の組み合わせ【763】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在いろんなメッシュ素材でリュックを製作をしております。

そんな<メッシュシリーズ>においてこのたび4点目の製作に入ります。

メッシュと一口に言ってもいろんな面白い素材があることを同じデザインのリュックに落とし込み分かりやすくお伝えし、新しい素材の性質などを学ばせていただいております。

このたびは、どこかで見たことがあるようなパンチングの素材を表地に利用して、全4種の生地を組み合わせた黒ベースの製作をしてまいります。

まだ、最初の段階ですのでリュックの形にはなっていませんが、なぜその4種を組み合わせたのかの理由や、表地であっても裏地であってもレベルの差を付けることなくフラットに考えて選ぶスタンスを見ていただければと思います。

ユニフォームやスニーカーで親しみがある素材のパンチング生地がリュックになる、その一方で裏地は花柄という意外

今回も4種の生地を使います。左上が表地。時計回りに、裏地・巾着袋の外側・巾着袋の内側です。

このシリーズでは、全体の面積が大きくなるため、生地が意外にたくさん必要です。

もともと調達が少しずつですので、足りない分を複数の種類の組み合わせでストックから選ぶので結果4種もの生地になっています。

分量では、だいたい生地ストックは過去に調達の0.5mずつが一番多く、コンパクトなリュックを作ることに対して、x4の2mを要するということになります。

この用尺の増加は、やはり内蔵巾着袋が二重仕立てであるというところも影響が大きいのです。

<表地:黒>ストレッチメッシュ、ポリエステル/100%、日本製。

パンチング素材、どこかで見かけた生地です。

ユニフォームとかスニーカーの一部に使われているメッシュに同じです。

スポーツのシーンでの使われ方がイメージとしては強いですが、意外な使い方で個性を演出、これをリュックにするということをしてまいります。

残る3種は裏地と巾着袋、内貼りの裏地は花柄ということに決めました。

<裏地:内貼り用>ナイロンタフタプリント撥水加工、ナイロン/100%、日本製。

実際にはメッシュではないのですが、メッシュ柄に描かれていてユニークなプリントは表地のメッシュにリンクします。

花柄のマルチカラーの色も中間的で綺麗、ベースが黒で、これまた表地を始め他の生地との良き橋渡しとなります。

リュックの中を開けたときに、この花柄が目に入るので、内張りも重要なポジションです。

左-<巾着袋:内側:黒>ラメツインクルサテン、ポリエステル/60%、ナイロン/40%、日本製。
右-<巾着袋:外側:黒>スポーツメッシュ、ポリエステル/100%、日本製。

今回二重仕立ての巾着袋は織物(左)とニット(右)を組み合わせます。

内側は滑りが良い方が使いやすいと、つるりとしたサテン地を内蔵巾着袋の内側に、表地の黒メッシュとまるで兄弟のようなパンチングのニットを内蔵巾着袋の外側に配置することに決めました。

同じポリエステル/100%のパンチングでも、ここまで違いがあるのです。

もう少しズームアップして大きい方の表地メッシュと小さい方の巾着袋の内側のメッシュ生地を見比べます↓。

表地のメイン生地に比べて穴が小さく細やかな作りの右。手触りも少しざらざらしています。
全4種のコーデのイメージ。

余計な色を入れず、黒ベースでそろえました。

きっと使う回数の多いリュックになれるのではと見ています。

あとがき

複数の生地があるとどれがメインか一見分からないところが、どの生地もフラットに見ているということになります。

柄物を表地にしてきた製作をメインにしてきた過去では、テイストが偏り過ぎたということがありました。

といういことで内側に柄物があることはある程度の許容になると、内張りに充当したのでした。

この4種の生地で作ったリュック「餅巾着」の完成の投稿記事は、【767】です(^-^)。