目立たないキルトステッチには意味がある、グレンチェックの柄を主役にボックスキルトを織り糸になじませたカラーで配したやり方【1414】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「キルトの役割って何だろう」、このことを自分なりに解釈した結果、2つの答えを出しています。

①装飾性:美しい配列の整然さは壮大な柄となりエレガントさの表現にもなると考えます。

②機能:直線を使用したステッチの意味がここにあります。生地に付加価値を高めるような頑強さをキルトが作ってくれると考えます。生地のサッカーやリップルと同じでキルトによる凹凸感は接触面を減らし傷みから逃れます。

このたびは、ナップサックの新しい寸法での第一回目の製作であり、表地にはダイヤキルト、裏地にはボックスキルトをかけるという両面キルト仕様で作っていきます。

その準備段階のキルトがけが完了したところで、6cmダイヤキルトと変形ボックスキルトのそれぞれの役割をお伝えできればと思います。

キルトにも種類がある、グレンチェックの柄の素敵さを引き立てるため、織り糸に馴染む固定の機能のみを有した変形ボックスキルト

表地は、一見デニムみたいな生地。

経糸(たていと)と緯糸(よこいと)の混率が違っていて、味わい深い生地です。

こちらには、6cmのダイヤキルトをかけました↓。

6cmダイヤキルト:表地(黒)-綿麻ネップ、経糸-綿/100%、緯糸-麻/100%、日本製。

黒ですが、白糸が見える割合もあり濃グレーとも言えます。

まるで色落ちした素敵なブラックデニムのよう。

生地購入においては、セルヴィッチデニム自体もレアですが、セルヴィッチタイプは原反では、ノンウォッシュの濃い色ばかり。

色を落とす加工まではされていないことがほとんどです。

この味わい深さは、デニムとは言えない「デニムライク」ならではです。

麻による節が味わい深く表面に出ていることが、ウォッシュしたみたいな白っぽさに類似しているのです。

6cmダイヤキルトの裏面の様子:作図したその線をこちらの面を上糸側にしてまっすぐに1本ずつステッチ。

決してでエレガントなサラサラな表面ではなくカジュアルさがありますので、この歩調と非常に相性が良い麻/100%が裏地です↓。

変形ボックスキルト:裏地(黒)-先染リネン、麻/100%、日本製。

「え?キルトなんてかかっているの?」という疑問にお答えします。

「はい、間違いなくかかっております」と↓。

変形ボックスキルトの裏面の様子:変形ですので統一間隔ではないですが、交互には整っています。

これは、実は、表面から、作図をせずに柄の織り糸に沿ってかけたキルトなのです。

キルトの種類の使い分け:無地には装飾性も入れたダイヤキルトを、柄には遮らないよう余白の部分にステッチ。

グレンチェックの表面からかけたキルトステッチは、柄を俯瞰して眺めた時の白い線に沿って縦も横もなぞっています。

そうすることで、裏面には、作図に等しいステッチが自然に出来上がっているので作図は無しで行えました。

その代わり、内部分にも面のすべての箇所に均等に待ち針を打ちながら行うという慎重かつきめ細やかさが必要、油断するとタックやしわが簡単に寄ってしまうので気を付けたいものです。

このようなキルトは、冒頭の②の「機能」中心の役割であり、あくまでも主役はグレンチェックの柄、柄を邪魔しないようにひっそりと目立たない馴染むカラーの糸で固定だけに徹するのです。

キルトは飾り立てるものというだけでは決してないのだということが、これでお伝えできたのではないでしょうか。

あとがき

キルト1つとっても「理由や意味を込めたもの」というところを追求できるということです。

このたびの生地選びは、過去のストックがずっと残っていたグレンチェックの麻/100%を使うために探した表地でした。

同じ麻がどちらにも入っていて相性が良いです。

グレンチェックは、元はきっちりしたスーツのイメージで、毛/100%のイメージが一番にあります。

ただ、これもその時の生地との出会い、レアな麻/100%のグレンチェックを発見していたのでした。

スーツとなるとどこか砕けたような抜け感を感じるのが麻の性質の1つでしょう。

そうなるといくらクラシックなイメージのグレンチェックとは言え、テイストが変わっていきます。

このように、どんな伝統的な柄も本来のイメージとのギャップを拾い上げて、新しい形で演出していくことが出来るのです(^-^)。

 書き手:ピクチャレスク

遠州生地の花柄に奥行きが出た、あえて浮き立つ色のキルトステッチカラーで製作した黒ベースのダブルナップサック【1310】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ最近は、ナップサックデザインをシングルとダブルで交互に製作しています。

シングルというのがワンショルダー。

しかし、その巾着ひもをリュックのとして背負える2wayです。

今回は、もともとリュックのみの機能で、通常のナップサックと呼ばれるダブルタイプです。

両方に巾着ひもがあるタイプです。

ワンショルダーの場合よりも横幅が広い面積をとり、物がゆったりと入ります。

そんなダブルナップサックがこのたび完成。

どうぞ、その素材のコンビやダイヤキルトのお話を交えながら見ていって下さいませ。

【1308】の投稿で作成のダイヤキルトパーツが実際にナップサックになった様子

【1308】ではダイヤキルトのステッチの糸の色に注目した投稿でした。
今までのようになじませ糸でチャコールグレーを選択するところでしたが、
新しい試みとして、スパン糸の30番のカーキ系を選択してみました。
ダイヤキルトが浮き立つダブルナップサックの完成:<サイズ>縦29cmx横34/48cmxマチ15cm。

カジュアルな印象ですかね。

スパン糸であることも分かりますし、ダイヤキルトを強調したい場合の例としては良い製作でした。

表地の遠州生地が縦に筋が入ったかのような織り方でツヤ無しのがさっとした風合いです。

そして、よく見るとチャコールグレーながらカーキ系の糸の色が感じられます。

これとこのキルト糸のカーキグレー色のスパン糸がマッチするのではと思ってこの糸を選択していたのです。

結果的なことではあるのですが、影のような黒いお花がダイヤキルトの向こう側でミステリアスに映ります。

ぱっと見の立体感が生地とキルトの組み合わせで出来上がりました。

差し色の赤が入った裏地の生地の不足分の補填

使用生地:<表地:チャコール花柄>リネン花柄ジャガードストレッチ、
ポリエステル/74%、麻/24%、ポリウレタン/2%、日本製。
<裏地:黒x赤花柄>ポリエステル合繊、ポリエステル/100%、日本製。

こちらはひっくり返した裏地側です。

ポケットのフラップをあえて、周りの柄と切替え、コントラストを付けてポケットを見つけやすくしたり、柄がつながらなくてもおかしくない対策もあります。

フラップは縦の長さをゆったりめにいいままでよりも、2.5cmサイズアップしました。

内側には隠しポケットが設置されています。

隠しポケットの比翼(片玉縁風)は表地です。
ポケットの袋布は、手前上の方が裏地と同じで、それ以外のメイン袋は表地です。
裏地が不足していたからこのように目立たない場所で補填として表地で対策しました。

巾着ホールタブの効果とその付け位置のポイント

ここ最近採用の巾着タブホールは正解です。
大いに良き効果を感じています。

本体そのもので巾着ホールを製作してしまうと、昔ながらの巾着袋と同じ構造なのですが、厚みのある生地では口が完全に閉まらないという事態が起きてしまいます。

今回の表地は、ポリウレタンが2%入り、もとはパンツやブラウスなどの服地であると見ることができます。

それほど薄手というわけでもなくやや肉厚感がありますので、ここに接着芯を貼り、ハード薄芯を当てて、ダイヤキルトをすればかなり厚みが増すのです。

それを巾着紐で絞るとなると、やはり仕様はタブタイプの巾着ホールが望ましいと言えます。

タブは全部で10個。前後5個ずつを設置していきます。

巾着紐の先端である左右の周辺の前後で計4箇所を互いに近い位置に設置し、それ以外は、7.5cmずつの感覚で配置。

これが巾着が絞られて集まってくるのです。

サイドの中心は避けます。

動きのある物理的構造の変化によって、入り口のセキュリティがせっかく高まるわけですので、厚みによって口が空いてしまうなどという事態は避けたいのです。

巾着紐が飛び出した位置の前後は互いに距離が近くタブの間を3cmと設定。
縫う前では縫い代が互いに1.5cmずつあるので、
それを含めた3cmずつ端から入った位置にタブを付けるという設置の仕方です。

タブホール仕様はすべてのどんな生地にも対応できる定番の仕様

さて、ここからが大切なポイントです。

もとは、本体を折り曲げて巾着ホールを作るという仕様でしたが、表地にキルトをかけると極薄生地でも結構な厚みが増していきます。

そうすると、本体を使った巾着ホールの仕様では条件があり、「薄手しか対応できない」という仕様になってしまいます。

こんなことでは、選ぶ生地の自由がなくなり、窮屈な仕様の製作方法になってしまうことが心もとないです。

よって、どんな分厚い生地が来ても大丈夫な仕様というのが、この巾着ホール仕立てなのです。

特に厚みのある生地が表地の場合注意することは、タブホールを表地でやらないことです。

別生地や裏地の生地でコントラストを利かせながらおしゃれに柔らかめで設置するというところが一番お伝えしたい点です。

あとがき

このたびの表地の雰囲気ある和風生地は、「すず木」様で2020年12月の購入の生地です。

ネット通販で何度か購入させていただきました、ありがとうございました<m(__)m>。

すず木様で購入の生地は、このほかにあと2点ストックがあります。

またそれらもこうして製作してまいりたいと思います。

さて、この次の製作計画を立てました。

帆布のパッチワークも登場しますし、凹凸感ある厚手の編み込み生地でキルトもパッチワークも無しで作ってみるなど新しい展開をこのナップサックシリーズでやっていきます。

順にご紹介してまいりますね。

また、是非お立ち寄りどうぞ(^-^)。

ダイヤキルトを「柄」と表現したい場合に有効、ハンドメイドキルトステッチの色をあえて浮き立つ色に選択したその効果を見てみる回【1308】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ最近連続して製作してきましたハンドメイドバッグは、「ワンショルダー兼リュック」のデザインでした。

最近パッチワーク生地で連続製作した「ワンショルダー兼リュック」。

今製作中なのは、上の写真と一見似ているのですが、2WAYではなく1WAYのリュックのみの使い方になります。

両端から絞る巾着タイプの一般的な「ナップサック」を製作してまいります。

このタイプの方を「ダブルナップサック」と呼び、現在製作中のデザインになります。

シングルのワンショルダーとの比較を強調してあえて、「ダブルナップサック」とでも呼びたいと思います。

ダブルナップサックの場合は、ワンショルダー特有であった「レンズストッパー」は付かないです。

それは必要が無いからです。ストッパーが無くてもちゃんと閉まるので機能が巾着紐だけで果たせるわけなのです。

その代わりダブルなので巾着紐が2倍必要であるということになりますね。

そんな違いのある、後者のダブルナップサックの製作にあたり、表地にこのたび5cmのダイヤキルトをかけました。

あえて、キルトを柄のように強調するタイプの糸の色の選択

こんな風に5cmのダイヤキルトを3mmの糸目でかけました。
本来「ソフト厚芯」を当てたいのですが、もう素材が終了で、気が付けば入手困難となっていました。
そこで、「ハード薄芯」がストックにまだありこれを利用。ソフト厚芯よりもややごわつきますが。。
アップに寄ったキルトの様子。随分糸の色が浮きますね。
こうしてキルトが柄のように出るということをあえてしてみました。
使用した糸は、スパン糸の30番で、カーキグレーのような色。
地のチャコールの中にわずかに見られるテイストにカーキが感じられますので相性としては良いかと。

今までなら、キルトをなじませるようにチャコールグレーの糸で目立たないようにかけたところでしたが、このたび新しいチャレンジをしてみたのです。

この元の和柄のような生地は、遠州地方原産です、素敵な生地です。

ネット通販もされています、「すず木」様で購入させていただきました<m(__)m>。

表地と裏地のコンビの柄の相性の解釈の例

<表地:チャコール>リネン花柄ストレッチ、ポリエステル/74%、麻/24%、ポリウレタン/2%、日本製。
<裏地:黒地x赤の花柄:ポリエステル合繊、ポリエステル/100%、日本製。

これはあくまでも私の解釈なのですが、表地のお花の形と裏地のお花の形がおおよそ類似だと捉えました。

裏地に描かれたプリントは下からお花を眺めていて実ユニークな角度です。

虫さんなどになった見方をしているかのようです。

お花の名前は分かりませんが、表地のお花も薔薇などではない種類でこれらが花びらの形がマッチして表地と裏地の柄同士の相性があると感じました。

生地を調達したのは2020年12月だと今調べて分かりました。

随分長い間眠っていたストックを今ここで3年ぶりくらいに呼び起こしてやっとバッグに製作しようとしているのです。

ナップサックを開けたときに、内側に赤いお花が広がるイメージです。

表地は、影のような独特なプリントが着物のような風合いでもあり、無彩色なのでお洋服にも合わせやすいです。

どちらが表地なのか裏地なのかの配置はこうして決定しました↓。

表地の麻混の方がやや厚手なので、やはり基本的なバランスとしてはメインである表地に厚みを強調した方がバランスが良いかと私は考えます。

あとがき

今回は、キルトを表地にかけた作業だけの場面でした。

キルトをかけるにあたって思ったことは、浮き立つカラーでのキルトがけというのは、同色でなじむ糸よりも良し悪しが出やすいので、糸調子の徹底も大切だということです。

良くも悪くも目に映ってしまうので、その点は注意です。

今までのなじむ糸の色の方がエレガントで糸が目立たないのですが、今回は浮き立つ糸の色なので、カジュアルであり、万が一粗々しいと一目で分かってしまいます。

よって、糸目も3mmは正解。

5mmで行う場合などは、糸の色をなじむ同色で目立たない時の方が良いでしょう。

そして、微妙な糸のカラーと出来栄えの研究もこの度大いにできました。

近々完成してその姿をご紹介する投稿を致します。

また、お立ち寄りくださいませ(^-^)。

「ソフト感・ハリコシ・軽い」の3拍子揃った良質な10年前購入の「ソフト厚芯」が1反完了、不織布の代用の薄手生地では風合いが到底及ばなかった【1284】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび、「ワンショルダー兼リュック」というバッグを作る入口に立ったところです。

使い方に展開があり、ワンショルダーで気軽に背負えることに加え、リュックにもなるものです。

こんなイメージです↓。

ワンショルダー兼リュックのイメージ:果たしてリュックとしても使い勝手が良いのかどうかは未知です。

このたびは、このモデルを作るために、最初の段階として黒無地の生地に5cmのダイヤキルトをかけるとういう場面。

2015年辺りに当時でもすでにデッドストックのような素材として偶然出会った「ソフト厚芯」がいよいよ1反完了となるにあたり、新しい代替素材を探しているという背景があります。

この代用生地で出来上がったキルトシートの風合いが、「ソフト厚芯」に比べてどうなるのかを見てみた回になります。

5cmのダイヤキルトのキルトシートを在庫の薄手生地でかけてみた結果、ハリコシは生まれず重い風合い、不織布の中から代替品を探す結論に行き着いた

黒のポプリンという生地に5cmのダイヤキルトをかけました。
裏面には、ソフト厚芯を今まで当てていましたが、麻混の麻/55%、ポリエステル45%の生地を代用。
なかなか写真のみでは難しいのですが、感触としては重く風合いにハリコシが出ない柔らか過ぎるものでした。

柔らかすぎると同時に重いのです。

ここでソフト厚芯がいかに素晴らしい材料であったのかを実感します。

「今までありがとう」とお礼を言いたいです。

ハリコシがありながらも軽い材料であり、通常の表地使いの生地では得られない良さがあったことを改めて知ったのでした。

とりあえず、このたびはこのまま進めます。

そして、完成した状態ではどうなのかというところも見ていきます。

最終的には、ソフト厚芯に代替となるにふさわしい類似素材を新たに探していくことになりそうですが、この度のような通常の生地では相応しくないことが分かりました。

やはり、ベースは「不織布」だと思います。

最後に、今後入手できない「ソフト厚芯」というキルトシートにこれまで使用してきた素材を、記録として写真と当時の購入価格を残しておきたいと思います↓。

「ソフト厚芯」:2015年に購入の当時ですでにデッドストック的存在の1反(60m巻)で¥2,100(送料込み)。

今思えば、考えられないほどの破格のお値段でした。

60m巻で1反=¥2,100、幅も120cm程あったと思います。

¥2,100÷60=@¥35/mと算出でき、広くキルトシートに使用しても原価に響かなかった材料でした。

ある1か所のネットのお店の「床材」の「ファブリック」のコーナーで類似品らしきものを見つけました。

類似品は、おそらく同類か、とても近い素材ですが、そもそも80cm巾しかなくて1反=30mで¥37,000程。

¥37,000÷30=¥1,233/mで、実は現在は高級材料のような存在なのです。

「ソフト厚芯」は、ウーリーさに秘訣があると思います。

軽くてハリコシが適度に出て、そして柔軟でした。

色はグレーでしたが、フェルトともまた異質のものであり、フェルトよりも軽く、はるかにハリコシがあり、厚みが0.7mm程度。

それでも接着芯などよりは厚みがあるので、厚芯の部類だったのです。

もう、ああいったウールライクな素材は、お買い得には、入手困難なんだという結論に至っています。

あとがき

こうして研究をしてみて思うのは、隠れた場所にもすぐれた材料があるという点です。

出来上がってしまうと中身が見えませんので、完成品のバッグでは「装飾」などに重点が当てられがち。

方針でもあるのですが、長い時間をかけ納得をしてもらうことこそ、後の信用に繋がるという考え方をしています。

今は分かってもらえないかもしれないけれど、長持ちすることで、いずれはその良さと価値が伝わればという長い目で見た見込みです。

こうした雑貨品であるアパレル品に限らず、食べ物にしても、住まいにしても大きなものから小さなものまですべてに当てはまることではないかと思うのです。

表面だけを重視した工夫では、その効果は一瞬の瞬きくらいのものでしかないのですから。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

表地のデニムパッチワークをエレガントに寄せるために選んだ裏地、クラシックな薔薇柄を素敵に引き立てるダイヤキルトの糸の色【1271】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在61鍵盤用のキーボードバッグを製作中です。

表地は、セルヴィッチデニムの11ozの茶色をパッチワーク仕立てに取っ手を付けて完成しています。

次の段階は、裏地を選びダイヤキルトをかけていく作業です。

それでは、表地がデニムというカジュアルな素材をエレガントに寄せるために選んだ薔薇柄の裏地の生地と馴染むダイヤキルトステッチをご覧くださいませ。

マルチカラーにかける10cmダイヤキルトのステッチの糸の色を黒に選ばなかった理由、黒地のマルチカラーの薔薇柄の方を引き立てるため

ボイル織と予想の薔薇柄生地(裏地用):「要藤商店」様より購入。クラシックな薔薇柄で素敵です。

さて、この生地にキルトや縫い糸の色を選ぶ場合どんな色を選びますか。

もしかして、黒を選ぼうとされませんでしたでしょうか。

それは、ちょっと待った!ということになります。

過去の経験から、黒ベースのマルチカラーに黒のステッチをして、何度もがっかりした経験をしてきました。

ここまでの鮮やかなマルチカラーはなおさらなのですが、黒の部分にステッチが走るというのが割合としてはそれほど高くないということを冷静に見なければなりません。

結果、綺麗な色のお花の上に黒いゲジゲジした汚い線が載って柄を変に遮ってしまうのです。

そうした苦い経験から、マルチカラーには、黒ベースであっても、黒以外のライト寄りな色を使うということに注意し始めました。

このたびのこの薄手のマルチカラー生地も同じです。

10cmダイヤキルト:表地の茶のデニムに馴染むように合わせたモカ色の糸を裏地にも使用しています。

上の写真はキルトをかけ終わった状態です。

変にステッチが目立つことが無く、柄が遮られずに活かされています。

主役は薔薇のお花なのであり、この場合のキルトは機能中心の脇役的存在であるべきなのです。

よって、キルトステッチが際立つのではなく、ふんわりシートのソフト厚芯(グレー色)を固定することに徹しました。

薔薇柄のカラーの中に表地と類似の茶系が存在していたということも更なる良きめぐり合わせ、表地と裏地で同じカラーの糸を使用すると進捗度は上がります。

あとがき

キーボードケースの裏地を作る最初のキルトがけの場面でした。

使用しました「ソフト厚芯」、実はせっかくご紹介しても現在同じ物を見つけることが難しいのです。

この1反を10年前に購入した時点ですらデッドストックのようなものだったと思います。

よって、こうした同じようなキルトを作っていく時に裏面に当てる代わりの材料を今後見つけなければいけないのです。

1つの案は、ハード薄芯という少しごわついた不織布芯の白い色のものですが、もう1つの案は、エンボス加工のよくラッピング袋にある少し布みたいな素材です。

あれが原反でうまく見つかれば割と近い風合いになるのではないかと見ています。

その後の新しい情報が見つかった際には必ず、当ブログ記事で投稿していきたいと思います(^-^)。

書き手:ピクチャレスク

面積の狭いパーツ・カーブが入ったパーツにも3cmダイヤキルトをかけた様子が素敵、組み立てる直前のウエストポーチ製作の進捗度の風景【1223】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在製作中の「ダイヤキルトウエストポーチ」の進み具合がいよいよ半分を超えていき、パーツの組み立て直前となりました。

この進捗度の現在では細かく分離されている状態の各パーツが、その機能を持ち始めそれぞれの存在感が感じられるようになってきています。

そして、後は合体するのを待つような状態まで行きました。

このたびは、そんな途中の場面で各パーツの出来上がり具合を「まだ組み立てられていない貴重な段階」としてお送りしたいと思います。

組み立て直前の進捗度において完成されている内蔵巾着袋と3cmダイヤキルトをかけた各パーツ、まだ出来上がってもいないのに美しい風景に映った不思議

すべてのパーツをまとめた様子。一番左の内袋が印象的ですし、右の方はキルトがかかり、スタイリッシュ。

では、もう少し細かく1つずつの各パートを見ていくことにします。

面積の大きなパーツからご紹介していきます↓。

本体パーツ:3cmのダイヤキルトがかかりました。トートバッグの本体と全く同じデザインです。
裏地部分:裏地の中に更に巾着袋の設置でこのように合体してあります。手前は、裏地に設置のポケット。

内蔵巾着袋はマチの縫い代で裏地と合体しています。

この手法は他のバッグにも役立てることができそうですので、「著作権フリー」のこのデザイン、ぱっと見で分かればどうぞ引用してみてくださいませ。

巾着袋の内側:裏地付きの巾着袋という良い仕立てですので充実。巾着袋の内部もまだら柄がエレガント。
バッグのフラップ:本体の次にメインのパーツです。この後に、ここにヒネリ錠を取り付けることになります。
サイドの比翼タブ:本当にウエストに沿うようなものになるのかなど、このタブの役割を真剣に考える機会に。
入り口の両サイドの折り込みタブ:果たしてこれが上手くセキュリティー性の役割をしてくれるのかどうか。
ウエストベルト:あえて、今は何もしていない状態ですが、最終的にうまく融通を利かせて作るつもりです。

ということで、多くのパーツに3cmダイヤキルトをかけて良い雰囲気が表れてきた現在です。

あとがき

次回のこの企画の投稿では完成の様子をお届けできると思います。

この度の製作で1つ思ったことがあります。

この黒ベースの銀色のチリのような柄のジャガード地、大変良質です。

地の黒がよくあるサテンのようですが、いやいやとても優れたエレガントさがあると感じました。

縫っていってステッチをかけていくととても美しく映えるのです。

かといってギラギラ光らないツヤ無しであることも、柄のラメとの良きバランスだと思いました。

おそらく、出来上がってもいないのに随分良い雰囲気に映ったのも、生地の良さあってのこと、感謝したいと思います(^-^)。

出番が多く喜んでいただけるナップサックを考えた時に、「ダイヤキルト」「黒ベース」というワードが浮上の試作品の成功【1155】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今、進めておりますハンドメイドバッグの作り方のデジタルコンテンツ制作用の試作品。

恐縮ながら、先に試用をさせていただき、その使い心地などを得ましたので記事として投稿しておきたいと思います。

ただ、ここでお伝えしておきたいことがありまして、実は当ブログ記事は、最初の投稿の20221.11.10からおよそ2年後の2024.10.14にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し綴り直しをしております。

この時の試作品は、実は2024年では廃止モデルとなっています。

2年でここまでの変更があるわけで、たやすくデジタルコンテンツが完成できない難しさを感じているところです。

廃止の理由は最後にお伝えしますが、そうはいっても2024年現在でも変わらずこの試作品の使い勝手は太鼓判です。

よって、この時の試作は途中段階としては大切な奇跡であったと思うのです。

真っ黒生地で製作のダイヤキルトがかかったナップサックの試作品、早速中に物を入れたりして試用させていただいた感想は申し分のない使い勝手の良さ

真っ黒な喪服のようながさっとした風合いの生地屋様から「おまけ」でいただいた生地でお作りしました。
4cm程のダイヤキルトを全面にかけました。「あさり」のような形が愛嬌があります。
マチはたっぷりの15cm。この時に使ったDカンは、プラスチック製「ニフコ」社製です。

試作品なので、あまりコーデの事は考えずに、真っ黒で表地も裏地も同じ生地でお作りしました。

さて、このナップサックの使い心地は。。申し分ない良さです。

にもかかわらず2024年に廃止になっている理由です。

それは、キルトの柄が合わない箇所が複数のハギ目の多いデザインだからです。

その後、2023-2024年でもっと大きなダイヤキルトで製作した際に、このハギ目のダイヤ柄の合わなさに限界を感じたのでした。

1種のみではなく、ダイヤキルトも3cm・4cm・5cm・6cm・7cm・9cm・10cmとほぼ3-10cmまでを経験、いろいろやってみて本当に良かった、底から得られる重要なことがあったのです。

あとがき

ただ、実際には、このデザインでキルト無しも製作しましたし、パッチワークタイプもご購入いただきました。

生地の条件を付ければ問題はないデザインなのですが、何しろ「コンテンツ制作」ともなると、すべてのどの生地にも対応できるモデルという「付加価値」を高めたいからの決断です。

2024年現在では、ハギ目の少ない丸底型へ、そして、薄手だけではなくすべての厚手の生地にも対応できるように巾着ホールを別タブで10個設置のモデルへと変えていったのです(^-^)。

巾着袋製作の生地が余ってナップサックにしてみた。。ひょんなことからその後の大きな製作活動の変化に影響したイレギュラーな製作の重要度【1144】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「インテリア収納袋」というシリーズで過去の在庫生地をひたすら製作しながら消化していく製作活動をこの2022年でやってまいりました。

短い時間で製作できるシンプルなトートバッグ型か巾着袋かを選択しながら、最大限の容量ということをポイントに50点強を終了。

シンプルなアイテムを連続製作する機会というのは1点物製作の中ではレアなケース。

そうした単調な感じのように見える中に、時々イレギュラーもありました。

巾着袋を作ってもまだ生地が残り、共布ベルトを仕立てナップサックに製作したという、たまたまいつもと違うことをしたのです。

実は、この「はみ出し」こそが、その後の製作の方向に大きく影響していくことになった重要な瞬間だったのでした。

当ブログ記事は、最初の投稿の2022.10.24からおよそ2年後の2024.10.11にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し綴り直しをしています。

現在の2024年の製作は事実2022年のこの時のきっかけによるところが大きいです。

生地を余らせずに使っていくという活動が生んだ、イレギュラーとして製作してみたナップサック、後の製作スタイルに大きく影響していった

「インテリア収納袋」のシリーズでイレギュラーだったナップサック。後にこれがメインになっていくのです。

現在は「ピクチャレスクのおしゃレポ」にYouTubeのチャンネル名が変わっていますが、2016年に初めてYouTubeに投稿した当時は1年位に渡り100投稿近くの「アクセサリーの部屋」というチャンネル名で1年間投稿し続けました。

内容はジュエリーの組み合わせのみ。

その投稿途中で、時々イレギュラーに「番外編」という投稿を入れ、ジュエリーとは別の投稿で「コーデ」などをアップしていたのでした。

そのたまたま「番外編」で投稿した中の「501ジーンズのコーデ」という当時50-60点持ち合わせていた「リーバイス501」をパンプスをはいたドレスライクに寄せるコーデを盛りだくさんにご紹介。

たったその1つの動画のみが1,000を超え10,000に近づいた視聴回数をいただいたのでした。

2018年の事業活動スタート後は、この2016年のYouTube投稿の経験から、特化し過ぎないカテゴリーを複数設置した投稿スタイルが合うのだと思ってまりました。

もし、「アクセサリーの部屋」で2016年に特化型の投稿だけをしていたら、ここまで続けてこれなかったと思うのです。

確かにYouTubeは特化型が良いという風潮ですが、そこは投稿者がまず楽しく投稿できるかが大切で、窮屈よりも自由を選んでいます。

話は戻りますが、こうしたほんのわずかな「イレギュラー」の体験こそ貴重であり、このたびにも大いに関連付くことなのです。

ナップサックの裏地にはキルトをかける仕様を統一、表地は厚手特化、時々表地もキルト加工するという絞り方。

ただ、まだこの時は、巾着袋そのままの延長で、本体に巾着ホールを作っていましたが、後にどんな厚手の生地でもしぼれるようにと、巾着ホールを巾着ホールタブに変更して本体と分離することに。。

そして、こんなモデルに行き着きました↓。

口がしっかり絞られたその巾着ホールはタブの集まり、タブを薄手にすれば厚手の生地でも口が閉じられます。

更にその後なのですが、このトートバッグの延長のようなモデルは、切り替え部分が多く、表地にキルトをかける上の写真のような場合にキルトの柄自体がハギ目で合わないということが気になり始めます。

そこで、そういった悩みが皆無の丸底へ変更したのが、2024年のこと↓。

ここにキルトがかかるタイプでも一繋ぎの側面はダイヤキルトのダイヤ柄の大半が繋がるのです。

上のリップクロスでの製作では、サイズが小ぶりなので、2回りほど大きくサイズ変更して、それに伴いショルダーも幅を広げていきます。

これが2024年現在の行き着いた製作の方向です。

いろいろなモデルを作ることはせず、絞ったわずかな厳選モデルだけを生地の違いで1点物製作していく「特化型」のスタイルです。

あとがき

なぜここまで全ての生地をカバーできるためのモデルにしようとしているのか。。それは「コンテンツ制作」にこのノウハウをまとめるためです。

ハンドメイドバッグ製作技術を高めるために試作したりする中で研究しやすいようにとそんな役割を担う活動の方向へ進んでいるからです。

私がスポットライトを浴びるのではない、スポットライトを浴びる素敵なバッグ製作者様を増やしたいのです(^-^)。

凹凸感ある加工生地は希少、そのような時にこそプレーンな生地にキルト加工をして自ら凹凸感を表現していく考え方はすべてをカバーする【1139】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2022年1年間は、過去の生地在庫の消化を目的としながら、比較的短い時間で完成するトートバッグや巾着袋を連続製作します「インテリア収納袋」をシリーズでやってまいりました。

現在は終盤、ハンドメイドキルトをかけた表地の巾着袋製作はこのたびで終了です。

このあと4-5点で「インテリア収納袋」シリーズ自体も終了になります。

当初はこのような小さめの巾着袋にキルトをかけるということは考えてもみませんでしたが、この予想外こそが後に重要な経験になっていきました。

キルトを様々なバッグに対して取り入れていくことが、ほぼ無限の可能性を持つことが分かったのです。

ゴールドと紫のコントラストは色相環では補色の関係、奇抜・華やかの巾着袋の表現に華やかな裏地に負けない表地をキルトで示した

<表地:ブロンズ>ブラウン撥水サテン、ナイロン/100%、日本製。ここへ3cmのダイヤキルトをかけました。

写真の上の方の厚紙は、最後の巾着ホールのステッチをかける時に上から3.5cmの箇所になかなか印が打ちにくいということのサポートとして、自作の厚紙ものさしです。

印は付けなくてもこのやり方で正確に位置を把握することができました。

材料は、石鹸の空き箱、指で持ちやすいサイズなのです。

そして、上からの3.5cm均一に整え、巾着ホールステッチ。

通常のものさしでは、縫う位置の狭い部分に手や押さえやミシンのボディーが混み合い、ものさしが上手く入り込む余地が無いので、こういった時に厚紙による自作「ミニサイズ」のものさしが有効なのです。

<裏地:紫x黄x赤マルチカラー花柄>ブロード(moda fabrics社製)、綿/100%、日本製/生機はアメリカ原産。

さて、この表地と裏地、コントラストが効いて華やかです。

黄色と紫は時に、タブーとも呼ばれることもありますが、組み合わせに良い、悪いは決められません。

むしろ、ファッションでは互いに映えることもあります。

色の基本図(色相環)の見方をしますと、ゴールドやブロンズは黄色に近く、その反対側に位置付く紫は、「補色:反対色」の関係にあります↓。

補色(反対側にある色):黄色と紫は補色の関係です。クリスマスカラーの赤と緑なども補色の関係。

生地の柄のカラー使いは、華やかでぱっと目を引く補色の関係を意識されることも大いにあるでしょうし、フラワープリントは葉っぱとお花が補色の関係にあることが華やかで目を引く1つの特徴です。

「インテリア収納袋:ミニ」:<サイズ>縦17cmx横17/27cmxマチ10cm。
中に何も入れていないのにこのハリとコシ。元のナイロン/100%の生地のすごさを感じました。

ここからは、ハンドメイドキルトのダイヤ柄をかけた巾着袋製作をしてまいりましての感想です。

確かに手間のかかる作業であり、キルトシートが完成したその時点が、通常の製作のスタートに等しいことを考えると強い気持ちが必要です。

とはいえ、キルトをかけていく途中は夢中で美しいステッチがだんだん柄になっていく様子は感無量です。

どんなに仏頂面のプレーンな生地でも、キルトをかけることでエレガントになっていく不思議なパワーがあると感じました。

ミニマムを3cmとし、最大限10cmまでくらいを作るバッグの容積に合わせて選んでいくことです。

あまり小さい容積で大きなピッチのダイヤキルトではバランスがよくありませんし、カジュアルで粗く感じてしまうので気を付けたいところです。

ハンドメイドキルトの良さは、1本ずつのステッチ区切られること。

裁断後にキルトをかける順番を徹底すれば、途中で糸が途切れずに永久的なお品物になります。

あとがき

フクレジャガードにこれまでこだわって集めてきましたが、なかなか数が少ないことを実感します。

見つからない時期は、プレーンな生地にキルトをかけることで自らが生み出した凹凸感ある素材が実現でき、このことはほぼ無限であると言って良いでしょう。

手間をかけることで価値が高まるのがミシン製作なのではないかと思うようになりまして、とにかく「良質さ」を一番の優先順位にしています。

「手を抜く」ということを考えない、いやむしろ考えなくてよいのだと言った方がよいのかもしれません。

手間をかけたくてもかけられられない量産的な効率の面の事情など「個人事業主」には関係無いのです(^-^)。

巾着袋が手のひらの上でそびえ立つ、とろんとしていない容器のような風合いによりたくさんの使用シーンをカバーしてくれる【1135】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび、「インテリア収納袋」の連続製作の1点、「巾着袋:小」が完成致しました。

1つ前の【1134】では、事前準備と致しまして、表地の裁断パーツにソフト厚芯を重ねダイヤキルトシート5cmと3cmの2種を準備。

このたびは、その大きい方の5cmの方を「小」というサイズに作っていきます。

「小」や「ミニ」は小さめサイズの部類と区分してはいますが、「小」でもマチが15cmとかなりの容量でありまして、活用の範囲は広くなります。

キルトとは言え、中綿ではなくもっとスタイリッシュなソフト厚芯である所も使いやすさのための融通です。

同じデザインの連続製作でもそれぞれ違いが見られる面白さ、ナイロン/100%の素材の特徴のハリコシが影響し、手のひらの上でそびえ立つ巾着袋になった

キルトをかけた表地が、もともとハリコシのあるナイロン生地であるため、キルトによって尚しっかりとしてきました。

裏側に当てた「ソフト厚芯」に加え、ダイヤキルトのステッチとのコンビであるからこそ、両者相まってのしっかり感なのです。

<表地:ブロンズ>ブラウン撥水サテン、ナイロン/100%、日本製。手の上でしっかりと立ちました。
<裏地:ベージュxマルチカラー小花柄>ちりめんプリント、ポリエステル/100%、原産国不明(日本製と予想)。
「インテリア収納袋:小」:<サイズ>縦22cmx横19/34cmxマチ15cm。ころんとして素敵なフォルム。

同じデザインでも、キルトを加えることで、それぞれが1点物を追求できます。

すずらんループエンドについては、少しのデザインの違いと穴のサイズの違いで2種を使い分けしています。

拝見したいろいろなループエンドの中では、これらがダントツの素敵さだと一目惚れ↓。

すずらんループエンドx2種:左-「アイリス」様からの仕入れ品。右-「てぃぐま」様からの仕入れ品。銀もあり。
シェイプ型の左は、穴が大きい、ストレート型の右は穴が小さいという違いが重要です。左の方が出番は多い。

それぞれ紐の線径に応じて2本同時に1つの穴に入れたり、1本ずつループエンドを設置する場合なら5mm程度の紐は左がベスト、などと使い分けをします。

どちらもそれぞれ可愛いです♪。

あとがき

このたびは実用的な巾着袋型で製作しましたが、このブロンズ生地なら、デザインをもう少しバッグっぽく仕上げることでパーティー用の巾着型バッグになることができそうです。

素材とデザインの相性などは、いろいろ組み合わせた経験が都度「引き出し」になっていくものです。

せっかくの時間を使った製作ですので、都度それぞれの学びをうまくノウハウとしていかれますよう、製作活動する同じ立場の者として応援したいと思います(^-^)。