普段着がジャージスタイルの個人事業主のお出かけスタイル、秋の渾身の2選【765】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

テレワークなどが多くなり、働き方が変わってきた会社も多いようです。

私も個人事業主として、テレワーク風なおうち事業を2018年からのスタートで継続しています。

そんな公の場にあまり顔を出さない個人事業主である私の服装というのも、会社に勤めていたころに比べて劇的変化を遂げました。

誰でもそうかと思いますが、あえて締め付けの強い洋服でなくて、動きやすいニットへの変化が大きくあります。

私はスエットかジャージかどちらかというとジャージが素材的に傷みが起こりにくいので、長持ちするようで好んでいます。

そんなジャージスタイルな私でもたまのお出かけがあります。

その時に、持ち備えるのは1点でも良いのですが、お出かけが連続したり、1か月の中で複数あったりということも考え、2点のみお出かけ着を用意しています。

大きく季節を分けて、春/秋で1シーズン、冬で1シーズン、夏で1シーズンと3シーズンに分けます。

春秋の周辺の梅春とか晩秋という最近ではあまり耳にしない微妙な季節が以前は間違いなくありました。

現在は、急に1日前と翌日でごろりと季節が変わるような恐ろしいことも出てきました(^_^;)。

よって、そのような工夫も取り入れた現在このブログアップの時期、2021年10月中旬から冬直前までの12月あたりまで行けるような、お出かけ用の渾身の2選をご紹介したいと思います。

ミニマムなワンピースの2選、曖昧な季節に対応のジャケットも添えて。。。

前2点がロングワンピース、一番後ろは、ウールのループジャケットです。

たったこれだけです。

しかもワンピースなのでアイテム数が非常にミニマムです。

ハンガーの数が最低限でクローゼット内もすっきりとしています。

この2点のワンピースに楽しいミラクルが起こります。購入ルートは別ですが、裾のプリーツデザインが同じもの。同じような年代なのかも。。と想像を掻き立てられました。全部でなく、一部のみに入るプリーツがクラッシックな雰囲気を出してくれています。シフォンの薔薇柄とグレンチェックでいずれも柄物です。
シフォンの薔薇柄のワンピースのブランドネームはこんな感じ。
グレンチェックのブランドネームはこんな感じ。
一番後ろのジャケットは、もっと寒くなっていった先の季節までこれで事足ります。
さらにその先は冬用のコーデになるので、チェンジしますので、その直前までこの黒のウールのループジャケットを持っていれば、2点のワンピースがそれほど分厚いものではないですが、長い期間着ることができるようになります。

冒頭で、梅春や晩秋のお話を致しましたが、まさにこういった中途半端なはっきりしない季節にこのジャケットが活躍してくれるようです。

このジャケットも、去年から持ち越していますので、使い勝手の良い重宝したアイテムなんです。

ジャケットも、襟が付いていない、気さくにはおれるようなもので、堅苦しさがありません。

カーディガンよりも、保温性はありますし、持っていて安心できます。

ということで、渾身の2点にジャケットが添えられる超ミニマムなワードローブのご紹介でした。

YOUTUBE動画内では、もっといろんな箇所やリフォームした場所など、ベルトコーデなどもご紹介していますので、よろしければご視聴どうぞ↓(^-^)。

あとがき

今後、ますます、出かけていかずに働く機会などが増えていくかと思います。

そうすると、たまのお出かけ着のチョイスというのが重要になってきます。

渾身の1点1点をしっかりと選ばないともったいない、コスパが悪いということになってしまいますので、今回のような私の例のチョイスの仕方が何かのヒントになったりご参考になればと思います。

ファストファッションと呼ばれるアパレルも分野としては少しは残るかもしれませんが、実際のライフスタイルには当てはまらなくなってきていることを感じます。

やはり、丁寧に1点1点の洋服をじっくり選ぶことの重要性が今後は重視されてくるのではないかと思っています。

人間が着用する目的の機能重視の素材をあえて、バッグ素材としてオシャレ使いしてみる【763】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在メッシュ素材でのリュックの製作をしておりまして、少しずつ完成品に仕上げていっております。

今回は、そのメッシュシリーズでいうと4点目の製作に入ります。

メッシュと一口に言ってもいろんな面白い展開があることをお伝えしたくてこの連続製作に意味があると思っています。

身近なあのアイテムにも使われている生地がリュックになるワクワク感

今回も4種の生地を使います。左上がメイン生地。時計回りに、裏地、巾着袋の外側、巾着袋の内側です。
<表地:黒>ストレッチメッシュ、ポリエステル/100%、日本製。

4種の生地を今回も使用しますが、一番左上の生地が表地になります。

アップしたのがこの写真。

どこかで見かけた生地ですよね。

ユニフォームとかスニーカーの一部に使われているメッシュです。

スポーツのシーンでの使われ方がイメージとしては強いですが、今回は、これをリュックにするというおしゃれ重視の使い方をしていくことがキモになります。

何か待ち遠しいですね(^-^)。

裏地にもメッシュ素材が使われます

残る3種は裏地と巾着袋。内貼りの裏地は花柄です。

<裏地:内貼り用>ナイロンタフタプリント撥水加工、ナイロン/100%、日本製。

実際にはメッシュではないのですが、メッシュ柄に描かれていてユニークなプリント。花柄のマルチカラーの色も中間的で綺麗です。

ベースが黒のようなので、よく今回の黒生地には合います。

リュックの中を開けたときに、この花柄が目に入るかと思いますので、なかなか重要なポジションです。

左-<巾着袋:内側:黒>ラメツインクルサテン、ポリエステル/60%、ナイロン/40%、日本製。
右-<巾着袋:外側:黒>スポーツメッシュ、ポリエステル/100%、日本製。

今回二重仕立ての巾着袋は織物とニットを組み合わせます。

そして、もちろん素材も混率が違います。

内側は滑りが良い方が使いやすいかと思いまして、つるりとしたサテン地、外側は、メイン生地のメッシュの子供みたいな穴が小さめの控えめな類似素材です。

同じポリエステル/100%なのに、ここまで違いが出るものですね。

もう少しズームアップして小さい方のメッシュ生地を見てみますね。

表地のメイン生地に比べて穴が小さく細やかな作りです。手触りも少しざらざらしているのが小さい方。似ているようで少し違いますね。
こういった組み合わせて複数の生地で製作することがしばらく続きます。

以前のブログでも書いたと思いますが、使う生地の種類が増えています。

これは、生地を前もって調達してあるところへ大きなデザイン変更で巾着袋の二重仕立てを設置という改良をしたために、生地がもっと余分に必要になったからです。

その場合、もう同じ生地が見つからないことがほとんどであることや、この機会を利用させていただき、素材同士のコーデをすることで、おしゃれ度がアップして、付加価値を加えていくということをしています。

あとがき

複数の生地があるとどれがメインか一見分からないですね(^_^;)。

今後の製作では、メイン生地には無地ライクが増えまして、よりお洋服の柄物にも合わせやすく作っていく方針でおります。

素敵な柄は内貼りの裏地に持っていくといった感じです。

今までいくつかのマルチカラーの柄物をメイン生地にしてはきましたが、そうすると好みとか柄の色の偏りなど間口がやや狭くなります。

それもそれで、柄が気に入ってくださった人にはヒットかもしれませんが、大きく見て、やはり、私自身も黒のバッグの出番が多いということを考えると、表地というのは無地、もしくはジャガードあたりが良さそうです。

たまに、変化を楽しむために柄物バッグがあってもよいかもしれませんけれども(^-^)。

メッシュパンプスの素材で作った巾着リュック、素材が意外にも非常に縫い易かった件【745】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回、リュックが1点完成しましたのでご紹介したいと思います。

見どころは、メッシュ素材です。

バッグにメッシュ素材は大変ユニークで、パンプスに一部として、もしくは全面に使われるごわついた素材です。

ごわついているからの良さというものがありまして、なかなか面白いものになりました。

とても意外、メッシュ素材が縫い易かったエピソード

メッシュ素材、ごわついて一見縫いにくそうと思っていましたが、これが、真逆の結果でした。

もしかしたらメッシュの厚みなども関係するのかもしれませんが、今回のメッシュ素材の場合に関してはとても縫い易かったです。

織り目もきちんと付いた場所がまっすぐに出来上がって、びしっとと出来上がるのが特徴です。

生地の重なりもずれにくく、非常に作りやすかったのが意外な驚きでした。

出来上がりのレビューしてみました

さすがに、ハード薄芯は必要ありませんでした。

十分にハリコシがもともとあるので、入れたところで変わらないと言えます。

けれども、接着芯は貼りました。透けないように黒色をチョイス。

接着芯の付きも思いのほか良かったです(^o^)丿。

完成の「餅巾着:もちきんちゃく」:その様相のネーミングです。
どの素材で作ってもこの名前になります。<サイズ>縦27cmx横27cmxマチ11cm。

右側にひょっこり出ているのは、入り口のリボンです。裏地の共布ひもの先に表地のタブで飾ります。

背の部分です。ショルダーは調節可能。取り外してトートバッグオンリーでも使用可能。
中側はこのような構造に。。巾着袋が丸ごと設置。空きの部分の多い巾着型のセキュリティー性の弱さをカバーします。
メイン口のリボンの中には、更に巾着の紐が共布で現れます。メインの入り口のリボンよりももっと幅の狭いスマートな6mm巾程度が巾着ひもに値するものです。既製品のひもを使わない、クチュール仕立てが拘る部分です。
こんな風にミシンで6cm巾の出来上がりの共布ひもへ。

すべての裏地パーツを共布で行うことによって、中の構造を一見分かりにくくし、セキュリティー性を高める効果もあります。

まるで昆虫が植物に擬態化して姿をくらますかのように。。。

あとがき

今回のメッシュ素材の類似素材があと2点ございます。

ここで、連続してメッシュ素材でお作りしていくのがリズムに乗って楽しいかと思いましたので、同素材連続進行を決定。

次はどんなメッシュの素材なのか。。。

そんなあたりにご注目していただいて、次のバッグの完成をお楽しみにどうぞ(^-^)。

3点のバッグの集め方の例いろいろ-楽しくバラエティに富んだコーデになるために【654】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ最近私自身も今まで持ってこなかったような色のバッグを持とうと、赤いバッグをビンテージ物で購入。

オーストリッチのドーム型のまあるいバッグです。

そうしていろいろ探している中で、今回の話題を思いつきました。

自分の体験がヒントになったみたいです。

3点バッグを持つとしたら。。。コーデが豊富、素敵になる3点のチョイス法

バッグも渾身の1点だけを持つというのがなかなか困難です。

やはりバラエティにある程度とんだ展開のある持ち方の方が、日々のコーデが充実するかと思います。

ということで、3点という最低限の数のバッグをうまく活かすようなものになればと考えたその3点がどんなものかというのが今回の内容です。

私の方で勝手にデザインを決めてしまいましたが、このような3種のバッグをベースにしてみました。

そもそも、この3点のデザインというのが全部バラバラのものです。

3点とも私が現在持っているデザインだったり、過去に持ってきたものになります。

では、集め方をいくつかご紹介しますね。

集め方例1:デザインに違いであることで、すべて同じ色で拘る集め方

これは、私も実際にやっていた集め方ですが、黒だけで統一してしまうこと。

バッグの黒はやはり最強です。

ビンテージ物でも黒のバッグが残っていることがとても珍しいです。

黒はよく使うんですね。出番の多い色です。

数が3点だけという場合この黒統一の効果は大きいです。

どのバッグも出番が必ずあるということが見込めます。

集め方例2:全部違う色でバラエティに富んだカラーを持つ

先ほどの黒に拘るのと反対に、カラー展開を豊富にするというもので、3点共違う色にする集め方です。

左から、ボルドー、黒、グレーです。

とりあえず、色も落ち着いた合わせる機会の多い色を選んでみました。

しかし、パステルカラーが好きな人なら、そういった色目ばかりをこだわっても良いですし、原色カラーというのもありだと思います。

集め方例3:こだわった分野のカラー展開をする(この場合は原色カラー)

こんな感じの色の展開は華やかですが、こういうテイストにある意味こだわりが感じられてお洒落なんです。

集め方例4:1点だけ柄物を入れてみる

最初の1の黒ばかりの中に1点のみ柄を入れてみます。

ベースは黒なのですが、ここへお花柄が入ることで単純に楽しくなります。

ということで、ほぼ無限!?にいろんな集め方が考えられるんです。

落ち着いた感じで安定した長持ちを目指すのであれば、1や2の例、華やかなコーデをしていきたいのであれば、3などもありです。

バッグを同時に3点並べるのは最初の集める時だけで、あとは日々のコーデに1点ずつ添えられるということもイメージとしては重要です。

ここでは、ええっ!?と驚くような3などのビビッドなカラーばかりな展開もお洋服とのコーデの場面ではそんなに驚くものでもないのかもしれません(^-^)。

あとがき

たった3点のバッグであっても、その人の人となりが現れるものなのかもしれませんね。

どんな3点になるのかは人それぞれの独特のチョイスが入ってとても興味深いと思います。

私がご提案したいのは、渾身の1点ずつを丁寧にチョイスして、長く飽きずに使うことができるとコスパがよかったお品の結果に導けるというものです。

今までアパレルの下支えとなってきた「流行」というのは、時に雑誌とか宣伝の「煽り(あおり)」だったり、商業用の事情でのカラクリが入ったお勧めだったりしたことが、結果早いうちに選んだはずのお品を手放すことも多かったと思います。

今一度、本当に良いものを心から納得して選んでいくということをする本来あるべき姿に変わっていくとよいという思いを込めたご提案でした(^-^)。

ここまでの「粋」なファッションアイコンはただ一人、めったに真似をしない私が真似た程の突き抜けたセンス【598】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

【589】の記事でも綴らせていただきましたが、「ケイト・モス」様のファッションがとても好きです。

このたびは、その熱い気持ちが1冊の本を手にすることになります。

「KATE MOSS STYLE:ANGELA BUTTOLPH 著・天野智美 訳」を拝読。

豊富な写真付きで、複数の記者様の言葉で書かれた文章も非常に面白い本。

【589】の記事では、読み始めたスタートの頃に、いち早く記事に綴りたく、本を読み始めの入り口にあたって本とは関係の無い切り口からお話させていただきました。

このたびは、実際に本を読み終わりましたので、本を読んだ上で改めて綴らせていただきたいと思います。

普遍的なTシャツも高級なドレスも「フラットな目」で見ている

自身は、「ケイト」様からはかなり遠い位置におりますので、スナップ写真をネットで見るだけの情報しかありませんでした。

よって、その素敵なドレスやワンピースがまさか古着であるとは知ることができませんでしたが、このたびの本でそれがクリアになりました。

もやっと、ヴィンテージっぽさを感じてはいたものの、実際にもヴィンテージ服そのものだったということ、これがとても意外でした。

「ケイト」様は、選ぶお洋服に対して、おそらく「フラットな目」でその優れた点を軸に見ておられると感じます。

もちろん、ヴィンテージとはいっても、かつての女優様がお召しになったという高級なヴィンテージ服も含まれるに違いないのですが、独自の表現でそのイメージを新しいものに生まれ変わらせている様子もうかがえます。

結局は、ステージ衣装級のお品であるドレスと普段着っぽいTシャツが平等にフラットに考えられているのです。

お洋服に優劣を作らない、エレガントなのかカジュアルなのかさえその別をフラットな目で見ていると思えます。

このことは「哲学」に通じることであり「メッセージ」なのです。

あとがき

そんな「ケイト・モス」様ですが、こんなジレンマ的な状況に自身としては違和感を感じました↓。

今までは、自分ならではの、他の人から抜きん出たファッションコーデをしてきてここまでに至りながら、その後の活躍で、ブランド「トップショップ」を通じて、同じ洋服をたくさんの人に届けるというビジネスに携われていたこと。

人とは違うファッションであるはずが、人と同じファッションを提供するお仕事をする。。

ここに、今までの良さである他の人よりも抜きんでる独自コーデをご提案をどうしていくのかという点です。

これは自身の意見に過ぎませんが、「スタイリスト」として独立した自分のポジションは常に持っていた方が今までの独自のコーデというものを持ち続けることができるのかもしれないと思いました。

余計なお世話でしかないのですが、「働き方の工夫」がキーワードであり、おそらくなのですがご自身が一番気づいていることではないかと思います。

商業はどうしても、多数の人に届けることでレバレッジを利かせて多くの利益を追求するという目的になってしまいがちです。

そうすると、根底の部分の独自のスタイルの提案がしにくいのではと思ったのです。

この点は、「マルタン・マルジェラ」様に通じるところがあります。

早くに引退されてしまったことの陰に、商業主義への失望と本来の自分の取り戻しがあったのではないかと映画「マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”」で感じた自身の感想です。

今後も好きなファッションを続けていくためには、今までの独自の軸は必ず最後まで持っていてほしい、場合によってはその過程として、商業的な関係を断ち切ることも必要なのだと思いました。

今後も多くの「ケイトコーデ」を拝見したいです、ありがとうございます「ケイトモス」様(^-^)。