巾着袋が設置された裏地の完成場面【861】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在ハンドメイドリュックの1点のみを集中的に製作しています。

その名は、「餅巾着」。

このデザインを徹底的に製作していく中で、そのポイントとなるような場面を写し、ご紹介させていただいております。

今回は、裏地の完成場面のご紹介です。

出来上がってしまうと、内側にひっそりと入り込んで見にくくなる部分などがありますので、まだ表地と合体していない状態の裏地パーツというのは貴重な風景かもしれません。

裏地出来上がりの場面

黒い部分は接着芯ですね。こんな風に表地と合体する前の裏地が完成です。その中に巾着袋が設置され、ひもでしばっている状態です。すっきりとしていますね。
底周辺の部分は、こんな感じ。両サイドのマチは、巾着袋のマチの表地、裏地、裏地本体のマチを重ねていて、ミルフィーユのような状態で縫い付けて1つにまとめています。
これは、フラップポケットのてっぺんの部分ですが、今回は、裏地本体とポケット部分の地の目が違い、ポケットの方が横向き裁断になってしまったので柄が合っていませんが、この部分柄を合わせていくともっと見栄えが良くなります。
少し分かりにくい写真ですが、フラップポケットのフラップを開けています。指でつまんでいるのはポケットの入り口付近。このあたりは柄が縦には合っています。けれども実際はここはあまり目に映るところではないようです。
こちらは隠しポケットが付いている面です。上のフラップポケットの面と反対側ですね。隠しポケットの片玉縁(比翼)は柄が縦にそろうようにだいたい合わせてあります。
実際は、この目線から中を見ることが多いです。裏地本体の両サイドのハギ目部分が柄が対象になるように計算して裁断しました。アップで寄ってみますね↓。
こちら側のハギ目部分のご注目を。段はなかなかピッタリ合っています。対称に柄が分かれるような位置に型紙を置いて裁断しています。
右の方のハギ目にご注目を。一番上が少しずれました(^_^;)。
こうして裏地が完成しました。

あとがき

今回は、チェック柄なので柄合わせの難易度が高いです。無地はもちろん、全体にちりばめられたお花柄、細かいストライプなどは結構やりやすいですが、先染チェックも裏地としては定番ですし、素敵です。

取り入れるなら是非、今回と前回もご紹介の「ほどほどの柄合わせ」を意識してみてください。

ほどほどというだけでも見栄えがとても良いです。

さて、この後の作業は、最後に表地に取っ手とか留め具のパーツを縫い付けて裏地と合体して完成していきます。

表地のボア生地は、なかなか縫いにくいです。

どこを縫っているのかが分からなくなってしまうくらいモフモフです。

今回の裏地製作でもきんちゃく紐(入り口に近い方)の先に表地をタブとしてモフモフの表地のボアを縫い付けました時にそれを実感しました。

もしかして何かの困難がこの先にあるのかもしれませんが無事完成に至りたいと思っています。

また、続きは当ブログでアップしますね(^-^)。