これは喜ばれる♪と試用で確信したデジタルコンテンツ販売用の試作サンプルのナップサック【1155】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今、進めておりますハンドメイドバッグの作り方のデジタルコンテンツ制作用の試作品が完成しました。

恐縮ながら、先に試用をさせていただき、その使い心地などを得ましたので記事として投稿しておきたいと思います。

作り方、構造、細部の写真などは、デジタルコンテンツをご購入いただいたお客様の特権です。

ここでは試作品のお写真と、その使い心地やシーンなどのお話をさせていただきたいと思います。

早速中に物を入れたりして試用させていただいた感想

真っ黒な喪服みたいな生地でお作りしました。
マチはこのサイズからはたっぷり感あるバランスです。

試作品なので、あまりコーデの事は考えずに、真っ黒で表地も裏地も同じ生地でお作りしました。

完成後の翌日の朝のウォーキングの際に食料品の買い物が少しありまして、早速中に物をたくさん入れて使わせていただいたのです。

買ったものは、バナナx1房(3本)、こうや豆腐4個入、卵6個入り、みかん5個入、りんごx2個です。

通常皆様がお買い物をされる平均的なボリュームだと思います。

これを、自前のレジ袋に入れ、さらに、このリュックの中に入れました。

とても安定感があったのは、このキルトのハリコシ効果と、たっぷりなマチのおかげです。

マチが大きいことは、こうした立体的な品物の買い物の際にはとても良い配置で入れることができます。

ただ、行きには財布しか入れていなく、何も入れていない時のこのマチが変な形に遊びがありました。

帰りは、中に物が詰められ立体的な形になって帰ってきました。

やはりシーンによっては、このマチも大きすぎると感じることもありますが、どのシーンで使うことが一番多いかで考えると使い道が多いシーンに合わせたマチの広さが良いです。

たためるタイプであることと、別のバッグにも入れて持ち歩けることを想定してあり、底板はあえてお付けしておりません。

リュックとしてはややコンパクトサイズなので、お出かけ用や旅行などにも背負い続けることで常にご利用いただけます。

開け閉めが巾着の紐をしぼるだけという単純さとか複雑ではないそのシンプルなフォルムに親しみがわきます。

一方で手間をかけられたダイヤキルトが高級感があり大変美しいです。

無地のなんでもない生地でもキルト1つでこんなに生まれ変わるものです。

ナップサックはマチ無しのイメージですが、こうしてマチがあることで、ヴィンテージナップサックとイメージは少し違い、らせん状に生まれ変わったデザインかもしれません。

最後に、実際に背負ってみて、中にお買い物品も入れて持ち歩いた感想ですが、非常にグッドです。

これをコンテンツにして多くの人に作っていただいたりしてご利用いただくことに対して、思い切ってお勧めできる体験ができました。

お弁当などを持ち歩く人には非常に使えるバッグ

衣食住の中の「食」も人間にとってはルーティーンです。

いかにお弁当とか食べ物を買って持ち運ぶシーンが多いかということを考えました。

自分で作ったお弁当、買ったお弁当、食料品などコンパクトめなサイズの巾着型でありながら、「食」に精通した「衣」になるかもしれないことも喜ばしいことです。

いかにも食べ物が入っている感じの様相ではないところに私のファッション分野の事業者としての工夫があります。

時にはお弁当を入れ、時にはアクティブな場所へお出かけ用のリュックとしていろんな活躍の場面がありながら、オシャレで素敵な1点の大切なアイテムになればということを想像しています。

あとがき

コンテンツ制作も進めていきます。

今は2点目です。

1つ目はすでに「切餅」として販売中です。

切餅はエコバッグのトート型なのだけれど、使用する生地によっては、高級品にも生まれ変わるようなスタイリッシュなデザインですので、よろしければご注目下さいませ。

「共有型のハンドメイドバッグ:切餅」がすでに完成して販売中でございます。

2点目のこのナップサックはまだ名前を決定していませんが、「餅巾着」になりそうです。

こちらも切餅との餅つながりとしてご注目いただければと思います。

この2つは単純な作りであるけれども、無駄のそぎ落とされたシンプルさがあります。

余計な飾りなどは付けない、最低限の機能を備えたその素朴さこそが「美」であるという考え方にもとづいたものです(^-^)。

2点目のデジタルコンテンツ「共有型のハンドメイドバッグ:キルトサック」の案が浮かんだ時【1144】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

私が今年2022年に始めたハンドメイドバッグのデザインやその作り方すべてを1つのデジタルコンテンツにまとめたものの第一弾として「共有型のハンドメイドバッグ:切餅」というエコバッグ型がすでに販売中でございます。

そして、このたび、第二弾(2点目)が思い浮かびました。

結構気持ちに実直に従うことを大切にしていまして、数か月前までは、第二弾は、複雑な「餅巾着」というリュック型にと思っていたのですが、この数か月間でだんだんと、もう1つ、「切餅」のように作りやすくて、気軽に持てる単純な構造のものをというのが、ナップサック型が浮かんだ経緯です。

餅巾着というデザインは、切餅と餅つながりで名前が似ていますが、結構機能が充実していて複雑です。

複雑にいきなり飛ぶ前に、もっとシンプルなデザインを作っておくのが良いと考え直しました。

このナップサック型も、ここ数か月の「インテリア収納袋シリーズ」で巾着袋をたくさん作ってきた中でのひらめきでした。

連続する同じデザインの中で、たった1点だけ、共布が多めに余っていたので、共布巾着紐を長くとって、そのままリュックのショルダーになるナップサック型を作ったのです。

その出来上がりは、これはこれは。。。と思うようなかなり実用的なものでした。

そして、これもインテリア収納袋シリーズの後半のダイヤキルトをナップサック型にも盛り込みます。

ダイヤキルトがかかった「キルトサック」なるものに決定

いろんな角度から写真を写しましたが、このコンパクトなサイズ感も、過去のナップサックと呼ばれる昭和時代によく見られたデザインからは、少し変わっています。

しかし、昔ながらの伝統的な機能の巾着をしぼることで口を閉じ、そのしぼった紐が背負うショルダーに兼用になるという無駄のないとてもナチュラルな動きがとても魅力的に私には映りました。

上の写真のナップサックは、シリーズの時に、「小」と「中」の間位の特別サイズでお作りしましたものです。

出来上がりが、縦32cmx横29/48cmxマチ20cm。

このサイズ感、そのまままずは活かしてみたいと思います。

それで、この時の製作は、たまたま生地が厚みがあったためにしっかりした感じで出来上がることができましたが、こんな生地ばかりではない、むしろこれより薄手も多いです。

よって、同じシリーズ内の最後の方でいくつか作ったダイヤキルトをこのデザインにかけていくということに決めました。

2つの価値が組み込まれて生まれた新たなデザインが生まれる瞬間です(^-^)。

5cmキルト
3cmキルト

5cmと3cmとでは作業の手間が結構違います。

細かい方がたくさんステッチが必要なので3cmが時間はかかりますが、おそらく3cmが美しく出来上がるでしょう。

一度サンプルを作ってその雰囲気を見てみるところからのスタートになります。

現在、サンプル用生地を入手。

こんな組み合わせでサンプルを作って行きます。右はレオパード柄。左右ともかわいいピンク色です。やはり無地を表地に使い、キルトをかけるという案があります。巾着紐とショルダーだけレオパードにしたコントラストデザインも良いかもしれませんね。

あとがき

自分が実際にピンとひらめいたアイデアを自身の作品にして販売するこれまでのやり方を大きく変えていきます。

もうやり始めているところですが、現在は過去のストック生地を製作して整理していることもあり、まだ製作も並行中ですが、いずれ、このアイデアを早い形でコンテンツにまとめていくスタイルになります。

けれど、早くコンテンツにするとはいえ、この数か月の巾着袋を作るシリーズがあったからこそ実際のコンテンツ作りのヒントを得ているわけです。

そう考えると、製作もストップということではなく、続行の形をとることをしながらの方が今後もコンテンツにまとめるに相応しい厳選したデザインがひらめきやすいとも思えてきます。

何も体験せずして、良いコンテンツも作れないわけです。

同時進行型の方が私も製作することの楽しみも引き続き味わえるかと思います。

よって、その製作の内容は、コンテンツの内容を高め、コンテンツ自体に価値が入るようなものでありたいです。

この数か月のひたすら同じデザインをずーっと作ってきたシリーズはこの時ならではの経験でとても貴重でした。

ナスカンが留め具の巾着リュックの入り口の隙間を最大限に埋める改良、入り口フラップの型紙を最大限にした6点の修正の1点目【832】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

やっとこの時がやってまいりました。

「餅巾着:もちきんちゃく」という名前のデザインの巾着リュックの入り口の隙間解消の解決策として、入り口のフラップをサイズを広げ、取り付け方も覆うように工夫するというリフォームの1点目を開始しました。

ここから数点連続してリフォームしていきますが、今回はまず1点目のうろこ柄が完成。

そんな「修正」に特化した作業風景を今回はご紹介したいと思います。

こんなこともあるのです、良くない状態のまま複数を完成させてしまってからのその後の修正というケースです。

自分勝手に製作しても結局は何も機能を果たしていない結果を知ることになるという教訓を得たのでした<m(__)m>。

それが、6点物完成品を作ってしまった姿勢の反省となります。

とても手間がかかる製作ですので、精一杯きちんと修正していきたいと思います。

小さかった入口フラップを取っ手の間に通る最大限に広げた巾着リュックの修正の記録

細かいことを言いますと、2種のデザインになります。

1つは、内側に巾着袋が設置の最新型と巾着袋が設置無しの従来型の2種。

まずは、従来型の古いデザインからやっていきます。

内部はそのように違いますが、入り口のフラップは同じ作りでしたので共通しています。

修正前(before):入口フラップのサイズが小さいので隙間が多かった状態です。

この状態は、セキュリティー性が低いと言えます。

このフラップを可能な限り大きくするということ、そして、取り付け位置も変えます。

修正前の上の写真では表地と裏地の間に挟み込んでいます。

これを背の部分に縫い付けて覆う形へ変えることで、取っ手間の隙間を全面的に覆うことになります。

裏地を外した様子:まずは、ある部分まで遡るように解体。マチもほどいて、サイドや底の地縫いも外します。
新しいフラップ:生地を残しておいて良かったと思う場面。反対側は裏地の別布を使用。
裏地用の生地:ポリエステル/100%のポプリン。ピンク、内部の裏地と色違い。右は取り外したフラップ。
タブの位置を下げます:上の方で緩かったところを下へ移動します。
背に縫い付けに変更のフラップ:取り付けは、2枚仕立てのハード薄芯を力布にします。ハード厚芯だと1枚で。
縫い付け部分の完成:ここで、次の課題が。。フラップの幅が取っ手の幅を上回っています。

実際にやはり引っ掛かってバランスが悪く見た目も悪いです↓。

課題の残る完成:やはりフラップが引っ掛かっています。ごわついたインテリア生地を最初にやってみて正解。

ということで、型紙を一部だけ削り、引っ掛かりの解消をしていきます↓。

型紙の一部カット:できるだけ面積を残すような感じで縮小。上の方の横幅は削らずにやめておきます。

今回はここまでです。

この型紙で作ったフラップが【834】で成功しています。

【834】の記事ではこんなパッチワーク生地で同じモデルを製作。フラップが違和感なく間に最大限で設置。

この検証が上手くいけば、もう一度この度のフラップは修正していきたいと思います。

あとがき

わずかずつでも良い、必ず良質なお品への一歩となれば。。という気持ちを持って取り組んでいるリフォームとなります。

ここまでのことをまめに1つずつ改良していくとユーザーの目に留まる程のものになると思います。

現在ブログの手直しをしています2024.07.02でして、この記事の順番です。

当初投稿しました2021.12.19からおよそ3年後です。

2024年の今振り返ってもこの時の入り口フラップの隙間の解消が随分完成型に近くなっていると思うほどの大きな修正であり重要な場面でした。

「おやじポーチ」を軽視するなかれ、素朴ながら容量確保のコンパクトさがとても参考になる【618】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「おやじさん」というような人が持っているバッグを新モデルに引用させていただいたことがあります。

街角でばったり出くわした「おやじさん」を横から拝見、開けていたバッグは、四角くてマチがたっぷり。

その中には、いろんなカードが入っていて、少しのぞかせていただいてしまいました。

楽しいカードや券がたくさん詰まった容器をそのまま持って歩くようなスタイル。

このセカンドポーチさえ持って出れば気まぐれに年金生活をエンジョイ♪(あくまで想像です)。

そして、その素敵なモデルに感化され、思いっきりエレガントなイタリア製生地でミニボストンバッグを製作したのです。

ファスナー付きでカーブも入りまして、「おやじさん」には足りなかった「ショルダー」を加えたモデルです。

このたびは、この例から、ヒントはあらゆる人々から得られる可能性があり、あらゆる場面においても可能性があるというお話になります。

着想はメンズ用バッグから。。同じようなデザインでも雰囲気が大きく変わるエレガントな生地への落とし込み

「まえがき」のもの。ミニボストンバッグモデルは、見かけた実際のバッグを持つ「おやじさん」からのヒント。

これがまさかメンズからのヒントとは想像しにくいと思われるかもしれません。

というのも、生地が思いっきりエレガントだからです。

この生地を集めていた頃は主に2019年、イタリア製の「フクレジャガード」「風通ジャガード」を夢中になって探していた時期です。

もう1点、街中(まちなか)でバス停でバスを待つ「おやじさん」の後ろ姿が印象的だったバッグがあります。

それは、ナップサック。

次の写真は、ナップサックに関しては自身の中では初期型の1点です。

よくあるナップサックのような作りを真似てみました。ただ、きゅっと口をしぼる時の口の完全な閉まりは課題。

裏地を付けた影響から巾着が十分に絞り切れず口が完全に閉じないことに加え、蓋に関しても装飾的に付いているに過ぎません。

まだまだその後の改良が必要だと、これっきりこの仕様では作っていませんでした。

「おやじさん」が持つナップサックはもっと典型的なもので、薄っぺらくて、マチがなくて、きゅっと口が縛られているものでした(素材はナイロン/100%の黒)。

丈夫にしっかり作ろうと、裏地を付け接着芯を貼ったりすることで、どうしても口が閉まらない課題が生まれてしまうのでした。

ただ、ナップサックはずっと昔からあるデザイン。

学生時代に、学校のサブバッグとして使った記憶があります。

何十年も前からの不変のモデルは非常に注目するところでもあるのです。

その後ナップサックは、「口の密閉の課題」をこんな風に克服していったのが2023年の事↓。

厚み生地では到底口は閉まりませんので、別布をタブとして巾着ホールにする仕様を考えました。

その結果見事に口の閉まりの課題は克服です。

どんな生地にも対応できるためには、このモデルが有効だというところに行き着きました。

あとがき

かの有名なハイブランド様の、「シャネル」様の創業者の「ガブリエル・シャネル(ココ・シャネル)」様もメンズからのヒントで「ツイードスーツ」や「チェーンバッグ」などを生み出しました。

そんな知識をインプットした頃だったので男性の持ち物に目を向けていたところ、自身のアンテナにひっかかったのが「おやじさん」の持ち物だったのでした。

たくさんのバッグをあれこれ持ちたい、「エルメス」様の「バーキン」を色違いで持ちたい(一緒の形やないかー!と突っ込みたくなる)女性。

一方、渾身の1点を長く使う男性、特に年配の方々。

なぜ、その1点を選んだのかの理由があったはずで、そこにこそ「ヒント」が隠れているのかもしれません。

複数持ってはいても、1点ずつに対する思いの深さがどうかは分からなところ。

むしろ1点しか持っていないそのバッグとの出会いの経緯などを聞けると何かが紐解けてゆくかもしれません。

メンズからのヒントというのは、一理あると思います(^-^)。

あのいつもの親しみある日用品がリュックになったら。。を実現したふんわりかわいいタオルリュック【178】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ数日<タオルシリーズ>としてタオルの素材に特化したリュックの製作をしています。

同じタオル素材とは言え、ちょっとした織り方、混率、色の違いから同じデザインながら少しテイストの違いを出していくというもの。

デザインは、「簡易リュック」。

【176】の記事でも触れたのですが、タオル地にこだわったバッグというのを製作し続けるというのもエッジが効いています。

無地のタオルのシンプルさを裏地に柄を配して華やかさのバランスを取るのも工夫の1つ。

このデザインには一番向いた素材だけを当てはめるというような拘りによって、製造者側のモットーとしている「軸」をお伝えすることができるのです。

そう思えたのも、バッグをご購入していただいた経験からのヒントであったり、インスタグラムでのアップ時のコメントであったりという、とてつもない人数の中からのごく一部のありがたく貴重なご意見やお客様があってのこと。

なので、これまでいろいろなデザインをいろいろな素材で製作してきた中で、そこから得た独自の製作らしいテイストに絞っていくタイミングの時なのかもしれません。

タオルがそのままリュックになる喜び、パイル地の気持ちよさと雰囲気

今回のパイル地のタオルはクリームベージュがメインです。

配色使いも同じパイル地で迷彩柄のような色のカーキグリーンミックスです。

左上から、反時計回りに、表地(タオル地)、配色(パイル地ニット)、裏地(楊柳)です。
<表地:ベージュ>ベビータオル、綿/100%、日本製。
<配色:カーキ>パイルニット、綿/100%、日本製。
<裏地:ベージュ>楊柳無地、綿/100%、日本製。

今回は、配色生地を入口フラップとショルダーに使うという配色使いをしました。

ショルダーは幾重にも折り込みをしますので、今回のパイルニットのカーキグリーンは、厚みが結構あるモフモフしたものになりました。

「簡易リュック」:表側。サイズ27cmx27cmxマチ10cm。
ショルダーの調節機能のないミドルレングスの簡易リュックです。
カーキが差し色になっていますね。

このカーキのように厚みがあって、扱いにくい生地をうまく中側にソフト厚芯も入れ込んで綺麗に仕上げるコツは自分なりに見出しております。

後で貼りますYouTubeを是非(^-^)。

あとがき

【176】の記事でもお話致しましたが、このデザインはもっと工夫する必要がありまして、

物をたくさん入れた時に重みでマジックテープ仕様の入り口タブが外れてしまう点です。

それでも大丈夫なようにと内側に巾着紐を設置してはいますが、まだまだ考慮が足りないということになりました。

別の生地で恐縮ですがこのたびの【178】の制作は、これと同じ仕様になっています。

しかし、もっと入口をしぼり切る工夫として、数年後の2023年には、ここからぐんと仕様を変えました↓。

こちらの方が口の閉まりは確かな頼れるものになります。

当記事も最初のアップが2020.08.10なのですが、そのまるっと3年後の2023.08.11現在リュックをナップサックに変えて巾着として絞る仕様に行き着いています。

よって、この記事の「簡易リュック」は発展前の初期型だと思って見てもらえると良いです。

簡易リュック型のまま行くなら、マジックテープではなく「ヒネリ錠」や「差し込み錠」もありますが、穴を開けたり布にカットを入れることに戸惑いを感じてきまして廃止しました。

現在は、特にそういった生地を傷つけるような金具を使わなくても、生地だけで工夫できることがあるというところで考案しています。

それは、「生地を大切に優しく使ってあげる」というサスティナブルの活動の一環となっているのです(^-^)。

簡単に作れるリュックのショルダーのハの字部分の本体への丈夫で綺麗な縫い付け方法【136】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ最近ショルダーに調節機能のない単純な作りのリュックを作っています。

その名は「簡易リュック」。

去年の2019年後半辺りから始めたハンドメイドバッグのシリーズものです。

素材調達をいったん終了し、たくさん集まった生地でシリーズを組み、20シリーズ程計画を立てました。

1つのシリーズで製作は3点ずつというのがだいたいのラインナップです。

リュックのショルダーの付け根にDカンを使わない、直接本体への縫い付け方式の十字ステッチ

さて、今回の簡易リュックでは初の作業が1点あります。

それは、リュックのショルダーの縫い付け部分の付け根の製作手法です。

簡易リュックは、その名の通り、最低限の簡単なもの。

もしかして、結構手が込んでいる部分もあると感じていただく箇所もあるかもしれませんが、表から見る時に簡素な作りのシンプルさが特徴のリュックです。

簡素な作りがどういう点なのかの1つは、ショルダーの調節機能が無しであるという点です。

様々な長さをお好みの人が中間的な位置でお使いいただける長さに設定。

ある一定の流行も取り入れてやや長めかな。

そして、線コキ、Dカンなどを付けずに、ショルダーは本体に挟み込んで縫い付けとなります。

この縫い付けの時の端っこ部分の「ハの字」にスポットを当てています。

まずは、作ったショルダーのハギ合わせの方を外側に向けてハの字にします。
互いに90度で重ねるということです。
アップで見てみるとこんな感じ。ぴったりと端っこを重ね合わせます。
そして、とりあえずショルダーのみで十字にステッチを入れます。印は必要ありません。
とんがった先端からまっすぐ「へ」の字のへこんだポイントまで縦にステッチを返し縫いをしてかけていきます。
十字の横線に関しても目印となる先端部分があるので、印など付けなくても大丈夫。

そして、その後いったん他の作業が入ります。

ショルダーの足の部分から先に挟み込んで縫い付けます。

本体を前後縫い合わせの時に、同時に底部分に挟み込んで縫い付けるということをします。

次に表地の本体の内側に当て芯をし、入り口部分の真ん中の位置にまたもや十字でステッチをかけます。
この十字のステッチは必ず表面に出ますので、先ほどの十字をなぞるように、そして綺麗に。。
ステッチをかける側は、裏からがよいです。2重ステッチで丈夫にかけます。
重なり部分などを見ながらが、どこを縫っているのかが分かりやすいです。
出来上がった十字ステッチを表側から見た感じ。すっきりしていますよね。
このステッチの方法がいろいろなやり方と比べてみて群を抜いて簡単で綺麗でした。

また、これが、縦1本だけの線だと何かしら不安定。横の線も忘れずに。

やはりこの十字の意味というのはダメ押しの頑丈な固定の秘訣なんですね。

よく取っ手の付け根に施される「四角+X印」のステッチを彷彿とさせます。

完成した簡易リュックを見ながらお伝えしたいこと

簡易リュック(薔薇柄xデニム)・・・筋柄同士のマッチが生地のチョイスの偶然の巡り合わせというもの。
こういうミラクルが大好きな私。
洋服のコーデでもそうですが、良い相手が見つかることの喜びがあります(^-^)。
茶と紺のコンビは、お茶碗などの陶器の基本的な色使いを思い出します。
薔薇の中にある紺色部分が茶色に映え、そしてデニム生地の紺とカラーがマッチしてスッキリとします。

取っ手のジグザグステッチも象徴的なデザインの1つとなります。

そして、入り口タブがほんの少しだけ登場するところに、控え目な感じを見ます。

思いっきり広い面積に柄が出るという、柄の出番を尊重したデザインなのでした。

あとがき

こんな風に、その時々で素材を組み合わせたりなどしてちょっとした工夫をしながら元のデザインは変わらない、という方式で製作していきます。

生地同士の組み合わせもコーデなのです。

クローゼットの中からお洋服を選んで組み合わせるかのようにワクワク楽しめる瞬間です。

同じデザインで製作するにしても、生地の色違いではないくて、全く違ったテイストを感じるような3種にラインナップしていくのが1点物風となる秘訣。

シリーズではそんな3点であると見ていただければと思います(^-^)。