ストライプonストライプがおしゃれ、重なり部分の多い薔薇の花をインテリアバッグにアップリケで載せるパーツの形とやり方の実践場面【960】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ最近なのですが、生地のはぎれストックの中を過去にはいくら探しても見つからなかった長年保管しておいたはずのものが、別の意外なストック場所で見つかるということがありました。

それは、ストライプ柄の薔薇のアップリケを作るための裁断パーツでした。

およそ2年前、すぐに作業するつもりで細かいものだからとチャック袋に入れて保管していたはずが、どこかへ紛れ込んでしまったのでした。

諦めていたところ2年ぶりの発見、現在連続製作中の「インテリア収納袋」に使おうと決めたのでした。

このたびは、アップリケのパーツの形や、アップリケが実際にデザインとしてミシンで縫い付けられて出来上がっていく様子なども交えながら、視覚的にお届けしたいと思います。

ベージュの「コードレーン」という先染めストライプ生地に映える、赤とグリーンの先染めロンドンストライプの薔薇アップリケ

単調な「コードレーン」にワンポイントがあると素敵だとこの案を思いつきました。

アップリケパーツは全部で15枚。

1つ目は、1枚しかないパーツのお花の中心部分です↓。

バッグの本体パーツの真ん中にこれを配置。5cm四方の型紙です。
アイロンで端から1cmを折ったパーツをいったんそのままで並べていきます。
いったんデイジーの花でシミュレーションしてみました。このデザインも可能性としてはあります。
葉っぱはこんな配置に密集させた方が象徴的アクセントになるかもしれません。
決定:クラシックな薔薇の花に挑戦することに。真ん中の花の中心を囲むように花びらを1枚ずつ縫い付け。
夢中でどんどん回転するように重ねた作りですが、こうしてそれっぽく完成しました。

元の1パーツの型紙が残っていると良かったのですが、無かったです<m(__)m>。

葉っぱも花びらも同じ型紙ですので、この写真の周り1cmずつを拡大したイメージで正解です。

元々5cm四方のアパレル用型紙を元に線を引きながら作ったものです。

さて、ここでしか見ることができない貴重な裏面のショットをご紹介↓。

ハード薄芯を当てて、端っこを待ち針で固定して縫ってきました。当て芯をすると生地の負担が少ないです。
余計なごわつきがあるので、余分をカット。ハサミでカットする時に、生地を切ってしまわぬよう気を付けます。

あとは、ここから、巾着袋を製作していくことになります。

全体的に涼し気なビッグ巾着袋になると思います。

あとがき

短い時間で完成していく単純な仕様の製作を始めて思うことなのですが、短い時間で完成することに、気持ちの軽やかさというか、次々と短い時間で出来上がっていくリズムのような勢いがあります。

とはいえ、じっくりと丁寧に仕立てておりますし、1点しかないものになっていきます。

このたび、薔薇のアップリケの考案で時間を要して、巾着袋が完成しませんでしたが、次回の記事で完成となります。

裏地付きの巾着袋でありますので、更なる生地も登場します。

引き続き、この完成までの行く末をどうぞ見守っていただければと思います(^-^)。

生地と同色の糸で美しいステッチ、手間を惜しみなくかけたストライプパッチワークポーチ、今後は部分的パッチワークへのアレンジでこの技術を活用してみて【5】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2017年頃からでした、ボーダーやストライプパッチワークに夢中になり、シートをまず製作し、バッグに仕立てるという2段階の手間があるバッグに作り上げることを様々な生地やカラーでトライ。

カラフルなマルチカラーもかわいいのですが、しっとりとした落ち着いたカラーの3色展開で無彩色にポーチを作っていきました。

4点のポーチをご紹介しまして、パッチワークの更なる可能性を探っていきたいと思います。

パッチワークストライプの4点のポーチ製作を100%全力でやった後にその政策を顧みて思うこと

同じようで違う1点ずつになるようにと、3カラーのみの展開を4種に決めました。

3色の組み合わせの可能な限り組み合わせてみました。2色のバイカラーはコントラストが効き過ぎますね(^_^;)。

3点が、B5サイズ、一番手前の黒x白がA5サイズとなります。

せっかくのストライプ柄を出したのですから、デザインは四角のフラットなタイプが柄が広がって美しいと思います。

このたびの3色、生地の名前は、「アムンゼン」、ポリエステル/100%です。

ぶつぶつが表面にあり、生地に立体感があり高級感があります。

この「アムンゼン」のぶつぶつは、生地が作られていく過程において、変わり織の一種であることから現れるブツブツ、後から加工してつけられたものではないところにナチュラルさもあります。

随分この生地に引き寄せられ、茶と黒は反ごと購入した2017年のこと。

肝心な白は在庫がほとんどありませんでした。

この調達の仕方も良くなくて、いくら気に入っても反ごとはあまりにも行き過ぎました(^_^;)。

パッチワークの作り方ですが、正確に作るために。型紙を作り、5cm巾の細い1枚1枚をつなぎ合わせて、ストライプシートを作り上げていくのです。

型紙:ストライプパーツ。幅は5cm。縦は、実際の裁断の時に歪みのロスを見込むために長めにとりました。

なぜかよく伸びるポリエステル/100%生地のこのアムンゼン。

ここまでストレッチ性がある生地は、織物でも「ニット芯」を貼ります。

そうしないと接着芯と表地がうまく馴染まず気泡が接着芯に表れてしまうのです。

そして、ハギ目の溝の両サイドのステッチをかける固定も安定感を作ります。

溝の両サイドのステッチ:ステッチが見えますが、これは安定感という機能とステッチの美しさの両方です。

糸の色を生地に合わせて交互に替えていますのでここがひと手間。

それでも効率的に行うのは、同じ糸の箇所を連続進行することです。

本体:縦25cmx横30cmの型紙。シートが出来たらこの型紙に当てはめ裁断。

そして、表地と裏地を縫い合わせて1枚の板のようにパーツを作ります(この時点で、縫い代が完全に消滅するような状態)。

そして、その板状のパーツの縁を縫って組み立てていくという作りです。

本来、ポーチやバッグは、布製の場合は、縫い代を後で始末するのですが、このやり方は、縫い代を中表で最初に始末しておいてひっくり返してプレートを作り、後は組み立てるだけという製作方法です。

ポケットの仕様:10cmx17cm程。一部のスマホも入ります。

少し写真の上の方に移っているのですが、この作り方はファスナーが内側でむき出しになります。

厚みのある生地をポーチに仕立てた限界、小さなものはあまりお勧めしない

4点も作って存分に味わった苦難。

ポーチやセカンドバッグはお勧めしません。

大きなバッグの製作の方がパッチワークの素敵さも活かされ効果的だという結論です。

この4点の中では、3色使いの左側のタイプが一番良い色使いだと思います。

3色使いのボーダーとストライプでデザインも替えたビッグなボストンバッグはこちらです↓。

3色パッチワーク(ボーダー):ボストンバッグのドーム型。
3色パッチワーク(ストライプ):トート型。丈夫はマチが隙間なく覆うデザイン。

これらのビッグなタイプも、相当苦労して作ったものになります。

ポーチと違い、縁をラッピングするスタイルは、ハンドメイド2007年スタート後に大きなバッグを作る用になっていった最初の独自の基本デザインでした。

随分ラッピング技術の難しさに悩みましたが、強度を考えると、その後は廃止。

とはいえ、ラッピング技術習得のための訓練だったと思います。

当ブログ記事は、最初の投稿の2018.11.17からおよそ6年後の2024.08.12に「手直し」をし、まさにこの部分を追記しています。

長ければ良いことは決してないと随分余分を削り、このようにほぼ書き直しのように綴ってまいりました。

今思うことは、まず、この時のストライプパッチワークやボーダーパッチワークのただ四角い生地をハギ合わせるだけの「初期的」な段階出会ったと振り返ります。

その後、生地がもったいなく余った場合に、ブロックタイプも登場したり、まだやったことが無いのですが、色違いは、端っこだけをスタイリッシュなデザインで部分的に切り替えることもアイデアが浮かんでいます。

ただ、この当時から全く変わらない考え方が、生地の色に糸をなじませる手間を惜しみなくかけるというスタイル。

変化していく事項と、変わらずに続行していく事項とをその「意味」を考えながら選択しています。

あとがき

今、この2024年で思うことは、こうした過去の製作例からの引用で更なるアイデアが浮かんだり、生地に糸の色をなじませることに共感いただけるととても光栄です。

今思えばごつい製作品だった当時のボストンバッグやポーチのパッチワーク仕立ても、その後の別のハギ合わせなどの工夫へのアイデアへの発展になっています。

パッチワークはスタイリッシュに考案できると、余ったわずかな面積の生地を有効に使うことができコスパが上がります。

どうしても作りたい品物があるが、切り落とさざるを得ない場合に、捨てずに、こうして利用できるということで新しい価値が生まれればと思います(^-^)。

picturesque