強い色から離れた中間カラーのデニムコーデ、トップスの柔らかく優しい雰囲気の古着サマーセーターがエレガントなデニムコーデの重要素【828】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

かつての「カジュアル」を象徴していたジーンズコーデの何十年という大きなゆったりとしたブームが収束の様子。

それでもあのデニム素材の特殊さ・良さは今後も定番の素材として残っていくと思いますし、これまでとは真逆のエレガントな感じで新しい取り入れ方が受け入れられていくと思います。

ここ最近は、古着の中で、ハイブランドのデニムに注目するようになりました。

すべて古着でのお洋服の購入ですが、特にお気に入りのブランドデニムは、「フェンディ」様と「アルマーニ」様です。

材料として選ばれた素材がそもそも良質です。

そして、本来のジーンズの作りをそのまま継承しながらも出来上がりがエレガントという不思議さ。

ラインや細部のステッチの丁寧さ、尖り過ぎないしとやかなポケットデザインなどの多数のエレガントさの集結でその姿を作っているのだと見ています。

このたびは、「アルマーニ」製の2点のブラックとブルーのデニムパンツを選択。

せっかくのエレガント寄りにデザインされたジーンズのテイストをより高めるようなトップスを、サマーセーターで選ぶご紹介をしたいと思います。

「黒ベースとの相性の良いブラックデニム」「ジーンズらしさも残したライトブルーデニム」それぞれを軸としたサマーセーターコーデ

左:「アルマーニ・コレツィオーニ」右:「エンポリオアルマーニ」。いずれのカラーもデニムらしい味わい。

では、この2点の好ましい相手として選んだサマーセーターです↓。

ブラックデニム用:「ジョルジオアルマーニ」製。グレージュ。細かい透かし編み柄が華やかです。

特に「ジョルジオアルマーニ」製では、「ハイゲージセーター」も多く見られ、重みがずっしりとして重厚感あるお品物です。

なかなか現在では軽いタイプが多いセーター類、こうしたハイゲージタイプは貴重だと思います。

ライトブルーデニム用:「アルマーニコレツィオーニ」製。七分袖のセーター。グリーンがかったグレー色です。

難しい色を購入したもんだ。。最初はそう思いました。

そこで、この色に合わせたボトムを探すという方向へ出ます。

そんな時に、合うのではないかとひらめいたのが、ライトブルージーンズでした。

実は、先にセーターがもうあったところへ後からライトブルーデニムを足したのが真実だったのでした↓。

着回しということもよく言われますが、そうはいっても「一番」があるはずで、こんな風に分けたセットに。

お気付きかと思いますが、全体的にグレイッシュな組み合わせとなりました。

グレーは見方によってはアクセントが足りないと感じるかもしれません。

その時こそ、ベルト・靴・バッグ・ジュエリーなどの「スパイス」的存在のアイテムの出番なのです。

グレーに注目していくと、それ1つだけではなく、コーデが複数の集まりの効果で威力を発揮することを特によく実感できます。

あとがき

当ブログ記事は、2021.12.12が当初の投稿日。

その後およそ3年後の2024.07.01に「手直し」の順番の計画を実行の現在です。

こうした、デニムパンツ(ジーンズ)にサマーセーターを合わせる組み合わせは、現在の2024年でもやっています。

このブログを綴りながら、新しいYouTube投稿のアイデアを思いつきました。

当記事のブラックの方は引き続き現在も持ち備えておりまして、その他別のライトブルージーンズとミドルブルージーンズという中間のネイビーカラーも登場した3点で夏のデニムコーデのご紹介を考えました。

近くYouTubeに投稿した翌日にはブログ記事にも同じ【番号】綴られますが、現在【1400】が最新の中、空き枠の【799】で予定しています。

もし、この記事をご覧くださった折りには【799】へも是非(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

30-40年物のブラック501が教えてくれる、緊張感ある真っ黒コーデから一息ついたグレーのマイルドさ【149】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

一時は50-60点を収集した「リーバイス501」古着。

これらを集める中でカラーの好みを感じることがありました。

確かにネイビーがライトに落ちたアメリカンなイメージに相応しい「ブルージーンズ」と呼ばれるライトブルーカラーも素敵です。

ただ、コーデしやすさとなると、これが「ブラック」に軍配が上がるのではないかと思うようになりました。

そして、糸染のブラック「501」が色落ちた姿には、味わい深いグレーを多く見つけることがありました。

このたびは、グレーという色の素敵さを「リーバイス501」のカラーのわずかな違いを見ながらお伝えしたいと思います。

これは古着でなければ感じることが無かった素敵さであり、是非ご注目下さればと思います。

ブラックには糸染めと後染めとがあり、味わい深い色落ちは断然糸染めの方

「リーバイス501」の古着のブラックは、糸染めのブラックと後染めのブラックがあります。

糸染めは糸の段階から黒糸と白糸を織り交ぜる構造です。

後染めは、生地の出来上がりを黒く染めているかのようなイメージ。

同じ黒でも大きく違いがあるのです。

古着を見る時に、そもそもどちらなのかでその未来の色の変化に違いが出てくると予想します。

ここで、いわゆるジーンズであるデニムの生地の作りを簡単にお伝えします。

デニムは通常、横糸に染めていないオフ色を、そして縦糸に紺とか黒が配置される織り方がしてあります。

ダメージ加工のジーンズをじっくり見ると、白糸が横にボーダー状に配置しているのではないでしょうか。

染めていないオフ色の糸と色のついた染めた糸の組み合わせで織られているのですね。

デニムは綾織りの部類に入ります。

綾織りというのは、横糸数本の間に縦糸を絡める織り方。

横糸に使われているオフ色の糸が縦糸の色糸より多めだということから、特に色落ちした時に見栄えが白っぽく味わい深く映るのです。

細かい世界なのでなかなかイメージが付きにくいものですが、前述のダメージ加工にその構造がよく現れています。

穿き込んだリーバイス501のブラックの色には素敵な未来が待っている

さて、ブラックの501の先染めの方のお話です。

後染めも穿き込んだものはグレーイッシュにはなっていくけれど、やはり糸染めのブラックほどの味わいにはかないません。

ただ、後染めはドレスライクにはきやすく、黒コーデのボトムにはかえってなじみますので出番は大いにあります。

実際の後染めタイプの履き心地の柔らかさは今でも記憶に残るところです。

では、糸染めのブラックの話に移ります。

糸染めのブラックの古着の面白さは、薄く色落ちしたものは、グレー色になっていることで、黒っぽさから離れてマイルドになっていることです。

さらに、何本かグレー系に色落ちした「501」のブラックを集めていく中で、あることに気付きます。

濃淡や色味の違いのあるグレーのリーバイス501。

何点も持っているのにほとんどぴったり同じグレーがない、かぶらないという事実。

そして、モカ系のグレーとか、ブルーグレーのような青系に枝分かれして存在しているようでした。

グレーといってもカラーの細かい部分は奥が深いようです。

コーデするとき、モカ系のグレーの「501」は焦げ茶の他のアイテムと合わせたりなどしていました。

グレーも黒の延長というわけではないのです。

これがとても素晴らしい味わいと言えるかもしれません。

そして、先ほども記しましたように、色落ちたグレーのコーデは、ブラック系のコーデであってもやわらかい印象になります。

シャープになり過ぎず、マイルドにまとめられるのです。

しかも色の調子に違いがあるので、集めるのも楽しいということ。

グレーといってもバラエティーに富んだ様々なトーンの違いのグレー色が楽しめるというのが真っ黒そのままにはない醍醐味です。

あとがき

YouTube動画でチョイスした「501」は中間に色落ちしたそれぞれの色でしたが、

これらをはき込んだ行く末は、薄ブルーや薄グレーになってきます。

色落ちの楽しみとコーデの楽しみと両方をダブルで味わえます。

長い間黒コーデ好きだったのですが、途中から同時にグレーコーデも好きになりました。

そのきっかけが色落ちした糸染めの「501」のグレーにあったのです。

「リーバイス501」のブラックの色落ちしたものをグレーの色ととらえて、コーデしていくと黒系コーデもその幅が広がってゆきます。

黒色は他のどんな色にも負けない色自体の強さを持っています。

実際に絵の具で黒に何を混ぜても、黒が勝る色味にしかならないというところに証明されます。

そんな黒コーデでまとめることが好きな方というのはおそらく強さの表現であったり意志を洋服で表現したりすることを直感的にも感じている方なのかも。。

それに比べて、1トーン落ちたグレーという色というのは、緊張感ある黒から少し緩めな心地になるものです。

スーツを装うことで、気が引き締まるなどと言われますが、黒を着ることで、その色の強さ通り、それを身にまとう者を強く見せたり、「自信」を自分でも感じたりできるものです。

グレーはそれに対して、色が抜けたことで、リラックスしたやわらかな気持ちで身に纏える色です。

黒コーデライフのワードローブに、少しグレーを入れ込むということで、豊かな人生にまでなれたら、それは素敵な事です(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク