身近な小さな事柄から大きな事件までにも及び「交渉」は解決への大きな一歩、そこには「損」の許容と貫き通したい「得」が入り混じる【1282】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび、「どんな相手も納得させるデキる人の切り返し術 ~難しい局面でも優位に立てる勝利法則~ :弁護士 石丸幸人 著」という本をを拝読。

著者である弁護士様自らが返済関係の業務に当たられてきた経験の中で磨かれた技(わざ)が詰め込まれます。

その技というのは、「交渉」における優位性を勝ち取るためのもの。

意外と身の回りの事柄は、「契約」や「交渉」を経て現在にたどり着き落ち着いていることが多いものです。

その豊富さからは、「交渉」ノウハウは非常に大切なのではないかと思いました。

道具/ツールというような物体ではない「観念」であるからこそより貴重であり、人間らしいワザなのではないかと考えます。

日常に多数存在する人間関係には交渉的な要素が多く含まれる、ビジネス・人間関係などのコミュニケーションに役立てたい「交渉術」

小さなことでも大きなことでも友人関係にさえ役に立つ部分がありました。

よろしければ、ご一読を。

ドラマで出てくるような緊張感ある場面も出てきますが、著者の弁護士様は私達が考えると難しそうな金融業者の取り立ての方との折衷の経験も数多くあり、そこも究極です。

この本を読み終わって考えたことをここから綴ります↓。

個々の場面でのその時の切り返し術は大変有難いものですが、こういった技術は結局は、より良き人間関係や人とのコミュニケーションを円滑にしてくれるものだと思います。

契約や交渉は一人のことではなく、必ず相手・相手方と言った風に双方が関係する事柄です。

自らの本来のあるべき立場からは明らかに当方の正しさが100%だと思ってはいても、相手があることで「妥協」や「譲歩がどうしても出てきてしまいます。

確かに妥協することは悔しいですが、解決を一番に考えた時には、100%の中で妥協することが自らの心情で許容できる部分と、決してできない最後まで貫き通したい部分を分けることも必要です。

相手にそのような背景を知らせる必要はありません。

「ここを妥協するから代わりに〇〇してくれますか」という方向へ持っていくと、1つ「得」をとることができませんか。

諺(ことわざ)の「損をして得を取れ」がありますが、この言葉そのままにドラマチックには行かないことも現実にはあります。

それでも、自分が妥協する点に関しては、必ず相手からも妥協をしていただく点を引き出し解決への一歩へいざなうということです。

究極、別の部分同士の交換になっても、一方に偏った損得が解消できていれば有りなのでは。。

あとがき

最後にそもそもこういった視点も必要だと思うというお話を↓。。

人は固定観念や縛りや括りに惑わされがちだと思います。

その交渉以前に、「そもそもその交渉自体をするべきなのか」ここも大切だと。

交渉の中では、ある程度決まってきてしまうことや、どうしても「譲歩」が出てしまします。

よって、「話し合い」という点においては、もっと俯瞰的に見ると、交渉する土俵自体が不利になる場合は、交渉自体しないことも選択肢には有ります。

特に、相手から持ち掛けられた場合はそうです。

それも、1つの「技:わざ」だと思います(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

<人間関係>「時間のゆとり」は相手に差し上げた、その代わりに長い期間を経てやがては「信頼」をいただけた【266】

アイキャッチ画像266

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

1つ前の【265】に続きまして、当記事の【266】もタイトルに<人間関係>という言葉を「サブカテゴリー」として加えました。

1つ前の記事の【265】と当記事の【266】の掲載写真や、下に貼りますYouTubeの背景動画ははぎれのミニポーチ製作。

通常なら<はぎれ>のカテゴリーに入れるのですが、お話している内容がビジネス寄りの事が中心。

メインカテゴリーを<事業>に設置するという特殊な構造をこの2投稿のみ試験的にやってみました。

ただ、感想としてはやや混乱を招くと感じましたので当【266】をもちましてこの構造は終了します。

さて、前回の【265】では、「陰口」と対極の「陰褒め」をご紹介、今後の未来の展望が明るいお勧めのコミュニケーションであることをお伝えしました。

このたびの【266】では、「時間」というギフトを相手に送るという内容です。

その結果得られるものとは。。人間関係・ビジネスにおいて最も重要であること、「信用」「信頼」の種を蒔くのが自分であるというそんな内容です。

時限のある仕事の経験から、「時間のゆとり」をできるだけ相手に与えるよう心掛けた結果得られたものが「信用」

使用生地(表地・裏地共通):コーティングプリント目止め加工、ナイロン/100%、日本製。

イエローベースの暖色系小花柄が親しみやすくかわいらしいです。

メイン製作では、投稿の【115】でビジネス用の外回りの書類バッグを製作。

このたびのエピソードにちょうど重なる点に何か因果関係すら感じます。

以前、会社で経理事務として外回りを毎日ある一定の数時間行う業務がありました。

輸入業の会社に勤めていましたので、貿易の諸手続きがありました。

「輸入決済」がある日は、銀行へ手形を差し入れ、コンスタントに輸入がある以上毎日のお仕事になっていたわけです。

将来は「AI」がとって変わる仕事になるだろうと思いますが、そんなお仕事を人間としてやらせていただけた時代。

しかしそこには、人間にしかできない体験があったのです。

「何時までに訪問」という決められた時限というものが結構あるもので、その後の処理がバトンタッチするかのようにどんどん他部署や相手先へ廻っていきます。

そうすると当事者それぞれが守るべき時限が出てくるものです。

その日に最後の部署が処理するには、何時までに差し入れるべき。。というような逆計算で決められた「時限」が存在しました。

決められた時限ぎりぎりにうかがうのか、それとも10-15分余裕を見て、さらには30分前、1時間前というような余裕を見ることをしてまいりました。

相手方は、タイトな時間にゆとりができて喜んでくれましたし、これを可能な限り負担のない程度で行っていました。

理由は特になく、ただお互いに気持ちが良いものであろうという考えからそうしていただけです。

時間の余裕がある時の相手方様の表情はもちろん笑顔、その笑顔に偽りはないと感じました。

そして、その笑顔につられるようにこちらにも伝播、これは互いに気持ちが良いことなのです。

そして、毎日毎日積み重ねていったその先には、「信用」「信頼」というものが生まれていました。

たまたまどうしてもぎりぎりの時限になってしまい、謝りながらの書類差し入れ。

これが「いつもいつもぎりぎりな場合」と「いつもはゆとりを持った中でのたまたま」というのは大きく違いました。

そして、こんなことも。。

うっかりミスをしてご迷惑をかけてしまった時や少々お願いしたい頼み事がある時、この時間のゆとりを相手に与えてきた積み重ねが効果を発揮します。

ミスを快く許していただけるのも、頼み事を受け入れていただけるのも、今までの、小さなゆとりをGIVEしてきた結果ではなかったかと。。

勤務時間内に起こり得る人間関係がある中で、最も本質的なことがこういった日常の中にあるのです。

知識・技術ではない最も身近にある、もっと道徳的なことが結局仕事でも一番に大切だと考えたエピソードでした。

「コスメケース3点セット」の完成:<サイズ>左から反時計回りに、縦7cmx横9cmxマチ2cm/縦3.5cmx横15cmxマチ無し/縦5.5cmx横7.5cmxマチ無し
蓋をオープン:「コスメケース」というのはサイズ感の分かり易さのための仮名称。入れる物はユーザー様の自由。

あとがき

こうした物理的ではない「観念」のようなもの、特に大切にしています。

名も無き1端の事業者がどうやって事業を理解してもらえるのでしょうか。

そのヒントがこのたびのエピソードの中にあったと思います。

そう考えると、勤務時代に良いことを得たと「信用・信頼を得るすべ」を「宝物」のように考えています(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

<人間関係>ブログ記事の中身は「陰褒め」の勧め、アイキャッチ画像はハンドメイド活動のミニポーチ3点セットの製作【265】

アイキャッチ画像265

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

通常のブログ記事の投稿は、内容と画像が一致したものというスタイルです。

しかし、伝え方は様々、時に画像と内容の不一致がイメージの可能性を広げることもあるのではないかと考えました。

当【265】と、次の回の【266】の2投稿のみの限られた「テスト」的なスタイルになります。

人間関係に関する内容の区切り目などにこのたび製作の3点のミニポーチの写真を掲載しながら、当記事を進めてまいりたいと思います。

このような投稿スタイルをどんな風に感じるのか、当記事の構造の面にもご注目いただければと思います。

憎むべきは完全撤廃したいほどの「陰口」、むしろ発展的な「陰褒め」を素晴らしいと思える性質の人間になりたいと思う

使用生地(全4種):左から右へ、左-広幅先染サッカー、綿/100%、日本製。中上-インテリアジャカード、ポリエステル/55%、綿/45%、スペイン製。中下-シャンタン、ポリエステル/100%、日本製。右-ちりめん金彩プリント、レーヨン/100%、日本製。・・・真ん中のみ表地と裏地が別生地で、左右は表地・裏地共通という意味です。

メイン製作は上の並びの順番に、【263】クラッチバッグ【43】巾着ショールダーバッグ【115】クラッチバッグ【203】半月型リュックで使用した残布。

真ん中上のインテリアジャカードは表地で、その他3種はすべてメイン製作では裏地で使用しました。

当記事のカテゴリーは、<人間関係>というサブカテゴリー内容に即し、<はぎれ>ではなく<事業>に分類させていただきました。

過去に、自分の「陰口」に直面したことがありました。

まずは、そのように言われる理由など分かっていれば言われないと思いますので、そこは仕方が無かったのです。

ただ、考えても自分を改めるなど考えられませんでして、そんなところが原因であったとも思えますが。。

こんなことをバネに、自分は人に対して同じことをしないと決めたのではないかと振り返ります。

そうして意識の変化の時期が訪れたかのように、いずれ「陰褒め」をするようになりました(2010年代後半くらいから)。

「陰褒め」は「陰口」とはまさに対極、前向きで発展性のある行いだと考えます。

特に、多くの人が集まるコミュニティー、会社もその1つだと思いますので活かせる場所は多くの人に共通なのだとこの発信の意味と責任を感じながら綴らせていただいております。

完成したミニポーチx3点:<サイズ>縦6cmx横8cmxマチ2cm。どれも原色カラーの柄である点が共通。

「陰褒め」の効果としては、想像を絶するほど絶大です。

なぜか本人に伝わっていくのですから。。

人間は本能的にか、知った情報をアウトプットしたい性質があるのかもしれません。

自分の知らないところで称賛されていることを、第3者から聞くことの確かさは、後に信頼に繋がっていくのです。

マーケティングの中で、第3者が商品を紹介するようなこと、これがどれ程の信頼を生み効果的であることかに非常に似ています。

蓋を開けたところ:ふんわりしてかわいい印象、裏地の生地の種類が違い一番左も奥ゆかしいです。
後ろ面:蓋は差し込み式で内部に収納するタイプです。「ファンデーションケース」という仮名称です。

あとがき

実際に「陰褒め」をした方達とはその後より良い関係が築けた実感がありました。

その場に居ない中で褒めるということの基盤に、「信頼関係」があると見ています。

どうしても憎き人物がいたとしても、冷静になって良い点を見つける姿勢、ここから陰褒めに繋がることもあると思います。

そもそも、自分の姿勢1つがたくさんの人に影響してしまう力を今一度考えたいものです。

人と一緒に行動することだけがコミュニケーションではなく、こうした形のコミュニケーションもあるのではないでしょうか(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク