上下1セットのみを選りすぐってワードローブに配置する者もうなる、候補が複数になった着回しコーデに長けたブランドデニムパンツ【799】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたびは、「デニムワードローブ」をテーマに記事を綴りたいと思います。

この後、ご紹介させていただきますワードローブは少し特徴があり、すべてのお洋服の上下をそれ1セットだけと決めた1パターンコーデでそろえています。

はっきり理由は分かりませんが、「気持ち」に素直に従った結果であり、「着回し」をあまりしないのです。

その記録をブランド名や色などの特徴と共に「ワードローブノート」なるものに記録しています↓。

エクセルシートを「ワードローブノート」に使用例:季節を「冬」「春・秋」「夏」の3シーズンに区分け。

余計な数を制御するために大まかな3シーズンごとの合計数をだいたい同じにしています。

それでも、どうしてもここまでの数集まってしまった結果が現在の分量なのですが、かなり選りすぐっておりますので1点1点に思い入れがあり、ここ数年激しく変化したことがありません。

このたびは、このノートの中の、「夏」に注目してみます。

2-4までが「x2」とか「x3」となっていますが、これは、ボトムのデニムパンツに対してのトップスの数です。

つまりこの部分だけが、珍しい「着回し」の部分です。

デニムがそれぞれ1点ずつに対して、合わせる相手が2-3点あるという意味です。

その他はすべて1セットずつなのに、デニムパンツというアイテムだけこうなった謎の解明みたいなものです。

どれとも似ていない3点だけのデニムで展開する1週間デニムコーデ

左から、ブラック・インディゴ・ライトブルーが3点の内訳です。

現在は、ブランドデニムパンツがとてもエレガントだと注目しておりまして、左から、「アルマーニコレツィオーニ」「フェンディジーンズ」「アルマーニジーンズ」です。

では、1週間過ごせる着回しコーデを含む展開を、デニムを軸に3展開ご紹介してまいります。

ブラックデニム:こうして見てみるとデニムがいかにグレー寄りかが分かります。

半袖・タンクいずれも「エンポリオアルマーニ」。

素材自体に凹凸感が演出されています。

見にくいのですが、左の半袖は、ギザギザ柄のジャガードです↓。

真っ黒でも、ジャガードが立体感を演出してくれる素敵な素材。

あくまで独自の考え方ですが、黒コーデ好きなのであえて「黒on黒」がほとんどの組み合わせであり、その嗜好を象徴。

こんな感じで、縦に「黒+グレー+黒」とリズムよくカラーを配置できます。

ネックラインの上も考慮に入れると、ネックレス・サングラス・髪の毛・帽子も可能性のある小物となり、縦にリズムが増えると思います。

決まりがあるわけではないと思いますので、実際にやってみてかっこよく映れば正解だという引出しの1つです。

ミドルブルーデニム:中間的なカラーが結構難しめ。そんな時にマルチカラーの万能な特性の力を借ります。

五分袖とフレンチノースリーブの2点がトップスです。

マルチカラーは、「INTERLINEAIRE」という日本人のデザイナー様のブランド。

数が少なく希少です。

白のレースフクレ加工は、「ランセル」製です。

もし、このデニムが「ノンウォッシュ」の濃紺だったとしても、同じような考え方で行けると思います。

ネイビーには、「原色カラー」とか「真っ白」などのやや尖ったカラーが相性が良いと思います。

この真逆を行くようなあいまいで優しいテイストが次です↓。

ライトブルーデニム:ここだけ3点のトップスを配置。どれも柄です。水玉のベストのインナーには真っ白を。

左の七分袖のサマーセーターは、「里麻」というブランドのもの。

カラーがすごく優しくて強い主張がない良さを馴染むようにデニムと合わせます。

ベストは、「Zele de Zeal」というブランドのもの。

とてもかわいい水玉なのですが、すみれ色のようにも映る曖昧さが非常に難しく、デニムともピッタリではないです。

よって、パンプスをこのベストのカラーに寄せるなどのもう一工夫で全体をまとめていくことにしています。

一番右は、「Home Cloth」というブランドのもの、おそらくオーダーメイド品です。

シャツやブラウスのような素材で軽いですが、柄は重厚感があります。

このマルチカラーの曖昧さがライトブルーデニムに相性が良いと選択しました。

以上すべての7点のトップスが3点のボトムのデニムと交わりながら1週間を過ごしていけるコーデのご紹介でした。

着回し用の複数同士は類似品が良いのか、全くの別物が良いのかの選択について

着回しをした相手のトップスのそれぞれが、類似品/別物いずれにしてもそれぞれの差別化が可能なのです。

最初のブラックデニムの場合は、同じ黒であり、同じブランドでしたので類似品とも言えますが、半袖とタンクトップなので別物とも言えます。

同じ見方をしてくと、ミドルブルーデニムも別ブランドであり、マルチカラーとノースリ―ブの違いがありますが、テイストはエレガントで共通。

最後のライトブルーデニムは、どれも柄であり、マルチカラーが複数という共通事項が多いですがアイテムはセーター、ベスト、プルオーバーと別々です。

結局は、共通事項も入れ、違いも入れるという「ミックス型」で自然と選んでいたことが後から見るとうかがえました。

できるだけ、少ない数で豊富に映る工夫が出来れば「リッチなワードローブ」の印象ができ、素敵ですので、「乏しい」印象よりも「豊富」という印象になるように工夫すると良いのです。

あとがき

このたび、随分エレガントなデニムコーデができたのも、「アルマーニ」様と「フェンディ」様の普遍的なデザインのおかげです。

登場のすべてのお洋服は実は「古着」だったのでした。

ここ近年では、いかにもカジュアルなデニムのはき方が大きな流れとしては下火になっています。

どちらかというとエレガントなデニムの取り入れ方が広まり、あまり流行を意識しないデニム+パンプスの嗜好もその中に小さく存在。

この世の中に流行など無い方が、もっと自分らしい着方ができるのではないかと思うこともあるのですが、流行があるからこそ、助かることもあるのだと思います。

流行の無い中で独自の主張をしていくことがいかにたやすいことではないかということが反対に分かると思います。

よく推奨されているのが、「流行を少しだけ取り入れる」といった着方。

そもそも、この度軸としましたブランドデニムパンツの作りはもともとエレガントな作りであり、しっとりと上品な1つ1つのパーツのデザインになっているようなのです。

それでも、「デニムライク」という模造品ではなく、元祖の12-14oz程度あるしっかりした本来のジーンズらしさがすべての3点のジーンズに共通するところです。

「ジーンズ」でありながら、かつてのカジュアルなイメージを越えた「スラックス」みたいな見せ方は、合わせるトップスやその他の小物の工夫にあると思います。

デニムのワードローブが素敵に配置されますよう、応援したいと思います(^-^)。

エレガントなデニムパンツとして装う、ハイブランド古着ジーンズを引用した夏のさわやかデニムコーデ3セット【1394】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

大きなデニムの流行としましては、長い間カジュアルコーデの象徴的な存在であったデニムのはき方が、オーバーサイズの流行も相まって、ワイドになったり、スラックス風なモデルになったりしてエレガントなテイストを提案してきているようです。

いったいどなたがもともと提案してきているのでしょうか。

それは、ファッションの先端を行く少数のおしゃれアイコン様達であったり、ハイブランド様の数々の「確かな勘」が束になった1つのものだったりするのではないでしょうか。

そんな情報を見てか、その波にぷかぷか浮かんでいるのか、確かにカジュアル色のある「リーバイス501」を現在では1本も持ち合わせておりません。

その代わり、古着ライフの中で特にお世話になっている「アルマーニ」様のデニムなど、「ハイブランドデニム」に注目するようになりました。

このたびは、3セットのいずれにもイタリアのハイブランドデニムが入るコーデをご紹介、これからの暖かい/暑い季節に向けたご提案としてこの記事を綴りたいと思います。

ベルトやパンプスやバッグも登場する全体的なコーデとなりますので、「ストリートファッション」として目に映る装いとして眺めてくださいませ。

どちらかというと落ちたブルージーンズがおしゃれ度が高いと感じる、イタリアブランドデニムを交えた3セットの全体コーデのご紹介

登場するジーンズはどれもミドル以下:アップに寄った写真のデニムはどうしても薄く映ります。

実際は②はもっと濃いですし、①③はもう少し色があります。

①③の違いはなかなか感じられにくいですが、①がブルー寄りで③はグレーイッシュという微妙な違いが実際はあります。

①ブルー(水色):時々グレーも入れ込みながら水玉の爽やかさをバッグの白で強調。「アルマーニジーンズ」。
②インディゴ(ミドル):難しめのミドル落ちをビビッドカラーでまとめます。「フェンデイ」。
③ブルー(グレーイッシュ):バッグは黒、パンプスはグレーに黒の柄。「エンポリオアルマーニ」。

このたびは、出会っているジーンズの一部を引用しましたが、ブラックジーンズやノンウォッシュのネイビーもカラーの差別化となります。

あとがき

この度の3選では、靴がどれもパンプスでした。

エレガントにデニムをはく分かりやすいポイントとして、「パンプス」はキーワードです。

その他のバッグなども影響していろんな小物による表現の結果として「瀟洒:しょうしゃ」であると感じるのだと思います。

「粋:いき」「瀟洒:しょうしゃ」「エレガント」が互いに交わり合うはっきりとしない定義の部分はあるにしても、こうしたテイストは、これまでの「カジュアル」にイコールのようなデニムのイメージを大きく変えるテイストであることは間違いないと思います。

もし、今までの自分に変化をもたらしたいと思う際には、一度、自分の人生をも写す鏡のような存在のお洋服の見直しと共に、デニムのテイストもこのたびご紹介のように変えてみてはいかがでしょうか。

もしかして、お洋服から人生が変わっていくこともあるかもしれません。

ちなみに、これまでで一番変化を大きく感じているこの2024年3月末にワードローブのラインナップを随分大きく見直しました。

それほどまでに、お洋服と人生との関係があると実感。

かつては、1点ずつのお洋服に思い入れなど感じなかったのですが、現在は1点ずつのアイテムを真剣に選び、今後も大切にしていきたいような「愛着」のようなものを持つように。。

古着集めの集大成のようなものになった気がしております。

今後できることは、コーデのいろんな姿を存分にお伝えしていくことであると思っています。

また今後もブログ記事にも綴ってまいりたいと思います(^-^)。

真っ黒や濃紺から離れたグレーイッシュやブルーの中間カラーのデニム、トップスのヴィンテージサマーセーターがエレガントなデニムコーデの重要素【828】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

かつての「カジュアル」を象徴していたジーンズコーデの何十年という大きなゆったりとしたブームが収束の様子。

それでもあのデニム素材の特殊さ・良さは今後も定番の素材として残っていくと思いますし、これまでとは真逆のエレガントな感じで新しい取り入れ方が受け入れられていくと思います。

ここ最近は、ヴィンテージ物の中で、ハイブランドのデニムに注目するようになりました。

すべて古着でのお洋服の購入ですが、特にお気に入りのブランドデニムは、「フェンディ」様と「アルマーニ」様です。

材料として選ばれた素材がそもそも良質です。

そして、本来のジーンズの作りをそのまま継承しながらも出来上がりがエレガントという不思議さ。

ラインや細部のステッチの丁寧さ、尖り過ぎないしとやかなポケットデザインなどの多数のエレガントさの集結でその姿を作っているのだと見ています。

このたびは、「アルマーニ」製の2点のブラックとブルーのデニムパンツを選択。

せっかくのエレガント寄りにデザインされたジーンズのテイストをより高めるようなトップスを、サマーセーターで選ぶご紹介をしたいと思います。

「黒ベースとの相性の良いブラックデニム」「ジーンズらしさも残したライトブルーデニム」それぞれを軸としたサマーセーターコーデ

左:「アルマーニ・コレツィオーニ」右:「エンポリオアルマーニ」。いずれのカラーもデニムらしい味わい。

では、この2点の好ましい相手として選んだサマーセーターです↓。

ブラックデニム用:「ジョルジオアルマーニ」製。グレージュ。細かい透かし編み柄が華やかです。

特にヴィンテージ物の「ジョルジオアルマーニ」製では、「ハイゲージセーター」も多く見られ、重みがずっしりとして重厚感あるお品物です。

なかなか現在では軽いタイプが多いセーター類、こうしたハイゲージタイプは貴重だと思います。

ライトブルーデニム用:「アルマーニコレツィオーニ」製。七分袖のセーター。グリーンがかったグレー色です。

難しい色を購入したもんだ。。最初はそう思いました。

そこで、この色に合わせたボトムを探すという方向へ出ます。

そんな時に、合うのではないかとひらめいたのが、ライトブルージーンズでした。

実は、先にセーターがもうあったところへ後からライトブルーデニムを足したのが真実だったのでした↓。

着回しということもよく言われますが、そうはいっても「一番」があるはずで、こんな風に分けたセットに。

お気付きかと思いますが、全体的にグレイッシュな組み合わせとなりました。

グレーは見方によってはアクセントが足りないと感じるかもしれません。

その時こそ、ベルト・靴・バッグ・ジュエリーなどの「スパイス」的存在のアイテムの出番なのです。

グレーに注目していくと、それ1つだけではなく、コーデが複数の集まりの効果で威力を発揮することを特によく実感できます。

あとがき

当ブログ記事は、2021.12.12が当初の投稿日。

その後およそ3年後の2024.07.01に「手直し」の順番の計画を実行の現在です。

こうした、デニムパンツ(ジーンズ)にサマーセーターを合わせる組み合わせは、現在の2024年でもやっています。

このブログを綴りながら、新しいYouTube投稿のアイデアを思いつきました。

当記事のブラックの方は引き続き現在も持ち備えておりまして、その他別のライトブルージーンズとミドルブルージーンズという中間のネイビーカラーも登場した3点で夏のデニムコーデのご紹介を考えました。

近くYouTubeに投稿した翌日にはブログ記事にも同じ【番号】綴られますが、現在【1400】が最新の中、空き枠の【799】で予定しています。

もし、この記事をご覧くださった折りには【799】へも是非(^-^)。

「ブルーデニム」と「ブラックデニム」の装いそれぞれが一番かっこよく出来上がるためのトップスの色のトーン【214】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

デニムのコーデをする中で、これまで難しかったという記憶が残るのは、濃いジーンズと合わせるトップスについてです。

考えても考えてもしっくりくるようなネイビージーンズの相手がなかなかみつからなかったこと。

今回は、そんな私の身近な体験から、ある1つの考え方をご提案。

どうぞ、何かのご参考になれば幸いです。

ブルージーンズを1本だけ購入する場合のカラーの濃さお勧め

まず、そもそもなのですが、ジーンズを1本欲しいなと思った時に、末永くはいていける柔軟さを持ったカラーのトーンを選ぶというところが大前提です。

かつての、リーバイス501ブームの時にデフォルトのネイビーから毎日はき続けて長い年月をかけながら色を落としていくというブームみたいなものがあったことが思い出されます。

あれは、アメカジの文化というか、もとはリーバイスが労働者用のユニフォームだったところに考え方の元があり、毎日労働してあれこれ擦り切れた「証」がそのジーンズに残る柄として素敵に縦ストライプの筋が味わいとして残るというもの。

現実的に考えて、毎日ジーンズをはくことは現代では希なこと。

多くはお出かけ着だと思うのです。

そうしますと、あの一世を風靡した文化の白糸の姿がだんだん見えてくる味わいというものは現実的ではありません。

古着市場の中で、今選ぶなら薄い色に落ちた年代物がお勧めです。

ブルージーンズという言葉そのままのイメージのブルーがベスト。

なぜなら、この薄さこそがコーデには柔軟性があるからです。

せめて、インディゴというような紺からは中間的に色落ちしたこの後の写真のようなトーンまでの間で探すことをお勧めします。

そうでなければ、過去の私のように濃いネイビーカラーをどう組み合わせても相手がなかなか見つからないという悩みが生まれ、結果出番が少なくなってしまうのでコスパが悪いのです。

ご参考にどうぞ。

色合わせの実験記録

さて、今回2点のブルーデニムとブラックデニムをご用意いたしました。

ブルーデニムの方はアルマーニコレツィオーニ。ブラックの方は薄グレーにブリーチによるブラックがトーンダウンになったグレーのリーバイス501。

ブルーカラー:「アルマーニコレツィオーニ」様のモデル。
ブラックカラー:後加工的に、ブリーチで薄グレーに落としたと思われるリーバイス501のブラック。

そして、今回のこの2点のジーンズにそれぞれ6種のカラーのサンプルを合わせてみます。

1-3は1つのグループになっていまして、いわゆる「無彩色」と呼ばれる雰囲気のカラー。

黒白コーデとか、色味のないものです。

反対に、4-6は色味のあるものです。これらの色でなくても別のピンクなどもOK。

今回目指すべきゴールとしまして、「かっこよくなるコーデ」ということに決めました。

どれもそれぞれの色のデニムに合わないことはなく、合わせてしまえば変な組み合わせではないです。

しかし、「かっこいい」と感じるということとなると、それぞれ違いが出ます。

では。1-3の「無彩色」をブルーとブラックで比較してみます。

この1-3はブルーデニムかブラックデニムかどちらに合うか:かっこよく粋(いき)になる方というのは右側。

左もよく見られる組み合わせですが、かっこよさがMAX(最大限)に表現できるのは間違いなく右だと思います。

左側は、平凡で田舎っぽいと映ります。大変厳しい判断ですが、周りよりひときわ突出したおしゃれ感を真剣に目指すのであれば、右のブラックジーンズの方になります。

この4-6はブルーデニムかブラックデニムのどちらに合うか:左のブルーデニムの方。

右側だとこの曖昧な4-6の色の良さが活かされません。

これをどう見るかというと、カラーの3つをインディゴブルーの背景が引き立てているというような見方です。

右に合わせると、4-6のカラーがかなり異質なものになってしまいます。

もちろん、どうしても異質なまま上下合わせたいという場合、その他の小物使いとかバッグや靴の工夫で総合的にパッと見て良いものになることはできるかと思いますが、その後の続きの工夫の難易度が上がってしまいます。

実験の結果からのまとめ

「色味のない無彩色なトップスには、ブラックジーンズがかっこよく決まる、色味のあるカラーのトップスにはブルーデニムがかっこよくなる」とまとめました。

今回ブラックデニムがトーンダウンの薄グレーですが、これが濃い黒に近いものだったとしても同じです。

そして、かつて四苦八苦したネイビーの濃いデニムも左側に該当させて可能な考え方です。

もう少し、とても単純にまとめると、ビビッドカラーとかマルチカラーとか派手な色のTシャツやブラウスを着たいという時に、ブルーデニムがばっちりです。

一方、シックにクールにきめたいコーデには、余計な色を使わず、静かに、黒や白やグレーこの辺りだけを組み込んだまとめ方が上手く出来上がる。。そんな感じです。

あくまでも「かっこいい」という結果になるようなベストな相性はどちらかという視点で見てみた実験です。

そして、とても単純な1つの考え方としてのご提案です。

困ったり迷ったりした時に、ご参考になればと思います。。かつてうまく上下が合わずに、もがき悩みながら見つけた1つの考え方になりますので(^_^;)。

あとがき

大きな流れとして、ここ2020年代に入ってからは、ジーンズはドレスライク寄りなモデルへ流行が移行。

ただ、ジーンズというアイテムは永遠のものだと考えて良い思いますので、だれしも1本は持ち備えているかもしれません。

たった1本、もしくはミニマムな数のジーンだからこそしっかり選びたまに出番がある場合でもコーデに困らないようにどの色落ちトーンを1本選ぶのかということも重要ですね。

まずとりあえず1本であれば、黒コーデ好きな者としてはブラックを。

2本目としては、薄いブルージーンズを実際に選んでいます。

かつて悩んだネイビーは登場することはありません。

ネイビーのジーンズをかっこよく素敵にコーデされている方がいたら是非学びたいと思っています。

このたびのゴールが「かっこいい」ということでしたが、これを違うゴールにした時には、ネイビーの出番がありそうです。

ネイビーのカラーというのは、どうしてもパンチが黒に劣るので腑に落ちないのが拘りです。

マイルドで、少々田舎っぽいかなと思います。

紺や茶色というのは最もカントリーになりがちな色ですが、いっそのこと、茶色のセーターに紺のデニムを合わせて見たらかえって相性が良いかもしれません。

何か、「とことん突き詰める」みたいな感覚ですが、思いっきり寄った方向もカラーで「素敵」を作ることができるかも。。

今後も研究していきたいと思います(^-^)。

求める長さによる手間を惜しまない、ジーンズ裾上げのカットが先端の三つ折りより上の位置ならばそのままカット、三つ折り内ならば解体【248】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

これまで30年以上もカジュアルな装いの王道であったジーンズコーデ。

ここ近年はデニムは、ドレスライクな方向へと大きな流行の波が移行した模様。

それでもなお、普遍的な存在感は健在の「リーバイス501」。

特にかつてのUSA製の501が生まれ故郷の原産であることで、より熱視線を向けられるようです。

今回このアメリカ製501のあるワードローブに新たに、2本の今まで持っていなかった薄めのブルー色を加えることにしました。

古着ではジーンズの長さがピッタリの方がむしろ奇跡的、好みに忠実な長さにお直ししたい

このような少し色のトーンの違う共に薄色のブルージーンズを2本共ワードローブに加えます。

とても楽しみなのですが、メンズのW28なのです。

丈がどちらも長すぎますので、裾直しをせねばなりません。

ネットのリサイクルショップで古着を購入した場合の裾直しは、自分でお直しするのがコスパが良いです。

ミシンを1台お持ちになり、裾上げはセルフというのは今後も良き節約術かなと思うのです。

自分で自宅での裾上げをしていただくことにお役に立てるよう、このたびは2種類の裾上げのケースでご紹介したいと思います。

非常に長い場合と少しだけ短くしたい場合とで使い分ける裾上げの仕方2通り

今回行う2本のリーバイス501ジーンズの裾直しは、実は全く同じやり方ではございません。

違う点があるのです。

かかと周辺を出来上がりにしたい場合:かかとから三つ折り分をプラスした長さがカットする場所。

ちなみにこの写真は右の水色ブルーの方です。少しだけ長い方になります。

セピア色がかった方はもともとかなり長めなので、長めではきたいにしても、デフォルトのままでは、ひきずってみっともないので5cmカット(実際切るのは2cm)をします。

この5cmカットをするにあたって、股下を測ると自分の股下がある程度把握できますね。私もやってみました。

股下の測り方:股部分の縫い目十文字ど真ん中から、折り曲げた出来上がり線の裾の先端までを測ります。

股下の測り方ということで、今後も何かにお役立てくださると良いと思います。

股部分のど真ん中が十文字になってハギになって出来上がっているのがズボン型です。

この十文字の交わったど真ん中1点から裾までのハギ目に沿ったまっすぐの長さが股下となります。

ちなみに、私の場合75cmですが、スラックスなどは75cmだと下に重みで垂れ下がり長過ぎます。

よって、スラックスなどの重くストンと下に落ちるパンツの場合は股下73cmくらいに合わせます。

ジーンズは、生地が立つぐらいごわごわしているので、股下ちょうどが程よいです。

今回、股下通り75cmに仕上げることにしました。

セピアがかった方は5cmカット、水色の方は3cmカットということになりました。

左:セピアがかった方・・・5cmカット、右:水色の方・・・3cmカット。

左:セピアがかった方・・・5cmカット(三つ折り分を見込むと、実際は5-1.5x2=2cmカット) 。

右:水色の方・・・3cmカット(三つ折り分を見込むと、実際は3-1.5x2=0cm)カット 。

右の方は計算式に矛盾が出ます。

まずは、三つ折りしてある裾の解体からスタートになります。

そして、折り目が付いている線を目印に、今先端になっているラインを1周カットすることになるのです。

そうしますと、この5cmと3cmで少しやり方に違う部分が出てきます。

5cmカットの方は、先端のデフォルトの三つ折り始末をほどかなくてもよい分量です。

それは、カットして、三つ折りを1.5cm幅で2度折るということをしてますので、もともとそれをしてある先端の1.5cmx2=3cmを最初から差し引いて少なくカットして帳尻を合わせればほどく手間が省けます。

5cmカットなので、5-1.5x2=2cmカットで出来上がりが合います。

この場合、裾先端から2cm部分を重ねてカットです。

右と左はそれぞれ行った方が正確にできますので重ねるというのはあくまで片方の「わ」の事を指しています。

<5cmカットのセピア>①裾から2cmで印をつけます。②重ねて2cmの印通りにカット。

こんな感じであとは、縫い代1.5cmを2回折り曲げて、三つ折りして裾が5cmカットとして上がります。

もう1つの水色の方は、3cmの部分なので、三つ折り部分を、現在の状態で三つ折りされているところをほどいてからやらねばなりません。

ギリギリの先端をカットしたとしても、三つ折りの縫い目が残ってじゃまなので、結局ほどくと同じ作業が入ってきます。

それならば、「リッパー」でほどいてから先端から3cmの部分をカットすることで、セピアの方と同じ考え方になります。

<3cmカットの水色>①リッパーで三つ折りを解体。②伸ばした状態の先端から3cmをぐるり1周カット。

この場合は重ねるより、この方が正確にカットできます。

写真のハサミの位置が写真の写り具合で紛らわしいですが、正しくは矢印の近くの線が当初の先端部分なので、そこをカットします。

あまり多くは語られていない、三つ折りしてミシンがけの時のコツx3点

2本とも1.5cmの縫い代を2回折る三つ折りをして、アイロンでしっかり折り目を付けて、ミシンで仕上げます。

この時に、少々コツがありますので是非。

<コツ①>:縫い始めと終わりは、返し縫いがありますから、返し縫いのやぼったい縫い目をなるべく隠すために、スタート時点を「内股部分」周辺にしています。

やりやすいのは、生地の薄い外側からですが、やはりずっと着用していくことを考えると視界に入りにくい内股側に返し縫いを隠した方が良いと思います。

いずれにしても、内股部分の折り伏せ縫いの重なったごわごわした硬い部分を通らねばなりませんから、最初の方で通っていくことになります。

つまり、ミシン縫いの一番の難関部分が最初にやってくるということです。

<コツ②>:折り伏せ縫いは本当に厚みがあり、固いので、縫う前に三つ折りした状態、もしくは、1つ折った状態でも、固まった状態をほぐすという意味で「金づち」でコンコンとつぶすということを行うと縫いが少しスムーズです。

また、後に貼ります動画も見てくださるといいのですが、適度な緩めの力で良いです。

目的は厚みのある膨らんだデニム生地をペタンコに薄くつぶすということにあります。

金づちで縫う直前に膨らんだ三つ折り部分をたたいてつぶします→効果は少しだけあります。

絶大な効果があるというわけではありません。

やはり、ジーンズの折り伏せ縫いはどんなものもごわついて固いものです。

ただ、この作業で少しましになるというものです。

この「少しまし」ということが実は結構な効果だとも言えます。

少しでもミシンの通りが良くなった方が良いですから、デニムの裾直しの時にはいつも行っている作業です。

特に「リーバイス501」は生地が厚めの13.5oz程のデニムですからなおさらです。

<コツ③>:そして、最後もう1点ポイントがあって、難関を一番最初に持ってくるとはいえ、本当のスタート地点を一番固い部分にしてしまっては余計に大変です。

そうではなくて、少し手前の2cm程前からスタートします。

返し縫いは平らな部分でしておいて、ミシンの動力の勢いもつけて難関の山へ登っていくという流れをたどるのが良いのです。

なので、このスタートは難関の少し手前、というキーポイントをどうぞ。

糸は、できれば30番辺りは望みたいところですが、50番や60番でも可能です。

ちなみに、糸は30番。針はDB1の#16という一番頑丈なタイプです。

ミシンの針板(張り周辺の穴が開いた板)も#16を設置しています。

ところで、前述の三つ折りステッチにおけるコツ①-③の図解もご用紙致しました↓。

スタート位置は星印から:折布施縫いの難関の2cm程て前の意味は、「助走」のようなもの。
完成後の試着:股下75cm仕上げ。
感想としては、股下73cm仕上げで良かったなあと。

ジーンズをパンプスとコンビではく場合、パンプスにかぶさらない方が歩きやすいです。

スラックスと同じで実際の股下ちょうどマイナス2cmで良いのかもしれませんね。

実際にやってみての肌感覚。

この事実も是非貴重な感想としてご参考にどうぞ。

職業用ミシンと家庭用ミシンのパワーの違い

今回お直し作業をしましたミシンは、「JUKI:シュプール:TL25」です。

現在のTLモデルからはかなり初期型なのではないかと思いますが、これで十分。

職業ミシンとしてはとても使いやすく、事業者様の多くが使用されるミシンです。

家庭用ミシンと見た目のサイズなどは何も変わりません。

ただ直線縫いのみということでロックも付いていないので、多くのご家庭では多機能付きな家庭用ミシンを選ばれることも多いのです。

しかしながら、直線縫いに特化したこのミシンのパワーは素晴らしいものです。

縫い目もブレが起こらないのでまっすぐで、ジーンズの裾上げなどには家庭用ミシンをしのぐ「出来上がりの美しさ」があります。

1台お手元にご用意いただくとこんな風に有意義に使えます。

あとがき

デニムは、このたびの2つのどちらかのやり方で裾上げが実現できます。

自分サイズに合わせていくお直しの一番の入り口と言っても良い「裾上げ」。

ミシンを使うことがかえって希であり、ジーンズならではの作業でもあります。

慣れると余計な悩み無しに好みの古着ジーンズをゲットできる未来が見込めます。

アメリカ製のリーバイス501は過去の貴重なアイテム、古き良きお品を存分に着用していきたいですね(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク