レオパードの柄on柄コーデの失敗【1158】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2022年11月現在は、それほどメインで流行というわけでもない柄のレオパード。

しかしながら、あるブームの15年くらい前を境に、柄の中では定番みたいな位置付けになったと私は思います。

花柄に比べてレオパードは大好きというわけではありませんでした。

たまたま抽象柄の凹凸感あるカットソーがレオパード柄寄りであったので、レオパードのパンツと組み合わせたらかっこよくなるのではないか、とこのたびボトムを考案。

左がレオパード柄っぽい抽象的な柄のカットソー。
右は無難なボトムを同じブランドで合わせましたが、
この組み合わせはあまりにありふれていてピンときませんでした。

そこで、レオパードの柄on柄/上下柄同士に挑戦してみようと思ったのです。

明らかに関連付けもなく、合わない上下となってしまう

全く違う柄のように映り、混沌としてしまいました。
このパンツの色も余計です。

このパンツ主体なら上が無地などと探すものですが、上のカットソーを主体としているのでカットソーが絶対の固定です。

だからこそ余計に難しかったのですが、この組み合わせはボツとなりました。

では、どうすればよかったかをこのパンツの失敗によって考えてみます。

色はトップスと同じ黒、そしてうっすら目に映る程度のレオパードのジャガード柄のパンツだともう少し関連付いたかもしれません。

ということで、コーデに失敗した例でした。

こんな風に、よほど洋服を持ち歩いて合わせない限り、別々で探す時に失敗があります。

想像が現実と大きく違っていて、同じように今までも多くの失敗がありました。

あとがき

そもそも、カットソーがもともとあまり好まない柄だったことも1つ原因だと言えます。

好きなブランドであったために、ブランド重視で購入してしまったアイテムでした。

洋服も、「渾身の1着」くらいの決め方をすることで、こういった後からの組み合わせの悩みが起きないかもしれません。

このカットソーにはある意味「仕掛け」のようなものが込められていると見ています。

「グレーと黒以外に何か合わせてごらんなさい、ほら見つからないでしょ」とでも言われているかのようでした(^_^;)。

このブランド様は、黒やグレーを中心にした洋服ばかりのブランドなのです。

真っ黒コーデが弔事用のフォーマル着に見えない工夫やコツがあります【1126】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回は、私も一番好きなコーデ、真っ黒コーデのお話です。

真っ黒コーデはお葬式のイメージもあり、その方向性や意思表示をうまく伝えられるかがポイントになります。

もしかしたらそういったイメージが強く既にある色なので、黒というのは難しい色なのかもしれませんね。

とりあえず明るい色を着れば明るく映るとか快活なイメージになるなど、確かにそうなのですが、黒はやはりシャープで最強の色です。

時にはミステリアスにも映る黒、鎧を着けるかのようにあえて黒を纏うような身に着け方だったりするのも、強い意志の表れであり、素敵なのではと思います。

むしろ何も考えないカラフルコーデよりもこだわりがあるのも黒コーデなのです。

今回は、弔事用の方向に行かないためにする対策や工夫を簡単な例でご紹介したいと思います。

ビジュアル系ミュージシャン様達のコーデはかなり参考になるかも♪、黒がお葬式には決して見えないそのコツとは

ビジュアル系の方々はとてもファッションセンスが素敵です。

黒の割合がとても多くて、その他アクセサリー使いなども参考になります。

〇素材の工夫:こんな風に、黒のシャツと黒のパンツをご用意。・・・私も持っています、黒のシャツも黒のパンツも。ちなみに、このアイテム選びの際に、弔事風な雰囲気を対策できるとしたら、素材を工夫することです。私の場合透けたシフォンブラストと黒ベストをカジュアルにベストのボタンを閉めずに着用することでロックっぽくしています。
あとは、パンツをスラックスではなくデニム素材にするなどですね。
〇色を入れる:黒に映える赤色。赤が入ると弔事からは遥かに遠ざかることが出来ます。それでもちょっとコントラスト利き過ぎということであれば↓。。。
〇マルチカラーの小物を使用:ジュエリーだけでなくても、バッグがマルチカラーであったり、パンプスに柄が入ったりしていても良いかと思います。黒系を貫く場合、パンプスも白黒の柄ということであえて他の色は入れずに、柄だけを取り入れるということもできそうですね。その他スカーフの存在も大きいかもしれません。胸元にはアクセサリーが来るので、ベルトの位置にスカーフの柄をベルトのように使う手もあります。

あとがき

自身としては、これからも黒コーデは続けていくと思います。

結構、年齢が上がっても、黒コーデは逆に若々しいと思えます。

ビビッドな明るい色は、小物にマルチカラーとして取り入れるなどして、飽きが来ないようにして長く持つ工夫をしています。

ベルトにマルチカラーのメッシュというのも結構多いです。

黒好きとは言え、他の色にも目を向けなければ、黒を追求することができないと思っています。他のカラフルな色が存在してこそ黒が際立つのです(^-^)。

コントラスト強めの黒xピンクコーデを素敵にコーデしていく方法【993】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび、こんな古着のデニムパンツを購入↓。

ピンクのロゴデニムワイドパンツ(エンポリオアルマーニ)

ピンクもいろいろですが、青みのクールなピンクです。

やや難易度が高いかもしれません。

しかし、古着たるものそんなことは日常茶飯事。

これに合うようなトップスを探しました。

黒xピンクのコントラストの効きすぎの緩和方法

同じピンク色なのか、柄同士なのか。。。などを考えまして、最初はこのロゴ柄に形がそっくりなレオパード柄のパステルマルチカラーのカットソーを考えていました。

ところがそのパステルカラーの中のピンクが。サーモンピンクで全くこのパンツと合いませんでした。

地の色もクリームベージュで何かへんてこでした。

よって考案のし直しです。

そして、結果黒無地の同じブランドのシンプルな半袖Tシャツに決めました。

実際は半袖です。

まだ黒Tシャツは未入手なので、イラストになりまして、ごめんなさいね<m(__)m>。

こんな風に合わせます。黒とピンクは女性らしくて素敵なのですが、コントラストが強めなのが少し悩みます。そこでここへ工夫を追加していきます。

このコントラストの効きすぎた見た目をある工夫で緩和していって自然な感じにつながるような架け橋のような役割のアイテムを考えるのが今回のポイント。

そして、こんな工夫をしてみたのです↓。

グレーベースのマルチカラーのレザーメッシュベルト。

黒のベルトを選びがちですが、黒よりも1トーン落ちたマイルドな茶やグレーが入り、そして、今回の主役のピンクもある、そんな色の集まったベルトです。

コントラストの境目に当たるウエストにこのマルチカラーのベルトを配置するということになります。黒とピンクしか登場していなかった所へこのベルトにより何かマイルドな雰囲気になりましたね。黒とピンクがなじむための架け橋の役割なるベルトを追加してみたというわけです(^-^)。

ファッションアイコンなる人物からあやかったテク

私が、とっても究極にこの人以上のおしゃれな人を見たことが無いと考える人物、「ケイトモス」様です。

今回の黒xピンクコーデに関してはケイトモスさん自身もたくさんコーデされているスナップ写真を拝見。

抜群のコーデテクニックをお持ちだと思っています。

私が想像しているのは、きっとコーデしたら、前身のミラーで確認しまくっていて、ミラーに映るその姿を中心にあれこれ考案されていると見ました。

そうでなければ、遠目で見たときの映り具合とか、アイテム同士が交わる部分の美しさとかそんなところまでは主体的な見方では行き届かないと思います。

常にコーデを、見る人の側からの目線で考えておられると思いました。

動画内では、私がお写真を拝見した中でのケイトモスさんのテクニックだと感じた部分をいくつかピックアップしてご紹介させていただきました。

スナップ写真は動画内には出てきませんので、ここで、そのテクニック項目だけ挙げますね。

1)間に白色をかませる

2)黒とピンクが混じりあった柄物を持ってくる

3)少しずれた色の焦げ茶などの小物を混ぜていく

4)ピンクベージュの場合、素肌も活用

あとがき

ケイトモスさんに学ぶおしゃれ術はたくさんあります。

今後も私達にいろんなコーデを見せていただきたいと思います。

現在のところ写真1枚から私が勝手に読み取って学んでいるわけですが、これを言葉にして説明するということを好まない人も多いかもしれません。

それとなく出来上がったのがこれなのよと言う点が素敵だとも言えます。

なので、私のようなおしゃれアイコン様から学ぶという段階が下の者ができることってこんな風にやや理論めいたことを言葉にしていくことなのかもしれません。

私の場合、自分が洋服を纏ってポーズすることがとっても苦手。

やはり、「オタク」っぽいこういったやり方がとても楽しく自分に合っているのです。

それぞれ役割なるものがあるのかもしれませんね(^-^)。

同じブランドばかりで集めたクローゼットの幸せ【975】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

以前読んだ本で、「ファストファッション」という本がありました。

その中の印象的なサブタイトルみたいにもなっていた、「クローゼットの中の憂鬱」というフレーズが製造業者視点から末端の消費者視点へのワープみたいですごく興味深い表現だと思ったものです。

その本も、2010年代のルポタージュ本であって、ここ2020年代へ来て、それと対極のような考え方が少し浸透している様子です。

マーケットサイトの「メルカリ」様などでは古着があちこち行きかい、いろんな人の手へと渡っていく様子が見られます。

私の場合同じブランドばかりを集めているここ最近です。結構注目していて、その古着の行方すら追えることもほんのたまに出てきて驚いています(あの時のお品を購入した人がまた販売しているのかもといったようなこと)。

しかし、それらも、捨てられないという点では、価値があるから残っていくのだと思います。

今回は、あくまでも私の感想にはなるのですが、実際にファストファッション服であふれかえったクローゼットではなくて、厳選した数の少ないハイブランド古着のクローゼット、しかも同じブランドにこだわったお品が並ぶ配置であることを実体験した場合にどのような心持地になるのかというお話です。

「飽き」というものの深みを知る

同じブランドばかりで集めると、飽きてしまうのかと思いがちですが、実は実際はその反対なのです。

同じブランドが集まることで、色濃く特徴が集まって、よりブランドパワーが強まる感じがしました。

ブランドは「アルマーニ」:アルマーニの中でもいろんな名前がありますが、「エンポリオアルマーニ」。「アルマーニコレツィオーニ」、「ジョルジオアルマーニ」のネームタグの3つのどれかを選んでいます。「アルマーニエクスチェンジ」、「アルマーニジーンズ」などは、詳しくは分かりませんが、製造ラインが違うことがお品からも感じられ、チョイスしていません。
クローゼットのイメージ:クローゼット内のお洋服が5セットしかないということでも、普段着のユニフォームのようなジャージスタイルの私の場合だと可能です。それぞれの季節にこの5セットを割り振れば良い。そして、1シーズンに2セット程を着ていくイメージです。

実際は、現在13セットです。

この「セット」というのは、私の洋服の持ち方の特徴でして、上下をペアにして決めてしまう集め方です。

かわいくて購入したけど、結局ぴたりと合うものが無くて着ていない。。。などはよく聞くお話。

非常にもったいないと言えます。宝の持ち腐れです。コスパ悪いです。

その購入前の計画がポイントになりまして、上下のセットのイメージを決めてから購入、もしくは、片方のアイテムで気に入ったものがあった場合に、そこからさらに、それに合うアイテムをその時点で探すという、同時期に上下を決定するという集め方です。

これは、後に出番がないなどということは決して起こりません。とてもお勧めの集め方です。

着方も、「着回し」ということもありますが、あれは結構テクニックが必要で、優劣の差がどうしてもできます。

あれとあれはベストだけど、あれとこれだとあまり腑に落ちない組み合わせだ。。。などと差ができるので、着回し術というのは、高度なテクニックだと思っています。

それよりも、最高の1セットをそれだけ着ることの最強さこそ素晴らしいのではないかという考え方に基づいたものになります。

あとがき

お品そのものの価値ももちろんあるのですが、同じブランドを同じクローゼットに集めることの価値というのは自分が作って行ける価値だと思っています。

何か同じ物が集まることがパワーが増すといった、特徴が色濃く出るといったようなことが感じられて、それらの洋服を確認して目を通す時に「気持ちが良い」というような心持地になります。

以前に読んだ本の冒頭でのお話の「憂鬱」というような気持ちとは反対のものです。

てんでバラバラの室内用運動着アイテムを上下セットで4セットコーデしてみました【949】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

コーデが好きな私は、お部屋でのエクササイズの運動着もバラバラの中から、ブランド、素材、色を組み合わせて上下セットを作って行きます。

今回ある程度数がまとまったので4セット、お部屋の運動着コレクションとしてご紹介したいと思います。

お部屋の運動着のコレクション上下4セット

では、1セットずつご紹介していきますね。

まずは1セット目です。

アディダスのサイドの3本線が同じであることと、つるりとした水着のような伸縮性のある素材と「スポーツパフォーマンス」という呼び名の山みたいなデザインのロゴで上下を合わせました。上下共黒x白のツートンカラーです。

次参ります↓。

リーボックの上下。上は黒x白のツートン、下はチャコールグレーの濃淡。色は少し違いますが、黒系ということでまとめ、素材はやはり1セット目とおなじように水着みたいな伸縮性のあるつるりとした素材。短パンは、よくランニングに使われるよう。ヒップ側のサイドに白色でReebokのロゴ入りです。

次3つ目です↓。

同じくリーボックが続きます。上下とも素材が変わりまして、吸収性の良さそうな綿でできたもの。上はTシャツのような素材で典型的なリーボックのロゴが粋。ショート丈もプチ流行です。黒の上に杢グレーの短パンを合わせました。
最後4セット目は、こんな展開に。3点目からの流れで同じショート丈のTシャツみたいな素材の綿ですが、ブランドがアディダスの「トレフォイル」という名前のロゴ。こちらも王道のマークです。短パンは、裏がメッシュ張りになった小花柄のアディダスの短パン。作りがお洒落着的で新しいテイストです。エクササイズの姿そのものがお洒落に映るのかもしれません(^-^)。

ということで、以上4セットのコレクションをご紹介しました。

この4セットの数字の意味的なものとして、2ずつブランドをまとめていること、2セットに共通するそれぞれの素材とか、デザインが関連付くことで、より4セットがまとまったものになってきます。

あとがき

今回ご紹介の運動着のセットは、どれも室内用であり、運動は体が温まるので真冬でもタンクトップです。

見つける時には、季節感をあまり考えなくてよいので簡単です。

ただ、本当に上下が合うのかどうかは、全然別の所からのバラバラを組み合わせるので自分の裁量にかかっています。

むしろそれが楽しいとも言えまして、古着探しの醍醐味でもあり、自分らしさも出しやすいです。

もともとセットになっているものは何も考えずに使いやすいかもしれませんが、まず高価過ぎます。

少しのエネルギーをコーデにそそぐことで、自分らしいエコノミーかつシーンに合わせた洋服選びができることをお伝えしたい今回の記事でした(^-^)。

地金の重さだけじゃない、豪華に見えるジュエリー探しのポイント3つ【922】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

レンタルジュエリーのジュエリーは調達の際に、まずは私自身の意志で見つけて納得したものを取り入れさせていただくということをしています。

この自分ならではのチョイスというところがとても大事で、「特徴を出していく」こととか「個性」とか「らしい」というピクチャレスクのレンタルジュエリーなのだということが理解してもらえるように力を注いでいる部分です。

そんな私の実体験を例に、レンタルでなくてもご自身での購入の際にお役に立てそうなことをこのたびは記事にしてみました。

地金の重さだけが価値じゃない、3つの華やかジュエリー選びのポイント

やはり、せっかくジュエリーを着けるなら、まずは、華やかな物を選びたい気持ちがあります。

たくさん持ち合わせて、バラエティーを広げていくのであれば、渋いお品とかまた別の方向も考えるのでしょうが、私もまだ、十分な数をご提供できているとは思っていません。

当面は、まずは、華やかなお品から先に集めていくことをしています。

そんな「華やか」という装いになるために、具体的に、現実的にどの部分がそう見えているのかということで、華やかジュエリーを探す時のポイントを3点ご紹介したいと思います。

1)大きいこと

K18WG台のアメジストの大花リング:お花でも大花1輪のモチーフのものはペンダントトップでもこういったリングでも時々、見つけられます。

単純ではありますが、やはり大きいことが豪華につながることは間違いないと思っています。

気持ちの面でも、着ける自分も、それを見ていただく他人も感動があるのはやはり宝石の大きさや面積や容積。

それは、ストーンでは、ct(カラット)が大きい値であるということへつながります。

2)巾広であること

K18YGのプレートを折りたたんだようなモチーフが連なる一スクエア一連ブレス:透かしが爽やかで美しいです。

この巾は6mm程。貴金属で幅が5mm以上ともなるとなかなかの存在感です。

1mmの違いは大きく、5mmを超えたものは豪華になるに十分な巾になるかと思います。

特に地金をたっぷりというわけでもないので重さは10gもないですが、目を引くデザインです。

こういうお品を見ると、地金の層が厚いことがそれほど関係あるのかというとそうでもないと思えます。

3)多色であること

単色に対して、多色は2色のバイカラー/ツートンカラーから、3色以上であるマルチカラーという呼び方があります。

いろんなカラフルな色が入ることで、にぎやかになり、綺麗だと思う感動と共に、心理的な面も相まって豪華だとより感じます。

K18WG台のサファイア、アメジストなどのマルチカラーのフラワーリング:ピンクの色もオレンジがかってとてもやさしく、色のバランスが良いです。葉っぱの部分も多く、お花がボタニカルに表現されています。このデザインを見た時、「パーフェクトだ!」と感動したものです。

あとがき

この3つのポイントで豪華なジュエリーを探してみて♪。

メンズ分野で喜平の線径が太いずっしりネックレスが定番ですが、あの作りというのは、線の中身がぎっしりと地金が詰まった作りなので、重さがすごくあります。

結構なお値段がしますし、50g程までに至るものもあるようです。

シンプルなのだけどずっと飽きずにキラキラ輝きながら持ち続けていける点で喜平チェーンも素晴らしいものではありますが、デザインとしては似たり寄ったりに見えます。

今回の私がご紹介したポイントは、自分らしくお洒落に着けられるジュエリーに向かう目の付けどころとしては、少し違った考え方。

むしろ、巷では現在高騰中の地金の金の相場をあまり重視していない考え方、見方になります。

こういった考え方もファッションの中ではコーデにはお役に立てる機会がありそうです(^-^)。

コーデの最終的なゴールは他人目線、円形にもかかわらず遠目に四角に映る平打ちリングの四角モチーフへの取り込み【718】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」の事業者です。

当レンタルジュエリーでは、ネックレス、ブレスレット、リングの3アイテムを1セットとしてご提供しております。

その3アイテムはもちろんマッチした3点でなければ意味がありません。

ご多忙であったり、コーデに悩みたくないような価値観のお客様がパッと見て、素早く決められる、視覚的にアプローチしやすい仕組みなのではないかと考えたアイデアです。

この3点をマッチさせる過程では、色・形・地金・天然石の「統一」ということをよく意識しています。

反対に「不統一」のそろえ方もあるかもしれませんが価値観の違いが大き過ぎるのと、おそらくハイレベルなジュエリーにとっては砕けてしまうと思われエレガント一辺倒でやっています(^_^;)。

このたびは、形をそろえていく中で、ある時期に気づいたことをご紹介したいと思います。

それは、アイテムそのものの形のみならず、人から見た時に映る造形というものを研究した成果で、四角いフォルムのジュエリーの組み合わせをするときに引用できるアイデアです。

是非ご覧くださいませ。

四角い形は物体そのものが四角くなくても、四角く目に映ることがある

例えば、スクエアモチーフのペンダントがあったとして、合わせるリングを考え中だとします。

こんな感じのモチーフのペンダントトップ。やはり実物が分かりやすいですね↓。
四角いペンダント:K18YG。美しい薔薇彫りにうっとりな存在感たっぷりなペンダント。

ところが、コーデというものは、遠目から他人が見るという視点も忘れてはならない点です。

K18YG製平打ちリング。幅広で彫りがかわいいです。

このリング自体は円形ですが、幅広の映りが効果を発揮、遠目で人から見た時に、右の見え方になります。

そうすると、丸いリングではありますが、四角い映り方をするのです。

横に帯のように広がるまさに最初の四角い図に一致するのです。

こうして、実際にどのように映るのかというのが結局は行き着く場所です。

手元にあるアイテムというのも、着けてこそ活躍するということを考えると、やはりファッションは人から見られるものになりますので、そういった自分側からだけではなくて、人から見たときに映る見え方という効果というものがあるということです。

同じようにバングルも筒形のようなものは多少ぷっくり膨らみがあっても、おおわくスクエアに映るものです。

そうすると、こういった「筒タイプ」は数が豊富なので見つけやすくなり、四角いモチーフの集結もしやすくなります。

その品物自体が四角いリングなんてあり得ないと思ってしまいますから↓。。

四角いリング:K18YG。ダイヤモンド。一応あるのですが、めちゃくちゃレアですし華奢過ぎます。
四角いペンダントと平打ちリングの相性:花柄が別の種類なので柄はさておき、四角い映りが一致しています。

無理やり四角い形のリングを探すよりもはるかにこの方がボリュームのバランスも良いです。

あとがき

大きな鏡(姿見)というのは、こういった人の目に映る姿や形を確認するうえで有効です。

自分自身だけでこちら側から、もしくは、上側から見ている見え方に比べて新しい発見があります。

頭の上の帽子から、靴下の色、靴の色、素材などと縦に長くそろえてあるのが分かるおしゃれに長けている方というのは、おそらく鏡で全体のバランスとか配分、素材、形、色などを人から見た時の視点でたくさん見ているのだと思います。

最もおしゃれだと自身が慕うモデルの「ケイト・モス」様。

この方は、必ず全身を見てコーデを決めていると予想しています。

襟の周辺の重なりに柄同士を絡ませて一見異種の柄同士が、遠目で見たスナップ写真を見る私達からすると何ら違和感なくなじんだ粋なコーデとなって映ります。

インスタグラムの女性たちの黄色い声援を浴びておられるダンディな方は、ネクタイ、スカーフの色調を合わせ、靴とスラックスの間からその中の1色のカラーの靴下をのぞかせます。

と、こんな感じで、ジュエリーも実際はどのように映るのかというのを研究し続けると新しい発見があるかもしれません(^-^)。

大ぶりな宝石を「飾り」として浮いた付け方をしてきた過去の風習の見直し、日本人が高めるべき「自分表現」の入り混じるジュエリーの装い【313】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

かつては「成金」「マダム」よろしく、キラキラのお洋服にギラギラと大ぶりなジュエリーを付けていた時代があり、それが日本のジュエリーの装い方の特徴でもあったようです。

確かにお品1点ずつはとても豪華で素晴らしいけれども、「なじむ」とか「溶け込む」というテイストとはかけ離れていたような、ある意味「浮いた」ものとして付けられていたイメージです。

一方、「ジュエリー大国」と呼ばれるイタリアでは、多くの人々が洋服になじむジュエリーの付けこなし方ができていて、おのおののテイストで自分にしかできない表現をされているとのことです。

このたび、「成熟へのジュエリー:光野桃 著/ジュエリースタイリスト:伊藤岬」という本を拝読。

まだまだジュエリーを「モノに出来ていない」であろう我々が、この先の伸び代として、ジュエリー含むお洋服との全体コーデに「自分らしさを」取り入れていくためには。。

そもそも「自分らしい」とはどういったことなのかということをまず考える必要があると思います。

装いの全体のコーデから他の人にイメージされる「自分らしさ」こそ最重要事項

1990年以前までは、ジュエリーは地金がゴールドのものが多く、18金というとK18YGの方のことを指すくらいの観念でした。

今では18金と聞くと、「イエローゴールドなの?ホワイトゴールドなの?どっち?」と聞かねばなりません。

著者様とスタイリスト様は、イタリアでお仕事をされた機会の中で、いろいろな人と出会ったり、街行く人達のおしゃれ(いわゆるストリートファッション)を見かけたりして、多くのジュエリーの身に付け方に触れる機会を得ることになったようなのです。

そして、今までイエローゴールド一辺倒だった日本のジュエリー界に、ホワイトジュエリーという銀色や白のイメージのストーンや地金のものを雑誌のコーナーで次々に紹介。

そして、ついには、セレモニー色の強かったダイヤモンドを身近に普段着に身に着けるということが多くの人々に浸透していきました。

この方達の貢献というものはあまり表立って注目されてはいなかったかもしれませんが、実はすごく大きな影響力だっのではないでしょうか。

皆が読む雑誌の全盛期のパワーも相まって、これまで偏った層の人々しか手にしなかったダイヤモンドジュエリーがいよいよ大衆へと広がった時代の最中(さなか)で活躍されていた人達なのです。

この方達の、表現やワード1つ1つにみんながキュンと来たり感銘を受け、大衆に向けたダイヤモンドやプラチナに変わる新しいシルバーカラーの地金のホワイトゴールド文化が根付いていったのです。

そんな良い環境が整った、いろんな装いの可能性が豊富な今こそ「選択」ができる有難さがあります。

よりそれぞれの「らしさ」が生まれるきっかけが転がっている環境になったのです。

「自分らしさ」を作る要素は何なのかを紐解く

「おしゃれ」というものは、さりげないものでもあり、冒頭のような成金の宝石ギラギラの付け方では、「おしゃれ」を飛び越えてしまってそれを見る人達が引いてしまうのです。

目立ってはいるけれど、果たしてそれが「自分らしさ」になっているのか。。

いかにも無理して背伸びしているかのよう、もしくは、高い所から見下ろしているかのような感じが一定の割合生まれます。

それは「自然な装い」ではないがゆえの「違和感」なるもの。

ジュエリーは「実用的であるべき」という考え方も「なじむ」ということに繋がっていくかと思いますと、大ぶりであることの見せびらかしは、本当の意味の「自分の主張」とはイコールではないということです。

ジュエリーを洋服に溶け込ませるというこの「溶け込む」という言葉も非常に重みがあります。

小さな華奢なネックレスをはじめとする控えめなジュエリーのセットを上品なワンピースと組み合わせて、しとやかな雰囲気が作られるというのもこれも「立派な自分表現」となるという意味です。

この本の中で著者様は、「自分らしさ=いくつかのテイストのミックス」と綴っておられます。

自身でこの「ミックス」の部分を解釈してみました。

黒コーデを好む自身は、黒い色だけでなく、さらに素材はでこぼこした凹凸感のある素材に特化したアイテムを集めたり、ジュエリーをロングチェーンのネックレスにしてカジュアル感を出したりという特徴にこだわっています。

いくつかの自分ならではのこだわった部分を寄せ集めたテイストとしてコーデを作っていることに改めて気づきます。

これは、その通りいくつかのテイストが集まっていくので、他の人と全く同じということからより遠ざかりますので、「自分らしさ」がダントツということになります、

あとがき

ファッション分野には興味がないから、「自分らしさ」など表現できないのではないかと思われる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、よく考えねばなりません。

人間が今この現代においてお洋服無しで過ごすことなどということはないわけで、おのずと「身にまとう」「身に付ける」という行為が「衣」の存在を否定できないものになっているのです。

気を付けなければならないのは、オシャレなど興味がないから何でもよいからといってTシャツの毎日を過ごす人は、その「Tシャツの毎日」という「自分らしさ」をすでに表現しているのです。

これは、「魔法のようなもの」でもあり、自然とどうしても現れてしまうものなのです。

それならば、「ちゃんと自分らしく表現していこう」と思うところに行き着きませんか。

そして、「誤解など受けないように表現したい」と思うものではないでしょうか。

「自分らしい」ということは、「自分の人生観」とイコールだと言っても大げさではないということになります(^-^)。

デザインだけが同じで生地も柄も色も異なる3点のバッグ、同時進行して製作していく効率の一定の見込みはあるのか【302】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

新しいバッグの製作をしていく準備段階の場面なのですが、思い切って同時進行を試みたいと思います。

同じ素材で複数の別デザインを作るケースや、違う生地やデザインでも糸の色が共通で使用できるという効率的な同時進行につきましては過去の記事にアップ致しました。

このたびは、生地の柄やカラーも全くの別物の3種をデザインが同じという共通点のみで同時進行をすすめてまいります。

そして、さらに、その3種の中で1種のみ生地が多く3デザインに展開できそうな生地があるので、合計5点の作業をしてみます。

そうして生地をすべて消化していきたいと思います。

表地の色の展開も3種バラバラ、附属品である裏地とファスナーの色選び

今回の作業は、裏地の選定と接着芯を貼り、裁断までの部分です。

3種の生地とそれに伴う裏地の選定をご紹介します。

この3種をまず1点ずつ「かまぼこ」デザインで製作、真ん中のグリーン系の生地はあと2デザイン作れます。

2020年いっぱいは、こんな感じでマルチカラーでも色に偏りのある物を作ってきました。

こういった偏りのある色は裏地の色が絞られますので、裏地選びにどう影響するのかということですが、結果はやや難しめということになりました。

表地の色が偏っているのでいろいろな可能性が狭まります。

されど、物は考えようです、それも楽しいと考え、1時間程生地屋さんに入り浸り、この3種の裏地を決定。

難易度の高そうな一番下の紺色も偶然の出会いがありました(^-^)。

<表地:左>ジャカード、ポリエステル/70%、レーション/30%、イタリア製。<裏地:右>エルテルポプリン、ポリエステル/100%、日本製。・・・この中の強い色を採用した裏地のオレンジを選定。
<表地:左>ジャカード、ポリエステル/100%、イタリア製。<裏地:右>エステルポプリン、ポリエステル/100%、日本製。・・・ピンクでかわいらしさも出していくようにこの色を選定。
<表地:左>ジャカード、アセテート/53%、ポリエステル/27%、ナイロン/20%、イタリア製。<裏地:右>モンキーブリッジスラブ、ポリエステル/100%、日本製。・・・紺では物足りない、黒ではやや仏頂面だと、ゴールドに決定。

どれも、中をのぞいた時に明るめの色が広がり物を探しやすいです。

接着芯貼りと裁断

接着芯は、以前の記事でもご紹介させていただきましたが、大きなパーツのまま接着芯を貼って(粗裁ちのようなこと)、その次に細かくパーツの通りに型紙に当てて裁断していく方法をここ最近採用し始めました。

生地のゆがみを整え、パーツの左右対称を徹底することで、出来上がりのラインが整うというもの。

今回は、表地も裏地もすべての生地が織芯の接着芯で行いました。

そして、裁断へ。。

とここまでは順調。イタリア製の生地は美しく迫力があります。

左上のグリーン系は上述のように、あと2点のデザインの「おにぎり」と「餅巾着」が作れそうなので、裏地の追加調達作業などをして製作に取り掛かっていきます。

まだ、この時点では、効率ははっきりと分かりませんが、接着芯は共通なので、同時に3デザインを連続作業できることは、少しばかりの効率が見込めました。

次の縫製に入ると、糸が全部色が違い、糸交換の際に時間がかかるということの積み重なりが進捗度を減速させるかもしれません。

あとがき

この度の生地は、柄がどれも華やかで素材感がやや分かりにくいですが、オレンジ以外はそこそこ厚みがあります。

オレンジはそれほどン肉厚ではありません。

こうした違いが出来上がりに影響するのかどうかですが、特に区別なく同じ材料で同じように製作していきます。

同モデルは生地の研究にとてもなりますので、今後定番にしたい生地などの深堀りとしては有効です。

更に、抽象柄は、あと2デザイン更に作りますので、同じ生地で作ることで、その生地に見合うデザインというのが見えてくるかもしれません。

とにかく、高級生地の中でも華やかなマルチカラーのイタリア製中心の生地で製作の集大成のような物になります。

引き続きその行方をお楽しみにどうぞ(^-^)。

グレー色のシェルが効果的に組み合わされるビッグフラワーのバイカラージュエリーセットの出来栄え【318】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

お花ジュエリーがすごく気持ちがほころびます。

攻めた感じではない良さがあり、ほんわかした暖か味が感じられるのです。

このたびは、直径が4cmにも及ぶ「ビッグデイジー」デザインのシェルペンダントが主役になるように、そこに登場する色を銀とレモンイエローだけにしぼった4点を組み合わせてみました。

シルバー925台やステンレス、メノウ、プラスチックなどそれほど高級ではない普遍的な素材でも、ここまでエレガントになるのだという1つの提示としてご覧いただきたいと思います。

カラーの共通の他には、透かしの共通や形そのものの共通など複数の「共通点」がカギ

〇ペンダント:直径が4cmの大きなデイジーの花の天然シェル。真ん中の黄色も天然シェル。78cm。

おしゃれです。

お花の中心にひし形の彫りが入れてあるところも抜け目がないです。

〇ブレスレット:「シャネル」のプラスチックバングル。幅7mmn程度。3箇所金属ブランドロゴ。内周20cm。

ペンダントの中心のレモンイエローカラーにリンク。

素材がシェルとプラスチックで違うにもかかわらず、たまたま色が同じというのも嬉しいミラクル。

出会うべくしてこれらが一緒になったというところに関連付きとても重要な共通点になりました。

〇リング: シルバー925の幅13mmの透かし柄で線形の太い小花、蝶、ハートがぐるり1周分。サイズは14号程度。

非常に作りの良いリングで、はめ心地も抜群。

重みもずっしりとしていて、地金をたっぷりと使った比較的ヴィンテージテイスト溢れたリングです。

とは言え、透かしになっていることでエレガントさもあり、重すぎないバランスがあります。

〇リング:巾10mm程の瑪瑙(メノウ)のくり抜き多面カットリング。イエローカラー。サイズは、17号程度。

カラフルなメノウの中のイエローも素敵な色です。

こちらも、この度のバイカラーに大きく貢献したアイテムになっていきます。

4点セット:銀色とイエローの配分が折半。細かい点では、リングの透かしとチェーンのフィガロがリンク。

あとがき

このたびは、カラーが2色のみ登場というすっきりさこそが、「粋:いき」につながる例になります。

「カラーをしぼる」ということはファッション分野全般に通じることで、引用しやすい考え方です。

色が共通で点在するだけではなく、細かい所では、バングルとリングのフォルムが相性が良かったり、透かしがリングだけに登場するのではなく、チェーンにもあるというところで、共通点が複数になり、寄り集まるべきこれらだという強めの意志表示となります。

ジュエリーの組み合わせ1つにしても、それを身に付ける人間の考え方、思い、さらには人生までも映し出してくれると言えそうです。

そういった主張が色濃い身に付け方というものには、「なぜその組み合わせなのか」などの「理由」の部分がはっきりと入れ込まれ、中身を持った装いということにつながるかと(^-^)。