まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
ただいま、シリーズとして、同素材で5デザインのコンパクトショルダーバッグを作っていく企画をしています。
今回は、その2点目のバニティー型ショルダーバッグの後半です。
ポイント場面は、両開きファスナーを使った作り勝手の良さとか、出来具合を見てみるということをします。
両開きファスナーを使用したことが過去にはあまりなくて、2本のファスナーを使ってきましたが、ここで両開きファスナーとの出会いがあり、その違いを製作しやすさなどの点からお伝えできればと思います。
数の少ないダブルファスナーVS数の豊富な2本使いのファスナー
ダブルファスナーはどちらかというとバッグ専用ですので、一気に製造数が減るようです。
あまり豊富にカラーが無いという固定観念もありましたし、いろいろな色の生地に合わせていくには、豊富な色展開のシングルファスナーの方が選びやすいと思っていました。
ただ、シングルファスナーの2本使いは、例えばバニティーの場合は、2本をいかに延長上に1直線に配置するかという技術が必要で成功率があまり高くありませんでした。
そして、ど真ん中を意識するポイントも生まれます。
頑張って神経を使ってきちんと配置して縫い付けても、出来上がりは少し引っ掛かりのあるものでした。
ファスナーの端の始末がバニティーでザインでは上手く隠しきれないところがありました。
どっしりとそびえたつように筒形が立つということ、これはバニティの出来上がりの美しさの1つかと考えます。
なので、2本使いはその点について左右のバランスの縫いの難しさが出来てしまうのです。
一方今回導入の両開きファスナーは最初から1直線なので余計なことを考える必要がありません。
さらに、今回の場合取り付ける口布や側面パーツが同じ40cm周辺の長さであったため、特にカットもせず、ファスナーの留め具もちょうどミシンで縫わない部分である後ろの重なり部分に隠れて、邪魔にならず、ファスナーのカットの必要もなくすみました。
今後両開きファスナー、色さえ合えば積極的に使いたいですね(^-^)。
さて、このたびは、後半の場面であり、YOUTUBE動画でも完成の様子がご覧いただけます↓。
あとがき
バニティはまっすぐな形に立つということが見栄え的に大切だと思っています。
よじれがちな理由として、立体的な物を平面2次元ミシンで縫うからこその難しさがあります。
2本使いにするにしても、ダブルファスナーを使用するにしても、ファスナーの付け方が出来上がりのフォルムに影響すると思います。
ただでさえ難しいデザインですので、できるだけダブルファスナーにして作りやすい方を選んでおいた方がお勧めです。
カラーが豊富でないことは大変デメリットですが、ファスナーの色の展開を見ながら、材料の生地調達に条件を付けて探していくなどということも良い結果を考えたら「有り」だと思うのです(^-^)。