まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
2019年から何度も製作した「ドーム型バッグ」。
まだ未だに発展途上なので、どうしても底の丸みあるカーブが綺麗に出せず(おそらく型紙自体が正解に行き着いていない)、まだまだ出来上がりが美しくありません。
いずれは、1点でも心から成功であると言えるドーム型バッグを作りたいと、その後も研究製作的に時々トライしているのです。
毎回その時ならではの小さな習得を積み重ねてきての今がありますが、残念ながらそれでもまだ完成型にはなっていないということなのです。
このたびならではの策としまして、ラインを見せないという思い切った手段で、全面フリルを取り入れてみました。
この際に、今までは作っていない大きめサイズに型紙変更、そしてリュックにもなるという生地のイメージとのギャップを持った1点を作り上げました。
表面的な飾りではなく目的を持った「機能」になる、バッグのラインがどうしても汚い悩みを前向きな意味で隠す為の全面フリル







このタイミングで、底には、「底板」が内蔵されました。






これをご覧になると、随分ぱっかりと開き過ぎていると思われるかと。
その通りで、ファスナーを上部1/3程度、せめて半分で止まる短いものに変更するべきでした。



あとがき

当ブログ記事は、最初の投稿の2020.08.22からおよそ5年後の2025.07.11にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。
この時にもし、今までと同じようにサイズの変更のみでトライしていたら、フリルの「機能」を知ることは無かったと思います。
随分思い切った全面的なフリルであり、底面にも付けてしまいましたが、このとことんやってみた思いっきりがかえって分かり易かったと思います。
2025年現在では、このデザインはもう作っておりません。
ラインのみならず、内部のファスナーの設置の汚さの問題や、様々な困難があり「作らない」という選択をしたのです。
この「廃止」は残念なことではなく非常に前向きなものであることは、こうしてとことん作ってみるという過程を経た結果。
「捨てる・失う・やめる」ということは、次のフェーズに至る前の努力あってこその前向きな気持ちと決断であり、ただの手間省きや近道には無い大切な過程です(^-^)。
