まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
最終の生地は広い面積で都合よく余るとは限りません。
このたびは、ぶつ切りに余った生地をパッチワークに繋げた、「四角」モチーフの表地に合わせる裏地の「ボックスキルト」の仕立て場面をご紹介します。
なぜボックスキルトを選択したのかの理由があるのです。
交互に配置しなかった理由は、ナップサックの完成の投稿の時にじっくりお話したいと思いますが、筒形になる状態での均等配分を考えたからです。
ところで、これらのぱっと見の雰囲気は、「四角い柄」という印象ではないでしょうか。
このたびは、この表地にコンビとして選んだ、タータンチェックの裏地の楕円底パーツとポケットの無地のフラップパーツにボックスキルトをそれぞれかけました。
表地とも大きく関連した四角いモチーフのそろえ方のデモンストレーションのようなものとしてお伝えできればと思います。
四角モチーフで統一、底面のタータンチェックに馴染む変形ボックスキルトと無地のフラップにかける正ボックスキルト
選んだ線の5mmくらいの幅のど真ん中にステッチしていきます、ものさしは不要であるところからスムーズなタイパを得ることができます。
柄に沿った表側からかけるボックスキルトは「変形ボックスキルト」となります。
裏を見ると、柄の配置と同じピッチにステッチ糸が出るのです↓。
↑このパーツはナップサックの裏地の底面です。
↑このパーツは裏地に付くポケットのフラップです。
ミックスのタータンチェックが周りにあるという位置ですので、ここにバイヤスキルトなどはカオス。
やはりボックスキルトの種類が一番良いと判断したのでした。
あとがき
当初、楕円底の「サッカータータンチェック」を選んだコンビはこの組み合わせではありませんでした。
生地の整理整頓をして今後の製作を確認している最中にこれらの抜群の相性に気付いたのでした。
カーキグリーンという色1つにも青味寄りや黄色味寄りと色の違いの展開があるのです。
どちらかというと「モカ」の要素を持っていたカーキの表地に、偶然茶色とのコンビで織りなされたグリーン系タータンチェックが現れたというこのミラクル。
こうした良き偶然をキャッチすることも、ハンドメイド製造の醍醐味であり、製造者本人にしかできないことではないかと貴重に感じています(^-^)。