まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
完全古着ライフも随分長くなりまして、20年に迫ろうとしています。
部分的ではなく、すべてのお洋服を古着という徹底によって見えてくることがありました。
それは、お洋服の購入時の大切さと同時にその後の持続です。
お洋服を選ぶのはほんの瞬間ながら、後の末永い着用を考えると購入の一瞬こそが大切な瞬間になります。
当ブログ記事は、最初の投稿の2018.06.06からおよそ7年後の2025.10.10に、ブログ記事の「手直し」の順番でタイトルから見直し綴り直しをしています。
下に貼りますYouTubeはブログ投稿の2年後の2020.11.20に動画とブログを同時投稿するスタイルに変更していた最中のもの。
2025年現在から見ますと2020年投稿のYouTubeでさえ、まだまだ内容が薄過ぎ深みがありません。
動画は修正が不可能、その代わり修正可能なブログで奥行きを増した内容の磨き上げをさせていただいております。
ということで、このたびは、動画内では1点の切り口のみで解説の「クリーニング費ゼロの古着の選び方」という内容から、「後の維持に労力やコストが最低限な古着の選び方」へ改め、3点の切り口でお伝えします。
お得に得た古着のコスパをこの先も維持したい、アイロン不要でクリーニングが不可なアイテムをあえて狙い撃ちして選んでみる
では、3つの切り口で、古着の購入後の管理や維持も費用や手間をかけないノウハウをお伝えします。
①アイロン不要なアイテム
①アイロン不要:綿や麻は皺が寄りやすいのでアイロン必須、しわが寄りにくい素材やニットを選択。
混率の中では、綿・麻は特に皺が寄りやすい素材です。
一方でポリエステルやナイロンは何もしなくても素材が崩れずに維持される性質。
とは言え、少しはアイロンをかけた方がよりビシッとはなります。
特に顕著な綿とポリエステルの違いは、難航するブラウスのアイロンがけで実感します。
ニット類は織物よりも、アイロンをかけなくても良いことが多いと思います。
②滅多に洗わない(クリーニングが不可のものをあえて選ぶ)
牛革コート:定番の黒。本革レザーは着用季節が幅広いです。
少し着用しただけで決まりきったかのようにお洗濯してしまうのは、お出かけ着のお洋服には本当は望ましくないと思います。
負担や傷みは可能な限り避け、滅多に洗わないことをお勧めします。
ちょっとした汗ばむ季節の着用後なら洗わない、すぐにハンガーにかけしっかり干します(室内です、夜は外は湿気が多いです)。
また、クリーニング代が高額な重衣料のコートこそ、古着の本革レザーはお勧めアイテム。
クリーニングに出さなくても良い。。いや出してはいけないのですから。
③そもそも持ち過ぎない少ない数の意識
コート3着:できるだけ冬前後の季節もまたげるような素材も取り込んだミニマムな3点。隙間が通気性です。
たくさん持ちすぎるお洋服は、管理の甘さや細部まで行き届かないことになりがち。
例えば、蒸し暑い夏の後に気付いたことがありました。
しっかりお手入れしたタオルハンカチによる全体の湯拭き後、しっかり干してラックにかけたままの収納をしたのに、他のお洋服との密集によりカビが起こったのが上のレザーコート。
収納の隙間も通気性には重要、そもそもお洋服の数をミニマムに持つスタイルの方が良いのです。
あとがき
「レザー製品はサステナブルではない」「今時サステナブルではないものを平気で着ているの?」などという視線や揶揄に関しては、こう答えたいのです↓。
「この言葉をもっと現実的に落とし込みたい、昔に既に作られたものは、今後を考えるきっかけとして着用させていただく」という解釈です。
今後は決して生み出すべきではない素材も、過去にはあったかもしれない。。そのような時代背景をちゃんと理解することの方が先決。
「サステナブル」自体が流行になってはいけないのです。
意識というのは、もっと自然なことであり、何の囚われもない素の気持ちで接することです。
レザーと同様毛皮もクリーニング不可の「洗えない」アイテムです。
「毛皮がだめだ」と真っ向からの否定は随分穿(うが)った見方、過去の毛皮ジャケットは現実的に存在しているのです。
いかにも正当な言葉尻に囚われ過ぎず、他の生物にも敬意を払うような気持ちや姿勢が、すでにある物に対してできる配慮。
むしろ、今この時点で今後新しく作りだそうと企画していることこそが問題、そこにあるのは悪い意味の「永続性」ではないのですか。
書き手:ピクチャレスク