花柄といってもどんな花柄なのかが表された花柄名を知る本【1048】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

よく図書館を利用させていただき、読書をしていますが、今回は珍しく、購入です。

「衣服・布地の柄がわかる事典:一見輝彦・八木和子 著」です。

ふらりとamazon様で見つけてしまったお品。なんと¥6でした(^_^;)。

とてもワクワクして心待ちにしていた本です。

プリントの柄が大変豊富な生地分野ではありますが、ちゃんとその名前があるということで、気になる手持ちの生地と照らし合わせを夢見て、ワクワクしていたのです。

今回、この本から学んだ知識をもとに、2つのテーマでお送りしたいと思います。

1つは、ボタニカル柄とフローラル柄の違いはどこなのかということ、もう1つは、よく見かける特徴ある花柄の名前を初めて知ったこと、この2つです。

フローラルとボタニカルの違いやいかに。。。

左:フローラル、中:ボタニカル、右:唐花(からはな)

特に分類しなくとも、全体としてお花が描かれたプリントであれば、それは花柄であり、フローラル柄であるわけですが、何かの時に区別が必要なこともある時に固有の名前は役立つものです。

フローラルというのは、例を挙げるとリバティプリントがここに属するようです。

ああいったお花の部分だけ主にスポットが当たって、繰り返しの柄になっているところが特徴。

細かい話が、少し葉っぱや茎の部分も描かれてもフローラルに属するようで、ここが見極めが難しい所です。

なぜかというと、真ん中の茎や葉っぱやつぼみも描かれたものがボタニカルという名前だからです。

真ん中の私の手持ち生地はこの本の中のボタニカル柄ととても似ていました。

フローラルなのかボタニカルなのかは分別が難しいこともあるかもしれません。

私なりの覚えやすい定義のようなものは、こうです↓。

・フローラル:お花の部分にスポットが当たった繰り返しの花柄

・ボタニカル:自然の景色をそのまま映し出したようなお花が自然の中で咲いている様子を描いたような花柄

こんな感じで見分けていけるかなと考えました。

大陸から奈良時代に伝わったとされる唐花(からはな)柄

一番右は、すでに奈良時代に中国から伝わっていた柄のようです。

なかなかエキゾチックな柄ですね。

この花は、どちらかというと空想上のお花らしいです。

ちなみに、私の写真のものは、ネパール製です。

私もこの花の名前が唐花(からはな)と呼ぶなどとは知りませんでしたので、今回とても嬉しかったです。

インテリアアイテムでよく見かけるお花ですよね(^-^)。

今回ご紹介以外にも、もっと多くの花柄名が実はあるみたいで、例えば、枝部分を中心に描かれたスプリッグ(小枝)柄というのもよく見かける柄だと思います。

そのスプリッグ柄も、ボタニカルとの区別が難しいものもあるかもしれませんね。

とにかく小枝柄はしっかりと小枝部分が描かれているものになるので、そういったところが見分けのジャッジにポイントとして思い浮かべると良いかもしれません。

とは言え、はっきりと分けることができない難しい柄もあるのかもしれません。

プリント柄はものすごく豊富ですからね。。

あとがき

アパレル業界とか、ファッション関係のお仕事に携わっている方は、こういった事典は役に立つと思います。

現に私も、こうしてブログに投稿する時に、この事典を何度見直したことかというほどです。

生地は本当に難しいと専門の人でも思われるようですので、プリント柄に特化したものであることもとても有難い本です。

今後も利用させていただきたいと思います。

ちなみに、もう1つ、これぞアパレル業界の人は結構お持ちであるメジャーな本だと思いますのが、「服地の基本がわかるテキスタイル事典:閏間正雄 監修」という本。

いずれも「事典」という種類ですね。

こちらも非常に面白く、名前の由来にも少し触れたりしていて楽しめます(^-^)。

生地も豊富だからこそ面白みがあり、製作がほぼ無限だなあとよく思います。