1つのことを一生続けていくことができる喜びこそが拠り所、過去の身内の短い生涯を代わりに引き受けた長寿に伴う使命【1526】

アイキャッチ画像1526

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

拝読の「日本経済新聞」の日曜版は美術のコーナーが広く設けられ、作品が紹介・解説されています。

広々と2面を2ページ分占有のこのコーナーは1つの「贅:ぜい」であり、美術館に足を運んだかのような感覚を味わえます。

絵の掲載と同時に画家様のエッセイ本も紹介されていたことがきっかけの、「103歳になってわかったこと:篠田桃紅 著」を拝読。

美術家でありながら、エッセイストでもある方です。

この本の出版を背の部分で見ますと、2015年で103歳当時の発行。

その後107歳まで長くこの世で活動されました。

このたびは、後で貼りますYouTubeのショート動画とは別の切り口「使命」について綴りたいと思います。

100歳越えの方はどんなことを目標にしどんなことを考えているのか。。長寿時代の一人一人がとことん己の特性を知っておく

アイキャッチ画像1526

この世に生を授かった者は、ここで懸命に日々を歩んでいくというそもそもの意味があると思います。

最後の方でそんなクライマックスと共にこの本を読み終わりました。

戦争の時代にも接触されていますことや、なぜか兄弟などの身内を若くして亡くしていらっしゃる方なのです。

一人ここまで残った意味は。。途中危ない生命の危機にも遭われたとのことですが、それでも結果100歳越えの長寿の意味があったと思うのです。

第3社が到底分かることではないのですが、想像の範囲では他の若くして終わってしまった身内の人生の分のパワーを受け継ぎ本人が代わって生きたというような意味を感じます。

今後医学も更なる発展を遂げながら、より長寿を全うできる可能性が高まります。

長寿に伴って、心身も健康であることが附帯するべき、どんなことも長く先を見据えた対処の仕方は大切な姿勢なのではないかと考えます。

「100歳まで生きたい」などと周りに豪語していたかつて20-30代頃の記憶があります。

ただ、そう言葉では言っていたものの、実際に現実としては粛々と整ったルーティーンを意識しなければ「心身の健康」を年齢に附帯させられないことも後に感じています。

印象的だったのは「やらされ感」が著者様には微塵もなかった、ただ自分の意志を自分がしっかり理解し良い意味の「我儘」な生き方がのびのびと出来た結果だと思うのです。

あとがき

この本に影響されたという感覚よりも、ここ近年の自分のスタイルにも共感するようなピンとくる部分があったという感覚でした。

何十年も何かの道を究めながら、発展させていくことが結果「生涯続けたこと」になるのかもしれません。

自分が心底考える「望み・願い・夢」は、現実的に実行する方向へ必ずこの世で着手するべきで、それこそがこの世に存在している意義なのではないかと思います。

100歳越えでもなお美しかった著者様、時代の動向にも振り回されないしっかりとした太く頑丈な軸を持っていたことがこの長い長い人生を全うしたという結果をもたらしたと言えます(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト

師に習い弟子に伝授、決めた1つの道をじっくりと歩んだその画業への「一意専心」のライフスタイルが整っていて清々しい【1228】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび、「木島櫻谷(このしまおうこく) 画三昧への道:実方葉子 著」を拝読。

本も、特に分野をしぼらずに、ピンと来た「読みたい」という直感で図書館で借りています。

この本は、今から1年前の出版の本であり比較的最近の新書になります。

こうして、目まぐるしい変化の現在は、新書が空いていればまずはそこから探していきます。

図書館の本も人気ですので、新書はほぼレンタル中ですが、時々タイミングよくこうして出会えることもありますし、1年後であると比較的借りやすくなります。

非常に整然とした画風の中の動物の目が「優し気」という特徴を感じました。

このたびは、一人の画家の「お仕事スタイルの人生」という見方でその感動を綴りたいと思います。

お手本にしたいような整然とした画家の一生、1つ決めたことを人生をかけて達成に向かうひたむきな姿の美しさはその画風に表れている

子供のころから、親の知り合いの師なる方の元で修行をしたところからのスタートです。

そして、その後先生の元を卒業して、今度はご本人が画家のコミュニティーの中では牽引役、みんなに教えていく立場に立たれました。

そんな中でもいろんな賞を受賞していき実力が評価されていきます。

そして、その名実と共に、財閥様からお屋敷の一角の美術品として屏風を描く専属の職業としての人生を送られていきます。

いわゆる御用達(ごようたし)なるお仕事です。

ヨーロッパの老舗のハイブランド様の創業当初からの変遷に似ています。

そこには、決して華やかではない、ひっそりとした日課がありました。

昼間はスケッチへ出向き、夜は執筆(漢文や詩のようなこと)もされており、淡々としているように見えて、実はひたすら画業への没頭をしたライフスタイルであったと言えます。

学業に関しては、商業科の学生時代にその内容に興味を持てず退学されていたようです。

広い分野の一般的な学業ではなく、1つのことに時間をかけていくことを選択されたのだと思います。

楽しくないことは決してやらない。。

これは、非常に強い意志であり、人生として一番無駄がないスタンスであると言えます。

私のような「団塊ジュニアの世代」の者くらいまでは、まだまだ昔の、「こうするべき」「こうしておくべき」ということで、学業はなんとなくそれなりに毎日学校へ通っていくのが当たり前だという感覚でした。

しかし、本当にその学びは自分の将来にとって必要な事なのかどうか。。そこまで突き詰めて考え納得した人生をどれだけの人が歩んでいるのでしょうか。

ところで、比較的若いころの作品に動物が多く登場しています。

これらの動物は、和風なタッチの絵の写実的で硬い印象のイメージとは裏腹に、ひときわ特徴が際立ちます。

どの動物も目が優しくかわいいのです。

実物以上にそのまなざしは表情があり、非常に豊かでまるで人間と何も変わらないくらいに思えました。

ひょっとしてその目に「人間味を注入したのではなかろうか」とそんな印象を持ったものです。

確かに実際の絵は壮大ですので、美術館へ出向くことの価値は大きいです。

しかし、こうした画集に加わるもう1つの楽しみは、美しい文章の解説、ここに画家以外の第3者である著者様の活躍が見られます。

文章が非常に美しく洗練され、1つキーワードなる言葉を見つけました。

この「木島櫻谷」様の絵のテイストを一言で表したような言葉、「瀟洒:しょうしゃ」です。

意味は「あかぬけしていて、すっきりしている」というもの、類似の言葉に「粋:いき」があります。

意味としては同じ「あかぬけしていて、すっきりしている」ということなのですが、少し違うのだと表現されています。

「粋:いき」「瀟洒:しょうしゃ」「洒脱:しゃだつ」という類似の表現が具体的にどの点でどう違うのかの証明などというものは、ファッションにも通じるところがあり、非常に興味深く注目した部分です。

あとがき

現在させていただいている事業は、ファッション分野のほんの一端です。

「これしか分からないから」「これしかできないんだ」ということでも、そのたった1つをとことん追求、ひたすら没頭していけば良いのだということを教えてくれるこのたびのある画家様のライフスタイルを見せていただきました。

その代わり、やるからには中途半端にはやらないのだということも忘れないことです。

他の人の為にも、自分の為にも人生を無駄なく過ごしていかれたところも素晴らしい、自暴自棄のハチャメチャ人生などというものは対極のしっとりと静謐な印象なのです。

その人生を作っていものの1つが、毎日の淡々としたルーティーンを続けてこられたことに垣間見えます。

画家様の本も、絵そのものだけではなくて、なぜその絵を描いたのかなどというところまで分かると「ある一人の人生の歩み方」という深みある発見できます。

そこには優れた解説が伴うものであり、著者様の功労であり本の価値です(^-^)。