商品発送の際に同封の商品自体の情報だけでは書き切れないメッセージをホームページQRコードに託す方法【560】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ハンドメイドリュックをご購入いただきました。

感謝しております、本当にありがとうございます。

バラ柄の撥水のかかったサッカー生地のリュックは、それはそれは撥水に関する苦労のストーリーが詰まっていました。

今回は、ご購入いただいた商品をきっかけに「情報」をご購入者様にお送りするためにやっていることをご紹介したいと思います。

製作時をふりかえったエピソード的なものはブログ記事で

ご購入いただいたハンドメイドリュック:<サイズ>縦36cmx横28cmxマチ11cm。

全体に強力な撥水剤で雨対策がしてあります。見た目からは、え、この生地に?と意外に感じられるかもしれません。

こんな感じの薔薇柄のサッカー生地のもので、綿/100%素材。

一見見た目だとまさか撥水がしてあるとはという意外な印象かと思うのですが、そこが製作時のポイントです。

元々撥水がされている生地というのは限定的にしか見つかりません。

そうではなくて、どんな生地にも撥水を施工すれば、すべてが撥水の効いた商品になる可能性を追求したのです。

そうして、究極の凸凹感ある生地である「サッカー」で挑んだ撥水実験をやっていったのでした。

その撥水剤に考えたのが、「ceramicprotextile:セラミックプロテキスタイル」というカー用品の1つで、1ボトル300ml入りの高級品。

こちらを1本は軽く使ってしまいまして、2本目には確実に突入していました。

結局撥水施工も、生地にある程度条件があって、平らな表面の生地だったり、ポリエステル系だったりなどあるみたいですが、そこを一切無視して、とにかくこれに施工したいのだという生地に施工して撥水機能が生まれるまでやり続けたのです。

結果は、何度かのトライの末、じょうろでかけたシャワーのようなお水を玉のようにはじくところに至り完成したものです。

やはり、サッカー、リップル、その他凹凸のあるジャカードなどの生地には簡単には施工しにくいという結果です。

けれども、不可能ではないということも分かりました。

この撥水剤のもともとの優れた性質も持ち合わせて、撥水剤による別のダメージなどは今までも起きたことも感じたこともありません。

とてもやさしい液体のようなのです。

カー用品だと、車のシートの布の部分とか、マットなどに使います。

車用のものをハンドメイドバッグに施工したということがなかなか他の人はやらなかったこと。

これも1つの偶然で、生地に撥水加工をしてくれる業者さんを検索していきついたのが近隣の地域にあるカーコーティングのお店やさん「ポリッシュガレージ」様だったといういきさつです。

以上が、その商品が出来上がるまでのエピソードとしてここで語れることでした。

商品発送時にしていること。。ピンポイントの情報は「しおり」で伝える

商品発送時にルーティーンとなった作業があります。

ハンドメイドバッグは、1度っきりのお取引になりがちです。

商品があふれているこの世の中で、有難くこのたびは、良いと思っていただいてご縁があったわけですが、商品が一方通行にお届けで終了のお取引。

そこで、工夫したアイデアの1つが、バッグの中に情報の入った「しおり」を入れるということをしています。

今回の商品がどんな生地の素材のものだったのか、値段、そして、QRコードでホームーページへご案内できるよう情報シールの付いたかわいいしおりです。

本にでも使っていただけると、ふと見たときに覗いてもらえるかもしれません。

この「使えるもの」というところがポイントで、すぐに捨ててしまいがちなアイテムでは無意味です。

よって、自分もよく商品についている可愛いブランドの厚紙でできたタグを本のしおりにしていることからのヒントで、同じことを考えました。

ブランド名だけでは不足、それ以上の何かというところで、「情報」に行き着きます。

ビンなどのガラス容器に貼るためということで透明なシールがあるのですが、それです。
こちらが裏面の情報の部分。長い所が6-7cm程。情報も多くの事は載せきれません。単純で明快な書き方が必須。

そして、その後は、梱包と発送です。

今まで保管していたビニール袋は埃でねっとり。爽やかな新品に交換して発送です。

ご購入いただいたその事実だけで得られるもの

もちろんご購入いただくとお代金はいただけますが、「価値のヒント」というものも得られます。

こちらがむしろ大きいのかもしれません。なぜご購入いただけたのかは、何らかの価値を感じてもらえたからということです。

今回のこの撥水施工の件についても含まれていると思いますし、その他、生地が季節に合ったサッカーであったことが何かこれから暑くなるにあたり、わくわくするような感じの新鮮味とマッチしたものなのかもしれません。

そして、薔薇の柄がシックで、フリルなどの装飾も一部分施してあります。

生地もなかなか翌年に同じ物が入手できることはほとんどありません。

一度っきりの物となることがほとんどです。

よって、その時に見つかった出会いの機会というものが大変貴重。

ということで、今後も価値を込めた商品を作っていく時の肥やしになるのがご購入いただいたというその事実であったと言えます。

QRコード掲載の重要さは長い目で見たつながりになる

しおりの裏面の右上に印刷の「QRコード」の存在はとても重要。

今回のご縁がその後にもつながっていく「可能性」を一緒にお渡しするこということになります。

QRコードは当ホームページ「ピクチャレスクのホームページ」にご案内できるものになります。

ホームページを一度でも覗いてもらえれば、コンスタントにブログも投稿させていただいていることに気づいてもらえます。

そうして、何かの時に思い出しては、お立ち寄りいただけるのかもしれません。

あとがき

フィードバッグというものがありますが、もちろん、それもとても大切で、良い悪いいずれにしても、今後改善していったり、継続していった方が良いのかなどの判断には大切なものです。

けれども、単純には、ご購入いただいたというだけでもある種のフィードバッグにはなるのです。

他にもあるのにこれをチョイスしていただいたその価値とは何なのかというのが、絞ってその商品の中で探れるという点では、選ばれたということに感謝したいと思いますし、そのお買い上げいただいた商品の中に答えが入っているということです(^-^)。

「行動経済学」の本から型通りに実行することに対する躊躇の理由、種明かしが分かった時の「信頼」の喪失の懸念【387】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび「行動経済学」という分野の本を拝読。

「不合理な地球人:ハワード・S・ダンフォード著」です。

もとは昔からの長きにわたる「経済学」という分野では、「人間は常に合理的な志向で買い物をする」という考え方がベースだったようですが、実際はいろんなことに惑わされるなどして、結果不合理な答えを多くの人が選択しているという実態。

これは、もう合理的ではない部分があるということの証明であり、その部分を解明していく学問的な分野が新しく近年生まれた「行動経済学」に当たります。

この本の中では、「行動経済学」を「経済学と心理学との融合を試みた学問」ととらえられています。

この解明しにくく、白黒はっきりしていない実態こそが現実であるということだと思います。

心理が関係すると通常合理的な考え方ではありえない選択をしたり行動をしてしまうようで、それこそが人間らしいリアルな姿なのだということになります。

このたびは、この本による「集客」の技術を3つご紹介しながら、思うところをまとめたいと思います。

不合理を利用したお客様を多く呼び込むテクニックx3点

①「価格差別」

同じ商品でも、高い値段でも買ってくるれる人には高い値段を付け、安い値段しか買わない人には損しない限りで安い値段で売ると売上を最大化できるというもの。

これはヤフオクで拝見したことがあり、同じ商品でも価格が変えてあるのを見たことがあります。

ここには少し疑問もあります。

別の「ハコ(サイト)」でこれを行わねば、見破られると反対に信頼を失う可能性があると思いました。

すでにヤフオクの出品者の人は、私に見つかっているわけで、「あーあ、こんなことしてるんだ」と思ったものです。

それがこういう種明かしなのだとは知りませんでしたが、あまりクリアなイメージはなかったので好印象では決してないということです。

私がもし自分の事業にこのことを取り入れるとしたら。。

これを考えてみました。

全体として大きくとらえます。

商品にラインを3つ程もうけます。高価格帯、中価格帯、低価格帯と。

そして、価格同士にそこそこ開きを入れて、購買層の違いがある商品としてラインナップをはかるというものです。

さすがに同じ商品を違う値段というのははばかられます。

私が購買者だったら見つけてしまうと思います。

「同じ商品」という部分を、「同じテイスト」ということにテクニックを少しスライドしました。

やはり、本のように本当にまともに全く同じ商品を違う値段で販売しないと意味がないのでしょうか。。

なかなかその気にはなれませんでした。

②「デフォルト効果」

この例として分かりやすいのが、販売サイトの購入時のボタンで、チェックを外すのかそのままなのかという場面にです。

ここにまさに利用されているようです。

「人間は、最初の状態のままで維持したい傾向にあるという性質があるようで、その後メルマガを受け取りたい方はチェックを入れてください」、よりも、「メルマガはこのままだと配信されることになりますが、必要ない人はチェックを外してください」、の方が、結果はチェックが入ったままということに結びつきやすいとのこと。

なるほど、最初にチェックを入れてあるのは、このことだったのです。

メルマガとか案内とかアプローチはほとんど興味がなく(自分の求める内容とずれていることがとても多いという理由)、常にチェックを外しています。

しかし、実際は、多くの人がチェックを外さず結果アプローチを受けることになっている実態があるようなのです。

つまり、効果が出ていると実証されている手法のようです。

③「おとり」

とても怖い言葉ですが、これが一番面白いと思われるのではないでしょうか。

売れない商品を売れるようにする得策のようで、人間の心理には、「真ん中を選ぶ性(さが)」というものがるとのこと。

売れない商品をあえて、真ん中の価格帯に据える。

そして、それより安い商品、高い商品を設置。

そうすると実験結果から真ん中の売上を得ることができたというものです。

なるほど。。ただここで疑問です。

真ん中を選んでもらうために、わざわざ設置した低価格、高価格の商品の行方は。。

そこにこめられた商品に対する信念は。。

などが不明確で突っ込みたくなりましたし、分かりにくかったです。

感想のまとめ

これを教科書にその通り実行するには、私がちょくちょく記載したような疑問も生まれます。

あくまでもテクニックの究極な形として分かりやすく表現されているのでしょうけれど、実際にそのまま利用というのも露骨すぎて見破られそう(^_^;)。

まともにコピーする引用の仕方はまずいと思います。

自分の中のフィルターに通して、アレンジしてこういったテクニックを少し含んだ独自の対策が望ましいのではないかと思いました。

あくまで、本の内容に関しては、「提案」であり「引用」であるべきだと。

ということで、とても面白いとは思いましたが、あまりまともに受け止め過ぎず、最後まで客観的でいようという気持ちを持ちながら読んだものになります。

おそらくそんなつもりで書かれたのではないかとさえ思います。

あとがき

事業では、「信頼」とか「信用」ということが一番だと思います。

こうしたことが本当に信頼や信用を損ねないのか。

お客様とのより良い関係を築けるのかというところは常に同時に意識したいものです。

今回3点ほどのピックアップでしたが、いろいろもっと内容が詰まっていて、お伝えしきれませんでした。

よろしければ、この本をご一読をお勧めします(^-^)。

書き手:ピクチャレスク

複数のデザインに共通する深みのあるテイストこそ「ブランド」を作るのではないか、地道に改良を重ねたハンドメイドバッグの名前付け【323】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

いよいよ2021年に入りました。

昨年2020年から立てていた目標として、ハンドメイドバッグのデザインの精鋭がありました。

そのためには、いろいろなデザインにも挑戦しないと可否が分からないものなので、いろいろトライしてみた2020年でした。

最終的にひっかかりが残る部分というのは、使い勝手やセキュリティー性の不十分さです。

これがないといくら素敵に見えても、ユーザー様をがっかりさせてしまうからです。

使い勝手というのも少々奥が深く、ストレスのない開閉や機能でなければと思い、頑丈に施錠しすぎて、かえって開閉がスムーズに行えないこともありました。

その辺りのバランスを見て、入り口が完全に閉まっているなら中側のポケットにはファスナーは必要がない方がかえって良いのです。

物の取り出しにストレスを生むことなくスムーズに使えるメリットがあるなど細かいバランスを検討してきました。

そうして、最終的に全7点のハンドメイドバッグを、2021年に製作していくものと決めました。

思えば、20デザインほどもともとあり、7点になったということはおよそ3分の1に絞ったことになります。

価格帯別でいえば、1つの価格帯で1点-3点といった割り振りです。

そして、とても重要になると考えているキーポイントがあります。

それは、1デザインごとにネーミングをしたことです。

このたびは精鋭の7点のそれぞれの「名前」をご紹介したいと思います。

7点のハンドメイドバッグの名前付け、親しみやすく日本製らしさが伝わるようにと「衣食住」の「食」から引用

ハンドメイドバッグ7点の名前・・・身近な食べ物が集まりました。
切餅(エコバッグ):形が切餅のような配分の直方体であることからのイメージ。実際に切餅も入ります(^-^)。
昆布巻き(フラップバッグ):包み込むようなデザインが昆布巻きに繋がりました。ごつい名前とのギャップw。
卵焼き(バニティバッグ):卵焼きを立てた時のイメージから。お弁当バッグにも良いかと思います。
テリーヌ(ブリーフケース):メンズが発祥のデザイン。内側の綺麗なお花柄が特徴。

外側と内側のギャップも楽しめるものになります。

「テリーヌ」はゼラチンを使ったおしゃれな洋食。

作ったことがあるので、よりイメージが浮かびやすかった名前です。

おにぎり(アーチ型バッグ):フリルは最終的に付かないものになります。こんな形なのにリュックになります。
かまぼこ(ボストン型):底がぴったり安定した感じがかまぼこをイメージ。こちらもリュックになります。
餅巾着(巾着型バッグ):ファスナーを一切使っていないのに、セキュリティー性が高い巾着型を実現。

どれも、最初からのサイズやデザインだったわけではなく、改良に改良を重ねて前向きに取り組んだ先の行き着いた姿です。

あとがき

以上の7点に名前を付けました。こうしてこの7点をじっくりと生地の違いを楽しんでいただくようできるだけたくさん作っていきたいです。

今回の写真のようなカラー物はいったん2021年の3月くらいで終了。

その後は、黒ベースのマルチカラーだったりだとか黒を絡めて、黒コーデに合うバッグということにもう少し特化していく計画を組んでいます。

では、2021年もどうぞよろしくお願いします(^-^)。

決して上下の関係ではない横に並ぶ関係がしっくりと来た、同じ物に「共有」の価値観を感じながら発展していくような事業形態【404】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在「共有型のハンドメイドバッグ」と「本物志向のレンタルジュエリー」との2つの事業をさせていただいております。

事業名をこのように付けた理由は開始2018年から数年経過のかなり後からです。

このたびは、ハンドメイドバッグからスタートしたプチ事業者としての立ち位置のようなものが大きく変化しましたので、当初との違いをお伝えしてまいりたいと思います。

バッグを製造して販売するという固定観念に当てはめた事業からの開始、その後実際にやってみて変わっていった「事業スタイル」の変化

ブリーフケース:メンズバッグからの引用。会社員時代経理部の外回りのお仕事で実際に使ったモデル。
エレガントさを取り入れたリュック:薔薇柄が好みの趣味をそのまま引用してリュックに製作。
ボリュームを出したジュエリーの装い方:K18YGを思う存分楽しむ重ね付けのレンタルジュエリーのセット。

これらは、製作者と共通の部分のある「商品」をご提案したということになります。

そうして歩んできたのですが、ある時点でもう一度、「同じ」である「場所」を見直すに至りました。

ハンドメイドバッグに関しては、とても大きな変化なのですが、「同じ趣味の品物を販売する」ということが今まで。

見直し後は、「同じ製造をしている方へ向けたノウハウを販売する」ということへのシフトです。

これはかなり大きな変化ということになります。

今までやってきたことと全く違うことと言っても過言ではないほどの変化です。

それでも、この見直しは「正解」だと思っております。

タイトルの「共有」というのは、そういった意味があるのです。

あとがき

「共有型のハンドメイドバッグ」に関しましては、いずれは、在庫を一掃し、「ノウハウ」に特化した形をもっと徹底的にやっていきます。

そして、「本物志向のレンタルジュエリー」では、こちらも同じ「美しさの共有」としてレベルの高い商品をレンタルすることになります。

素敵なジュエリーを装うのは事業者ではないお客様である、装ったお客様からの声をキャッチし、今後の「おしゃれ文化」の発展につなげるような役割をすることこそが事業の意味ということになるのです。

いずれも、製作者が教えるという立場でお客様が学ぶ側という上下のような関係では決してありません、横に並びながら互いに高め合うような姿勢を取っていくというものです。

結局、お客様と対等に横に肩を並べた関係である方がフィードバックによってこちらも学べて、発展して行けるのではないかと思ったのです。

この形態が非常に望ましいことだと思っております。

あれこれ素敵なバッグを作って販売したものをお客様に喜んでもらえる時に自分も喜ぶということを、お客様が喜ぶというところに置き換わるのです。

そして、同時に私もも喜ぶということができます。

「ハンドメイドバッグデザイナー」としての華やかで嬉しいスポットライトは、「お客様」に浴びてもらう、そんな役割を担いたいというのが本当の願望だったと気づきました(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

3という数字が持つリズムとバランス、購入者の価値観の違いに寄り添い対応するための3つの価格帯の設置【143】

アイキャッチ画像143

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

当「共有型のハンドメイドバッグ」の事業では、ハンドメイドバッグを製作+販売の内容もございます。

このたびは、よくマーケティング界隈では定番とも言える考え方、「3つの価格帯」をご紹介してまいります。

ピクチャレスクのスタイルとしましては、「小手先テクニック」を好まないということがあります。

とはいえ、マーケティングの本から得た技術的な面もいったん受け入れながら、その後自分で判断、実際の価格帯の設置の現実と共になぜ均一価格ではだめなのかなどを考えてみたいと思います。

購入者は常に比較検討する目線を持つ、3つの価格帯の区別は1販売者の奥行きを存分に感じてもらえるのではないか

当ブログ記事は、最初の投稿の2020.05.07からおよそ5年後の2025.05.25にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し綴り直しをしています。

これまでのハンドメイドバッグの販売価格は、@¥9,900/@¥6,600/@¥3,300/@¥2,200、すべて実際にご購入いただいた価格になります。

その後の技術度の高まりや素材の精鋭など、価値を高めることで、2025年からは@¥11,000/@¥6,600/@¥3,300の3つの価格帯を設置。

それぞれの価格の意味もご購入者様向けに販売する「creema」様サイト内の「プロフィール」で伝達しています。

価格の設定は非常に難しいのですが、そもそも論、自分が売りたい価格ということが本来一番大切です。

この価格によって製造に対する姿勢やその後の計画などにも大いに影響してくる事業継続に関わる大切な事項だからです。

今後の世の中の流れとしては、かつてのマーケティング本に書かれていたような「小技:こわざ」なるものはかえって見抜かれ信用を失うと考えます。

何でもかんでも安いことが信用されるということも決して無いということも同時に考えます。

大切なのは、納得してもらえる価格の理由の部分をうまく誠実に伝達することにあるのではないでしょうか。

2025年の新価格では、思い切った@¥11,000を打ち出しました。

これは、同時並行して「ノウハウ」もコンテンツ化して伝達していきたい研究をとことんしてきたそのモデルの価値であり、どのような生地であっても条件無しに製作できるという可能性を価格に反映。

@¥6,600はもしかしたら、「結構複雑なのにこのお値段?」と思われても「研究製作品」はすべてここに入れていきます。

@¥11,000に比べてまだまだ追求の甘い、奥行きが深まっていないモデルのものだからです。

@¥3,300は一番分かり易く、材料が半分ほどの「一重仕立て」のバッグだからです。

とはいえ、この一番安いラインも徹底的に研究を重ねた姿、大いに納得して打ち出した価格です。

そして、これも大切なことなのではないかと記しておきたいのですが、「3」という数字に非常に良きバランスとリズムを感じます。

ピクチャレスクが感じたことに過ぎませんが、均一の1価格のみ・2つの価格帯との比較では3つの価格帯は非常にすっきりとまとまる、「どの方向へも可能性を持った数字」ととらえています。

あとがき

2025年現在読んでいますマーケティング関連の本「ウソはバレる:イタマール・サイモンソン/エマニュエル・ローゼン 著/千葉敏生 訳」という本はいずれ読み終えて<読書>のカテゴリーで投稿していきます。

この本のタイトルからしても、今後というのはたくさんの情報によって購入者様の目線も鋭く、より実直さが大切になってくると思います。

むやみな高額さもその価値を見透かされますし、製造者のひたむきな努力や技術向上を自分で認めるならば堂々たる価格表示も重要だと考えました。

上述の本では、ハイブランド様の支えでもある「ブランディング」さえ、もう今後は高価格に反映することが難しくなるようです。

結局は、購入者側の心からの納得が得られない、「カラクリ」や「嘘」はもう見抜かれてしまう時代になっていくのです。

そして、3つの価格帯の中には物語が生まれると思うのです。

最初は、@¥3,300で様子見、次に繋がるリピートの際には@¥6,600や@¥11,000にも目を向けてくれる可能性を期待。

そのためにピクチャレスクが心掛けていることは、すべての価格帯に対してフラットな姿勢で製作すること、価格関係なく同じように熱を注ぎ込んでいるスタイルなのです(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク