<本物志向のレンタルジュエリー:特徴⑤>ダイヤモンドという言葉やカラットの数値だけに決して踊らされないダイヤモンドとの独自の向き合い方【1022】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」の事業者です。

①-⑤までの5回のシリーズで「特徴や内容をじっくりと正確にお伝えしたいと連続でブログ記事に綴ってまいりました。

このたびは、最終の⑤になります。

ジュエリーの中ではダントツの人気の「ダイヤモンド」についての考え方・見方・視点をお伝えしたいと思います。

ダイヤモンドのカラットの数値だけに惑わされたり依存したり決してしない、ダイヤモンドを他のストーンと公平に見た結果の選択

ダイヤモンドを含む4セット:単品2セットと3点セットx2セット。部分的な存在も美しくあるための大切な役割。

ダイヤモンドが日常的なジュエリーとしての存在感が生まれた理由は、これまで拝読の本によりますと、「雑誌」の影響が大きいのです。

かつては一部の層だけのアイテムだったことが庶民に広がったという姿はまさに「商業の成果」の姿。

希少価値があるはずのダイヤモンドが、なぜか巷には溢れていると感じる不思議は、この「商業事情」によるものだと。

もう1つ良い例が、K18YGの地金たっぷりの「喜平チェーンネックレス」の数の豊富さです。

「喜平チェーン」は本来非常に美しい造形であり個性的なチェーンのはずですが、あまりにも多く出回り過ぎました。

よって、よくあるデザインとみなされてしまう残念さは、結局は「たくさん売ろう」と商業的な活動による成果でもありながら本来の「芸術的な価値」が削がれた姿でもあると考えます。

さて、今一度ダイヤモンドにお話しを戻します。

薔薇が綺麗に映るのも、「カスミソウ」のおかげだと言われています。

かの希少価値の高いダイヤモンドをそのように例えるのは賛否あるかもしれませんが、カラーストーンの中に時々細かく引き立て役のように飾られたダイヤモンドの効果はまさに「カスミソウ」と同じ。

高貴なストーンが脇役としても大活躍な実態が宝石には正直に現れているものです。

もし、深紅のルビーやネイビーのサファイアが単独の場合、何となく味気無さを感じるもので、周りをパヴェダイヤモンドが囲むことで何倍にもエレガントになるではありませんか。

 ダイヤモンドの大粒というのは、大変入手が難しく、1粒がビッグな物は、到底たやすく入手に出来るようなものではないです。

とうに博物館に入っていることでしょう。

ここ最近のニュースでは、「2024年アフリカ南部のボツワナという国で2,492カラットのダイヤモンドが塊で発見された」とのこと。

思わず、あの伝説の「ホープ」のダイヤモンドを思い出してしまいましたが、あちらは大変希少価値の高い「ブルーダイヤモンド」でして「45.52カラット」。

比較する対象では決してないのですが、「ブルーダイヤモンド」には希少さは及ばないにしても、かなり大きな塊として見つかったところがレアケースであるがゆえのニュース。

これまで10カラットまでは取り扱いをさせていただきましたが、どれもパヴェですので一つながりの塊であることの希少さは想像をしのぐものです。 

ただ、本当の思いとしては、ダイヤモンドのカラットは実は無関係なのです。

あくまで、「おしゃれ度」重視、ゴールは「かっこよさ」だと思っていますので、カラットの数値が高いことがゴールには決してならないのです。

シリーズの④でご紹介しました「大ぶり」を追求した結果がたまたまカラットの高いアイテムになったというだけのこと。

1ct未満であっても、他の地金やカラーストーンとの組み合わせで素敵になることもダイヤモンドならではのすごさであり、良さだと思っています。

いかにカラットだけにとらわれた判断が素敵なものをを見失っているのかに警笛を鳴らしたいほどなのです。

こうしたダイヤモンドに捕らわれ過ぎない考え方をなぜ持っているのかは、もともとダイヤモンドに対しては個人的にそれほど好みではなかった過去があったからなのです。

2020年に集めていた時代の収集品ジュエリーをそのままレンタルジュエリーに献上しましてからは、事業となったためにお客様からの「フィードバック」があったことでそのニーズを重視するようになったのでした。

この収集時代からの変遷が非常に重要であり、事業者自らも考え方が広がり、柔軟になったというもの。

ダイヤモンドの素晴らしさはお客様が教えてくれたといっても過言ではありません。

あとがき

事業者ではあるのですが、決してお高い位置にとまることなどするべきではないと思っています。

本当のことが見えなくなってしまうからです。

お客様の方がはるかにお目が高いのだとつくづく感じてまいりましたので、いろいろ勉強させていただくのはこちらの方なのです(^-^)。

装飾的にダイヤモンドが配されたかなりおしゃれ度が高いジュエリー、1ct以下であることなどどこ吹く風の美しさ【970】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

必ずct(カラット)で計られるダイヤモンド。

確かに数値としては出ていますので、情報の1つとしては正しくキャッチしお伝えするのですが、一番に重視する値ではないというのが当「本物志向のレンタルジュエリー」のスタンス。

一番に重視するところは「おしゃれ度」なのです。

このたびは、1ct以下のジュエリーをご紹介しながら、数値だけでの判断で「素敵さ」を見逃す方が残念であるという「おしゃれ度」の貴重さをお伝えできればと思います。

象徴的な地金バイカラーコンビのリングと1ct程度のフラワージュエリーをそのおしゃれ度の面から眺めた

左-K18YG/PT900台コンビダイヤモンドリング、右-K18WGダイヤモンドフラワーリング。いずれも1ct以下。

リングは、幅広で大変存在感があるタイプ、ダイヤモンドの白さが銀色に素敵に馴染むことがよく計算された地金バイカラーコンビ。

あまりにデザインが象徴的なので、見逃しがちなのですが、結構大胆にK18YGとPT900が使い分けられている1つのリングなのです。

すごくバランスがとれていてスタイリッシュ。

ただ、これが他のジュエリーとの組み合わせが難しいのが悩み。

四角いモチーフをよく見ながら、このモチーフに同じパーツを含むアイテムを探すのが1つのアイデア。

先にリングが見つかっている状態は比較的難しいものですが、もしこれがペンダントだった場合に。。などと考えてみるのも良いかもしれません。

「リングだから。。」などという固定観念にも縛られないこともアイデアが思いつきやすいための柔軟な見方ではないかと。

または、K18YGの部分のツイストデザインに注目して地金だけのネックレスやブレスを考える手もあるかと。。

結構組み合わせを考える中での難易度はあると思います。

さて、ブレスレットは、こんな風にフローラルでまとめた組み合わせが完成しています↓。

3点セット:マルチカラーの間に割って入っているようなイメージ。5つ花がすべてのフラワーでリンク。

もうこの時点で、ダイヤモンドのカラットを気にすることは全くありません。

重視するところが組み合わせの完成された姿のイメージだからです。

あとがき

リングの方は結局最後まで決まらなかった難しさが悔しかったのですが、じっくり時間をかけるとふとした時にもしかして相応しい組み合わせアイテムが見つかっていたかもしれません。

こうした苦労から思うことは、「ある一定の期間の内に決める」ということさえ「縛り」であるということ。

それだけ自由が奪われると決まるものが決まらないことがある、これは今後の課題です。

「トルネイド」と名付けたい、テーパードが美しく躍動的なビッグペンダントトップのお洋服との相性のポテンシャルの高さ【783】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

地球の奥の方に眠っていたところ、激しいマグマ活動によって一瞬の短い時間で地上に向かって運ばれて結晶になり、地上に打ち上げられる奇跡的なストーン、これがダイヤモンド。

本来は地上にいる我々が身近に目にするようなストーンではないのです。

そんな希少なダイヤモンドでありながら、ジュエリー界隈にはとてもたくさん集まり、豊富過ぎてその希少性が分かりにくいというパラドックス。

ダイヤモンドは無色透明なので、カラーによる綺麗さを演出しにくいので、デザインは重視したい部分です。

専門的には「4C」として他の質の部分に関してもかなり重視されますが、何と言っても一番は不動の「おしゃれ度」を重視します。

このたびは、大ぶりサイズでは申し分無い素敵なダイヤモンドペンダントトップをご紹介致しながら、「おしゃれ度」を重視する理由をお伝えできればと思います。

ダイヤモンド3ctはギラギラとまではいかない親しみやすさがある、カラットを決して「ゴール」にしない

K18WG台のダイヤモンド3ctのビッグペンダントトップ:<サイズ>縦4cm弱x横2.5cm。

3ctあれば、レベルは高いですし、サイズが縦長のバランスの良い申し分のないボリュームです。

当「本物志向のレンタルジュエリー」は全体に大ぶりですので、このサイズが決して珍しいこともないと感じます。

華奢さに価値を置かれたスタイリッシュなジュエリーの見方からすればヴィンテージ風であり、非常に存在感があるタイプに映ると思います。

テーパードカットがメインに使われて、より一層迫力が増しています。

ダイヤモンドも5ct、10ctととなればきりがないですが、それは結果的なものだと思っています。

まずはある一定の高級感とデザインのバランスが良いお品ということを見ます。

その点でこちらはどう見ても、「よしっ♪」というお品という判断になりました。

ここまで力をこめる理由は、「自分のものではない」という理由から。

「本物志向のレンタルジュエリー」のラインナップのものであるからこそ真剣なのです。

5ctや10ctはさすがに「ギラギラ」しますが、この3ctは輝きが程よく親しみやすいのです。

それでも迫力があるのは、地金とか思い切った大胆なデザインの賜物。

この姿は、ジュエリーが決してカラット数の高さや地金の重さだけで計れるものではない見方を率直に伝えてくれるかのよう。

そうして、ゆくゆくチェーンを付けて、ペンダントへ。。

チェーンもトップのデザインに相性の良いツイストタイプを選択。ショート丈の硬い円形チェーン40cm。

幾何(きか)的なデザインこそお洋服の種類に対応していけるポテンシャルを秘める

ハート・星・花に比べて、このたびのトップのデザインは「抽象的」。

すごく躍動感にあふれ、「トルネイド」というワードがすっと降りてくるようでした。

この抽象さがお洋服に馴染みやすくなっています。

例えば無地に関してはすべてカバーできるほどの融通があると思っています。

その他柄物ですと、どちらかというと優しい丸い柄(水玉や丸い形の花柄)よりも、シャープな柄と言いますか、鋭利なとがったタイプの柄や、ストライプなども相性が良いと見ています。

あとがき

希少性のあるダイヤモンドがたくさんあるという矛盾の中から、本当の希少性とは何なのであろうと思うことがありました。

これはあくまで自らが計る「ものさし的尺度」ではあるのですが、やはり「おしゃれ感」でした。

おしゃれ感の上限は無限であるからこそ「自由」なのです。

人生における一番のモットーのようなものは、「自由」、そこに重なるスタンスを貫いています。

ダイヤモンドはどうしてもctの数値で判断しがちですが、それでも「ジュエリー」として見た場合には、多くの中からキラリと光るのは、結果的にはカラット数が大きいものではなかったりすることもあります。

結局は「おしゃれ感」を最終のジャッジにしております(^-^)。

はっきりした形こそクセが出てしまう、三角モチーフのダイヤモンドダブルリングがうまくコーデできなかったほろ苦い記録【660】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ダイヤモンドリングの中でも、個性的な三角モチーフリングに出会いました。

ダイヤモンドリングは宝石界隈では非常に豊富であるがゆえに、個性的なデザインに魅力を感じたからです。

不思議なもので、希少価値が高いからこそのダイヤモンドストーンが、ありふれたもののように数えきれないほどあるこのパラドックス。。

とはいえ、ダイヤモンドを狙う人はお目が高い。。

特に優れたものから順番に求められていくのです。

このたびは、三角モチーフが美しく個性的であったダブルリングに対し、最終的にお手上げしてしまった記録を綴りたいと思います。

その理由を打ち明けたいと思います。

三角モチーフが珍しいダブルリングだけを見ていた。。他のジュエリーとの関連付きが何もできなかった結果

三角の枠にパヴェダイヤを敷き詰めたといったような三角の形の構造になります。

これがダブルリングになっているところがとてもカッコイイと思ったのです。

K18YG台のダイヤモンドリング1ct。

正三角形というところにかわいらしさもありました。

これを基準にしてでも他のネックレスとかブレスを探していくことになりました。

そして、考えた組み合わせのセット案が、こちら↓。

3点セット:合わないことは無いけれど、必ずしもこれらと合わせる必要があったのかを考えると疑問でした。

このように、いかに先にリングからスタートした組み合わせ方が難しいのか、そして、三角のモチーフのクセの強さを知ることに。。

K18YGベースでそろえただけというような腑に落ちないセットになり、その後廃止を決めました。

最終的にブレスレットのみを残しました。

では、ブレスレットはどう組み合されていったのかです↓。

3点セット:ブレスの柄と同じネックレスを組み合わせていきました。この時のリングはガーネットの赤。

あとがき

当「本物志向のレンタルジュエリー」からは廃止の三角モチーフのリングでしたが、うまくまとまらなかった原因がモチーフのクセの他にあることに気づいていきます。

それは、リング自体にダイヤモンドが難しいということです。

考えてみれば、ラインナップに、リングのダイヤモンドはほとんどないのです。

このヒントから考えるには、リングをアクセントのようなものにする傾向がセットの組み合わせ方の1つの考え方だということ。

透明色であることでかえって難しいダイヤモンド自体のクセが原因だったとも思えてくるのでした。

上品で堂々たる佇まいに拍手、数あるダイヤモンドリングの中から選ばれた編み込み・テーパードコンビの18金リング【649】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ最近注目していた指輪のデザイン、縄編み模様。

地金を固めた構造のジュエリーにおいても編み込みデザインは意外に多いもの。

地金の18金で作られたもの、複数本のチェーンをねじり固めた仕立て、複数を編み込んだブレード仕立てと様々です。

編み込みは大変好みのデザインで、目がありません。

ダイヤモンドのカットによっても少しずつ雰囲気が違います。

そんな数ある編み込みリングの中で、ダントツにきらりと光るお品が。。

このたびは、ダイヤモンドのテーパードカットの美しさも組み込まれ、更に編み込みデザインになった素敵なリングをご紹介したいと思います。

そして、その編み込みデザインのリングを含む3点セットにまとめたそのジュエリーの集まりの世界観も是非ご堪能下さいませ(^-^)。

ダントツに整っていた編み込みデザインリングとの有難き出会い、これをとことん活かしネックレスやブレスと「トリオ」を組んだ

いろいろ見た中では、エレガントな編み込みのデザインだといただくことに決めたリング。

K18YG台の編み込みリング:ダイヤモンドはALLテーパードカットが潔いです。1.28ct。

決め手は、整った感じのすっきり感、これは、テーパードカットのみであるということの影響が大きいと思います。

ごちゃごちゃしていなくてすっきりした感じを演出してくれています。

このリングをネックレスやブレスと一緒に付けるようセットを組むことに。。

3点セット:K18YGの地金が豊富。テーパードだからこその角張ったチェーンのデザインを持ってきています。

細かいことながら、チェーンも「柄」なので、例えば、ネックレスに映る綾のような柄は、リングのブレードデザインを意識したものです。

ネックレスに合わせてブレスも多重で類似の柄(喜平寄りのもの)を選択。

せっかくリングが「瀟洒:しょうしゃ」なのですから、装飾し過ぎないシンプルさも併せ持っていたいのですが、それでも地金がたっぷりで華やかというバランスです。

あとがき

ここ最近思うのは、ダイヤモンドのct数の数値とおしゃれな雰囲気とは別物であるということ。

1ct以下であっても凝ったデザインの物はそちらに価値を感じます。

ダイヤモンドそのものにとらわれ過ぎるとよく分からなくなってしまうことがあると思うのです。

それよりも、おしゃれ感をずっと重視しておりますスタイルでは、ぶれることがありません。

時々3ct相当のものと1ctとの比較であってもおしゃれ感が良き勝負になることがあります。

さすがに5ct以上では輝き自体が強くなっていきますので、確かにその質量による影響も見た目に出てきます。

ダイヤモンドに対してもできる限りカラーストーンと同様にフラットな目で見ています。

ただダイヤモンドに対して特別視の世の中の傾向も重々承知です。

picturesque(ピクチャレスク)の「本物志向のレンタルジュエリー」独特の軸で今後も見ていきたいと思います。

そういった意味では、このたびの編み込みデザインリングは大変優れていると思います(^-^)。

ルーツは同じコランダム、作りの良いプチペンダントの段差重ね付けで繰り広げるサファイアとルビーの絡み【557】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ペンダントの重ね付けにはいろんな効果が見込まれます。

①華やかさ②躍動感③立体感。。

このたびは、王道の宝石であるルビーとサファイアの同時付けのご提案をさせていただきたいと思います。

そこには時々混じるダイヤモンドや他の第3の色の存在も効果的です。

決して大ぶりなダイナミックなものではなくても、小さいサイズながら作りがしっかりしたものを見極めるということも同時に重要事項としてお伝えしたいと思います。

小さくても台に厚みがある「裏側」を見る重要性

このたびご紹介しますルビーとサファイアの小さなペンダントの前に本当の初期のものがありました。

2020年7月のレンタルジュエリースタート時のものです。

ここからの変化が後口のお写真になりますので、興味深く比較してみて下さいませ。

前口:1cm周辺の小粒でありいずれも基本的な作りが同じ2点です。

その後、2021年4月にレベルアップにより、下の写真のようにトップを変更しています。

パイプロープの長さも差を付け、空間の雰囲気を変えていきました↓。

後口:写真に分かりやすく映っていますが、この銀色の中でルビーのトップだけPT900台。それ以外はK18WG。

同じ銀色でもプラチナは突き抜けた白っぽさがあることをこの写真で理解できます。

それなのに私は、PT900に対してK18WGのチェーンを付けていたのです(^_^;)。

しかし、それにも理由があり、サファイアの方とチェーンをそろえることの意味を考えた末のこと。

その後、PT850のチェーンを探していたところでセット組廃止を決めました。

ちょっと話は中核から逸れましたが、このルビーもサファイアも台の作りが実は豪華です。

そして厚みもちゃんとあることが裏面を見ると分かるのです。

それでもトップは小粒のチャームのような類のプチペンダントトップなのです。

パイプロープチェーンでボリュームを出すことで、装いの遠目に映るジュエリーの影を目立つようにしています。

以前のペンダントトップからは、同じ小粒でも後口の方がはっきりとしたフォルムです。

3点セット:ブレスは1ctのダイヤモンドテニスブレス、リングは個性的な花柄のV字。
〇ブレスレット:PT850製の3mm強のやや巾広ブレス。柄が入っていてデザイン性があり。
〇リング:K18WG台。ルビー、サファイア、ダイヤモンド、ピンクトルマリン、グリーンガーネット、12.5号。

デコパージュみたいな設置の花柄が素敵です。

リングの中に入るルビーとサファイアはペンダントとリンク。

V字リングの柄とブレスレットの巾広の6mm程や柄がどことなくマッチ。

そんな風に相性のある部分の関連付けで決めていった組み合わせでした。

あとがき

その後なのですが、上の写真の組み合わせに登場するすべてのアイテムが2022年をもって「本物志向のレンタルジュエリー」のラインナップから廃止に至りました。

それは、どのアイテムにもボリューム感がある1点ずつにするようスタイルを変えていったからです。

それでもこの時のこの組み合わせの段階を通らずしてその後の改良の思い付きはありませんでしたので、貴重な期間でした。

ラインナップもその後の見直しとか考え方の変化によって変遷があります。

それが事業者の自然な気持ちの表れでありずっと同じではないのです。

その時々の価値も後から考えると間違いなく感じていましたし、その時の渾身の組み合わせだったのでした。

ルビーとサファイアを同時付けすることは、トリコロールカラーになるというおしゃれ感もありますが、色に関することだけではありません。

冒頭でお伝えしましたように、かつては同じ鉱物「コランダム」であった同じ「生まれ」の2つのストーンなのです。

そうして、再び一緒に段差の上下で付けてあげることに「ロマン」を感じるのです(^-^)。

ボタニカル柄はお洋服だけじゃない、マルチフラワージュエリーをとことん活かしたフローラルな装いの実現【593】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」という事業をさせていただいております。

ここには、たくさんのフラワージュエリーを取り入れてまいりました。

フラワージュエリーには、美術品のような素敵な作りとかわいらしさがあります。

このたびは、フラワージュエリー同士をうまく組み合わせ、特に「ボタニカル」な雰囲気を出すように組み合わせたセットをご紹介したいと思います。

セットの組み合わせのチェンジもありましたので、どんな風に変わったのかなども是非お楽しみいただければと思います。

宝石に葉っぱのモチーフまで入っているデザインに感謝、それこそがボタニカルになる決め手

まず、ボタニカルなリングの素敵さからがスタートです。

〇リング:K18WG台のマルチカラーのボタニカル花が大変美しいリング。幅12mm程。 サイズは14号。

マルチカラーの中身は、ペリドット、アメジスト、サファイア。

このリングの特徴は、葉っぱがたくさん表現されているボタニカルな雰囲気のマルチストーンであることです。

ここを軸として同じようにボタニカルをテーマにネックレスやブレスを決めていきました。

〇ネックレス : ダイヤモンド0.5ctとK18WGのフワフワラインのステーションネックレス。長さ39cm。
〇ブレスレット: K18WG台のダイヤモンドステーションブレス。四つ花、スクエアカットのダイヤが交互に配置。

地金がなかなかの厚みです。

留め具がこのタイプでは珍しい、引き輪とダルマ板です。

3点セット(前案):リングだけにカラーが入りますが、どのアイテムにも葉っぱみたいな雰囲気が入ります。

その後、ネックレスにちょっと物足りなさを感じ始めてしまいました。

そして、結構なチェンジをしたのです↓。

3点セット(後案):リングだけそのままで後はすべて変わりました。

まず、ブレスがPT850で抽象的ですが、ボタニカルな雰囲気です。

ペンダントは、その他が柄のようになっているのでうるさくならないようにサークル型に落ち着きました。

ただ2ctのかなりのもので、台とチェーンはPT900/PT850。

じゃあ、あのネックレスやブレスはどこへ。。

ネックレスは残念ですがその後他の組み合わせがどうにもこうにも案が湧いてこず、廃止。

そして、ブレスは、こんなところへ行きました↓。

3点セット(ブレスの行き先):付ける位置としてはピンクが上下で透明が真ん中という良きバランス。

あとがき

お洋服の装いに、最後にお洋服に合わせながらジュエリーを選ぶことが多いと思います。

はたしてそれだけが装いの順なのかを考えると、ジュエリー自体が最初にあって、それに合わせたお洋服を後から考えるような順もあると思います。

実際に、クセのある難しい鼈甲(べっこう)のジュエリーの難しさの研究の際に後からお洋服を決めていく方法をやってみました。

そうして、ジュエリーの出番をどんどん増やし、コスパの良いジュエリーになるよう工夫しています。

流れは1つの方向だけではない、逆発想もあるということです(^-^)。

しとやかなリボンジュエリーはこれだ、ブラウンテーパードダイヤがしっかり利いたペンダントタイプのフォーマルジュエリー【592】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ダイヤモンドのカットの種類は様々。

1種使いもあれば多種のカットが組み合わせられデザイン性にあふれた混合タイプもあります。

このたびは、迫力とダイナミックさを最も感じている「テーパードカットのみ」のタイプでそろえたジュエリーをご紹介したいと思います。

あのストライプ状に走る柄がとても粋で美しいと感じています。

そういうものを1種にしぼってとことん装うという組み合わせになります。

意外な情報、リボンは四角いアイテムと相性が良いこと

〇ネックレス :K18WG台。トップのサイズは縦2cmx横2.5cm程。チェーンはK18WGのベネチアンの70cm。

ブラウンダイヤモンドのリボン型がシック。

動きのあるリボン型が多い中落ち着いたフォーマルなタイプがかえって特徴が感じられるリボンです。

チェーンをボックス風なベネチアンにしたところも四角モチーフを意識したことからです。

〇ブレスレット:K18WG製。線径の頑丈なボックスチェーンの四角フォルムが特徴。 3mm幅程度。
〇リング:リボンペンダントとぴったり。ブラウンがかったテーパードカット。1.8cm幅。K18WG台、13号。

こちらは、示し合わせたようにリボントップとぴったりのブラウンダイヤモンドのテーパードカットなのでした。

こういったボーダー柄みたいなリングも、一応「柄」になってしまうので、ジュエリー同士のコーデも難しいです。

そんなことから、全く同じテーパードでしかもブラウンダイヤモンドであれば、相性が近づきます。

そういった意味では、出会うべくして出会った組み合わせなのだと心が躍ります。

それともう1つ。

どんなデザインのリボンでもだいたいそうなのですが、四角いモチーフと相性が良いこと。

これも過去にいくつものリボンリングに悩みながら、「いったいどんな形と合うのだろう」と時間をかけて考えていったことです。

四角が合う理由がはっきりとこうだと断言はできかねますが、1つにリボンの結び目の四角とリンクするということがあるのかもしれません。

リボンの先が多少左右アンバランスだったりロールしていたり、動きがあったデザインだったとしても結び目だけは常に固定だと思うのです。

どうぞいろんなリボンジュエリーで確認してみて下さいませ。

3点セット:この組合わせは最初の案からずっと変わらず継続という珍しいケースでした。

あとがき

ブラウンダイヤモンドは白にはかなわないレベルだと言われていますのも白こそが正直な姿だからだということなのです。

とはいえ、ブラウンダイヤモンドも自然なうっすらとしたブラウンカラーなら程好いですし、デザインのすごさがそういったことをゆうに超えていました。

完璧な文句のつけようがないジュエリーはフォーマル過ぎて近寄りがたさもあるもので、ブラウンダイヤモンドだからこその親しみやすさも感じています。

素敵なアイテムを見逃さないように、1点のジュエリーを多角的に見ていきたいと思っています(^-^)。

出会うべくして出会ったかのような組み合わせに至る、パンツスタイルによく合うテーパードカットがボーダー状に配列の幅広リング【498】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ダイヤモンドのテーパードカットやバケットカットが大変美しいです。

面積をめいっぱいとった正直なカット。

削るところが最低限ということでその広い面全体が良くないと成り立たなかったであろうという考え方です。

そんなところも深堀りできるこのデザイン、スクエアなモチーフ同士合わせやすいようです。

このたびは、いろんなカットのダイヤモンドが組み合わされたものではない、テーパードだけでぎっしり配列よく並んだ素敵な幅広リングをご紹介したいと思います。

テーパードカットリングに同じテーパードカットペンダントトップを合わせた結果が大成功の組み合わせ

リングはこちらです↓。文句なしの素敵さで100点を付けたいと思います(ごめんなさい、上からみたいですが、とても素晴らしいのです(^_^;))。

テーパードダイヤがの幅広リング:ダイヤモンドの色がうっすらブラウンがかっています。台はK18WG。

ダイヤモンドのカットがいくつか混じったものも幾何柄みたいで美しいですが、1種だけをぎっしり並べたセッティングも大変粋なものです。

思わずうっとりしてしまいます。5段のボーダーが十分なボリューム感です。
3点セット:リングとリボンペンダントのテーパードをきっちり揃えることができました。ブレスも四角フォルム。

何たる偶然!、というほどのピッタリ具合、ブラウンダイヤのそれぞれのテーパードオンリーのアイテムがリングとリボンでしっかり揃いました。

実は、リボンの相手はなかなか難しいのです。

そして、ボーダーの柄みたいになったリングも相手が難しいのです。

そんな難しいアイテム同士がミラクルによってピッタリ合ったことにとても喜んでおります、私はこうしてコーデをしてセット組する担当のお仕事なのです。

とは言え、ここまできっちりテーパードが合わさったそのつなぎ役のブレスレットも重要です。

ボックスチェーンで四角いフォルムを強調、相応しい3点が完成したのでした。

このように熱を入れ込みましたが、私が装うことはございません。

このセットは、当「本物志向のレンタルジュエリー」のラインナップなのです。

あとがき

こんな風に時々ミラクルが起こる感動を得ながら組み合わせを考えてラインナップするお仕事をさせていただいております。

事業者としての喜びは付けて装うことにはありませんでして、それまでの過程のジュエリー同士のコーデにあります。

私一人ですべてを成し遂げることなどできません。

ご利用いただいて楽しんでいただくお客様があってこそなのでございます(^-^)。

ハーフエタニティ―にパヴェが並ぶ華やかさは0.5カラットの事実を越えてゆく【494】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ひし形のモチーフを含むリングがないかと探した中、同じひし形の透かしリングを見つけました。

もともとあるペンダントにマッチするリングを探すところをスタートとした探し方。

ネックレス、ブレス、リングの内、どのアイテムを最初に決めるのかの軸のアイテムはネックレスが断然多いです。

それは身体の中心に近い位置だからですし、視線が一番行く場所の真ん中だからです。

このたびはその多いケースの探し方の1つとなりまして、すでにあるペンダントに合うと判断したリングの選び方でした。

ひし形の透かしデザインがレアであることで探していた条件と一致の出会い

K18YGダイヤモンドリング:0.5カラット強ほど。パヴェダイヤがこれだけ並べばなかなかです。

実はこのリング、ペンダントのトップのモチーフに歩調を合わせたものになります↓。

華奢なチェーンにひらひらとしたパネルパーツが固まったひし形を形作ったペンダントトップです。

セットコーデ:ジュエリーだけで複数を組み合わせをあらかじめ決めておきました。

どのアイテムも特に際立った主張があるわけではないこういった集め方も普段使いの例としてご提案致しました。

トップのひし形とリングの透かしのひし形がリンクしてまとまります。

リングの重ね付けのミラーボールデザインはブレスと全く同じでそちらもリンク。

1アイテムごとでは目立つ存在ではありませんが、こうして集まると素敵に金と銀も程よく混じりながら相応しいセットになっていきました。

あとがき

ダイヤモンドが1カラットを下回るジュエリーは昨今では豊富です。

地金の高騰により、「華奢がスタイリッシュで美しい文化」もあるようで、そうするとこのたびの0.5カラット強は華奢とも言えない頑強さがちゃんとあるのです。

とにかく古い物の方が地金の作りは頑丈で、g数などを気にしなくてもぱっと見にたっぷりと下存在感として現れるのです。

とはいえ、地金をたっぷり使ったジュエリーは、「正直な品物」だと考えます。

それくらい地金をたっぷりにしないとちゃんとしたリングと呼べないのだという考え方から、作られたものだと感じるものは信用ができます。

現在地金価格高騰の中で、その姿が正直な姿をしているジュエリーなのかどうかも選ぶ視点としてはお勧めしたいところです(^-^)。