シルバー925ではダントツ、アンティークイギリス製シルバージュエリーが充実している歴史的背景【717】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

シルバージュエリーの魅力は、その装飾性が豊かな事。

有名なのはやはりイギリス製。

925ジュエリーのカジュアルなイメージとは違ったエレガントさがあるのもイギリス製が教えてくれる新しいテイストなのです。

このたびは、現在では廃止してしまいましたが、かつて「本物志向のレンタルジュエリー」にもラインナップがあったシルバー925ジュエリーの組み合わせ自由な、まるでお洋服着回しみたいな形式でそのお品物をご紹介したいと思います。

そして、動きのあるアクティブなシーンや遠出などのケースにはとても気がかりな高級ジュエリーをひかえ、代わりに気軽に装えるシルバージュエリーの出番が増えるきっかけになればと思っております。

1894年製も含むイギリスアンティークペンダントなども楽しめるシルバージュエリー10数点

上段:ペンダント、中段:ブレスレット、下段:リング・・・自由な組み合わせを見込みそろえています。

この中で正真正銘のアンティークは、ベル型の1894年製です。

左上のペンダントはイギリス製のオニキスですがどのくらい前のものかは不明です。

楕円の「形」のリンクで、ブレスはピンクのインカローズ(右から2番目)と相性が良い、リングは一番左のボタニカルな柄入りが相性が良いです。

こんな風に組み合わせしやすいように共通の形を主に工夫しました。

あまり相性が無いものは入れても出番がないので、とにかくすべてが平均的に出番があるようにと願いながらのコレクションです。

〇ペンダント:縦40mmx横30mmの存在感。イギリス製。台がシルバー925。真ん中のブーケはマーカサイト。

チェーンは、アレルギー対策として、ステンレス製のあずきチェーン、チェーンのみで80cm。

〇ペンダント:ベル型デザインのアンティーク。イギリス製の1894年の刻印有。純銀にて925の刻印は無し。

トップのサイズは、バチカン含まず、40mmx30mm、チェーンはステンレス製の喜平チェーンの74cm。

〇ペンダント:琥珀を中心としたマルチカラーのチャームペンダント。カラーストーンはすべてが琥珀。

チェーンはステンレス製のフィガロ―チェーン90cm。

〇バングル:シルバー925の三つ編みバングル。カンボジア製。
〇ブレスレット:シルバー925台のオパール一連ブレス。1粒は直径6mm程度。

すべてのオパールの表情が違うところがこのブレスレットの魅力です。

オパールも部分的にカラーが違ったり、そもそもその1塊ずつの鉱物から別物のような違いがあることがユニークです。

〇ブレスレット:シルバー925台のインカローズの一連ブレス。

インカローズはほとんどがカジュアルに作られているので、こうして透かしの装飾がエレガントなものは希少。

お花柄のワンピースなどにも合わせられそうなところがとても良いと思ったのでした。

よく見て下さいませ、間に細かいツイストパーツが入っていますね。あれが、3.5mm程度でしょうか、コンスタントに入ることで長さが延長され、元あったカジュアルなアジャスターを外しました。

〇ブレスレット:シルバー925台のマルチカラーの琥珀のブレス。ハートモチーフと丸モチーフのコンビ。
〇リング:シルバー925台のマーカサイトボタニカルフラワー幅広。 サイズは15号程度。
〇リング:シルバー925製のマーカサイト編み込みデザインリングx2個(全く同じ物)。 サイズは15号程度 。
〇リング:シルバー925製のアラベスク調透かし巾広リング。 925の刻印あり。 サイズは13号程度。
〇リング:シルバー925製のハート透かし巾広リング。「ティファニー」製。サイズは12号。

なぜ、イギリス製にシルバー925ジュエリーが豊富なのかは、遠く古(いにしえ)のしきたりにある

かつて、王国貴族の繁栄の時代から、キッチン・インテリア品の分野では、銀製の食器や小物が栄えました。

そうした銀を愛でる文化が、庶民への「トリクルダウン」のような形で広まり、長い間シルバージュエリーこそが文化の1つに溶け込むような形に定着したというような流れ。

この文化がイギリス以外の国では根付いていないことで独自の個性のようなものにもなっているから今でも輸入品の1つとして、「アンティークシルバージュエリーと言えばイギリス製が豊富」ということになっていると思います。

すごく素敵なのは、地金の中では普遍的なシルバー素材でありながら、装飾がエレガントで美しい数々のお品が見られること、今でも、かなり昔のアンティーク物が残っている事実です。

あとがき

別の記事の【701】では、ブレスレットのアレンジについて綴らせていただいておりまして、元の作りへの満足のいっていなかった長さの調節をした記録をご覧になることができます。

安定したエレガントさのためには、アジャスターではなく、フルに腕の周りをしっとりと囲む長さになるために間にパーツを入れていきました。

そうした細かい部分で随分雰囲気が変わるものです。

イギリス製のシルバージュエリーは、他国の私達がカジュアルに受け止めているシルバージュエリーに対して違うテイストを吹き込んでくれるような気がします(^-^)。

ここまでやることが「とことんこだわる」ということである、「四角で透かし」を全く同じブランドだけで組み合わせたシルバージュエリー【371】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ハイブランドジュエリーの中では、地金を本物でこだわっているようにお見受けします「グッチ」様のジュエリーが素敵だなと思っています。

このたびは、この「グッチ」ブランドのアイテムだけを集めた組み合わせで作っていく、装いのこだわり方の一例をご紹介したいと思います。

「四角」と「透かし」の2つがキーワード、良い意味で縛られた中で集めていったハイブランド1社のみで作るジュエリーコーデのその先

〇ペンダント:角々しいステンレス製のボックスチェーン70cm。トップは、23mmのシルバー925製。

1990年代後半のトップだけの商品でした。

当時多く見られた類似品の中ではこれがダントツにおしゃれだと太鼓判(勝手に)のモデルです。

〇ブレスレット:スクエアの透かしブレス、925製。長さは、留め具含む20cm。1マスが縦18mm程度。

1パーツが存在感あるサイズとなります。

おおよそ1.5cm以上は大ぶりの領域と言えるのではないでしょうか。

もう今はなかなか見つけられないレアアイテム。

もともと数が少ないのだと思います。

〇リング:窓のようなイメージのグッチのスクエア透かしリング、シルバー925製。サイズは14号程度。

同時期に類似品(模倣品)を格安でネットで見つけたことがありましたが、実はそちらが先に購入で、本家を後から知ったのでした(^_^;)。

比べ物にならない作りです。

窓のくり抜きの真っすぐさは、本家に及ぶものがありません。

3点セット:すべて「グッチ」ブランド。ペンダントチェーンのステンレス以外はすべて925製。

遠目で見た時の圧倒的なすっきり感、同じ四角の透かしがすべての違うアイテムに引用された組み合わせ。

この整然とした感じを「垢が抜けてすっきりしたさま」いわゆる「粋:いき」を作ります。

あとは、「観念」というものがありますが、1つに「固定観念」があります。

「グッチ」ブランドのロゴのイメージはどちらかというと四角い形です。

この四角の勢ぞろいを見て、精通した方は、「グッチかな」と思ってくれます。

その予想を裏切らない、その通り「グッチ」ロゴが刻印に実際にあるということがそのシーンを盛り上げます。

決して一人で楽しむ範囲にとどまらず、外に身に付けていけば誰かと「共有」することになるのです。

この素晴らしさはまだまだなかなか語られないことではありますが、1つの「コミュニケーション」と言えはしないでしょうか。

おしゃれは人間関係におけるコミュニケーションを作るほどの重要な「観念」なのだとお伝えしたいと思います。

あとがき

ハイブランド様のジュエリーは数が豊富であるということは決してないと思います。

量産品のようで量産品とまではいかない生産数といいますか。。

素敵なアイテムを見つけた時には、それ1点だけではなくて、全体のお洋服も含めたコーデのイメージで選んだり判断したりしてみてくださいませ。

たとえ同じものを誰かが持っていたとしても、組み合わせまでが全く同じという確率はほぼゼロでしょう。

またとない1アイテムの活かし方は工夫とセンスにあるのです。

センスと言っても決して難しいものではなく、どうしてそれらを組み合わせる決断をしたのかの理由が明確であればベースの部分はすでに出来ています(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

「テレビショッピング」のペンダントトップがかなりハイレベルだと感動、有難く拝受し、その後の続きを担当させていただきました【364】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」という事業をさせていただいております。

開始当初の2020年からは何度も改良を重ね、現在は、18金やプラチナの高級地金と質の高い宝石のコンビの本格派ジュエリーのみが勢揃いのラインナップに変わりました。

ただ、開始当初に並べていましたシルバー925のジュエリーもとても素敵で、こうして記録には残してありました。

今後はラインナップには並びませんが、日常の装いをいかに素敵にしていくかのヒントになればとお伝えしたい気持ちがどうしても止みませんでした。

この度は、かつて大盛況の「テレビショッピング」の「ジュエリー」の分野にあった素敵なペンダントトップから始まり、3点セットを組み合わせた様子をお届け。

実際にテレビを見てではないのですが、ネット通販で見つけたものです。

「ショップチャンネル」様でした。

その洗練されたエレガントさは大きくうなづけるものであり、長年の人気の底力のようなものを感じました。

七宝繋ぎの透かし柄を引用のオリエンタルな雰囲気のペンダントトップは、まるで物語を織りなす「導入と締めくくり」のようなもの

〇ペンダント:スクエアがバイヤス向きの透かしの幾何柄デザイン、925製。サイズは20mm四方。80cm。 

裏面は空洞。

特にビッグなわけではないですが、程好い存在感で、非常に美しいです。

「ショップチャンネル」様のセンスの良さを感じます。

先にも後にもここまでのお品物に出会っていません。

〇ブレスレット:ベリー色は天然石「モスコバイト」の7mm四方のキューブ型。925製の留め具。18cm。
〇リング:925台のマーカサイトリング。リボンは1cm四方程度。
3点セット:この時にリボンがスクエアと相性が良いようだと気づいたきっかけがありました。

よく、記事にも書いていますが、これぐらいのレベルだと地金が金の60分の1程度の銀であっても高級感あるジュエリーに見せてくれます。

旅行とか遠出の際には、高級過ぎると不安が伴い存分にその瞬間を楽しめなくなってしまうかもしれません。

安心なレベルのこうしたジュエリーの出番は、意識がジュエリーだけには向けられないようなアクティブな場面にはもってこい。

高級地金のものは宝石と組み合わせてうんと高級ラインに、シルバー925のような親しみやすい地金は組み合わせも同じレベルで均一にした方が気持ちよく身に付けられると思います。

「抜け感」コーデにもこのラインが一番合わせやすいと思います。

あとがき

このたびブレスレットに登場の「モスコバイト」という天然石はまだあまり知られていないニッチなストーンだと思います。

このように、有名なストーンではない中間色の素敵なストーンが存在しているのに知られていないことが多いのです。

究極、合わせたいお洋服に相応しいストーンを探すことも可能な程の多種ぶりなのです。

お世話になった石屋様は、ネット通販の「ケンケンジェムズ」様です。

ありがとうございます。

2010年代前半に数々の天然石でネックレスやブレスを製作する中でよくお世話になった石屋様です。

今後も素敵なストーンをご提案下さいますよう。

この記事をご覧の方で自作をしたいということであれば、特に種類が豊富なのがご紹介の「ケンケンジェムズ」様です。

店舗では「genuine」様が質が良いです。

整ったビワ真珠(スクエアのぺたんこフォルム)やシルバークラスプ(フラワーの透かし)では「genuine」様に随分お世話になりました。

連物のネックレスやブレスは、YouTubeで作り方を丁寧に解説してくださっているアップ主様がいらっしゃいます。

何も技術がない状態から、友人から始まってYouTubeで随分学ばせてもらいました。

出来上がり品は希望と必ずしもマッチするものではないかもしれません。

納得いくものが見つからなければ、「自作」はその可能性が大きく広がりますので、是非(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

似て非なる2個の美しいオニキスペンダントの透かしコーデに登場するフィガロチェーンの役割【351】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

シルバージュエリーのお値段は、地金の18金やプラチナの60分の1ほどであると、ある時期の同時買取で分かったことがありました。

同じ装いのジュエリーなのに地金の価値がこうも違うのです。

とはいえ、シルバー925である「銀」が質が悪いのかというと大変美しい天然素材であることは間違いなく、オニキスとの相性も抜群。

むしろオニキスなら、18金やプラチナよりもシルバー925の方がバランスが良いですし、「ふさわしい」といった表現が良いでしょう。

このたびは、2点の類似のオニキスペンダントを重ね付けしながら他のジュエリーも寄せ集めてジュエリーだけの組み合わせを考えました。

特徴とするポイントは「透かし」です。

透かしの素敵さでもって、オニキスジュエリーの美しさがより高まるゴールを目指し懸命に考えました組み合わせを、是非ご覧くださいませ。

フィガロチェーンは透かしと相性が良い、重くなりがちなシルバージュエリーを軽やかに装う工夫

早速ですが、6点セットです↓。

6点セット:オニキスの黒と925とステンレスの銀色以外の登場がないシンプルさ。「透かし」が際立ちます。
〇ネックレス:長い方はトップが925とオニキスコンビの95cm。短い方は925製にオニキスの85cm。

2つのペンダントは非常に似ています。

百合の紋章の方の長い方は2015年当時¥600程。

マーカサイトの短い方は、個人の方からの¥2,500程。

いずれも決して高価ではありませんが、こうして重ねることで非常に価値が高まります。

フィガロチェーンはいずれもステンレス製。

フィガロは人気のデザインですが、ロングがレアなのです。

躍動感あふれて活動的に揺れるロングチェーンを身に付けた時の素敵な様子に思いをはせました。

〇ブレスレット:天然石オニキスの多面カットバングル。内周は18cm。

オニキス自体のくり抜きバングルがレアです。

写真にはっきりと写りませんでしたが、多面カットなのです。

〇リング:幅が6mmほどの多面カットステンレス製(無刻印)リング。サイズは13号程度。

バングルの多面カットと同じ柄のダイヤ柄がリンク。

よくきらめいて美しいこちらはステンレス製。

〇リング:細身の多角形のステンレス製(無刻印)リングの同じもの2個。サイズは共に15号。

同じものを2連で付けるというボリュームの出し方があります。

こうして、透かしのペンダントのひし形フォルムに多面カットのひし形が関連付いて全体のアイテムが粋に集結する意味が生まれます。

あとがき

こうして見てみると、何ら高額なアイテムは1つもありません。

それでも寄せ集まることで価値が高まるのも、その集まりの共通点が生まれてより「粋」になるからです。

どうにでもなるその方向を決めるのは、組み合わせを考える私であります。

どうぞ、ジュエリーの組み合わせ自体にもご注目下さればと思います。

その1つのアイテムの素敵さを何倍にも高められるのも、ジュエリー同士の組み合わせがカギを握っているに違いありません(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク