取説には載っていない上手な打ち方の極意-片面ハトメ(アイレット)【1073】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

これまで多くのパーツの打ち込みをトライしてみました。

穴のあいたハトメ(鳩の目みたいな様相だからの名前のようです)、ホック釦、ベルトの穴、バッグのヒネリ錠、バッグの差し込み錠などです。

その中で1つ、片面ハトメの失敗しない打ち方のコツの部分をご紹介したいと思います。

打ち方の様子などは、工房でプロの方が打つ様子をYOUTUBE動画に出されていますので、イメージが湧きやすいかもしれません。

ただ、あの方たちは長年こういったものを取り扱ってきて、成功する確率がとても高いので、初めて取り扱ったり不慣れだったりする人が同じようにうまくいかないこともあります。

それは、細かいコツがたくさんあって、それがどれもきちんとクリアできた時に1つの成功があるからだと思います。

たくさん失敗してコツをつかんでいくとは言われていますが、古い職人気質な世界のようにあえて、遠回りしながら長年かけて覚えていくというようなものではないと思っていますので、ここで失敗を多くしてきた私がその経験を活かしてお伝えするコツを知っておくことで、同じ場面は最初からクリアできる確率が高まります。

そうした時に、私の過去の多くの無駄が活きるというものです。

ということで、特にベースとなる注意点がいくつかありましたので、ご紹介したいと思います。

これだけは必ず徹底しないとうまく綺麗にカシメられないというポイントや注意点x4つ

片面ハトメ(アイレットカン/アイレットリング):外形22mm、内径12mmのサイズ。・・・お品のアクセントになるような大きめサイズのハトメです。これが打たれたお品というのは結構素敵になり迫力が出ます。

今、ゴム板の上にパーツを載せていますが、ゴム板の下は新聞紙の1-2枚です。

汚れを防ぐためだけなので、新聞紙さえ必要ないこともあります。

一番下は、平らなコンクリートとか、分厚い木の板です。

とにかく水平な状態の上に水平なこのゴム板(ゴムといってもカチコチに固まったもの)を置いて行います。

ということで、最初のポイントは、

①平らなコンクリートや分厚い木の台の上で行う(下にクッション性のある防音マットや玄関マットなどは敷いてはいけません。敷くとずれて支障をきたします)。

ということになります。

片面ハトメ(外形22mm・内径12mm)を打つ道具一式・・・これらを、水平のコンクリートとか分厚い木の板の上に置いて作業します。

2点目の注意点は、打つ時の角度や目線です。まっすぐ上から打つのが均等に力がかかります。

このようにポンチと金づちでくり抜いた穴に商品の表側から裏側に向かって凸を突き出します。そして、ワッシャーを溝を下に、膨らんだ方を天に向けてかぶせます。
この状態で上の道具(ドーナツ型を下側に敷き、棒付きの円盤型をこちら面の上に当てて、金づちでたたいていくわけです。
この時の人間の姿勢が、真上からストレートに打つということがポイントです。斜めからだと、割れたりひびが入ってきますので、その場合は、気づいた時点で即、外すことです。外さず進めてしまってももう亀裂は深まるばかりです。

ということで、

②真上からストレートに打ち込む(斜めからだとひび割れや亀裂が入り失敗となります)。

次は3つ目のポイントです。

③打つ時の最初の3回ほど葉力を抜いて調整のための打ち込み、残りの4-5回が本格的な打ち込みとたたきの前半と後半を分ける。

とても大切なポイントです。最初から力を入れて打ち付けると失敗しやすいです。

3回の優しい力の入れ具合の意味は、しっかりと打つべき位置の調整の固定ということなのです。

最後4つ目のポイントです。

④表の膨らんだパーツの隙間を横から確認。程よく生地とくっついていればOK。回数打ちすぎると、生地に食い込んだりして、生地にキズを付けてしまうので、程好い生地との重なり具合を確認して終えます。

まだ隙間があれば、1-2回打って追加。激しくやり過ぎは禁物です。

出来上がりの表からの様子。

ここまで気を付けてやって成功したら永久の物なのか。。

さて、ここからは私の考え方になります。

ここまでコツをしっかり把握しながら、きちんと打ち込んで商品になり、その永続性ですが、途中で使用の際に外れてくることが予想されます。

ここまでとことんやるだけのことをやってもそうなるのです。

それが、こういったパーツすべての運命であり、「カシメる」ということが、いかに頼りない永遠のものではないかということを外れたときに実感するかと思います。

過去にハンドメイドバッグに取り入れて取っ手の部分に使おうとやり始めたことがあったのですが、もともとこの片面ハトメは生地との相性は曖昧な物です。

本革だとまだカシメる力は長持ちするかと思います。

革が密度が高いので、ぐいっと食い込む力がその永続性を実現するのでしょうが、生地は革に比べて隙間の多い密度です。

だから、生地は家庭用ミシンのパワーがない針でも生地に貫通するから縫製が可能なのであり、家庭用ミシンで革を縫うことができるかというと実際困難ですよね。

あれもこういった意味があると思うのです。

こういったことが分かってからは、いずれ外れるかもしれない可能性のあるパーツを使って、良質なお品と謳うことに矛盾とためらいを感じ、採用をハンドメイドバッグには辞めていきました。

ただ、Dカンとかナスカンに関しては、カシメる力ではなく、ミシンの縫いの力で支えますので、これは採用を継続しています。

同じパーツでも採用、不採用のジャッジの判断をして、永久のものになれるのかどうか、この先20年は使えるお品になれるのかどうかを見通して判断しています。

その場だけのかっこよさとかデザインが後で巻き返すようにがっかりする思いをユーザーにさせないためです。

そして、作り手として何より、長い意味での信頼を得るためです。

ただ、今回ご紹介したのは、それでもやってみたい人、取り入れたい人がいた場合に、できる限り長い間このパーツが活躍できるには。。。ということと、せっかく自分が経験したのだから、ノウハウとしてはお伝えする意味はありそうだと思いました。

今後、果たして私と同じように考えるのか、そうは思わないのかはそれぞれの人の価値観だと思いますので、最初からお伝えしない、封印するという選択はせずに、問題提起としてこういった発信をしてみました。

あとがき

ということで、取り扱わない者がそのやり方をなぜか熱く語る回でした(^_^;)。

価値観は人それぞれあるので、片面ハトメを利用したい人もいらっしゃると思います。

実際に某一流ブランドのあるエコバッグの取っ手にくり抜かれた自社製と思われる片面ハトメの効能と取り付け方には目を見張るものがあります。

外れにくいようにしっかりと地盤を固めて、生地に打ち抜く時にその周辺に当て芯のようなものが当てられているのが分かります。

自社でパーツも作ってしまう一流ブランド様。

既製品パーツも日本製でちゃんとした良質なお品ではありますが、自社製にはかないません。自社で丈夫さを徹底追及できる自由もあります。その時点ではすでに負けています。

良く出回っている見つけやすいパーツは大衆向けで多くの人が平均的に利用するのですね。

いろいろ考えると、「取り扱わない」という選択肢も1つの拘りなのです(^-^)。

ハンドメイドバッグに取り付ける金具の危うさが気になって使用をやめる決意の意向【601】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回は、ずっと引っかかっていたことをいよいよ解決ということで現実的に実行していく場面です。

ハンドメイドバッグに使う打ち込みパーツの数々についてです。

これらは、ポンチなどで穴をあけて、圧力を加えて、金づちでたたいて、かしめることで取り付けるものがほとんど。

このかしめる作業の結果が本当に永久のものなのかということについてです。

いろいろなカシメパーツ

アイレットカンは、丸くくり抜かれたところに金属のパーツを取り付けて、紐が通せるようにするかっこいいパーツです。

ハトメは、リボンなどを通す時の穴、ヒネリ錠は、フラップバッグなどの蓋をとじる時の留め具など、今まで数々の打ち込みパーツにトライしてみてきました。

そうして、おおよそひと通りそういったパーツを使ってきて今、思うこと、それは、その後の破損の懸念です。

例えば、ショルーダ―の折り返しの部分を両面ハトメと呼ばれるもので留めたとします。

もう1方はミシンで返し縫いを十分にして留めたとします。

果たしてその持ち具合は、、、

私の中では、手ごたえとして、ミシン縫いの返し縫が確実です。

ミシン縫いというのは、やった作業の分が腑に落ちるのです。

けれども、パーツの取り付けは、手ごたえが感じられないので、その場で少し引っ張ってみて大丈夫かな。。。という判断。

その後の使いながらもしかしてポンと外れるなどの事の予想が少なからず残ります。

けれども、ミシンの物は、その後も絶対にそのようなことが起こらないと100%思えます。

この違いをずっと思ってきました。

ここにきて、いよいよ今後の事も考えて、こういった作り手の方でわずかながらも残る不安があるものを販売できるのかということを考えてみました。

そうして、今回、こういった穴をあけるパーツが必要なデザインは思い切って廃止する決意をしました。

あとがき

ということで、今までいろいろトライしてきたからこそこういったことにたどり着いた考え方なんです。

やはりずっと末永く使っていけるものが良いですから、もうすでに、何でもないところに穴をあけることさえ多少のためらいがあるのです。

そういうことを気持ちそのままに正直に作っていくハンドメイドバッグというのを改めてこの時点から始めていきたいと思います。

レンタルジュエリーは、当HPで受け付け致しております。

ハンドメイドバッグは、ヤフオクとcreemaで販売中です。

是非お立ち寄りどうぞ(^-^)。

バッグの取っ手の付け根のワンポイント効果の片面ハトメ【62】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ただ今、ハンドメイドバッグにおきまして、「同素材シリーズ」という企画を続行中です。

【61】の記事からスタートしておりまして、デザインは5つ。

①ドーム②バニティ③巾着④ボストン⑤リュックです。

どれもミニサイズではありますが、生地を150cm巾で1.5m程準備しまして順番に製作していきます。

現在は、①ドーム型の後半部分の製作となりまして、この記事【62】で①ドーム型が完成です。

ここ最近頻繁に登場しています片面ハトメ/アイレットリングを取っ手に使用するのが特徴です。

その後の②-④も同じ片面ハトメ/アイレットリングの取っ手仕様で製作しますので、共通仕様の部分ということで、このたび、その打ち込み場面をご紹介致します。

ワンポイントパーツが入ることでスタイリッシュに映る効果の片面ハトメ

片面ハトメ/アイレットリングは金属であることで、ワンポイントになりやすいです。

バッグと金属はコンビとしては切り離せない組み合わせで多くが作られていることが分かります。

今回は、「プライヤー」と呼ばれる打ち込み道具があるシルバー色のアルミ素材のバージョンなので穴を開ける時だけ金づちで打ち込む作業が入ります。

ポンチであらかじめ印をしておいた部分にポンチと金づちで穴を開けます。
・・・後になって反省しておりますが、新聞紙とコンクリ―都は正解ですが、段ボールは使ってはいけません。
クッションのせいでずれますし上手く打ち込めません<m(__)m>。
そうして、プライヤーという圧力をかけてパーツをプレスする道具で
ぎゅっとかしめてリング取り付け完了です。

この「プライヤー」というプレス道具はこのシルバーのアルミ製のパーツのみ限定の組み合わせだそうです。

メーカーさんに問い合わせてみましたところ、8mmのバージョンは、シルバーのみしかパーツも製造しておられず、プライヤーも他のゴールドなどのパーツには基本合うものではないとのことですので、「8mmのアルミ素材(シルバーカラーのみ)専用」となります。

ゴールドの場合は、メーカーさんがセットして売られているゴールドの打ち込み用のコマを金づちでたたいて取り付ける方法となります。

ゴールドの場合とか、このプライヤーとのコンビでないパーツは、1)穴を開ける時 2)取り付ける時の2度金づちでたたく作業が伴うわけですね。

今回の場合は、2)がプライヤーでぎゅっとすることで出来上がる点が作業しやすいです。

お部屋の中でも静かに作業ができます。

幅5cmの型紙通りで、四つ折りして、細めの取っ手を縫います。

この取っ手には接着芯のみ貼ってあります。

この時のポイントとしては、端っこのスタートと終わりの縫い代は折り込まず、そのままゲジゲジのままで薄い状態にしておかねばなりません。

この後に、アイレットに通す時に縫い代を折り込んであると通らないことがあり、無理矢理ペンチなどで通そうとすると生地も傷みます。

アイレットリングもせっかく固定したのに引っ張りすぎるとゆらぎます。

取っ手は3本線でステッチしました。両端ステッチと、ど真ん中にもう1本ステッチを入れての3本です。
そして、このようにリングの穴に先を2つに折るような感じではめ込むと、すっと入っていきます。
三つ折りしてミシンで返し縫いを2回ほどしてステッチをかけて固定します。

この時に、一時的に取っ手を引っ張り出して、ミシンをかけやすい体勢で行うのがよいです。

返し縫いは、スタート地点と終了時点を同じにすると最後の玉止めが1か所だけですみます。

取っ手を再び表側へ引き出します。
向きに関してですが、意外にも三つ折り部分が見える方を内側に突き出した方がしまりがよいです。

また、同時に、取っ手自体の向きは、取っ手を作る時に折り合わせた「わ」でない方の部分が外側に出る配置が持つ時の手に分厚い方が当たるのでベストだと考えています。

よって、三つ折りする時にある程度最終的な配置を見込んで三つ折りする方がよいですね。

まとめますと、先に取っ手の折り合わせの向きをセットして三つ折りに移るといった手順がうまくいくかと思います。

完成バッグで取っ手のワンポイントを眺める

完成しました。やはり、アイレットカンが2個付く取っ手の付け根がアクセントになり、
見栄えがスタイリッシュになりました(^-^)。

今回アルミの素材ですが、間違えて反対側にプライヤーを使うなどしたハプニングの時に、ひびが入って、外して新しいパーツでやり直しました場面もありました。

そのようなやり直し場面にはアルミはやわらかいので、ペンチでクチャっとつぶして、外しやすくしての直し作業が簡単です。

しかしその分、予期せぬハプニングにより変形したことで外れてしまう可能性が否めません。

なので、アルミは融通が利き過ぎるかもしれません。もっと固い素材の方が良いのかなとも考えます。

まだ研究中であるので私もアルミ素材を使用しましたが、ある時期で真鍮製に変えていくことをお勧めします。

外しやすいということは逆に危険です。使用中に変形して外れやすい物であることの裏付けです。

真鍮製の場合、上述の通り、アルミ以外の素材になりますので、このプライヤーという道具は使えなくなります。

あとがき

今回いったん完成してしまいましたが、そのフォルムに関しては良い出来ではありません。

サイドがエクボみたいにへこんでいますね。そもそも型紙が間違っているのです。

生地なので作ってしまうことはできたものの、もっとその辺りも考えていかねばなりません。

今回は、①ドーム型が完成しましたので、「同素材シリーズ」は、次回が②バニティ型になります。

バニティ型は立体的で作りにくい為か、ハンドメイドバッグの製作の中ではレアです。

だからこそ研究して作りやすい工夫などを探してみたいと思います。

片面ハトメ(アイレット)に通す取っ手の恰好良さと質の隔たり【57】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

【56】の記事から続行のマルチボーダー生地で作るA4横バッグがこのたび完成しました。

今回は、その後半でございまして、ポイントとなるのが、取っ手を通すための片面ハトメ(アイレットカン)の取り付け場面です。

片面ハトメはバッグ製作の最終段階で取り付け、そこへ取っ手を通して完成となります。

いわゆるクライマックスの作業とも言えますね。

この記事は、2019.09.22投稿のコンテンツなのですが、その後に、2022年11月30日にブログの手直し作業の中で、大きく付け加えました事項があります。

そこが一番2022年現在では重要なポイントですので、前もってお伝えしておきたいと思います。

片面ハトメ/アイレットカンに必要な道具とパーツの正しいセットの仕方

まず、下準備として、チャコペンで穴を開ける位置をしっかりと印します。

ここで前もってお話しておきたいのは、穴を開けながら同時にアイレットカンを打ち込むことは物理的に不可能であるということです。

最初にポンチというカッターナイフのような刃のついた丸いパンチみたいな道具で穴を開けてから、新たに打ち込み用にセットし直して打ち込むという2段階を踏みます。

このやり方は、他の類似パーツでもすべて同じですので、これ1つクリアすることでいろいろ展開しやすくなると思います。

※【お詫びと訂正:段ボールは敷くべきではないこと】
後になってブログの修正にあたり、この箇所を大きく訂正させていただきたいと思います。
というのは、下から2段目に敷いた段ボールは非常にまずいです。
クッション性のあるシートやマットは敷かずに硬い所に置くことこそが
上手く打ち込める秘訣であることが後に分かりました。
訂正してお詫び申し上げたいと思います<m(__)m>。
一番下・・・汚れ防止のための新聞紙を敷く
・その上・・・ゴム製厚い台を置いています。この板で東急ハンズ様で¥540程度。

ブルーの色のチャコペンで印を付けてあるので、その印にポンチを水平に当てて、金づちでたたきます。7回程度たたいています。

ポンチを水平にして、金づちで7回たたいて、穴をくり抜きます。
仕方がないことなのですが、生地が合計5層に重なっていることもあるのですけれど、
最後に丸いくり抜きの端っこが少し残ることがほとんどです。
じゃあたたく数を増やすのかというと、そうではありません。

そして、次に、いよいよ、アイレットカンを打ち込んでいく作業になります。

後で貼りますYOUTUBE動画では、失敗バージョンも、間違ったやり方の例として動画になっていますが、当ブログ記事では、成功した正しいセットの仕方だけにまとめさせていただきました。

左から、3つまでは、道具パーツで、
右2つのゴールドがバッグに取り付けてバッグの一部となっていく材料パーツです。
①ゴールドのアイレットカンの凸を表側から差し込みます。
②裏側にゴールドのアイレットカンのワッシャーをシンバルのような向きに
ややふくらみのある方がこちらに見えるようにセット。このワッシャーの向きが正しい向き。
手で当てる時に実際にしっくり固定されるのもこの向きなので、
作業するときによく分かると思いますので大丈夫です。
道具であるコマの凸をここへはめ込みます。
④打ち込みバーを③の穴にはめ込みます。
⑤残ったドーナツの水平型の道具パーツを消去法でここへ当てます。
この道具は結局一番下に位置するということになります。
これの位置が分かりにくいから混乱しがちだと私は考えていますが、
この私の説明の順番で行えば、最後にこの道具が残りますので、それが一番下になるのです。

アイレットカン/片面ハトメ打ち込み作業

そして、金づちで7-8回たたき込みます。
この回数で十分ですので、これ以上やりすぎてどこかがへこんでもいけませんので、
最低限必要な回数だけでたたけばよいということです。
アイレットカン取り付け完了です。
表側からは出来上がりのぷっくりとした面が、
中側にはワッシャーの面影が残る線の入った見かけになります。これで完成です(^o^)丿。

完成を見ながらのまとめ

これで、完成です。

アイレットカンを取り付けた細身の取っ手のバッグがサブバッグといえどもいかにスタイリッシュかをどうぞご覧くださいませ。

ゴールドのアイレットカン8mmによる効果はかなりのものです。
サブバッグがスタイリッシュになりました。
サイド部分の柄合わせの効果は絶大。
取っ手の柄合わせも更に高級感を出していきます。

片面ハトメについての、質としてはどうなのかの結論

当記事を、後になって見直し、手直しをさせていただきましたので、大きく追加事項が出来ました。

実は、その後の2022年11月30日現在のブログ記事手直し中の現在ではこうした穴を開けて取り付けるタイプのカンをすべて廃止しています。

ここまでご紹介させていただいた記事ではあったのですが、見かけの恰好の良さとは裏腹に、その質は危ういものということで、このバッグ自体も後に解体しました<m(__)m>。

また別の投稿でなぜこうしたパーツを廃止したかのお話はじっくりさせていただきますが、そもそもメーカー様との直接のやり取りでも、メーカー様は生地への使用を否定しておられます。

こういったものは、本来「本革」用の物なのです。

革という素材は生地とは雲泥の差の密な素材の構造です。

それに比べて生地はスカスカなのです。

引っ張ったり、重い荷物を入れて取っ手がギューッとなると、いずれパーツが徐々にずれ、ポンと外れるとともに、生地のカットの部分がはみ出す可能性は否めません。

それもそのはずで、元はレザー用のパーツであるからなのです。

気軽に使用できてしまうことと、特に禁止事項でもないことから生地に使われてしまっていることも多いので、皆様がやっているではないか、良いではないかと思いがちですが、やはり本当のところはどうなのかを見極めることは大切です。

間違いなくメーカー様自身が生地には不可であるとおっしゃったそのやりとりを実際に私がしたのですから。

あとがき

不明な事、困ったことがあった時には、メーカー様に聞くなどの一歩踏み出した行動により、有難い答えがいただけることがあります。

それが後の採用、不採用の貴重なジャッジの理由にもなって行きました。

さんざんやり方をご紹介しながら、最後にお勧めではなく真逆の結論になったことをお許しくださいませ。

しかし、これが現実で、本当のことを伝えていきたいというスタンスからです。

本当にお役に立てるのは、やり方のご紹介よりも、もっと本質的な生地に採用して本当にその商品が良質になるのかどうかということをお伝えすることだと考えた末のことです。

お客様ががっかりするようなお品になる原因を作るようなパーツは使うべきではないという結論に至っております<m(__)m>。

完成♪、ゴブラン織の花柄バッグに片面ハトメの取り付け【43】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回の記事は、前回の【42】の続きです。

ゴブラン織りの花柄のミニ巾着ショルダーバッグ作りの後半になります。

最後の完成がご覧になることができます。

片面ハトメの取り付けまでの大きな流れ

①生地を裁断、芯貼り

②表地と裏地共に隠しポケットを取り付け

この状態までいくと、表地と裏地を縫い合わせ1つの合体した袋物にすることができる準備が整ったといえます。

前回の【42】では、ここまででした。今回の記事【43】は、③から始めていきました。

③表地、裏地をそれぞれ1.5cmの縫い代で、前面と後ろ面を縫い合わせ、そして、マチを作ります。

④底板を見えない中側に取り付けて、表地と裏地の口を縫い合わせて閉じます。

この時に、忘れず、左右の脇に、ショルダータブを取り付けねばなりません。

⑤バッグの入り口をぐるり1周を2列縫う時に、ショルダータブも一緒に縫いこんで、金具とタブの一部がひょっこり表に飛び出すという風に仕上げます。

表地と裏地を縫い合わせます。2連にして丈夫く仕上げます。
(サイドにタブを縫いこみ忘れていますが、後で修正しました)

⑥この表地と裏地の縫い合わせが完了して合体できたら、いよいよ、後編の見どころのアイレットカンの取り付け作業に入ります。

アイレットカン/片面ハトメの取り付け作業

まずは、てっぺんの左右の長さをサイドのハギ目同士の間で計ります。

本体の脇と脇の間の長さが前後とも42cmでした。

アイレットカンを打ち込む位置をここで決めます。

アイレットカンは、典型的な前後6個ずつの計12個取り付けることにしました。

ということで、42cm÷6=7cm。脇からスタートして、7cm感覚に待ち針を打ちます。

このように、脇からスタートして7cmの地点に待ち針を打っていき、待ち針間が7cmとなるようにします。

そして、まだここで、この待ち針のポイント箇所が穴をあける位置と思ってはいけません。

この位置だと、アイレットカンが5個になってしまうので、この位置ではないのです。

待ち針と待ち針の間が本当のアイレットカンが付く位置と考えます。

ということで、ここで初めてチャコペンで印を打ちます。

待ち針と待ち針の間のど真ん中を生地を真半分に折って決定していきます。

上からの位置は、2.5cmと決めましたので、

ピンポイントで位置が決まりました。

端っこのアイレットカンの位置は、サイドのハギ目と1個目の待ち針のど真ん中という考え方でいきます。

そうしますと、全部で6個が均等に配置されます。

上からの位置は今回2.5cmで行いましたが、これ以上でもこれ以下でも、後の打ち込む道具の幅が足りなくなりやりにくくなるので、割と上の方が良いということになります。

そして、ブルーのチャコペンだと柄に紛れて分かりにくくなるので、確定したら、チャコペンの上に黒いマジックなどのはっきりしたもので、一目見てここだと分かる違和感ある色目の印を打つのがよいです。

どのみち、マジックは、ポンチで穴開けされて不要な部分なので、チョンという程度ならポンチの穴8mmの直径の中にすっぽりと隠れますので、印は分かりやすい方がよいのです。

そして、外へ出て、ポンチと金づちを使って直径7mmの丸い穴を開けます。

左手にポンチを持ち、右手に金づち下にはゴム製の台を敷くという配置です。
後になってようやく気付きましたが、この段ボールは不可です<m(__)m>。
クッション性があるとずれます。ご注意くださいね。

この時に、黒いゴム製の土台は、厚めで面積がそこそこあった方がやりやすいと言えます。

これの前に、小さな、面積の薄い板を使っていましたが、すぐにぼこぼこになり消耗してしまいました。

この丈夫なゴム製の板も消耗品なので、ゆくゆく交換はするべきものですね。

そうでないと綺麗な仕事ができません。

ここが写真の限界ですが、どのような音なのか、どのような力具合なのか、何回くらいたたくのかなど、YOUTUBE動画がやはり分かりやすいです。

たたくのは、意外と多く8回ほど結構な音を立てますので、そこかからも具体的に力の入れ具合など程度が分かります。

アイレットカンのパーツは2つで1セットです。1つは、飛び出した凸(とつ)の形のものと、
平ぺったいワッシャーみたいな形のものです。
そして右上のペンチみたいに手ににぎってプレスができる道具を使います。

まず、穴の表側から、凸(とつ)のパーツを裏地側へ飛び出すように入れ込みます。そして、裏地側にワッシャーのようなぺたんこを突き出た凸パーツにはめ込みます。

左:まず、表側から凸パーツを中側へ飛び出します。 右:ワッシャーを中側へはめ込みます。

これでセットができたので、あとは、道具でプレスをします。プライヤーという名前で、シルバー色のアルミタイプ専用のようです。

ゴールドには対応しないので、ご注意を。

左:プレス器の凸面を中側に、水平綿を表側に配置します。 右:ぎゅっとかしめて一度のみプレスします。

この作業を12箇所行います。

動画では、最初の2個、プレス器の当て方が反対で、凸面を表側にしてしまって、失敗しています(^_^;)。くれぐれもご注意を。

12箇所すべてアイレットカンが取り付けられました。

私のように、反対に間違えて当ててしまえば当然失敗しますが、正しく行えば必ず成功するということを考えると難しいものでもないようです。

これ1つで、すごくいろいろ応用が効きます。取っ手の穴にしたり、飾りにしたりなど。。

⑦その後、ひもを共布で製作し、通して、先に飾りパーツを取り付けて、ショルダーを作りなどの残りの作業を経て完成です。

とりあえず無事完成できてよかったです。

あとがき

今回、一応完成しましたが、私としては、バッグの縦の長さが不足していると感じています。

このサイズ感は次回同じデザインを作る時までには見直しをすることになるかと思います。

マチをもう5cm短くすることで縦の長さが5cm分確保されると言ったような調整を予定しています。

可愛い柄です。柄のにぎやかさで片面ハトメのパーツなどはなじんでしまいますが、この作業もミシンとは別に時間をとって行う特殊な作業であることを考えます。

このことも、後のバッグ製作に対する考え方が生まれるための貴重な体験となりました。

まだ、今後も片面ハトメは登場してくることがあります。

なかなか作業を映す余裕もないことが多く、動画や写真が貴重かもしれません(^_^;)。