<カーテン作り⑦>カーテンのボリュームにバランスを合わせる、留めベルトの幅と長さがたっぷりと優雅な60cmが縁側には正解【1369】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在カーテン作りをシリーズで①から順番にご紹介しております。

一からほどいてやり直し、腑に落ちたものへと作り直した苦労の連続の実体験から、お役に立てるノウハウがたくさん見つかっています。

数時間程度で作ってしまえるなどと言われているカーテン作りですが、実は奥が深く、いかようにも出来上がることができるということでは、作り手の考え方が色濃く反映するものです。

今後30年もの期間はゆうに使っていくであろうと見越したこのたびのカーテン、今この時の短い時間の苦労をしておきながら、後で見返すたびに「これでよかった」と納得するようにと考えています。

おうち生活を好むタイプのピクチャレスクが作るカーテンということでその拘りをご覧いただければと思いますし、「縁側」という日本らしい家屋のカーテンであるところも興味深いと思います。

いよいよ、このシリーズは最終の段階の作業を迎えました。

製作の最後の⑦は留めベルト作りです。

これも既製品のロープでくくる方法もありましたが、カーテンの生地の色や雰囲気に上手くなじむには、既製品のロープは展開が少な過ぎました。

妥協をするくらいなら、共布生地で作っていく方がしっくりと馴染むと思いますし、きちんと作ればおそらくロープよりも長持ちできるのではないでしょうか。

横幅180cmもの窓と厚みある高級カーテン用の「ベルト」、長さや幅のバランスをじっくり考えボリュームあるゆったり感の60cmを導き出した

既製品のベルト36cmでは長さが足りず全くカーテンをまとめられませんでした。よって型紙はアレンジ必須。

これは通常よくある窓の横幅80cm-100cm程度の窓用のカーテンに相応しいベルトで、長さが36cm程度。

このたびのボリュームある60cmの長さのベルトにするためには、この通常レベルの長さの型紙をまず作り、真ん中を切って延長するという型紙の作り方をしてみました。

ごめんなさいね、そのアレンジの様子を写した写真が残っておりませんでして、ご説明だけになります事ご了承下さいませ<m(__)m>。

<アレンジの仕方>

作った型紙の真ん中をカット。

そして、別の用紙に真ん中を空けて型紙を当てて、全体が60cm程度の長さになる位置へ改めて、左右を写し取るのです。

その時に山の高さを高くし、幅を広げます。

ただ、このやり方、長くなった分カーブの部分の多くがストレートなラインになってしまいスタイリッシュではありません。

これでもよければ、これで進めますが(私はこれでやりました)、納得できない場合、テーブルなどの机の脚下にビニールひもなどを挟み込み、大きなコンパスみたいに、先端に鉛筆を結び付けて円の一部のカーブを利用します。

もし、フォルムにこだわりたい場合は是非「大きなコンパス法」でトライしてみて下さいませ。

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フックの作り方は、こんな風にしました↓。

フックの共布仕様:縦15cmx横3.5cmの細いフックを作成。四つ折り観音開きです。

2枚のベルトパーツを重ねて縫う際に両サイドに挟み込みながら設置していきます。

四つ折り観音開きは片方が重なった方でもう片方が「わ」であるというアシンメトリー。
私見ですが、出来上がりは「わ」が正面に見える方が美しいかなと。
あらかじめ挟み込む先端にこんな風に先端付近に横に並んだ固定のステッチを入れておくと歪みません。
ひっくり返しで作るのですが、2枚のベルトパーツの短い横辺とカーブをコの字に縫いひっくり返します。

あらかじめ、返し口である横の長い辺はアイロンで縫い代を折っておくのが綺麗にできる秘訣。

そうして、縫い閉じて出来上がりです。
実際にベルトをフックに通した場面。
なんとなく雰囲気出てきました。

あとがき

その他のお部屋のカーテンも一緒に1つの投稿として出来上がりの全体像をご紹介する回を<カーテン作り⑧:最終章>としてまとめたいと思います。

実はこれこそが一番のゴール、「インテリアコーデ」に当たる場面です。

お部屋の家具との調和や全体を見渡した時のその中のカーテンの存在などを映します。

少し間が空きますが、最終章の⑧は【1375】で投稿です(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

柔らかな服地ニットボーダーをバッグ製作の材料に。。織物でも伸びる性質のちりめんをコンビに採用して表地と裏地に配した【332】

アイキャッチ画像332

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

最初にお伝えしておきたいのは、当ブログ記事は最初の投稿の2021.01.11からおよそ5年後の2025.12.02にブログ記事の「手直し」の順番でタイトルから見直し全文を綴り直していることです。

さすがに5年もの期間がありますと、過去のバッグ製作自体の未熟さのみならず、当記事の文章の拙さも感じるものです。

ブログ記事投稿は、最後にYouTube動画を埋め込む構造でどの記事も統一しています。

「手直し」可能なブログに対して、Youtube動画は当時のままとなります。

必ずしも当時の動画が100%の完成度かと言えば全くそのようなことはありません。

この文章を綴り直す前に動画を一度見直しましたが、是非動画の内容とずらした記事に投稿し直したいと思うほどの内容でした。

要するに内容の切り口を全く変更するということになりますので、文章の内容と動画とは同じではないという点どうぞご理解いただければと思います。

ただ、2021年当時にどのような投稿をしていたかは補足的にお伝えしてまいりますので、その後の魅力的な記事を目指すための改良の一環であると思って下さいませ<m(__)m>。

憧れがきっかけのドーム型バッグ、幾度目かの改良でストレートラインでは沿ってしまう底周辺のフォルムを修正しようとする場面

実は、当記事の中のサブタイトルなるこの上の↑フレーズは、YouTube動画のタイトルに等しく統一しています。

自分なりのA/Bテストのようなもので、ブログ記事とYouTube動画それぞれの効果を検証する意味もあります。

よって、このたび切り口を全く変えた綴り直しであっても、サブタイトルはYouTubeに沿ったものとしました<m(__)m>。

使用生地:表地(紺系マルチ幾何ボーダー柄)-ジャカードニット、ポリエステル/60%、綿/30%、アクリル/10%、日本製。裏地(紺)-ちりめん、ポリエステル/100%、日本製。
ドーム型バッグ用のパーツ:ポケット作りや取っ手付けなどは完了している状態です。
柄合わせ:縫い合わせのハギ目だけではなく、取っ手付け根カバーの中の柄が本体の柄とある程度繋がる見た目。
2021年当時改良した底周辺ライン:まっすぐ斜めに降りると反って出来上がってしまうことの解決目的。
型紙改良:ストレートでは反りが出来てしまうため、底ラインを改良しようとしました(結果は失敗)。

もうここで結論を出してしまいますと、この極端なカーブラインは違いました、失敗でした。

以上、このような内容が2021年当時の作業の記録です。

ここからは、2025年ならどんな風にバッグ製作をするのかをお伝えしたいと思います↓。

2025年のスタンスが1つありまして、表地は無地にするということを徹底しています。

ただ、一部どうしても表地でなければバランスが悪い極厚地などはジャガードやプリントであっても表地にすることがあります。

ゴブランや椅子材のようなインテリア生地が該当します。

それ以外はすべて表地に無地が来ますので、このたびの組み合わせは反転するイメージ。

表地にちりめんの紺が配置で裏地はニットボーダー柄です。

そして、表地がややボリュームが無いという引っ掛かりは、裏面にハード薄芯を貼ったキルト仕様で解決。

2025年では表地にも裏地にもキルトをかけるのです。

ただ、厚みがありハード薄芯が必要が無い・もしくは無い方が良いという判断をした場合には、生地+接着芯のみの状態にキルトをかけます。

そして、このたびの2種の生地のコンビであれば「餅巾着」と言う名のナップサックを製作します。

この時の生地は、2種共に別で使用の残布でしたが、もし生地の分量があった場合に2025年の「餅巾着」を作ったらより生地が存分に素敵に活かされたことでしょう。

以上、こんな風に「タラ・レバ」で振り返ってみました。

あとがき

元々憧れで着手したドーム型バッグ。。「本当にその形を作る意味は?」の点が抜けているのも自分のアイデアではないからです。

ハイブランドバッグに1980年代からあったドーム型の長年のファンだったからです。

しかし、実際に製造するとなるとそのきっかけさえ「薄っぺら」だと分かります。

「なぜ」の部分が根本的に追求されていないデザインはどこまで行っても完成しないものです。

これが分かっただけでも収穫と言わねばなりません。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク