商品発送の際に同封の商品自体の情報だけでは書き切れないメッセージをホームページQRコードに託す方法【560】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ハンドメイドリュックをご購入いただきました。

感謝しております、本当にありがとうございます。

バラ柄の撥水のかかったサッカー生地のリュックは、それはそれは撥水に関する苦労のストーリーが詰まっていました。

今回は、ご購入いただいた商品をきっかけに「情報」をご購入者様にお送りするためにやっていることをご紹介したいと思います。

製作時をふりかえったエピソード的なものはブログ記事で

ご購入いただいたハンドメイドリュック:<サイズ>縦36cmx横28cmxマチ11cm。

全体に強力な撥水剤で雨対策がしてあります。見た目からは、え、この生地に?と意外に感じられるかもしれません。

こんな感じの薔薇柄のサッカー生地のもので、綿/100%素材。

一見見た目だとまさか撥水がしてあるとはという意外な印象かと思うのですが、そこが製作時のポイントです。

元々撥水がされている生地というのは限定的にしか見つかりません。

そうではなくて、どんな生地にも撥水を施工すれば、すべてが撥水の効いた商品になる可能性を追求したのです。

そうして、究極の凸凹感ある生地である「サッカー」で挑んだ撥水実験をやっていったのでした。

その撥水剤に考えたのが、「ceramicprotextile:セラミックプロテキスタイル」というカー用品の1つで、1ボトル300ml入りの高級品。

こちらを1本は軽く使ってしまいまして、2本目には確実に突入していました。

結局撥水施工も、生地にある程度条件があって、平らな表面の生地だったり、ポリエステル系だったりなどあるみたいですが、そこを一切無視して、とにかくこれに施工したいのだという生地に施工して撥水機能が生まれるまでやり続けたのです。

結果は、何度かのトライの末、じょうろでかけたシャワーのようなお水を玉のようにはじくところに至り完成したものです。

やはり、サッカー、リップル、その他凹凸のあるジャカードなどの生地には簡単には施工しにくいという結果です。

けれども、不可能ではないということも分かりました。

この撥水剤のもともとの優れた性質も持ち合わせて、撥水剤による別のダメージなどは今までも起きたことも感じたこともありません。

とてもやさしい液体のようなのです。

カー用品だと、車のシートの布の部分とか、マットなどに使います。

車用のものをハンドメイドバッグに施工したということがなかなか他の人はやらなかったこと。

これも1つの偶然で、生地に撥水加工をしてくれる業者さんを検索していきついたのが近隣の地域にあるカーコーティングのお店やさん「ポリッシュガレージ」様だったといういきさつです。

以上が、その商品が出来上がるまでのエピソードとしてここで語れることでした。

商品発送時にしていること。。ピンポイントの情報は「しおり」で伝える

商品発送時にルーティーンとなった作業があります。

ハンドメイドバッグは、1度っきりのお取引になりがちです。

商品があふれているこの世の中で、有難くこのたびは、良いと思っていただいてご縁があったわけですが、商品が一方通行にお届けで終了のお取引。

そこで、工夫したアイデアの1つが、バッグの中に情報の入った「しおり」を入れるということをしています。

今回の商品がどんな生地の素材のものだったのか、値段、そして、QRコードでホームーページへご案内できるよう情報シールの付いたかわいいしおりです。

本にでも使っていただけると、ふと見たときに覗いてもらえるかもしれません。

この「使えるもの」というところがポイントで、すぐに捨ててしまいがちなアイテムでは無意味です。

よって、自分もよく商品についている可愛いブランドの厚紙でできたタグを本のしおりにしていることからのヒントで、同じことを考えました。

ブランド名だけでは不足、それ以上の何かというところで、「情報」に行き着きます。

ビンなどのガラス容器に貼るためということで透明なシールがあるのですが、それです。
こちらが裏面の情報の部分。長い所が6-7cm程。情報も多くの事は載せきれません。単純で明快な書き方が必須。

そして、その後は、梱包と発送です。

今まで保管していたビニール袋は埃でねっとり。爽やかな新品に交換して発送です。

ご購入いただいたその事実だけで得られるもの

もちろんご購入いただくとお代金はいただけますが、「価値のヒント」というものも得られます。

こちらがむしろ大きいのかもしれません。なぜご購入いただけたのかは、何らかの価値を感じてもらえたからということです。

今回のこの撥水施工の件についても含まれていると思いますし、その他、生地が季節に合ったサッカーであったことが何かこれから暑くなるにあたり、わくわくするような感じの新鮮味とマッチしたものなのかもしれません。

そして、薔薇の柄がシックで、フリルなどの装飾も一部分施してあります。

生地もなかなか翌年に同じ物が入手できることはほとんどありません。

一度っきりの物となることがほとんどです。

よって、その時に見つかった出会いの機会というものが大変貴重。

ということで、今後も価値を込めた商品を作っていく時の肥やしになるのがご購入いただいたというその事実であったと言えます。

QRコード掲載の重要さは長い目で見たつながりになる

しおりの裏面の右上に印刷の「QRコード」の存在はとても重要。

今回のご縁がその後にもつながっていく「可能性」を一緒にお渡しするこということになります。

QRコードは当ホームページ「ピクチャレスクのホームページ」にご案内できるものになります。

ホームページを一度でも覗いてもらえれば、コンスタントにブログも投稿させていただいていることに気づいてもらえます。

そうして、何かの時に思い出しては、お立ち寄りいただけるのかもしれません。

あとがき

フィードバッグというものがありますが、もちろん、それもとても大切で、良い悪いいずれにしても、今後改善していったり、継続していった方が良いのかなどの判断には大切なものです。

けれども、単純には、ご購入いただいたというだけでもある種のフィードバッグにはなるのです。

他にもあるのにこれをチョイスしていただいたその価値とは何なのかというのが、絞ってその商品の中で探れるという点では、選ばれたということに感謝したいと思いますし、そのお買い上げいただいた商品の中に答えが入っているということです(^-^)。

<経理>経理ソフトへ入力時の「摘要」の便利な使い方、元帳以外のグループでリストにくくりたい時に使える1ワードずつが大切な丁寧な入力の仕方【430】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

経理ソフトの入力は、とっても楽でスピーディー。

その1つに、「慣れたから」という理由があります。

会社員時代は、会社独自のシステムにソフト型パッケージを重くダウンロードした自社サーバータイプ。

確か、サーバー専用のパソコンが設置されていたと思います。

現在使用の「マネーフォワードクラウド」はログインタイプのクラウド型です。

大きくはサーバーの違いであり、「サブスク」で月払いさせていただくことで、自社サーバーを使用しなくてよいという大きなメリットがあります。

また、共通で他の人も同じソフトを使用することで、質問しやすく、疑問の答えも見つけやすいです。

会計ソフト会社様も他社ですが、知り合いに紹介することで、互いに情報の共有も後々可能に。。

会計ソフトへの入力は、元となる「エビデンス:証憑」をしっかり保管ということも必要です。

取引の証拠となるもので、「レシートとか請求書」など金額の入った計上用の書類です。

2022年1月からスタートの「電子帳簿保存法」の本格化以前は、紙ベースで保管しておりましたので、ソフトへ入力前に仕訳メモなどをエビデンスに補記していました。

完全デジタル化した2022年1月からは、元のエビデンスに補記することが全くなくなり、そのままの証憑の写真をとってアップロード。

リアルタイムで記憶のあるうちに計上していくというスピード感が一層高まりました。

その時に、紙ベース時代に頼っていた「補記」の代わりに、会計ソフト入力覧の「摘要」が重要になってきました。

いかに「摘要」が、後から振り返ったり、第3者が見て分かりやすいものになっているかをすっきりとまとめて綴れるかということが結構なポイントになると感じました。

このたびは、この「摘要欄」の丁寧な入力によって、元帳などの「勘定科目」ごとのくくりだけではなく、勘定科目以外の「言葉」によるくくりができるというユニーク活用法をご紹介したいと思います。

ハンドメイドバッグ製作の道具「裁ちばさみ」の消耗度をはかることさえ帳簿で可能、摘要欄への入力の際に入れるワードの均一化

例を挙げるのが分かりやすいかと思います。

ちょうどこんなことがありました。

ハンドメイドバッグを作っているので、生地をカットするハサミを1年の中で数回購入します。

それほど頻繁ではないにしても研いで使っていくのが結局高価なので、消耗して、新しいお品に買い替えています。

古い裁ちばさみは生地がカットできなくても紙はまだまだいけるので、その後紙切り用へと移動するのです。

決して簡単に捨てることはありません。

現在使っている裁ちばさみがとても使い勝手がよく、小さめで刃先がシャープなので、細かい部分も正確にカットできる点がグッド。

どこのお店のものだったかというのを摘要欄に入力していた情報をもとに検索します。

「マネーフォワードクラウド」のこの摘要の下の枠へ、「裁ちばさみ」というワードを入力します。

もちろん購入時に入力してある文字が、「裁ちばさみ」なのか、「裁ちバサミ」なのかなど細かい部分も一致していないといけないので、決めた文字に統一というルールを設けるのが良いです。

特に日にちをくくらなければ、この後、検索ボタンを押すだけで良いです。

そうすると、現在でいうと2021年1月1日から2021年3月7日までの間で購入した裁ちばさみの記録がずらりと集まります。

今回の場合は、まだ新しい期に入って2か月足らずで、検索結果がヒットせずゼロです。

裁ちばさみの購入は前の2020年のいつの日かに最新の購入だったようです。

経理ソフトのお部屋を1ボタン押しのみで2020年へ移動して、同じことを2020年全体で検索します。

裁ちばさみの購入も1年で2-3回なので、それぐらいのものが集まるだけですぐ見つけられます。

実際3回購入していまして、一番最新が2020年12月4日購入。

これが現在使っているとても使い心地の良い裁ちばさみのことなのだと分かります。

そして、その摘要「2020.12.04購入:裁ちばさみx1点 ほんまもん楽天店/(有)ステップ(楽天市場) クレジット」の中にある、楽天市場で購入の「ほんまもん」というお店に行き着きます。

このような使い方です。

どこのお店での購入なのかなど覚えていないこともあるものです。

これが定着してリピートしてくるとそうでもないですが、こういった前述の例のようにソフトの機能を頼りに、便利に追跡ができるのも、少々長めの情報が入力されているからです。

どうでしょう、これが入力されていなかった場合、私は裁ちばさみの以前の購入記録をどう探すのか、1-2ステップさらなる手間をかけねばならなかったと思います。

まず、消耗品費を総勘定元帳で集めて、その中から金額と時期で想像して、いくつかの候補から選び出すという非常に時間のかかる何段階かの作業になります。

今回の「摘要」だけで検索するやり方だとピンポイントでした。

さて、この「摘要」の文字ですが、自分で形式を決めています。

「2020.12.04購入:裁ちばさみx1点 ほんまもん楽天店/(有)ステップ(楽天市場) クレジット」。

まず、ソフトへの入力日付は、ボタンで最初にインプットするものの、あえて摘要にも入れています。

そして、その後「購入」とか「引落」とか「入金」などの取引を一言で表します。

買った場合は「購入」、そしてコロン「:」、さらには「購入した品物と購入数」、その後「お店の名前」。

最後に「クレジット」という言葉。

今回の場合「お店の名前(ショップ名)と会社名が違うので両方記載して、「楽天市場」での購入も記載していましたので、おそらくサイトの購入履歴もこの後利用できるのです。

こんな感じで、購入の場合だとこういった並び順に他の場合も当てはめるように「摘要の文字の配置のルールみたいなもの」を作っています。

同じような位置に同じような種類の内容が並ぶので探しやすく見やすいのです。

入力も機械的な作業になりスピーディ、会社の経理部門のようなカチャカチャ♪の音が響きます。

あとがき

その場で少しの苦労しておいて後で楽をするのか。。

それとも、その場で楽をしておいて後で苦労するのか。。

迷わず前者を選びたいと思います。

このたびの工夫の中には、そんな考え方が詰まっています。

書き手:ピクチャレスク

ハイレベル感ある「ベルベット」素材のジュエリーケースにこだわるレンタルジュエリー事業者がここにいる【408】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

かつてこのようなことを経験したことがあります。

ジュエリーケースと実際のジュエリーがあまりフィットしていない。。

どうしても仕方がない部分もあるのですが、ジュエリーもそれぞれ微妙に角度とか向きによって既存のケースに合う合わないが出てくるようです。

当「本物志向のレンタルジュエリー」では、製造年が古いと思われるジュエリーも取り入れることがあり、「クラシックな宝石の入れ物のイメージ」を入れ込みたいのです。

そして、ジュエリーケースにもこだわりを入れていくようになったのでした。

このたびは、アイテム別のジュエリーケースのご紹介をしたいと思います。

多くのジュエリーコレクター様達は、保管は基本的にはジュエリーボックスの方へ入れてしまってジュエリーケースなど使うことはないかもしれません。

ただ、開けた「瞬間」や、ジュエリーが入っている「姿」も大切であり、「レンタルジュエリー」のお取引の中の一部だと重視しております。

ネックレスケースは、細長と平型とを使い分ける

ネックレスケースと聞くと、細長いタイプを思い浮かべがちです↓。

ケース:実際は、ネックレスにとっては、所狭しというようなもの。横幅がワイドなものを厳選。
フック設置タイプ:青色の方は、フックが2箇所あり、横幅もあります良い作りだとうかがえます。
ゴム付タイプ:こちらも結構幅が広いのでチェーンネックレスに無理な圧力をかけず収納ができます。

意外とたっぷりと横幅をとった細長ケースも少ないものだと思います。

しかし、ネックレスにとってはゆったりと収納できるものが無理がなく望ましいと考えます。

ショートネックレス用:グレーの紙製の箱と、右の濃紺ケースは幅が広くネックレス向きです。
紙製の黒色の箱の中の構造:19cm四方ほどの正方形。クッションの綿入り。硬い作りのネックレス向き。
ネックレスを大切に保管できる、紙製でありながら良質な箱だと言えます。
ネックレス用(ベルベッド):ベルベットのワイドタイプ。クッションが敷いてあり、作りが高級です。

ところで、地金の先にちょんとトップが付いたペンダントなどは、チェーンがくしゃくしゃッと小さくなるので、チャック袋などに入れて、小さなケースへの収納の方が向いています。

場合によっては、ここへ直接ではなく、チャック袋に入れてさらにここへ入れることもあります。

リングケースもベルベットにこだわる

ベルベットのリングケース:「少しずつ開ける」というところにバネ付きの楽しみがあります。
そーっと開けた時の指輪の存在はひときわ素敵に映るのではないかとこのタイプのケースを重視。
良くなかったデザイン:「貝」デザインのタイプは見かけは素敵ですが、実際は実用的ではなかったです。

安定感と良質さが優れているのは前述の「ベルベット」タイプだと考えております。

あらかじめ指輪のリング部分が決めてあるベルベットケースに入らない場合はこうしたケースに置きます。

この場合も直接ではなく、一度チャック袋のミニサイズに入れてこの中へ入れると比較的安定します。

バングルケース:バングルのような硬いものは専用の「枠付き」の左のようなタイプがグッド。
こういった硬めのタイプは、「折れる」という心配を解消するために、「枠付き」を推奨です。

右のタイプは枠がないので、チェーンブレスなどを入れることに使えます。

こうした蓋に守られた良き作り。ジュエリーをいかにも守ってくれる作りですし高級感があります。

あとがき

ケースに関することだけでも奥が深いです。

ジュエリーに対して、身に付ける時間帯だけではなく、手に取って見るまでの間の時間なども意識したものになっています。

すべての時間帯に「価値」を入れていきたいと工夫した事柄になりますし、「高級品」の証なるものなのです。

「本物志向のレンタルジュエリー」よろしければご検討下さいませ(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

<経理>「荷造運賃」の相手科目に「立替金」を使う必要はない、シンプルでもちゃんとストーリー性のある帳簿に出来上がる仕訳【384】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

かつて、14年程の期間「経理事務」を会社で経験してまいりましたが、「個人事業主」となった今、経理分野の仕訳を時々ご紹介しています。

このたびは、簿記の教科書通りではないシンプルな表現のケースとして成り立つというご紹介を商品の発送の場面において出てくる「荷造運賃:にづくりうんちん」という科目の例でご紹介してまいりたいと思います。

ポイントを置く場所は、「荷造運賃」の「総勘定元帳」を見た時にいかにストーリー性が感じられ分かりやすいかというところです。

「creema」様で商品(マスク)をご購入いただいた時の発送、物語のように連なる「振替」の姿

荷造運賃(にづくりうんちん)と呼ばれる荷物を発送する科目を、事業では、「商品発送運賃」としています。

サンプルを発送するという時もありますし、着払運賃の際にもこの科目を使います。

この「総勘定元帳」を見ると商品発送時の運賃がずらりと集まります。

「総勘定元帳」をぱっと見るだけでお取引の流れが分かるような分かりやすい結果をもたらす仕訳をご紹介したいと思います。

先日creemaでマスクを1点ご購入いただきました。

「おしゃれマスク」というもので、お洒落な生地を使って作ったものです。

「コロナ禍」のほんの当初の2020年4月-5月がこうした活動をさせていただいておりました。

こんなマスクは、その後の大手の参入で事業としては「撤退」でしたが、貴重な体験として有難かったです。
「creema」様の納品書の一部分。

「creema」様は、有難いことに納品書のアウトプット機能を作って下さっています。

「おしゃれマスク」に関しては、仲間内の取り決めでお客様から送料をいただこうと決めたものでした。

商品代の¥880に加えて、定形外郵便の¥120が加わった合計¥1,000の納品書になるわけです。

この場合、次のような仕訳を致しました。

¥880の商品の送料¥120をいただいた時の売上仕訳の例。

すでに発送時にこんな仕訳が済んでいます↓。

郵便局もクレジットが可能になったので、費用計上と、クレジット引落時の仕訳を前もって記載。

クレジット引落日周辺に3/29分の入力をしますが、最初の2/6に一緒にメモだけしてふせんで3/29入力というタグを記します。

クレジットは2度仕訳があるというのが逆にスムーズです。

実際の発送のレシートで費用計上をしました①。

そして、その後で売上の計上をしました②。

①<2021.02.06>

120 商品発送運賃 未払金 120

②<2021.02.06>

1,000 売掛金 売上 880

       商品発送運賃 120

①と②の仕訳を見ていただくと、同じ科目の商品発送運賃が①で発生しましたが、同日にすぐに②で取り消されました。

現実には、お客様にご負担いただいたので当方は費用がかからなかった結果になったというストーリーです。

①と②は互いに分離して仕分けしていまして、エビデンスが別のものです。

①はエビデンスが「日本郵便」様のレシート。②はエビデンスが「creema」様の納品書です。

おのおの事実に従ってその場で仕訳をすることができ、後でそれを遡って気にかける必要がありません。

もし、参考書とか簿記の教科書のように「立替金」を使ってしまうと、新たなる科目が発生してしまい複雑に。。

そして、「立替金」はいずれ消滅させねばなりませんから、そこを忘れずに管理することがストレス。

ですから、この2行になる仕訳のやり方は、2行にはなりますがあとは気楽なのです。

万が一、送料に誤差があった場合についての対処と仕訳

お客様から¥120いただいたのに、発送は実際多く¥140になってしまった場合¥20の誤差が出ますが、お客様から追加していただくというようなことは普通はしないでしょう。

そういった場合にも、このやり方でそのまま行えばOKです。

帳簿になった時に、¥140で費用の時の商品発送運賃の計上がまず発生しています。

お客様からいただいた購入者負担の料金分が¥120だった、残りは販売者である私が¥20もったという事実のままのストーリーができあがるのみです。

何ら金額が一致しいない場合でもそのまま計上するだけで成立する記録なのでした。

送料も含んだ金額を売上金額にしてしまう1行仕訳についての私見、「かえってわかりにくい」が結論

よくネットで、売り上げの金額に運賃も入れてしまえばよいというのを見かけます。

今回の場合ですと、

1,000 売掛金 売上 1,000

というものです。間違いではないようですが、純粋な商品自体の価格が不明になります。

¥880+¥120=¥1,000 ということが仕訳だけでは読み取れない隠れた事実です。

この事実を隠す必要などありません。

そして、商品の値段は重要なので、数字として正確に残しておきたいという意向があります。

よってこの1行仕訳のやり方は現在採用しておりません。

「売上金は¥880で送料が¥120だった」という真実がそのまま反映されたような仕訳が「物語」の本質です。

あとがき

その後2022年1月からの「電子帳簿保存法」に従い、完全にエビデンスをデジタルにまとめています。

手書きの追加説明などの記録は今後のデジタル化では残っていかないことになります。

そうしますと、その都度の計上の具体的な分かりやすさが大切になると思っております。

手書きのメモ的な補足説明は、会計ソフトの「摘要欄」で表現していくのです。

まずは事業の内容の把握をスピーディーにリアルタイムに行っていくための対策は非常に重要。

総勘定元帳を見ただけでそのイメージが湧きやすいことは日々の実直な活動の「証」だと思います。

こうした事務作業は事実そのままで良いと思っています。

それよりも日々の事業活動に「AI」ではない「人間」でしかできない強味を持ちたいものです。

経理事務は今後は、より「AI」の範囲になっていくと思いますので、正直でなければゆくゆくは成り立たなくなると見ています。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

ハンドメイドバッグご購入の発送時にお入れする「しおり」に書かれた情報とご案内の現在【341】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2020年から始めた新しいことが現在も継続中です。

それは、ハンドメイドバッグのご購入後の発送の時に同封する「しおり」です。

表面は、お洋服などによくある「ブランド名」、そして裏面には、バッグの生地の混率を記載します。

さらに、右上にはQRコードを印刷しています。

このQRコードの内容は、当「ピクチャレスクのホームページ」というホームページのURLなのです。

バッグご購入のその後も、コンスタントに投稿のブログ記事や、他の事業活動のご案内を好きな時に見ていただけるようになるきっかけとなります。

このたびは、初期の頃のものからのサイズの改良の理由やなぜ「しおり」なのかというところをお話させていただきます。

当初の大きいサイズからコンパクトなサイズへの変更の理由は、保管のしやすさ

旧型の下げ札しおり:縦が10cm以上あります。横も6cmあり、しおりとしてはビッグでやぼったかったのです。

サイズがさすがにやぼったく、しおりの域を超えていました。

そうするとしおりとしてはなかなか利用していただけない可能性があったのです。

また、厚紙をカットしていた手作り感が満載過ぎ、もう少しレベルを上げないといけなかった。

そして、強いカラーが使われていないので、このしおり自体が目立たなかったということもありました。

そして、改良したのが黒の厚紙製のスタイリッシュな既製品を材料にしていくことに決意。

そしてこんな感じになりました↓。

表面(新型):ブランドシールを透明にしました。開けてある穴にはベルベットのカラーリボンを通します。
裏面の内容:以前よりもコンパクトにまとめ、最低限に。それでもQRコードの場所は確保しました。
裏面(新型):白い情報シールは、下げ札のサイズに合わせたシールに変えました。
リボンはほつれにくいよう先端をバイヤスカット。これならしおりらしくて、読書に使ってもらえそう。

なぜしおりを思いついたのかの本当の理由、読書好きが過去のブランドロゴの入った商品タグをしおりにしたところからのヒント

自分がこうだから他の人もそうだとは限らないものの、ブランド様の紙製の商品タグは非常に作りが良い物が多いです。

これまで、しおりとして保管していたのはストリートファッションブランド様の「WESC」、ハイブランドの「FENDI」「LOUIS VUITTON」「EMPORIO ARMANI」です。

一番最初は、「WESC」様がきっかけ。この中で一番厚みがあります。ハイブランド様はこのタグ自体おしゃれ。

こんなところからヒントがあるなどとは以前は思いもしなかったのでした。

日常の隅々までの当たり前、小さなことへの興味やアンテナが功を奏した結果でした。

ヒントをいただいたブランド様には感謝致します<m(__)m>。

あとがき

製造→販売という形態は、どうしても1度っきりになりがちです。

多くの企業様がこれをどう今後に繋げていくかを一生懸命考えておられると思います。

例えば、ポイントカードを作ることでリピート率アップをはかったり、メルマガを配信したりなど。。

この「しおり」をプレゼンとすることで、①このたびの品物の深堀りと情報のご提供②今後もご縁があるためのQRコードのご案内、というこの2つを目的にしています。

ご購入いただいた貴重なお客様をちゃんと大切に思いやること、これは今後も忘れてはならないことだと思っております。

もしかして、しばらくの間ご縁がなくとも、「あの業者さんは今まだ製造しているのかな」などとふと思い出していただいた時には、すぐにご対応できるための「しおり」だと思っております(^-^)。

複数のデザインに共通する深みのあるテイストこそ「ブランド」を作るのではないか、地道に改良を重ねたハンドメイドバッグの名前付け【323】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

いよいよ2021年に入りました。

昨年2020年から立てていた目標として、ハンドメイドバッグのデザインの精鋭がありました。

そのためには、いろいろなデザインにも挑戦しないと可否が分からないものなので、いろいろトライしてみた2020年でした。

最終的にひっかかりが残る部分というのは、使い勝手やセキュリティー性の不十分さです。

これがないといくら素敵に見えても、ユーザー様をがっかりさせてしまうからです。

使い勝手というのも少々奥が深く、ストレスのない開閉や機能でなければと思い、頑丈に施錠しすぎて、かえって開閉がスムーズに行えないこともありました。

その辺りのバランスを見て、入り口が完全に閉まっているなら中側のポケットにはファスナーは必要がない方がかえって良いのです。

物の取り出しにストレスを生むことなくスムーズに使えるメリットがあるなど細かいバランスを検討してきました。

そうして、最終的に全7点のハンドメイドバッグを、2021年に製作していくものと決めました。

思えば、20デザインほどもともとあり、7点になったということはおよそ3分の1に絞ったことになります。

価格帯別でいえば、1つの価格帯で1点-3点といった割り振りです。

そして、とても重要になると考えているキーポイントがあります。

それは、1デザインごとにネーミングをしたことです。

このたびは精鋭の7点のそれぞれの「名前」をご紹介したいと思います。

7点のハンドメイドバッグの名前付け、親しみやすく日本製らしさが伝わるようにと「衣食住」の「食」から引用

ハンドメイドバッグ7点の名前・・・身近な食べ物が集まりました。
切餅(エコバッグ):形が切餅のような配分の直方体であることからのイメージ。実際に切餅も入ります(^-^)。
昆布巻き(フラップバッグ):包み込むようなデザインが昆布巻きに繋がりました。ごつい名前とのギャップw。
卵焼き(バニティバッグ):卵焼きを立てた時のイメージから。お弁当バッグにも良いかと思います。
テリーヌ(ブリーフケース):メンズが発祥のデザイン。内側の綺麗なお花柄が特徴。

外側と内側のギャップも楽しめるものになります。

「テリーヌ」はゼラチンを使ったおしゃれな洋食。

作ったことがあるので、よりイメージが浮かびやすかった名前です。

おにぎり(アーチ型バッグ):フリルは最終的に付かないものになります。こんな形なのにリュックになります。
かまぼこ(ボストン型):底がぴったり安定した感じがかまぼこをイメージ。こちらもリュックになります。
餅巾着(巾着型バッグ):ファスナーを一切使っていないのに、セキュリティー性が高い巾着型を実現。

どれも、最初からのサイズやデザインだったわけではなく、改良に改良を重ねて前向きに取り組んだ先の行き着いた姿です。

あとがき

以上の7点に名前を付けました。こうしてこの7点をじっくりと生地の違いを楽しんでいただくようできるだけたくさん作っていきたいです。

今回の写真のようなカラー物はいったん2021年の3月くらいで終了。

その後は、黒ベースのマルチカラーだったりだとか黒を絡めて、黒コーデに合うバッグということにもう少し特化していく計画を組んでいます。

では、2021年もどうぞよろしくお願いします(^-^)。

<経理>個人事業主の計上、都度その場で計上を済ませ毎日リアルタイムな帳簿が出来上がっている望ましい姿【238】

アイキャッチ画像238

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

個人事業主をさせていただいております。

会社員時代は、長い間「経理事務」のお仕事をさせていただきまして、日々の計上作業や帳簿管理に携わった過去があります。

仕事好きで怠慢な性格でもないものだから、随分陰口をたたかれたものです。

「あいつは余計なことをやって楽しんでいる」と。

そのような声は、本来聞こえないはずなのに会話の端々に出現、非常に悔しかったものです。

当の本人としては大きな誤解、日々の計上をため込まずにリアルタイムで把握できるよう効率化を進めてきたつもりだったのです。

それでも、一方で手間をかける部分は見逃さないと、丁寧な記録も重視していたのです。

その姿が非常に野暮ったく、「余計なことをしてやっている気になっている人物」と映っていたようなのです。

そんな悔しい過去も、個人事業主時代に入っては大きく活かされることになりました。

当ブログ記事は、最初の投稿の2020.10.11の最初の投稿からおよそ5年後の2025.08.28にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し綴り直しをしています。

この期間には、2022年から本格スタートの「電子帳簿保存法」が入り込みます。

それ以前は、どっぷりと紙ベースで計上をしていましたので、その懐かしい記録も交えながら、デジタル化のその後の変化と比較しながら綴りたいと思います。

デジタル化での計上作業の変化は劇的でした。

ただ、変わらずに引き継いだことがありまして、それがリ「アルタイム計上」と「ストーリー性」でした。

会計ソフト入力は最も基本的なツールで是非導入を、日々のこまめな仕訳入力が時間の余白を生み事業自体に専念

文房具:2022年以前は、シャープペン・消しゴム・マーカーペン・ふせんが基本アイテムでしたがすべて不要に。
仕訳記録メモ:2022年以前は計上前にメモをし証憑と共に保管することをしていましたが、会計ソフト内に集約。
A4用紙:かつてオフィスでは次々に使われたA4用紙。几帳面さから細かいエビデンスを貼っていた2022年以前。

2022年以降は、この貼る作業が消滅、同時に1つ上の記録メモも廃止、A4用紙は使わなくなりました。

プリンター/インク:定期的に購入しながら「純正は高額」という悩みが2022年以降解消。コピー機能は不要。

プリンターは、2025年でも少し使用することがあり(納品書の同封)、これも廃止をお伝えすればよいのですが一応持っています。

ネット購入では、未だに納品書が同封で届きますので、そこに倣っているのです。

プリンターのモデルもインクがカラーとブラックの2個のシンプルな、中古品で¥3,000代で購入の「Canon:PIXUS:ip2700」です。

後継モデルの「Canon:PIXUS:TS203」もインクが類似の形体で、全プリンターの中ではこの辺りが最もコンパクトなモデルだそう。

会計ソフト:「マネーフォワードクラウド」という名前の「(株)マネーフォワード」様のサブスクのクラウド型。

ログイン形式はクラウド型の特徴そのもの、質問もしやすく、他事業者様とも共通であることは安心なのです。

こういったところに独自のソフトとしてこだわる必要はないと思っています。

経理を長年してきた者は会社の自社システムのクセに慣れて最初は違和感がありましたが、慣れれば愛着あるソフトと化しました。

冒頭で「丁寧な記録も重視」という会社員時代からの引継ぎは、会計ソフト計上の「摘要欄」にその具体性をもって綴ることで、これまで記録メモに但し書きしていたことを続行。

見直す時には、会計ソフトの「摘要欄」は非常に役に立ちます。

私は、「数字だけを載せればよい、会計は数字の集結なのだから。。」という考え方には反対です。

現在の証憑の収納:A4に貼っていた以前からここまでコンパクトに。保管も当期末までのみで、期末後廃棄OK。

あとがき

2022年以降、完全デジタルということがこうも手間がかかることなのか。。と思う瞬間も否めません。

それだけ人間の動作が「機械的」ではないということなのかもしれません。

おそらく、デジタルでも手間がかかる部分という点を「AI」がフォローしてくれることになるかと。

とはいえ、全体としては劇的に作業がミニマムになりました。

いかに今まで同じ作業を複数回繰り返す無駄があったのかということを半ば強制的なデジタル化が気付かせてくれたということです。

デジタル化以外にも様々な分野でミニマム志向が同じタイミングで高まった時期、人間の集合意識の動きのすごさを見た気がしました。

そして、会社員時代から引き継がれた、「リアルタイムな計上」と「具体性」の姿勢のスタイルは今後も大切にしていきたいです(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

ハンドメイドバッグの撮影背景を白から黒へ変えた2020年、ミステリアスで高級感ある世界観は不明瞭さも生む【130】

アイキャッチ画像130

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ハンドメイドバッグをデザイン・製作・販売する過程で、最も苦手な部分、それは撮影です。

完成後のプロモーション作業の1つになることで非常に重要なのですが、事業スタート時点からかなり苦戦してきています。

ネットでの販売というのは写真の写し方、良い映りなどが物を言います。

これに失敗すると、商品に注目してはもらえない厳しい分野であると考えます。

それでも苦手は苦手、その苦手な意識が一層技術向上の足を引っ張るのです。

このたびは、これまでの白背景から黒背景に変更した2020年の記録を綴ります。

当ブログ記事は、最初の投稿の2020.06.08からおよそ5年後の2025.05.12にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしています。

なんとその後、再び白に戻した2025年現在。

そんな流れがあった理由と共に2020年の白から黒への大きな変化の利点を発見したことも含めて背景色がどうあるべきかの考え方についてお伝えできればと思います。

白背景が一番という考え方は正解、しかし世界観の演出として黒背景は高級感やミステリアス感が高まるという発見

最初に白に背景を持ってきていた理由は、「白が一番見やすい」との情報からです。

よく分からない分野で苦手な分野ではあるのでそういった情報を信じてそれなりに納得してきました。

白レンガの背景:日本製の良い作りの壁紙。「楽天市場」の「壁紙屋本舗」様にて購入。縦の長さは1m。
変更後の黒の壁紙:黒レンガは無かったので黒の無地ライク(少し柄あり)を選択。実際はチャコールです。

白背景と黒背景との切り替え時期にちょうど写真が2種存在していたことから、比較したクリップを作りました↓。

白背景と黒背景の比較(白ベースの巾着バッグ):白ベースより黒背景の方が高級感を感じます。実際に高級生地。

高級生地を扱っていた時期であったことも、黒背景の良さが分かるきっかけに。

黒はぐっと凝縮され、閉じ込められた感じが「ミステリアスな世界観」のようなものを作ってくれると感じました。

ハイブランド様がこぞって黒ベースのパッケージであることも、高級でミステリアスなハイレベルな位置付の「証:あかし」としてのものでしょう。

その後、グレーイッシュな黒から更に真っ黒にもしてみた変遷がありました。

ただ、実際に黒背景で撮影してどんどん感じてきたことは、肝心な商品の不明瞭さだったのでした。

こうして、ピクチャレスクとしてはどう示していきたいのかの答えが明確になっていきました。

「白背景に戻そう」そう決意を固めたのは、「現実を実直に伝えたい」という意志表示が一番強くあったからなのでした。

あとがき

2020年の夏手前の同じ時期から準備し始めた、「本物志向のレンタルジュエリー」のジュエリーの撮影もハンドメイドバッグと同じ黒背景で始めました。

やはり、ジュエリーも同じで、確かにミステリアスではありながら、不明瞭さがかえって詳細が分かりにくく十分に伝えられていない結果になっていると感じたのでした。

そして2022年夏には、シルバーグレーの背景へ変更したジュエリー撮影。

更に、2025年夏には、初のジュエリーの白背景へ変更しようと考えている2025年5月現在なのです。

最初の画像のレンガタイプは、凹凸感を出すためにグレー色が使われている壁紙でした。

よって、ハンドメイドバッグの撮影で白に戻した際も、レンガタイプではなく真っ白に近い無地ライクを選択しました。

画像の明るさを調整することも多く、明るくすると周りが消え、レンガの一部がグレーの「シミ」として残るという事態に。。

そのシミは結局画像処理で消すという余計な手間も生まれました。

こうして撮影も奥が深いものなのでした。

自らの事業の方向性を考えて背景も決めていったその決断は正解だったと思います。

ピクチャレスクのバッグは、ミステリアスな世界観よりも「クリアで分かり易い伝達」を重視したスタイルであるということになります(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

「子供」「大人小さめ」「大人フリー」の3サイズから選べる、マスクを心地よく付けられるサイズ展開の工夫【128】

アイキャッチ画像128

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2020年4月頭のこと、最初に勤めたアパレル業界の会社の同期の友人からの声掛けで企画したマスク製造・販売。

その後、お客様からのフィードバックによって新たな動きがありました。

それまでは1サイズのみであったことから、子供にも対応できる小さめやお顔の寸法の違いによる大小を区別する型紙を作ることに。。

お客様としてご購入いただいたのも友人でした。

様々な友人にこのような活動の機会をいただいたことに感謝したいと思います<m(__)m>。

さて、このたびは、振り返ればおよそ3か月間のマスク企画の期間の中では中間期と、その後時々マスクを外すシーンが出てきたことからのケース付きまでの変遷を綴ります。

当ブログ記事は、最初の投稿の2020.05.29からおよそ5年後の2025.05.10にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し綴り直しをしています。

2025年から振り返ればあっという間のマスク製作期間の数か月でしたが、この活動をしたことでのアウトプットの感触や、反対にいただいたフィードバックの貴重さがありました。

マスク企画に対しては最後にもう1投稿ブログ記事をアップしていますが、その内容にも少し最後の方で触れながら、マスク作りの中間期の変遷を「事業視点」からお伝えしたいと思います。

お顔に気持ちよくフィットするサイズ展開・暑い季節の不快感の解消、「心地」の部分にフォーカスしたマスク製作へ

さて、長引く「コロナ」の影響で、季節も移ろいます。

結局はゆうに盛夏までも収束の兆しが見えない広がりだったのでした。

そうした時に、仕事仲間が考案してくれた「夏素材」。

夏らしい典型的な「麻」素材を季節の変わり目の5月末に、ラインナップに追加したのでした。

もともとデニムに特化した「おしゃれマスク」としてスタート。マスク用にあえて調達した新しい生地の写真です。
上の写真の並び順のままズーム:右下のコードレーンのベージュはポリエステル/100%ながら涼しく感じる素材。

コードレーンのベージュは、サッカー素材であることに伴いクールに感じるメーカー様独自の加工によってまさに夏向きのポリエステルなのです。

裏地の麻テレコニット:優しい肌触りの元は肌着素材のライトオフベージュカラーで、すべての裏地に使用。

ただほんの希に、右下のように在庫生地の麻/100%も裏地に利用したことがありました↓。

柄マスクの左右対称:コスパ重視が基本ですが、やはり心地良さを感じる見かけも重要。

ハンドメイドバッグ製作のノウハウから活かされたのは、ハギ目の左右の柄の対称の調整でした。

上のトリコロールボーダーの裏地は、イタリア製の高級生地。

ストライプをボーダー向きに使用したもので、段差無くぴったりに左右に揃ったその気持ち良さも大切です。

ハンドメイドバッグ用のストックからは、綿/100%か麻/100%のみを利用したのでした。

夏向けのマスクのラインナップ:右下のストライプのみ綿/83%、麻/17%の混合。それ以外はすべて麻/100%。
型紙の複数展開:最初は左のみの均一から、右2種を追加。子供は随分サイズが小さくなります。
試作品のサイズ感:モデルは私なのですが私の顔は「縦が短く横幅が広い」という特徴があります。

さて、ここからが更なるサイズ展開の変遷です↓。

大人の大きめサイズを追加:お顔がビッグな方には最適ですし、面長なタイプの方もたくさん覆われる安心感。
マスク企画の最終製作:マスクを使用していない時にトレイとしても使える共布ケース付き。

あくまでも企画者の立案であり、実際の所本当にこのケースが使い勝手があるのかどうかです。

某ハイブランド様もマスクケースとしてプラスチック素材でご提供されている様子でした。

あとがき

何事も「撤退し時」のキャッチが難しいものです。

2025年でもいまだに、「コロナの時のマスク用の生地」として生地在庫が販売されているのをよく見かけます。

不安からついつい多めに調達してしまう心理もあったかと思います。

4月頭にマスク作りに早期着手したことは正解、まだ大手様の量産が追い付かない時期だったことがその期間は受け入れられたのだと思います。

ただ、その3か月後の6月くらいからは、もう我々の出番などありませんでした。

すべての「流行」には必ず盛り上がりと衰退があることをちゃんと実体験として感じたのでした。

安定的に低価格で日用品のマストアイテムとして、大手様の量産によるマスクの共有が安定していったのでした。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

<人間関係>時間のゆとりは自分がいただくものではない、次なるバトンタッチの相手に与えるべきものである【266】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

1つ前の【265】に続きまして、当記事の【266】もタイトルに<人間関係>という言葉を加えました。

この2記事で、カテゴリーとしては行き場の無かった「人間関係」の分野に関するエピソード/体験をもとにお話する機会をいただきます。

ただ、YouTubeの映像やお写真は実際にこの時に製作したハンドメイド品をご紹介するものです。

ハンドメイド品のご紹介は周辺ではとことん別生地でもやってきたことですので、ナレーションを「背景の語り」みたいな感覚でまずは動画投稿でやってみました。

動画投稿をすると翌日にはブログ記事を同じ番号でアップしますので、同じくこのブログ記事でもそのスタイルで書くということになったのです。

ただ、混乱を招く恐れもあり、実験的に行ったこのたびの【265】と【266】だけにしたいと思います。

さて、前回の【265】では、「陰口」と全く反対の「陰褒め」ということのご紹介とその劇的効果を実体験からお伝えしました。

このたびの【266】では、「時間」のギフトのようなものを相手に送るという内容です。

ハンドメイドで作ったミニポーチの完成までの間の「ワープ先」として書いていきたいと思います。

暖色系マルチカラーのコスメケース3点セットができるまで。。「時間のゆとり」を相手に差し上げることで得られる長い目で見た「信用」

以前にこんなビジネスバグを製作しました。

以前このようなバッグを作った時の内側の裏地に使った柄の余りをこの度使っていきます。
使用生地:<コーティングプリント目止め加工>ナイロン/100%、日本製。

さて、これをミニポーチに作っていきました。

そして、シーンは「人間関係」へ移ります。。

時限のある仕事の経験から、「時間のゆとり」をできるだけ相手に与えるよう心掛けた結果

以前、会社で外回りを毎日ある一定の数時間行う業務がありました。

経理事務をしていたので事務系のいわゆるルーティーン作業といえばそうなります。

経理という部署は意外と外に出る仕事も複数存在するものです。

特に貿易業の会社に勤めていましたので、輸入・輸出があります。

そうすると、「輸入決済」がある際には、銀行へ手形を差し入れるお仕事がありました。

手形を差し入れるなんて重そうな業務のように思われるかもしれませんが、慣れてしまえば、日にちや、相手の会社名などが変わるだけで、ひな型に沿ったものとなります。

よって、結局はルーティーン作業みたいなものになっていきます。

決して甘んじてはいけませんが事務作業はそういうものです。

1つ1つ貴重な作業なのだけれど、内容を把握できていれば、実際は「機械的」なものなのです。

この「機械的」という部分、将来は「AI」がとって変わる仕事になるだろうと思います。

そんなお仕事を人間としてやらせていただけた時代だったのだと思います。

確かに実際の事務的手続きとか業務はAIができることなのかもしれません。

ここでは、私が長いこと毎日外回りに出向いた中で得た、人間にしかできない/人間らしいという体験をお伝えしたいと思います。

それは時間に関する「調整」のようなもの。

何時までにという決められた時限というものが結構あるのです。

その理由は、その後の処理がバトンタッチするかのように相手が受け取ったあと更なる作業や処理・手続きを経て、またさらにバトンタッチというように、差し入れた書類というものはどんどん廻っていきます。

そうすると当事者それぞれが守るべき時限が出てくるものです。

その日に最後の部署が処理するには、何時までに差し入れというような逆計算で決められた「時限」が存在するのです。

実際そのような時間があると気が張りますし緊張感はあります。

と、そこでです、今回の核になる部分がここ。

決められた時限ぎりぎりにうかがうのか、それとも10-15分余裕を見て、さらには30分前、1時間前というような余裕を見てお届け物を差し入れてあげることは相手方は、タイトな時間にゆとりができて喜んでくれます。

これを可能な限り負担のない程度で行っていました。

理由は特になく、ただただお互いに気持ちが良いものであろうという考えからそうしていました。

時間の余裕をもって時限より結構前に差し入れた時の相手方様の表情はもちろん笑顔。

その笑顔に偽りはなかったと感じました。

そして、その笑顔につられるようにこちらにも伝播します。

これは互いに気持ちが良いことなのです。

そして、それを毎日毎日、積み重ねていったその先には、「信用」「信頼」というものが生まれていきます。

たまたまどうしてもぎりぎりの時限になってしまい、謝りながらの書類差し入れ。

これが「いつもいつもぎりぎりな場合」と「いつもはゆとりを持った中でのたまたま」というのは何かが大きく違いました。

そして、こんなことも。。

人間はミスをするものです、うっかりミスをして迷惑をかけてしまった時、少々お願いしたい頼み事がある時、この時間のゆとりを相手に与えてきた積み重ねが効果を発揮します。

ここでミスを快く許していただけるのも、頼み事を受け入れていただけるのも、今までの、小さなゆとりをGIVEしてきた結果ではないかと思えてなりませんでした。

どうでしょう、これをAIができるのでしょうか。

時限ぎりぎりなのか、それともゆとりを持った時刻なのか。。

こんな小さなことも信用とか信頼の種になるということです。

よく「種をまく」という言葉がありますが、まさに普段種をまいてきたとことが実る時があるということ。

ということで、事務員でもルーティンワークの中でも信頼、信用を得るということがあるというお話でした。

いろんな勤務時間内に起こりうる人間関係がある中で、最も本質的なことがこういった日常の中にあるのです。

知識とか技術とかそんなことではない最も身近にある、もっと道徳的なことが結局仕事でも一番に大切だと考えたエピソードです。

そして、ハンドメイドの世界へまた、戻ります♪。

あとがき

3点セットが出来上がりました。

3点セット:ファンデーションケース:縦7cmx横9cmxマチ2cm、ペンシルケース:縦3.5cmx横15cm、シャドウケース:縦5.5cmx横7.5cm。
開閉はマジックテープ。長持ちには断然マジックテープの方が適しているという判断です。

あとがき

今回の2投稿【265】【266】における動画やブログの風変わりなスタイルは混乱を招くので、これにて終了とさせていただきます。

まるでハンドメイドの完成品が頭に入って来やしません(^_^;)。

もし、「人間関係」の内容をお話したい時には、今後は、<事業>のカテゴリーで掲載していきます。

ハンドメイドと絡ませたこの度の2回の理由は、特に何か効果を期待したわけではなく、カテゴリーの行き場が無かったからでした。

ただ、この度のお話は、実際に体験したエピソードですので、大変貴重です。

個人事業主の今も、会社にはお勤めしていないからといって関係ないなどということは決してなく、むしろ会社へお勤めしていたからこその貴重なことで現在も引き継いでいる考え方です。

結局、迎えるゴールというのが、その場限りでは到底築くことが難しい「信用」とか「信頼」といったものです。

建て前、とりつくろい、その時だけの短いスパンの考え方では到底追いつけない大切なことなのです(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク