まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
このたびの製作はキーボードケース。
楽器は特殊な形になりますので、気軽に好きな柄で既製品を購入することが難しいです。
そんな時こそハンドメイドの出番ではないかと。
それほど複雑な形ではなくても良い、敷居低く楽器ケースにトライしていこうと考えました。
ファスナーは入り口で楽器を傷つける可能性を考えて使用しませんが留め具はバックル式で考えています。
基本的には、手持ちの在庫を思い切った面積で使用して製作していきます。
表地の撥水のモノトーン花柄には10cmのダイヤキルトを、裏地のふんわりとしたラッセル生地には大きめのボックスキルトをかけ、ケース的な役割を高めた
最初は張り切って、表地にも裏地にもキルト用のソフト厚芯というシートを使おうと思っていました。
しかし、ソフト厚芯も重なれば、ミシンの針が折れるほどの強固になってしまうものです。
このソフト厚芯、質が非常に良いのです。
よって、表地だけに使用することにしまして、裏地は接着芯のみ。。それでも大丈夫な理由は、裏地のラッセルがダブル織り構造だからです。
あまり目立ちませんが、黒糸で10cmのダイヤキルトをかけてある状態です。
糸がなじんでキルトがよく分かりませんが、むしろこれで良いのです。
針目をいつもの3mmではなく、5mmに幅を広げたことで進捗度を上げるという体験をしました。
真ん中付近は皺が寄りがちなので、待ち針をまめに打ち、気を付けました。
これを3mmでやると皺が寄りがちになりますが、粗い針目であることが、キルトがうまく融通をもってかかることに影響したことも新しい学びでした。
裏地は、生地自体が1mm程厚みがありどっしりと重いです。
ここへソフト厚芯を貼ると重みが増し、ケースが重すぎるような非常に使いにくいものとなると想像し、接着芯のみ。
それでもキルトはかけていき、緩い感じを固定しようと、在庫として余っていた接着芯風の伸び止めテープをステッチの部分のみに貼ったのです。
全面的にソフト厚芯を貼ってしまうよりはるかに軽いです。
ただ、この伸び止めテープの効果がどこまであったかははっきりわかりませんでした。
生地の伸びのやりにくさなどはほとんど感じず、安定してキルトが出来上がったことで伸び止めテープを貼った効果があったかもしれないと。
このたびはここまでです。
あとがき
上述にもありますが、3mmと5mmとのミシンの針い目の違いでこんなにも進み具合が違うのだというところに驚きました。
販売用だと3mmでやろうとしたかもしれませんが、自分用だから5mmでいいと思ったこの機会だったからこそ分かった感触がありました。
たまに自分の分も作ってみると、ひょんなことから新しい発見があるみたいです。
楽器のケースは特殊デザインだらけ、バッグとはまた違った機能重視の部分がありながら、使っていない保管時の姿も素敵であってほしいと思うものです。
そのように、使っていない収納シーンのことも十分考慮すると良いと思います(^-^)。