まずはこれを認識、外注作業によってつくられたコンテンツは著作権が自分だけじゃないこと【1173】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「コンテンツビジネスによく効く、著作権のツボ:八代英輝 著」を読ませていただきました。

この本はある目的を持って手にしたものになります。

現在制作中のハンドメイドバッグの製作手法のコンテンツ制作をしています。

いずれ、多くの方にそのデザインと製作手法が私から著作権を解放した自由な商業利用可能なお品になってご利用できる共有型です。

こういったことは著作権の本来の自身の権利を守るという考え方と対極にあるスタイルであるし、せっかく自分が生み出したアイデアを手放すということは心理的にも躊躇するものです。

それが、私の場合このデザインや手法さえ広まれば、自分だけのものでなくても良いとの結論に至り、それを形にしていくことになりました。

同時に、こういった考え方も1つあるのだという、「自身の考えたことを手放すスタイル」もご提案できそうです。

そのきっかけは、自分で製作してもその完成品のバッグやリュックがあまり広まらなかったことのあきらめからでした。

ただ、あきらめるからやめるのではない、別のルートに舵を切ったという次第です。

これは、やめなかったことで実現できることだと思っています。

実際、今後も私自身も共有型なので利用させていただけるのです。

そして、これまでと同じように、ハンドメイドバッグも作り続けることもしていきます。

ただ、私だけのデザインやアイデアではなくなるということなのです。

コンテンツの冒頭では、著作権についての注意事項やルールに賭ける時間を多くとらせていただきました。

それくらい著作権が大事であり、その著作権に関するお話の部分だけでもコンテンツのユーザー様は、初めて認識する事項も出てくると思うのです。

その重要さ重くとらえ、今一度自分がお伝えする話の内容と照らし合わせるようなつもりで、いったん制作を止めて、学ぼうということになったのがこの本を手にとった理由です。

外注が含まれるコンテンツは著作権が複数存在することの認識

以前は、私もお恥ずかしながら著作権はシンプルに1つだけだと思っていました。

実は著作権の中にも枝分かれでいろんな種類があったのです。

私は著作権という言葉だけを使用して、ハンドメイドバッグの生地は生地製造メーカー様の著作権があるからそれぞれの生地について守るように。。。などというお話の仕方をしています。

確かに、この本を読む前に生地を一から自分で製造しない限り、少なくともハンドメイドバッグでは著作権が2つは存在するのです。

1つは、デザインの案を考え、手法を考えた自分が自明のものとして持たせていただける著作権、もう1つは、生地メーカー様の著作権です。

そんな風にいろんな材料があるとそれぞれの材料の種類ごとに著作権が別の権利者のものであることで、著作権の集まりでできているのがコンテンツなのです。

まずはこの認識が大切です。

よって、特に著作権の量が莫大な映画などは、違法コピーなどとんでもない複数の著作権の侵害をしているという見方をすると大変な罪なのです。

コンテンツのすべての著作権をフリーにすることの危険

私が現在制作、今後も作って行きたいハンドメイドバッグのコンテンツも、含まれるすべての著作権をフリーにすることがまずい、もしくは不可能です。

それは、上述の材料の生地はご提供はせずコンテンツご購入者様が独自で調達するので、責任はご本になるわけですが、そのほかにまだ著作権があるのです。

それは、そのコンテンツのソフト自体の著作権です。

これをフリーにしてしまうと、コンテンツをコピーして、転売が可能になり、中身無視のただのコンテンツというそのパッケージだけに価値を付けた商業利用が可能になってしまいます。

この辺りを、この本を読む前にも気にしていまして、最終的に転売禁止の判断をルールに設けました。

そうすると、私独自のルールがやはり必要になりますので、コンテンツ内でも、そこもじっくりご説明しています。

ということで、私が著作権フリーを謳っているのはある一部分の著作権だけなのです。

それは、自明の私に与えられた著作権である、「型紙、デザイン、手法などのハンドメイドバッグのある1つのデザインに関する商業利用の自由」だけで、その他は私がどうこう決められるものではない他者様の著作権なので、不可ということがほとんどなのです。

これを勘違いしてもらわないようにしっかりご説明に時間をかけるということになるのです。

その時に、著作権のどの部類の著作権なのかというのが今回の本の中で分かれば。。と思いました。

あとがき

「コンテンツビジネスによく効く、著作権のツボ:八代英輝 著」。

本の著者様は、お名前でピンとくると思います。テレビに多く出演されている方です。

その例もテレビなどのケースが多く、具体的で読みやすかったです。

ただ著作権の複雑さには重っ苦しいものがありました。

私のように必要に応じてという読み方ではないにしても、この世の中がいかに著作権で囲まれているのかが見えてきます。

だから、こうなんだね。。。という疑問などが紐解ける瞬間がありました。

テレビがそのままアーカイブでYOUTUBEで流せない理由などもあるのです。

ライブだと良いということも実際にライブ的にYOUTUBEで流されている番組だけは見つかることの答えが著作権にあったりします。

ご一読の価値は大いにあります。

著作権に関しては、当たり前くらいに意識するべきだと思いました。

私のハンドメイド分野では、著作権があまりに無視され過ぎていて、リメイクが最も顕著です。

この本の中のリメイクは主に映像のことであり、たくさん並んだ中の1か所という位置付けであったので、ハンドメイドのリメイクに関しては今後もっと勉強する必要があると思っています。

なぜなら、リメイクしたいからです。

リメイクしたいのに、商業利用がどうしても不可能なので、そこが壁です。

ちっとももったいない洋服をSDGsを意識しながら活かすことができないのです。

ただ、もったいないことだけに焦点を当てていてはいけないのもとても重要です。

作り手が一生懸命努力した証のお品を簡単に解体して違うものに作り変えてしまうことが、相手の気持ちを踏みにじった行為である。。。それがSDGsであるわけがありません。

むしろ権利を侵害した、対極にあるひどい行動になるのです。

洋服のメーカー様にリメイクして商業利用しても良いかを実際にお問合せしますと、答えは決まって「ノー」です。

なので、リメイクも単純に何かを作って売るという考え方では成り立たないし実現できません。

じゃあどうすればリメイクできるのか。。。

日々考えています。

材料が高級生地だからではない、その後の付加価値がそのハイレベルな生地に相応しいバッグへと押し上げるのである【1172】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在、年末に差し掛かり、はぎれストックを整理することを兼ねながらパッチワークのバッグ製作をしています。

結構大がかりでありまして、サイズの大きなバッグを作りますので、はぎれが多く必要なのですが、このはぎれストックの多さに驚きます(^_^;)。

そもそも、最初のメイン製作の時の生地の調達の仕方を工夫し、いかにはぎれが出にくいように製作するということも今後はしっかり考えていきたいのですが、なかなか裁断という作業がある製作はそうすっきりと使い切るということも難しいのです。

よって、出たはぎれを大切に扱い、はぎれだからこそ逆に価値を上げていこうということをご提案していくのがパッチワークバッグの製作をすることの意義でもあります。

今回の生地は、そもそもハンドメイドバッグを作る最初の段階の材料集めの1つ、生地の選択の時の生地の価格についてスポットを当ててみました。

どのくらいの価格帯の生地で十分であるのか、高額生地を選ぶ必要はあるのかなどの価格に関するお話になります。

当然ながら高額生地は原価がアップしますので、利益を得たい場合高額なお品の値段にしたいと思うわけです。

ハンドメイドバッグの製作や商業利用ではメイン生地が原価に占める割合がほぼ原価を左右すると言っても過言ではないのでとても重要なポイントになると思います。

高級な生地であれば良いバッグが作れるのかどうかを実体験で振り返ります

今まで、ハンドメイドバッグを製作してまいりました生地の1m当たりの単価は様々です。

安くても素敵な生地も実はあるのです。

反対にどうしても輸入コスト等もあり、かなり高価格のヨーロッパ原産の生地もあります。

私の場合キーワードを入れていまして、「バラ柄」、「フクレ/風通」、「ジャガード」、「黒ベース」などできるだけある分野に片寄せています。

この中の「フクレ/風通」が特に高価です。

「風通ジャガード」という呼び名であり、立体感を出す加工があることでまるで美術品のような立体感が芸術作品みたいな生地もあります。

過去に¥3,000-¥7,000/mの高価なイタリア製の風通ジャガード生地やフクレジャガード生地を購入してハンドメイドバッグを製作してきました。

ほとんどが、生地の素敵さに技術が追い付かず、惨敗(*_*)。2019年のことです。

まだ技術は未熟ながら、夢見ている高額生地のフクレ系の美しい生地に着手するのかどうかと、2018年の終わりに考えたことでした。

その夢を、もっと先ではなく、2019年にやってしまおうと思ったのです。

今思えば、ある意味間違った判断、しかし、ある意味正解だったと思います。

間違っていたなと思う理由は、ほとんど技術が追い付かず失敗していますので、せっかくの高級生地がもったいなかったということです。

しかし、早くに失敗してしまったことや、思い切って高額な生地に触れることができたことでそこからの学びは大きかったです。

例えば風通ジャガードは生地だけだと不安定でもろいものですが、きちんとミシンでステッチして縫い代をしまい込んでいくことでどんどん立派なものになっていくことに大きな感動をしたものです。

これを、もっと先の夢のままにしていたとしたら何か時代遅れみたいな感じがしていたことでしょう、今現在2022年から見るとそう思います。

その後フクレや風通は少し増えてきて、その呼び名も広まったようですので。

やはり、早い段階にこうと思ったことや願望を叶えていくことの意味は、たとえ惨敗に終わったとしても大きいです。

ということで、高価な生地であれば、高級なお品を作れるということではなく、あくまで高価な生地は材料に過ぎないので、その後の製作過程における技術や工夫などが追加されて本当の高級な素敵なお品になっていくということです。

激安生地は悪いお品にしかならないものなのか

では、反対に激安生地で考えてみます。

大きな生地屋さんでありますと、時々、セール品とか季節の変わり目の値下げ、そして訳あり品がほんのたまにあり、¥100/m(税込)という生地を購入したことがあります。

その生地はキズが入っていたので、その反ごとセール品になっていました。

バッグであれば、キズは避けやすいので、1m購入してみましたが、その生地は綾が入っていて格好良く、良質な日本製の生地だと見えました。

生粋の日本製の生地というのは、きめ細やかでしっかりと安定しているように思えます。

少しここで脱線なのですが、生地の原産国の表示というのは、ある決まりがあります。

元の生機(きばた)という染色や加工がされていない状態の生成/アイボリー色の生地などは海外(中国など)で低コストで織られて、その後輸入して日本でその後の染色や加工を施すことで、原産国が日本製と謳えるとのこと。

よって、特に問題がないような正規の生地でお買い得な生地は元の原料は日本製ではないこともあります。

とここで脱線から元へ戻りますね。

じゃあ、その激安生地、バーゲンの生地、値下げの生地が悪いお品にしかならないのか。。。

それは、切り離して考えるべきだと思います。

生地屋さんの商業の事情に過ぎない値下げなどに踊らされることはありません。

それよりも、本当にその生地がピンときたのか、この自分の直感やインスピレーションこそ大切だと思います。

ピンと来た生地であれば、それは、お値段以上の価値が見込めます。

ただ激安の場合は色も得れべませんし、それをどこまで受け入れるかということになるかと思います。

洋服の買い物シーンとも似ていますが、バーゲンで激安の洋服を値段の安さだけ重視で購入していないだろうか、その後ちゃんと出番はあったであろうか、と同じことだと思います。

よって激安品の生地であるからと必ず入手するということではなくて、ちゃんとその価値を冷静に考えてみることです。

私がお勧めするハンドメイドバッグの生地価格の範囲

ここでは、あくまでも私の考え方です。

実際にこれまで、高級生地の範囲のものも材料にしてきての現在の考え方をお伝えしたいと思います。

これまでの上述のことをひっくるめて、まとめたいと思います。

日本製であれば、@¥500-@¥1,000/mの間でハンドメイドバッグが素敵出来上がるに十分であると思っております。

そのお値段の範囲内に、自分の希望する生地が見つけられない場合だけ高級生地の部類を探してみるというもの。

素敵な柄やプリントばかりを重視すると、「生地頼み一辺倒」になってしまい、生地の素敵さだけが物を言うみたいな製作になってしまいます。

技術を上げる精神を怠らず、本当に良いお品というものを考えていくと、@¥500-@¥1,000/m程度の方が力量がはかられるのではないかと思うのです。

この範囲内でいかに素敵な生地を探すかということも生地選びの目を培うことに繋がります。

この範囲でかなり多くの素敵な生地を実際に見つけてまいりました。

わざわざ高額生地へ最初から突入して原価を上げることはないのです。

超高級生地が材料になる場合の考え方

一番の推奨は、上述の通りですが、とは言え、高級生地も素晴らしいもので、今まで、@¥16,000/mというような高級生地を見たことがありました。

もうすでに生地だけで、美術品のような作品になっていました。

下手に何か作ってしまって柄を縮めてしまうよりも、これ1枚でインテリアのシートのようなものを作った方が価値がありそうな逸品でした。

産地品で、マルチカラーであったことで、よりそういった価値も入っていて、いわゆるブランド生地であるようです。

こういった生地にも目を向けないわけではありません。

その代わり、失敗が大変もったいないことになりますので、それにふさわしいその後の作りがどこまで素晴らしいものに出来るかということになるかと思います。

私がとしましては、いっそもう降参してしまうのが良いと思っています。

というのは、あれこれデザインを複雑にするのではなく、生地を広く使いシンプルに作って行くことです。

ただし、上述のような、生地頼みではない製作であることは必須です。

シンプルであるからこそ、その中に哲学が入り、すべての箇所に意味がある機能が設置されたハイブランド的な考え方でないとその生地自体の高級感にそぐわないからです。

これは私も目標とするところです。

高級な生地に関してはリスペクトしながら使わせていただくという背筋がピンと張るようなそんな気迫で挑むようなものです。

しかし、差別はこれもまた違います。

いくら低価格の生地でも普段から、その後の製作を最高のお品に作ろうとしていくことのその先にこういったことが待ち構えているわけで、安い生地だから変なもので良いというのは、道が外れているのです。

ということで、結局は、どんな価格でもそれに惑わされないで、差別なく良いお品を自分の生み出した付加価値で作って行けること、これを常に持っていることです。

あとがき

YOUTUBE内では、当ブログ記事の中の、@¥500-@¥1,000/mの中に良いお品がありお勧めすることで締めくくっていますが、この投稿では高額な生地に対してもその挑み方を考えてみました。

安かろう、悪かろうという言葉がありますが、かなり古い考え方だと思います。

悪いものをわざわざ作るその姿勢ってどんな気持ちなのか、結局無駄なことをしていると思わなければいけないのではないか、ということです。

安くても高くても、まずは、とりあえず良い物でなければ受け入れられないのではないかと思ってやみません。

今後量産ということがどんどん少なくなっていき、多用なニーズがある中で、自身の作るお品がどの一部分に共感してもらえるのかということなのです。

<パッチワーク企画③>生地の種類がバラバラは子供っぽい、同種配列がシックに出来上がる証明【1171】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在、パッチワークシートを製作しています。

これまで2019年-2022年までの間でハンドメイドバッグ製作に試用後にもったいなく余っているはぎれが随分集まってきました。

縦12.5cmx横17.5cmを1マスとしたパッチワークとしては大きめのパーツで裁断。

接着芯も貼りながら、パッチワークシートをたくさん使用のビッグなサイズのバッグを作ろうという企画です。

パッチワークで小さいバッグは、そのハギ目の美しさが現れにくいので、手間をかけて面積を広くとっていくというものです。

小さいパーツでもたくさん集まると大きな価値を生み出すということにワクワク感が広がる様子を是非ご紹介したいと思いました。

この企画は、続編がございまして、作業段階に何かしら発見や学びがあったたびに時折アップさせていただいておりまして、現在は3回目となります。

今回は、ある並べ方が非常に腑に落ちまして、これで行こうと配列を決め、バッグは全部で4点程出来上がる見込みを立てました。

点在するバラバラな配置は、前回の2回目の時に感じたのですが、ポイントがなくてぼやけたものになるようでした。

それもカジュアルであり、パッチワークの王道を行く感じで決して悪くはないです。

しかし、それとは逆の発想で、とにかく同じ生地を固めるやり方にしていくことに決意しました。

パッチワークがエレガント寄りに仕上がるかもしれないです(^-^)。

パッチワーク作りの手順

パッチワークのつなぎ合わせ場面。

1cmの縫い代で二度縫いです。

ここまで大きなパーツであると、やはり二度縫いが良いです。


本来ハギ目は物を入れたバッグになった時に力がかかる際に弱いものになりますので、そのサポート的な役割が2度の地縫いステッチです。

パーツの柄の向きは同じにそろえるのが美しく、特にボタニカルな柄の多い今回の場合などは、すべてのパーツに対して縫い合わせ前に柄をよくチェックして向きを決めます。

ハギ目をアイロンで両割れに折る。

長方形の横長パーツ(縦12.5cmx横17.5cm)を縫い代1cmで横へ4枚つなげます。

これを合計4段分の16枚がバッグの片面です。

裏地もパッチワークを使いますので、1点のバッグで4シート必要で、合計64枚のパッチワークフィルを使うことになります。

なかなかリッチな内容のバッグとなりそうです。

表面からもアイロンをびしっとかけます。

さて、ここで、パッチワークの生地の裁断の時のお話に遡りますが、地の目についてです。

下の写真のように、その生地のラストだけは地の目が正位置で裁てない場合、横向きに裁断してしまいます。

そして、必要ない場合はその仲間外れをシュミレーションの時に外しますが、今回の場合は、ちょうどこの柄が4枚で横一列にフルに並んだ方が美しいということで、採用しています。

ハギ目を境にした地の目の違いの結合部分の様子。

この生地、一度大きなトートバッグを製作済の残りで、「シャンタンフロッキープリント」という名前の生地です。

左側はシャンタン織がボーダー状に見える向きが地の目の向きなのでこれは逆です。

右側は地の目通りです。

柄がどんな方向にも対応してくれる柄なので地の目が違うことはさほど見かけに影響はないようです。

シャンタンとフロッキーの混合なんてとても洒落ています。

こういったおしゃれな複雑な作りの生地はパッチワークになってもかなり価値ある存在になると思われます。

同種生地の連続配列の効果

シュミレーション①:せっかくなので、上からグラデーションのようにカラーを並べました。
整っていて落ち着いていますね。
シュミレーション②:こちらは全部黒。たまたま多くあった生地が集まって、
まるで1枚のように見えます。こういったパッチワークシートは、底部分との切替のようなバッグになりそうです。

今回は、ここまでの作業です。

まだ、4枚のパッチワークパーツをつなげただけで、縦の縫い合わせはしておらず、シュミレーションのみです。

あとがき

パッチワークシートがまだ出来上がっていないにも関わらず、もうワクワクしてまいりました(#^.^#)。

やはり、バラバラよりも連続配列は違った世界観が感じられますよね。

しかし、まだこれは、黒系なので易しかったとも言えます。

カラーの方がいろんな色が入り込んでいるので並べ方によって変化しやすいので悩むと思います。

十分に写せていませんが、バッグ4点分の生地の配列は全部決め終わりました。

そして、そのグループが不明にならないように固めて保管中です。

<パッチワーク企画>まだ続いていきます。

完成のバッグがどんな風になるのか、トートバッグなのか巾着袋なのか。。。

判断しながら行き当たりばったりではございますが、完成していきたいと思っています。

またお立ち寄りどうぞ(^-^)。

<パッチワーク企画②>パッチワークの配列の考案-安っぽくならないために。。。【1170】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

【1168】の投稿で<パッチワーク企画>というものをこの<はぎれ>カテゴリーでスタートしました。

年末に向けてはぎれを何かの形で活用して気持ちの良い締めくくりをし、来年2023年に何かつながればという思いも込めています。

パッチワークで何かを作る時に、小さいものを作ることを考えてしまいますが、その逆の発想をしまして、大きい物を作って行こうとしています。

そうしますと、1点だけ作るのとは違って結構難易度が上がることが分かりました。

複数だと迷ったりもしますし、パッチワークの組み合わせにとても悩みます。

今回の投稿は、その悩みの途中でいろいろ考案した様子だけを映したものになります。

まだ到底完成ではないですが、その中に何かヒントを見つけていただくかもしれないとそのまま映してみました。

とてもたくさんのパーツが集まっています。

1つのバッグで32パーツのバッグにするために。。。

こんな感じのサイズの型紙で作る予定:縦40cmx横52.5cmxマチ7.5cm(出来上がりは15cm)

よく使用しています中くらい程度の型紙ですが、はぎれで作るサイズとしては大きい方です。

ただ、マチの分で1マスほどパーツが消えますので、パーツを豊富にするならば、もっと大きなバッグの方が良いかもしれません。

おっと、ここでお伝えしておかねばなりません。

パッチワークの1マスは、共通で、縦12.5cmx横17.5cmではぎれを共通のサイズにしながら無駄なく使える最大限のサイズでした。

パッチワーク1マス分のパーツ:縦12.5cmx横17.5cm・・・結構大きなパーツです。
いかにはぎれがもったいなく余っていたかが分かりますね。
作るものを決めてある型紙に当てはめるデザインはどうしてももったいない生地の余り方をしてしまうものです。

とりあえず、全部同じサイズで裁断して接着芯も貼るところまで完了しています。

その後の製作で、柄が綺麗に見えるようにカットしたり、パーツのサイズを調整したりすることがあるかもしれません。

とりあえず、縦4パーツx横4パーツで組み合わせを考案してみたのですが。。。

1列に必ず1つパステルカラーの街の風景柄を入れています。
その他の無地などは重ならないように点在させてみました。
全体を青味で統一。多いストライプ柄は市松のように点在。
黄色や青味のカラーで。
ベージュx茶色系の花柄中心
上の続きで似た感じのベージュx茶系。
和柄を集めて葉っぱのグリーンとリンク。
柄と黒などの無地を交互に。
数の多いパーツを市松仕様に。

この辺りで、バラバラに並べることに少し違和感を覚えます。

同じ生地を連ねた方が良いのでは。。。

その代わり、まとめると境目がくっきりし過ぎるかもしれません。

多いパーツは、8-10枚ああるので、
くっつけるとまるで1枚の大きな布パーツのように映ります。

と、こんな風にシュミレーションだけして、もとのように、同じ物をまとめてとりあえずいったん保管です。

今一度同じ種類の生地ごとに戻しました。たった1枚だけしかない生地も少しあります。

こうして、シュミレーションした結果、どれもぼやけたものになるかもしれないという印象です。

例えば、今ここで現在考えているのは、同じ種類を並べて不足の分の端っこに1枚しかないパーツを継ぎ足すということをして、4マスx4マスで並べるのではなく、もっと大きな5マスx5マスで並べてみようと思います。

1マス縦と横が増えるだけで、随分サイズが大きなバッグになります。

縦は10cmプラスした出来上がり、横は15cmプラスした出来上がりのイメージです。

とても大きいサイズの変化ですよね。

あとがき

今回登場の生地は、過去の2019年から現在2022年までのものがほとんどです。

2019年からのスタートでマルチカラーを取り入れてきたり、その後2020年からは黒ベースにテイストを変えていきました。

そんな変遷も見られる製作者にとっては思い入れのあるはぎれになります。

実は、今回の写真や動画では出てきていないですが、この倍くらいの量の真っ黒のジャガードや無地がありまして、同じように裁断して接着芯を貼り1パーツになって準備完了しています。

ただ写真や動画に映しきれなかっただけです。

そうしますとカラーと黒系とで2つにテイストが大きく分かれそうです。

そもそもできるだけはぎれを作らないような製作であると良かったわけですが、それでも余った部分の有効活用もそれはそれで、元の生地の良さが集結したものなので別の価値があります。

その集結の面積が広い大きなバッグはなおさらです(^-^)。

厚み生地で作ってしまったナップサックの絞れない失敗からの学び【1165】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在制作中のコンテンツに伴い、同時に製作の方も進めていました。

そんなナップサック製作の最終局面で大きく失敗して一からやり直しとなった今回。

その失敗の原因を今後の製作のヒントになればと投稿致しました。

最終局面で起こったこと

最後の最後で巾着紐(共布紐)がこれ以上しぼれませんでした。

何とも残念(*_*)。

巾着ホールを縦に少し巾を広げれば良いということでもなさそうでした。

巾着の絞るという動きには、かなりの空洞が必要であるということです。

ということで、そもそも、この厚みあるカーテン地で作ったことの失敗です。

こんな風に江戸打ち紐での巾着袋なら絞れました。

ただ、この巾着紐がリュックのショルダー部分にそのままなるかというと、丈夫な安定したものではありません。

共布で、しかもある程度の幅がないといけません。

丸ひもは、縫い付けがあまくなるので、仕様が変わってきます。

ということで、そもそも生地の選択ミスということで、最初の生地選択からのやり直しとなりました。

厚み生地の失敗からの学びとは

ということで、今回の生地チョイスがいけなかったことからの学びとして、逆に素材選びの条件が整いました。

かなりの薄手のシフォンなどの生地が有効であるということが証明されたのです。

実はカーテン地は、重すぎたこともあったので、体には負担でした。

よって、「とろみ生地」とか「極薄生地」として、なかなかバッグには縁がなさそうな生地こそが、今回のナップサック型にキルトをかける作りの表地に相応しい生地であることが分かりました。

ソフト厚芯のボリュームも考えた表地の薄さが必要:こんな風にソフト厚芯をキルトをかける時に当てるので、表地はかえって薄くなければいけなかったのです。

あとがき

一からコンテンツの作り直しとなりましたが、別のナレーションの音声の悩みなどもありましたので、良い機会だと思っています。

薄手の服地をバッグにすることは世の中ではほとんどされていませんので、このことをチャンスととらえています。

洋服以外で薄地を使う機会が得られて、個性が生まれます。

そして、薄手ならではの素敵な生地も見つけられることに今はワクワクしています。

バッグも生地頼みなところがあって、どうしてもメインバッグを作ろうとしますと、丈夫な生地に目を向けます。

そうすると、デニム、帆布、ゴブランなどの最初に用意された厚手生地に依存します。

みんながそれをするので、せっかくの素材も唯一のものではなく、よくあるものになってしまうのです。

今回のような薄手を自分の手で厚みを出していくダイヤキルトの加工は、今後の生地選びの可能性のがとても広いと感じるものになりそうです(^-^)。

ハンドメイドバッグのダウンロード型デジタルコンテンツの制作中の悩み【1164】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在毎日少しずつ、「共有型のハンドメイドバッグ:餅巾着」の作り方コンテンツ制作をしています。

この「餅巾着」デザインは、1つ目の「切餅」に続く2つ目のデジタルコンテンツです。

1つ目の「切餅」は全部で1時間30分くらいの尺のコンテンツ、400MB強です。

現在で半分の200MB強まだ進んでいまして、同じくらい行くのかもっとコンパクトになるかもしれません。

その代わり、時間は1時間30分以上行くかもしれません。

なかなかそこまでぴたりとそろえることは内容も違いますし、重要ではないと思っていまして、内容がいかに分かりやすく伝わるかということになります。

こうして、なかなか完成までは地道な編集やナレーションの積み重ねがありますが、その中で2つの悩みが出てきました。

仕方がないのか、解決できることなのかということなのですが、私なりに現在はどう対処しているかという対策と共にお伝えしたいと思います。

動画だらけのコンテンツにはできない

当初は、動画をくっつけるイメージで、YOUTUBEのように考えていましたが、そうでもありませんでした。

あっという間に動画は容量を増大させていきます。

1ギガ(1,024MB)まで行ってしまいますと、せっかくコンテンツになっていても、容量が圧迫してお客様のスマホやパソコンのお邪魔をしてしまうのです。

そんなコンテンツは害でしかありません。

よって、500MB以内には収めたいと思って1作目の「切餅」が400MB強(416MB)になりました。

その中に入れ込んだ動画部分は、ただの1シーンだけでした。

しかし、結構長さはゆったりととったので、1シーンが限界での完成でした。

現在制作中の2点目のコンテンツ「餅巾着」は、もっと短めの1シーンのみを入れての、現在の200MB相当で、この時点で最終段階のシーン直前を迎えています。

よって、もしかして、もう1つくらい動画のシーンを入れることができるかもしれません。

と、このように、ほとんど動画を入れ込めていないのです。

ただ、ミシンで縫う様子などは、動画も見にくいことがありまして、早く進んでしまうので、何度も見直すということに実際はなります。

そうしますと、確かに動画は具体的であり、実直さがありますが、1ショット抜き出しの写真を豊富にすることで、動画レベルの分かりやすさに近づけるように。。と思い、写真の数を豊富にして対策している現在です。

ナレーションも常に連続して入れ、字幕も入れ込んで制作しています。

ナレーションの声が編集のたびにどんどん変化してしまう

もしかして、ナレーションに関しては、よく調べれば解決できるのかもしれませんが、現在は未解決です。

長い尺の編集を一度にはできませんので、そのたびに区切りながら積み重ねています。

そうして、編集で、前の分と新しい分を少しずつくっつけながら増やしていくと、その都度入れ込んでいたナレーションの音声が変わってしまうのです。

どう変わってしまうかというと、「フー」とか「ハー」とか呼吸がやたら気になる雑音です。

これがめちゃくちゃ強調されます。

ここでお伝えしておきたいのは、マイクもノイズ除去機能の良質なマイク、そして、マイクガードももちろん当てています。

ここまでやっているのです。

ノイズ消しなどの機能を使うともっと変な風になって、他の箇所もおかしくなります。

かといって音量が小さいと聞き取れないようなものになってしまうことも実験済。

最初単独でのナレーションはいつも確認しながらで、上手くいっていますが、くっつけて、保存後再び呼び出すというような作業をしていくうちに、変わってしまうというこの変化がどこから影響したものなのかがつかめていないです。

ということで、最終手段としては、完成時にひどい部分だけをナレーションを入れ直すか、今まで入れたものを「仮のナレーション」だったとして、一度最初からその映像にしたがって一気にナレーションをやり直すかです。

そうしますと、一度っきりのしっかりとれた音声が必要なのかな。。。と。

あとがき

いやはや、なかなか時間がかかる作業でございます。

当然ながら、バッグを1点作って行くことの何倍も日数を要します。

ここで肝に銘じたいのは、急いで完成という結果を求めないことです。

本当に分かりやすく細かい部分も解説出来ているかということを必ず中心に据えてやっていきたいと思います。

最初に予想したのが、複雑で時間のかかるデザインよりもシンプルで早く出来上がるデザインからのスタートが良いと思ったこと。

これは大正解でした。

シンプルなデザインと言っても、なぜにシンプルなのか。。。ということも理由があるのでそういった考え方みたいなことも解説に入れていくことで丁寧に伝えるということも大切にしていきたいです。

ここを縫うのが一番相応しいのだ、ほつれやすい生地のおかげで分かった巾着袋のコの字ステッチ位置【1163】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在、2つ目のデジタルコンテンツを制作中です。

そんな真っ只中であっても、まだ新しく得られた知識が出てきました。

デジタルコンテンツも、早く完成させるためのスピードだけが良いとは限らないと思いました。

ちゃんとこれで良いのかを1点ずつ確認しながらは当然ですが、それでも、気づかなかったことが撮影中に分かりました。

それは。。。

縫いやすい生地ばかりでなく、ほつれやすい生地も扱ってきたことで得られた学び

巾着袋のコの字ステッチを三つ折りのど真ん中で今までやってきました。

それが写真の上側です。

上:1.5cmの縫い代の半分の7.5mmの三つ折りのど真ん中をステッチした場合 
下:1.5cmの縫い代の半分の7.5mmの三つ折りの際(きわ)をステッチした場合

この生地は実験用の作業しやすいほつれにくい綿/ナイロンの生地ですが、当然ながら、表からはこんな風にコの字が広がりますが、一見問題は無いです。

ところが縫った側の裏側では少々問題がありました。

左:ど真ん中のステッチ 右:際のステッチ

どちらがしっかりと縫い付けられていて安定感がありますか、ということを問われたら、完全右です。

この比較を今までしていませんでした。

そして、このたび、この写真とはかけ離れたほつれやすい生地で左側のど真ん中ステッチで行ったところ、三つ折りが崩れて飛び出してきたのです。

あー、そうだった。ここで気づきます。

どんな生地にも対応できる縫い方は右であったと。

ほつれが飛び出さないだけではなく、下の方もしっかりと安定している様子が右側ではうかがえますね。

よくよく冷静に考えたら、なぜ生地を余らせる必要があるの。。。ということだったのです。

このようなことは、今回ほつれやすい生地で行ったからこそ分かったことでした。

いつもほつれにくい生地ばかりを選んでいたら、このことに気づくことが無かったかもしれません。

あとがき

今回の事は、もっと俯瞰して見てみると、他の場合にもあり得ることだと思いました。

今までやってきて問題がないことであっても、素材が変わると問題が起きた今回の例は、いかに今までのやり方に慢心していたか、そして、常に確認や見直しの姿勢を持っていることの大切さを教えてくれます。

たまたま、扱う生地を特に縫いやすいことにポイントを置かずに、いろいろ選んできたスタイルによって得られたことです。

あれもこれもということが時には、役に立つこともあったみたいです。

化粧ポーチにすっぽり入れて使うコンパクトながらお部屋が充実のペンシルケースの完成【705】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

以前【689】では、化粧用ペンシルケースの改良途中の場面のご紹介でした。

今回は、いったん完成した改良品に至ります。

【689】の時とどう変わったかの比較も興味深いと思います。

そんな比較の写真を交えながらご紹介したいと思います。

ポケットの深さの増大と片側のみにした改良部分の比較

【689】の記事内での試作品:試作ということもあって変な縫い目が左に出ています(^_^;)。
当【705】の記事内の完成品:かなりすっきりとなってきました。実際にペンシルを7本入れているので立体的です。このまま化粧ポーチに入れることが目的です。

見かけはそれほど変わっていません。

ただ今回、カーテン地の厚みの原因もありましたし、両縁がラッピング始末になりました。

内側に折り込むと膨らんでしまい、綺麗な線にならないからです。

真っ白ってなんか逆に個性的ですね。余り生地ならではの面白さです。

以前は両サイドにポケットを付けて充実させようとしていましたが、何か混沌としてしまい、ペンシルをフルに入れると結局互いに邪魔に。。。断然片側のみが使いやすいと思いました。ポケットも浅くて不安定ですね。
今回は、ポケットが深くなり大変安定しました。そして片側だけなのですっきりとしています。

今後の課題と使用シーンについて

もともと両側でポケットの数を充実させようとしたことを半分の片側のみにしたわけですから、当然ポケットの数が減りました。

この縦の幅は変えるとコンパクトなケースが実現できないので、できるだけこのままのサイズでポケットを充実させるための工夫という難関が今後の課題です。

それほど化粧に凝っていない私でもペンシルが7本あるわけです。

そして、シーン。手持ちのすべての筆類を携帯用に持ち運びして化粧直しに外出先で使うのかということです。

上述のような化粧には無頓着寄りな私の例だと、化粧直しにペンシル類を使うことがほとんどありません。

リップとか乳液、ファンデ(粉)、口紅くらいです。

ということは、携帯用には少なくて良い、もしくは、逆にそのまま持ち運んで入れ直しなどをしなくてよいように。。。などが今現在浮かんでいる使い方です。

そうなんです。「使い方」についても作り手としてはご紹介していくのが使命かと思っております。

あとがき

「技術と機能」これを高めていくことが、結果某ブランドさんのような、「アイコン」部分の豊富なお品になるのです。

パッと見て、この作りはあそこのブランドの物だな、らしいなあと思うことがすでにアイコン化が定着しているというもの。

この他には、ファンデーションケース、シャドウケースなどの割れたくない粉もののフィルを守るのを兼ねた収納のミニケースが控えています。

また、順次ご紹介してまいりますね(^-^)。

ニッチな本読み始めました、バッグは「ファッショングッズ」という分類のファッションアイテムです【669】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

バッグの本というは少ないみたいで、以前にも、1冊カバンの基礎知識の事が載っている本を読んだだけの記憶です。

今回、図書館の蔵書検索で、バッグ類についての学びを得られる本を探しました。

そして、ニッチな分野であるとの本を見つけました。

ファッション分野で、バッグは、「ファッショングッズ」という分類にあたる

ファッションというと洋服のアパレルがやはり一番多い分野みたいです。

アパレルというものの中に、バッグとか靴、小物も附随してくるディスプレイだったりお店の取り扱いだったりする近年ですが、それでも元は、バッグ、帽子、靴、革小物というのが「ファッショングッズ」と分類されているようなんです。

今回読み始めた本は、

「ファッショングッズプロフェッショナル事典:ジェーン・シェイファー&スー・サンダース 著/山崎真理子 翻訳」

です。外国人の方が著者さんです。なかなか、こういったファッショングッズのみに焦点を当てた本はニッチらしく、より興味が湧きました。

私のアウトプットの仕方が、ほんの読み始めたその初日の分をアップするという少し変わった手法です。

全部読み終わってからまとめるのではないのです。

なぜかというのも、その時の学びの細かな部分にスポットを当てることができ、この方が、タイムリーで私もやりやすいです。

そして、読書も全部読むということもしないものもありますので、必要そうな部分だけを読んだり、完全読破ということもそこまで時間がなかったりします。

YOUTUBEの中では、しぼりにしぼって2点のポイントをピックアップ。

1)売れ筋カラーは黒と茶、夏場は、紺、白、ベージュ、黄褐色に注目

2)リサーチからインスピレーションを得ていく方法

この2点を挙げさせていただきました。上の2点はYOUTUBEでお話させていただいていますので、後で貼ります。

当記事では、それ以外のまだまだアウトプットし足りない部分をお伝えしたいと思います。

「贅沢:ぜいたく」というものが何なのかという点です。

このことを深く理解すると、物の価値観がはっきりするのかもしれません。

贅沢とは、非常に限られた人だけが持っている製品を持つことにあるようです。

また、他の人が経験したことが無いことを経験することで、人とは違う、本物に対する消費者の関心の高まりの結果です。

ここで、「本物」という言葉が出ています。

贅沢というものは悪い意味で使われることも多いですが、本来素敵なことなのですね。

人とは違ったり、個性的であるとか、1点物ということで、ビンテージ品や中古品にもその要素が詰まっているとのこと。

古いものだから、綺麗ではない、汚れている、などといったことではないわけで、反対に、価値あるものというとらえ方をしています。

あとがき

この本は、ファッショングッズの関係の仕事に踏み込んでいくまさにそういった人向けに書かれていて、その手法なども紹介されているところが、実直です。

デザイナーとして今後やっていくためのバイブルなどという活用の仕方もあるようで、本当に面白いと思えています。

初日でこれですから、なかなか良い内容です。

おしみなく、例が次々に飛び出して、あまり整理されていないような書き方に特徴がありますが、著者様のそういった熱の現れでしょうかね。

情報をおしみなく提供していくれて、非常に豊富な盛りだくさんといったような感じの内容です。

そろそろサシティナブルを本格的に意識していこうと決意して読み始めた本【606】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ近年「サスティナブル(永久持続性)」という言葉がかなり真実味を帯びてきました。

当初はそういう意識とか、考え方の領域から、実際に一流ブランドさんが、ビーガンレザーなどと謳い、本革である動物の革を使った商品をとりやめる、毛皮をもう作らないなど商品の根本の素材の見直しが至る所で行われ始めました。

ただ、ビーガンレザーというのは革の様相を少なからず残すことができるのでまずのステップとして入った領域だとは思うのですが、いわゆる、人工皮革とか合皮なんです。

結局、言葉の一人歩きで、ビーガンという言葉が正当な感じがしますが、以前にもブログでよくアップしてまいりました記事の中でも、合皮などは、劣化がとても早く、長持ちの物では決してないので、それが永久持続性なのか、という点に疑問が。。。

ということで、そんな疑問も何かの勘違いで、本革生産よりもはるかにそこに貢献しているものなのかもしれない、そんなあたりを自分で把握したいと思い、1冊の本を手にしました。

この本はかれこれ10年前に書かれた本なので、そこから、急速にここ数年でもっとサスティナブルが叫ばれてきていますが、まずは、とりあえず、読んでみようと思った次第です。

「GREEN FASHION グリーンファッション入門 サステイナブル社会を形成していくために:田中めぐみ 著」です。

まだほんの読み始めなのですが、読む前の時点での私のそういったグリーンファッションという分野に対して思うことなどをお伝えしたいと思います。

また、読み終わった後では新たな感想があるかと思いますので、それは後の記事として、今回は、その読む前の記事ということになりますね。

本革の無駄をとても感じたエピソード

かなり前のことですが、やはり高級感があるということで、ナイロンバッグなのだけれど持ち手が本革レザーであるバッグを使っていたことがあります。

ところが、ナイロン生地は1枚仕立ての簡単な作りなので、いずれ、角のマチの部分がすれて、間もなく穴が開いてきました。

そうして、そのバッグも終了の時期かと思いきや、取っ手が恐ろしいくらいに何ともないという状況がありました。

その時に、「非常にバランスの悪いバッグだ」と思いました。

1つの商品の中で消耗度の違う材料を組み合わせてあるので、片方がダメになって変え時である一方で、もう片方のパーツはまだまだ使える。。。

ここに非常に無駄があります。

つまり、本革、お品が良すぎるんです。

もしくは、ナイロンの生地の仕立てが手を抜き過ぎている。。

いずれの考え方もできました。

こういう商品は、その場のかっこよさとか、商業用の売上を重視したその場しのぎの点が否めません。

このことに関しては、何かとても気分が良くない経験をしたことを覚えています。

それっきりそこのメーカーのバッグは卒業です。

このことは、後の自分のハンドメイドバッグ製作にも教訓として活かしています。

本革レザーと生地との組み合わせが後々、使っていく中で満足できるものになるのかどうか。

その場の高級感だけでは、いずれ、長い目で見たらそれっきりの商品になってしまうのでは。。

これをよく考えます。やはり、末永く使われる商品でありたいですので。

すべて本革レザー:黒

本革のバッグを1点作った時の値段というのは、ノーブランドが作ると3万円程度の価値しか付かないと聞きます。

これが、一流ブランドであると、そのブランディングが大半の価値を占めて、20万にも30万にもなるということです。

そう考えると非常に良質過ぎる素材の意味が分からなくなります。

更に思うのは、そこまでの良質な素材のデザインのバッグをずっと使い続けるのかどうか。

大半は途中で飽きたりして手放すことが多いです。

なかなかずーっと使い続けていくってないですものね。

結果コスパが悪い商品だったことになってしまうのです。

そうすると、それ相応の適度な良質さで長持ちする良い作りとのバランスでできた商品の方が無駄がないのかもしれません。

本当の意味でコスパの良い商品を追求することも、サスティナブルへの関心なのかもしれません。

もうすでに存在している過去の本革レザー商品を大切にする考え方(リサイクル・リユース)

もともとビンテージ好きの私としては、過去の本革レザーのバッグなどはとても魅力で、良いお品が今後もまだまだ見つかると思っています。

ただ、過去の物の中にも、流行があって一癖あったり、現在では何か不格好だったりする点を補う対策がないとなかなか受け入れられません。やはりカッコイイのがファッションです。

それが、リフォームだったりリメイクだったりします。

お品というのは一流ブランドのものだったり、名が知れていないメーカーさんのお品であったとしてもそれはそれで間違いなく自社ブランドなので商標権、著作権があるのですね。

そうすると、なかなか簡単に、リフォームにしても、もちろんリメイクなどということは違うものに作り変えてしまうわけですから、侵害をしてしまって問題になるという壁があります。

この壁何とかならないものかと常に思っています。

洋服にしても、例えば、とても良質な洋服を作っていた某メーカーさんが倒産してしまい、過去の在庫が残ったその在庫自体は、「破産管財人」という人物だったり会社だったりに権利があるようです。

しかし、実際の話、それは、その時の在庫だった商品に関してです。

私も詳しくは分かりませんが、確かに「在庫」は破産管財人に権利が渡されるにしても、商品自体のデザインだったり、過去の人手に渡ったりして現存する商品の「著作権」ということになると、これは、永久にデザインしたデザイナーさん個人に厳密にはあるのではないかと思うんです。

違いますかねえ。その会社の社員だったのだから、その会社のもので、最終的に破産管財人の権利なのでしょうか。詳しいことが分かりません。

過去に購入したいろんな人が手持ちで持っている商品だけれども、着ないからヤフオクやメルカリで販売するような古着もうーんとそれ以上に残っているのかもしれません。

伝統ある老舗メーカーであればあるほど、その莫大な量の資産たるものが存在します。

過去のままの姿で今後人の手に渡るということだけだと、もともと使われずに残った、売れずに残ったわけですから、なかなか入手したい人が現れず、厳しいものになります。

それを、もっと柔軟に、リメイク、リフォームして違うお品に変えることで、それなら着れそうだ、このアイテムに変身したなら、こっちなら持ちたいなど幅が広がると思うんです。

現在著作権などの垣根は強固なもので、解放されていないのがほとんどだと思いますので、そういう作り変え、大幅な手直しをすることがただただ「違反」になってしまいます。

洋服の古着のリフォーム、リメイクについて

私も過去に、YOUTUBEとかブログでリメイクをアップしていましたが、それさえ、禁止事項なんですね。

自分で使う範囲内や身近な人に無料であげるだけということでも、YOUTUBEアップこそが広告収入が付きますので、思いっきり商業利用になります。

そして、ブログにしても、無料ですが、そういったことを助長するとのことで、あるジーンズメーカーさんが、ブランドの侵害であるから阻止したい意向を直接お電話でお聞きしたことがあります(私の方から問い合わせたことに対する返答です)。

なので、なかなか、最初の製造主が著作権を解放するということが難しい点なんですね。

このことは、長い時間をかけて研究していきたいと思っています。

リメイクができると、うんとやれることが開けてくると思えてなりません。

リメイクをOKにしてくれるブランドメーカーさんとか、製造業者さんなどが増えてくるとよいと思いました。

あくまで、作り手の意志なので、リメイクしたい側の人がどうこう希望したって、当の権利者が首を縦に振っていただかなければ実現しないことですものね。

あとがき

リメイクは、一から洋服を作ることより、入り口としては、はるかに簡単には入れますので、多くのリメイク者は現れそうです。

その分、著作権の解放をする人はほとんどいないという現状ですよね。

シャネルの創始者の、ココ・シャネルなんかは、意外と、著作権に関しては寛大だったようで、コピー商品がその分多く出回った時期があったようですが、そんなこと以上に有名になったという大きな財産を得ました。

真似されていくことに逆らわず、解放することこそが結局は自分自身の事業のメリットになり、益になるというココ・シャネル見方がある意味正しかったと言えます。

ニコニコのマークの、「スマイリーフェイス」なども、著作者が最初から著作権を放棄したからあんなに誰もが知るマークになったと言えます。

けれど、その中でも別の面で問題もあるかとは思いますので、一理あるという言い方がよいでしょうね。

そのように極端なまでに全面的にフリーにしなくても、リメイクさせてもらえる何か手立てはないものかと思っています。

ということで、サスティナブルの今後を考える時に、既に存在している過去の古き良いお品を使いやすい、もしくは素敵にアレンジできる、リメイク、リフォームの分野への開放については、私も注目していきたいと思っております。