まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
「生命の大進化40億年史 新生代編:土屋健 著」を拝読。
この本はシリーズ物で全部で3冊。
このたびの「新生代編」はいよいよ生物の進化が人間に及ぶ一番新しい年代で締めくくられシリーズが完結されました。
どの年代も本当に面白かった。
「古生代編」は水の中からのスタートで海中心の生物の誕生、「中生代編」は恐竜全盛期の時代を含む陸地の変化と共に生きた生物の時代、そしてこのたびの「新生代編」では、進化が複雑に絡み哺乳類の全盛期とも呼べる現在につながる時代です。
40億年という長い間では、最初の頃は非常にゆっくりなペースだったと感じましたが、このたびの3冊目の「新生代編」だと急激に変化が激しくなっているところが特徴です。
気の遠くなるような長い長い年月のほんの少しの間に私たちが今存在しているということを改めて思うことになります。
このたびは、現在では家族の一員という姿がよく見られる他の動物との共存の仕方として、地球の覇者となった権力ある人間としてのふるまい方をつつましやかに、そしてどんな恩恵を他の動物から受けているのかをしっかりと考えるという課題をもってこの記事を綴ることに致します。
他の動物と相応しい共存の仕方を考え、小さな動物の「気持ち」を考える
毛でおおわれた頑強な牙を持つマンモス。
マンモスの体すべてが人間が生きるために利用できるパーツがそろっていたことで効率の良い材料という事情のようでした。
肉は「食」に、骨は「武器や道具」に、毛は「防寒用の衣類」にと1頭で様々な暮らしの恩恵にあずかっていたということになります。
そうしなければ人間が生きのびてはいけなかったということです。
現在は多分野に材料があり、「ビーガン」と呼ばれ動物の肉を食べなくても生きていける選択もあり、趣味嗜好の違いとして食べ物の選択ができます。
そんな恵まれ、満たされた現代の地球上で人間は一番の「覇者」と呼んでも良いかと。
だからこそ、権力を乱用するべきではなく、つつましやかな態度であるべきだと思います。
「あいつは虫一匹殺せない男でねえ。。」というフレーズがよく小説や映画の中で出てくることがあります。
虫ですら「生き物」であるからむやみにその生命を奪うことをしないという「優しい」人柄を表現したフレーズです。
体のサイズは関係がなく、単純な構造であっても「意志」や「気持ち」や「感情」を持っているのが生き物なのではないかと。。
あとがき
今やペットも家族の一員で、何ら人間と同じような暮らしぶりなのだと思うことがあります。
確かに脳の構造も違うので、子供のようなものかもしれませんが、それでもその可愛らしさに受ける恩恵があり、「癒し」はまず一番のことだと思います。
いつもかわいらしさで自分達人間の気持ちに「GIVE」をしてくれているのだから、ペットから得た「TAKE」を更に「GIVE」へと還元するべきだと思います。
そして、今どんなことを思っているのか。。など、言葉を話すことが無い性質の動物に対してその「気持ち」の部分を汲み取る態度がとても重要なのだと思います。
現在拝聴していますペットの数々の動画などもまるで人間のような感情を持ち、人間に似た習性を垣間見ると、人間も動物も「平等」であるべきだと教えてくれているかのようです。
ましてや、「暴力や虐待」などはもってぬ他であり、大変罪深きことなのだということになります。