裏地のマルチカラーの色に迷った時はシンプルに考える、表地に使用の糸カラーをそのまま裏地にも使用が時間短縮のコツ【1271】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

日暮里商店街の生地屋様「要藤商店」様にネット購入でお世話になった生地をこの度使用させていただきました。

日暮里はなかなか遠方で、気軽に行ける場所ではありません。

よってネット販売は大変有難く、多くの日暮里商店街の中の生地屋様の中でも、他の地域向けにこうして全国展開してくださると嬉しいです。

しかしながら、意外と実情は、実店舗販売が主流と私には映ります。

やはり、実店舗ならではのお品の豊富さがあるかもしれません。

以前どこかの生地屋様がネットには載せきれないほど実際はあるとおっしゃっていたのが印象的でした。

今回、よくメルマガをいただくので、たまたま自分用の薔薇柄を探していた所、良いめぐり逢いがあったのです。

マルチカラーにかける10cmダイヤキルトのステッチの糸の色を黒に選ばなかった理由

さて、この生地にキルトや縫い糸の色を選ぶ場合どんな色を選びますか。

バックは黒ベースのマルチカラーです。

もしかして、黒を選ぼうとされませんでしたでしょうか。

それは、ちょっと待った!ということになります。

過去の経験から、黒ベースのマルチカラーに黒のステッチをして、何度もがっかりした経験をしてきました。

ここまでの鮮やかなマルチカラーはなおさらなのですが、黒の部分にステッチが走るというのが割合としてはそれほど高くないということを冷静に見なければなりません。

結果、綺麗な色のお花の上に黒いゲジゲジした汚い線が載って柄を変に遮ってしまうのです。

そうした苦い経験から、マルチカラーには、黒ベースであっても、黒以外のライト寄りな色を使うということに注意し始めました。

このたびのこの薄手のマルチカラー生地も同じです。

表地のカーキ茶のデニムに馴染むように合わせたモカ色の糸を裏地にも使用。

上の写真はキルトをかけ終わった状態です。

変にステッチが目立つことが無く、柄がちゃんと活かされていますね。

主役は薔薇のお花。

キルトは、機能中心のものであり脇役なのです。

よって、キルトが際立つ必要はなく、あくまで、ふんわりシートのソフト厚芯(グレー色)を固定することに貢献しています。

表地に使用の糸と同じ色の糸がなじんだのもマルチカラーの色が豊富であった有難い偶然も相まったこと。

薔薇柄のカラーの中に表地と類似の色が存在していたということも更なる良きめぐりあわせでした。

あとがき

今回は、キーボードケースの裏地を作る最初のキルトがけの場面でした。

表地はデニムのパッチワークであり、その厚みと硬さで中身をプロテクトします。

裏地は、キルトでふんわりとさせて優しく楽器を守りたいのです。

一度横幅が狭くて49鍵盤用にしかならず失敗した前回。

今度こそ61鍵盤用で上手く出来上がると良いです。

楽器だけでなく、機材入れなどにもこういった考え方は引用できるかと思います。

丈夫な生地で守り、ふんわりとした綿などを使用することでクッション性を高めるなど、とにかく機能を入れていく必要があります。

更には、お店には決して見ることのない薔薇柄はレアです。

苦労して手間をかけて作ってゆく意味は大いにあります。

次回の投稿では、完成品がご披露できると思います(^-^)。