末永く着られる洋服にすることを目的にしたプチリフォーム例-流行を取り除くリフォーム-【552】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ファッションというものが長い間、流行が基盤になって成り立つものであり続けてきました。

すべてではないですが、多くがそうして余分な数の洋服を作り、多種小ロットになったとはいえ、それでも大きくは、大量生産であると言えました。

余分な数を作らねば成り立たない元々の事業モデルであるということなんです。

実際そのたくさんの生産が、たくさんの購買とうまくマッチしていた時代は良かったのですが、もうここにきて、激しくそのバランスが崩れてきたのだと思います。

たくさん作ってもたくさん購買してもらえなくなったということ。

たくさん生産する労働の裏の場面に過酷な状況下でリスクを背負う方達にスポットが当たり、サスティナビリティ(永久持続性)ということが重視され始め、そのようにしてできた商品が受け入れにくくなったなども。

そうして、近年、過剰在庫の洋服の対策に悩むようになり、今までのように過剰生産のままやってきた事業がいよいよ難しくなってきたわけです。

今後の新しい洋服は、本当の意味で、正当で、優しい商品が求められます。

昔の流行を取り除くプチリフォーム例

新しく作られた商品よりも、古い素敵な商品に目を向けてみます。

こちらは、古き良きビンテージのワンピース。

かつてのオートクチュールブランドらしい、きちんとしたお仕立てのハナエモリブランドのワンピースです。

BOUTIQIE HANAE MORIとネームに記載のあるワンピース:黒x白の水玉ロング。生地がジョーゼットのようです。とても高級感があります。

このアイテムはもともとはそれほど流行を思いっきり出したようなデザインではないとは思いますが、少しはあります。

肩パットのボリューム感、メンズの軍服から受け継いだような胸のトラッドなボタンデザイン、センターにひだが入るスカート、ウエスト部分の三角の切り替えなど。

この中で、今後活かすもの、取り除くものを判断。

もともとのデザインを活かすのも忘れずに、必要な部分のみということです。

私が凝ったリフォームができないこともあり、今回は、肩パットを取り外すことと、胸のボタンをすべて取り外すということをしました。

肩パットは、しっかり縫い付けるものではないので、すぐに外せます。リッパーという道具を使います。はさみはよくないです。はさみの刃が早くダメになること、間違えてカットしてしまうリスクからです。
リッパーで優しく手縫いされた糸を外せばすぐに取れます。一部の商品で、ミシンもかけてあるのもありますが、それも一部です。全体に縫い付けてあるものはないですので、簡単です。
そして、ボタン。たくさんあることと、お仕立てが非常によくて、ボタンがぼろりと下に落ちる、現在よくある最低限の仕立てとは違い、ボタンの付け根部分もしっかりと糸を巻き付けています。
リッパーを動かすなどして無理のないように糸部分のみを削ぎ取ります。前後にリッパーの刃を動かすとだんだん糸が切れてきます。一度にやろうとするのは禁物。生地に負担ですし乱暴です。
そうして、ボタンを外しました。
写真が少し見にくいですが、ボタンを取り外した時の糸くずです。この糸くずのボリューム感でもお仕立ての良さがうかがえます。
after:こんな感じにすっきりとしました。ある意味クセがなくなったと言えます。どうにでもアレンジしやすいお品になったとも考えられるのです。
リフォームしなかった部分のバルーン袖とかアームホールの大きさやスカートの中心のひだは古き良き味わいとして残ります。外さなかった袖のボタンは結果アクセントになったようで〇。
左:before/右:after:見比べやすいように並べてみました。それほど変わっていないとも言えますが、もともと流行が極端に取り入れられたものではなかったせいだと思います。胸のボタンを取り外したことに賛否両論あるかと思いますが、着こなし幅が広がるのはやはり右側かと思っています。

最初から、流行のあまり入っていないものというのを選ぶのも今後長く着ていけることの1つとしてあるかと思います。

流行が多く入るとその分リフォーム箇所も増えて姿が大きく変わりますので、面白いですが、そのリフォーム技術が必要であることと、手間がかかりすぎてしまうというものです。

今回は、誰でもできそうなプチリフォーム例でした。

あとがき

今振り返った時に、このワンピースは、30年以上は前の物かなと予想しました。

現在の30年前というのが、1991年。

平成の最初の頃です。

いよいよ平成のお品でもビンテージ級の段階になってきたようですね。

流行ということで考えると、私が思うに、1970年代というのは、ややクセの強い流行だったかと思います。

その後の1980年代-1990年代になると、特に1990年代の最初の頃は流行自体があっさりしたクセのない形のものも多かったと思うので、どんな流行であったのかを調べたりして、見つけたビンテージ物の洋服の形がどの時代の物かを予測するのも楽しいですね。

そのような図鑑があったらとてもありがたいですけどね。

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とってもかわいいトラッドのリボン柄の生地のご紹介と粗裁ち場面【388】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

この2021年3月末くらいまでは、2020年度ととらえて、2020年度のテイストのハンドメイドバッグを作っていくということにしています。

テイストの大きなくくりとしてマルチカラーなどのカラーものの生地で製作するというものです。

今回、その3月末に向かって、生地の在庫をくまなくバッグに作っていこうとしています。

そんな中でなかなか行き場のない生地が。。。

でもとても素敵で、明るいカラーのグリーン地。

今回は、この生地を裏地に使った表地を探すということをしてみた結果見つかった、素敵な生地をご紹介したいと思います。

日暮里の生地屋さんからの購入させていただきました。

マルチカラーのリボン柄の生地の魅力

一目ぼれというものが生地にもあるものです。

普段目を留めない柄が目に飛び込んできました。

生地屋さんの新着情報だったと思います。

それは、マルチカラーのリボン柄。

<表地:リボン柄>リボン柄コットン(予想:ビエラ織)、綿/100%、原産国不明。
<裏地:グリーン無地>生地名不明(予想:ジョーゼット織)、ポリエステル/71%、レーヨン/29%、日本製。

白地に原色カラーの特に凝ったわけでもないトラッドなリボン柄。

ここにとても惹かれました。

リボン柄は結構人気が高いと思われます。それほどデザインに凝ったリボン柄ではない、まるで包装紙にあるような配列の良い明るい原色がとても気に入りました。

そして、手持ちのグリーン色に見事にマッチ(と私の中では思っています)。

この組み合わせでハンドメイドバッグの「巻き寿司」デザインを作ります。

このリボン柄は、巾が結構狭くて、90cmしかない生地です。

なので、2mありますが、2点がマックスのようです。

1点目でグリーン裏地が終了。

さて、2点目の裏地はどうしたものか。。。

裏地のパーツごとに色違いにするマルチカラー

ストック生地の中にとても好ましい生地を発見。

今までよく使ってきたお気に入りの生地です。

2点目は、リボン柄を表地に、この裏地で、「おにぎり」デザインを作ります。

<裏地:5色使い>ラメツインクルサテン、ポリエステル/60%、ナイロン/40%、日本製。・・・こちらは、ピンク。ツヤがあり華やかな色です。実際の裏地使いもとても良いものになります。もともと衣装などのドレス用の生地です。ハリコシがあるんです。横長に残っていたので、口布の片側に使います。
グリーン・・・こちらは多めに残っていましたので、バッグの本体に使用。
赤・・・残りが少な目、一部のポケットのパーツに使います。
オレンジ・・・落ち着いた素敵なオレンジ。こちらは、上のピンクの相方のもう片方側の口布パーツに。
紺・・・パープル寄りに映ってしまいましたが、紺です。こちらも面積が多いので本体に使用。

この生地はとてもお気に入りで、その他、黄色と、紫色も使用してきましたが、完全消費。

そして、さらに、グレー(シルバー)と黒もありますが、こちらは、後の製作でブラック系で使用しますので、まだストックのままです。

こんな風に同素材をパーツごとに色を変えた裏地の使い方がどんなバッグに出来上がるかをお楽しみにどうぞ(^-^)。

この2つのデザインを1点ずつリボン柄の生地で作っていきます。

粗裁ちのメリットについて

すべてのパーツを粗裁ちしました。

上が「巻き寿司」用。下が、「おにぎり」用。まだこの段階ではどちらがどちらなのか分かりにくいですね。

粗裁ちがとてもその良さを発揮するのは、生地がゆるかったり、織り目が隙間が多い時です。

生地もいろいろな生地がありますので、硬い生地の場合は、生地を広げて最初にパーツ裁断をしていったこともあります。

けれども、薄手だったり、綿以外のとろりとした生地なんかは、こういった粗裁ちで、カットを大まかにして、そこへ、地の目をしっかり整えながら接着芯を貼っていくということをして、その安定した状態を型紙に当てて裁断するという手順が美しく仕上がる最初の段階として、重要なことだと思っています。

生地を残す時の極意

今回、ラメツインクルサテンが少しずつ残っていたところからパーツをとれたのは、もともと生地を残す時に、横に長く残していたからです。

そうでない当てはまらない場合もあるかもしれませんが、大きくは、横に長く残すことで、後で使える機会が多くなるような気がしています。

すっきりと残すことを考えがちで、縦向きにに長く残してしまいがちですが、実際後で使う時に横幅が足りないことが多いです。

そうすると横に広がったまま残す意識は、生地の残し方の工夫の1つとしてあるかも(^-^)。

あとがき

今回もYOUTUBE動画お作りしました。

この裁断後、接着芯を貼って、しばらく保管します。

また後に、製作場面を記事にアップしますので、どうぞお楽しみに。

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