イタリア製のゴージャスな風通ジャガードのはぎれを隅々まで使いたい、小さいけど実用的なコスメケース3点セットの製作【245】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

コスメケース3点セットという製作もしています。

ファンデーション、シャドウ、ペンシルとそれぞれのアイテムに見合ったサイズでその違いを出しながらの小さな容器です。

少しずつ改良しながらベストなモデルを探っていますが、これも私だけの考えではどうしようもありません。

フィードバックが重要となります。

こうして、小さいアイテムも目的をしっかりと設定して、はぎれのもったいなさを埋めていきます。

イタリア製の素敵なジャガード類は美術品のごとくうっとりと我々を魅了。

シャドウケースの蓋を小さく改良

本体と蓋の横幅の寸法の差がないデザインは、厚みや立体感ある生地は前に突き出るので、横幅が持っていかれて、蓋がはみ出して取り付けられない事態になることがありました。

よって、蓋を本体に比べてもっと差を付ける改良を3点中のシャドウケースについて行いました。

使用生地:ジャカード、ポリエステル/49%、綿/34%、ナイロン/17%、イタリア製。

ふくらんだ加工がすごく美しく立体感ある生地です。

シャドウケース(上)は本体と蓋のサイズに差がなかったところをこの後、蓋のサイド1cm程削り幅を狭く変更。

ミニサイズのケースののマチは、後からつまんで作ることのすすめ

通常トートバッグなどのマチ付きは、最初からマチ部分を削り取る型紙ですが、小さい物の場合は、後の段階で生地をつまんで作る方がスムーズです。

それは、この中では、ファンデーションケーズが該当。

厚みのあるコンパクトなファンデーションケースにサイズを平均的にあわせたものです。

よって、マチが付いたままの長方形の「わ」の状態からスタートできます。

改善した蓋をひとまわり小さくする効果がどう出たか

一番下から時計回りに、ファンデーションケース、ペンシルケース、シャドウケース。

それぞれのサイズは、ファンデーションケース(サイズ:縦6cmx横8cmxマチ2cm)、ペンシルケース(サイズ:縦3.5cmx横15cmxマチ無し)、シャドウケース(サイズ:縦5cmx横7.5cmxマチ無し)です。

ファンデーションケース:すべて開閉はマジックテープ。マチが出来ています。
ペンシルケース:アイライナーとかアイブロー、長めのチップなどを入れる長い物入れです。
シャドウケース:蓋がすっきりと何の邪魔もせず、小さくした改良の効果は出たようです。

あとがき

これは、フィードバックによることなのですが、素材が高級感あると注目してもらえるよう。

これがどこにでもある生地だとどうなのか。

いろんなコスメグッズがあるにもかかわらず、このサイズでケースのサイズを決めてしまう製造は果たして。。

とにかく、まずは、こうしたはぎれの使い方として、小さい実用的な物を作ると出番があるということをお伝えしてまいります。

ただ、販売に関しては、全く受け入れられていない現実を感じています。

そうすると、そもそもこれを私が作ってしまうことさえ見直さねばならないかもしれません。

無料だと喜ばれるのか、無料でも要らないのか。

とても厳しいハンドメイド品の現実があると考えます。

縦も横も10cm未満のミニポーチは量産品の統一されたサイズ感に勝てるハンドメイド品ならではの武器【193】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ハンドメイド活動をスタートした2007年の頃、ファスナー付きのポーチを作っていたことがありました。

生地は一重仕立てなのだけれど、ファスナーを取り付けて、小さいサイズのポーチを作ることが手短で複数作れたことがとても楽しく、お店で売られていないサイズ感で製作。

贈答品用にと、複数をまとめて「ヤフオク」や「楽オク(現ラクマ)」でご購入いただいたこともありました。

こういったハンドメイドのミニポーチというのは、サイズ感がレアです。

量産品のよくあるサイズ感ではなかなか実現できない自由を武器にいろいろサイズを試したり、ニッチなサイズに特化することも可能なのです。

特にはぎれでは、余った生地が限られた面積ですので、ミニポーチに仕立て、生地をもったいなく余らせないことはコスパが良いと言えます。

では、このたびは、ここ最近サイズを小さめに改良後の3種のコスメケースをご紹介したいと思います。

小さいケースの価値はどこにあるのか

まず、小さいサイズにある価値を考えてみるところから入っていきます。

大きいポーチに比べて容量が少ないからたくさん入らないのにそこにある価値とは何なのか。

コスメケースの場合、だいたい、よく目にするのは、コスメ類を入れる無難な中くらいのサイズのポーチ1個です。

そこにいろいろ仕切りがあったりして細かい物を入れていくというメインポーチです。

そういうお品は飽きるほど目にしてきましたし、ハイブランド様のお品がメインポーチになることも大いに考えられます。

そこで、脇役的存在のニッチなお品を作る案があります。

名もなき事業者がメインポーチなどとはおこがましい。。その中に更に入れるケースであればハイブランドポーチと一緒に使ってもらえるかもしれないと思いました。

こうして、ケースレベルの入れ物をピッタリなサイズで作っていきました。

以前のサイズはもうひとまわり大きかったのですが、余裕があり過ぎ余った部分が野暮ったいことでポーチの中に入れるケースにはなりにくかったのです。

そして、サイズを程よくもっとミニサイズに縮小していきました。

マルチカラーの和柄のコスメケース3点セットの縮小改良版

そして、実際に作ったのが、こちら。

上から時計回りに、ファンデーションケース、シャドウケース、ペンシルケース。
サイズは、ファンデ:6x9x2.5(cm)、シャドウ:3.5x15(cm)、ペンシル:5x4/7.5(cm)。

以前の洋風花柄からサイズ感を見直したこれらを以前のサイズの同デザインに並べて比較してみました↓。

以前の製作からのサイズ変更。ポーチの中に入れるのだから思い切って小さい方が容量の無駄がないです。

確かに以前のゆったりサイズも大は小を兼ねると考えると無難なのですが、無難にはない魅力がぴったりサイズにはあるのです。

あくまでもケースですので、それを入れるメインポーチがあることを忘れません。

ミニサイズのコスメケースの意外な使い方

使い方次第でどのようにも使えるかとは思うのですが、例えば、バッグが小さくてコスメポーチが入らないなあという場面ってよくありますね。

そういう時に、コスメポーチのあの大きな物体を入れずに、このミニサイズのこまごました3点をそれぞれバッグに直接入れるという使い方ができます。

そうして、ちょっとした化粧直しに必要なメイク道具だけを選りすぐってバッグの中に入れる、そんな使い方ができるのはこのミニケースならでは。

直接メイク道具をバッグに入れるのはいささか気がひけますね。

リフィルが割れてしまうかもしれない、中身が飛び出してバッグの内側に塗り絵をしてしまうかもしれないなど。。

けれどもこのケースにさえ入れていれば。。ということになります。

だからこそ、このケース自体も小さいものながら裏地を設置して立体感ある良質な作りにしていくのです。

あとがき

あらかじめ何を入れるかが決まっているケースのような存在は分かりやすいです。

どんなものでも入るのがメリットだという曖昧なサイズのポーチは結局ブランドロゴで選んだり好きな柄などに注目されます。

一方入れる目的をご提案したようなこの度のケース的なポーチは、「入れ物」という存在なので、きちんとしまうことが出来て衝撃からも守ってくれるなどといった機能的価値に目を向けられるのです。

そのぴったり感から感じる心地良さとか、他の物を邪魔しない控え目な存在として好かれる可能性があります(^-^)。

黒ベースのマルチカラー花柄のパッチワーク生地の固定ステッチを決して黒糸でやってはいけない、もっと美しくもっとなじむ色が別にある【175】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

はぎれを余すことなく使える手段として、細かいパッチワークにする方法があります。

パッチワークも、細長の短冊状に裁断してハギ合わせるボーダー柄やストライプ柄もありますが、今回は、もっと限られたパーツしか余らなかった場合の市松柄になるパーツです。

ボーダーやストライプがハギ合わせの辺が上下か左右の片方だけのハギになるのに対して、市松柄は四方すべてハギになるので、ハギ合わせのステッチの線が格子状に入ります。

これはもはやマトラッセ柄の生地と同じようなことです。

パッチワークとしてパーツ同士を「機能」としてつなぐだけでなく、その固定ステッチも含めた美しい市松柄がどう美しく目に映るのかを意識することになります。

ステッチでハギ目周辺を固定することの意味と効果

パッチワークする際は、縫い合わせに加えて更にハギ目の両サイドに固定ステッチを入れることにしています。

それが、ハギ目を安定させ丈夫なものにしてくれます。

ところが、今回一筋縄ではいかないことが起こりました。

ステッチが黒く際立ち、めちゃくちゃ汚いのです。

これでは、ステッチをかけたことが逆効果。

美しかったパッチワークの市松柄がくずれてしまいました。

さらにマルチカラーが綺麗なお花の柄を遮ってしまいました。

基本的には、生地の地の色に糸の色を合わせてなじませるステッチで美しくしようとするのですが、黒、紺、焦げ茶などの強い濃い色というのはそういう訳に行かないようなのです。

とりあえず、まずは、その公式に当てはめるかのように、マルチカラーのベースの黒に合わせた黒糸で固定ステッチしてみる様子をお伝えします。

まず、ハギ合わせた縫いのみで何もステッチをしていないデフォルトの状態。
ハギ合わせがぴったりできていると、十字架とか格子状にびしっと線がうまく交わります。

では、ここへ、最初に黒地に沿い①黒糸を使った固定ステッチ②白糸を使った固定ステッチ③黒糸からトーンを落としたグレー色の糸を使った固定吸って地の3つを見比べます。

①黒糸でハギ目の両サイドをステッチを入れた状態。
ステッチを入れたことが逆効果となった美しくない事態でした。
②真逆の色、上段が白糸で下段がピンクの糸でステッチしてみました。
黒よりましですが、厳しい見方をすれば、これも浮きますね。
③①の黒をマイルドにしたグレーでステッチしてみた結果がこれ。
黒糸より柄の中に馴染みます。

ただどれも、せっかくの桜の柄の美しさを何か邪魔する感じがするのですね。

なので、今回思い切った決断をしました、「ステッチは無し」で決定しました。

これが決断でした。ステッチがあることの意味として丈夫に固定することだったのですが、このシートはそもそも小さなポーチ程度の分量だけ。

小さなアイテムは引っ張られたり大きな力が加わることが少ないので、結果長持ちすることが多いように、ステッチを入れずとも大丈夫だろうと判断。

そうして、固定ステッチ無しで3柄共通にで作りました。

最後の赤い地の生地だけは、厚手で緩いと支障があるため、ステッチを入れる必要がどうしてもあると判断。

マルチカラーではないので、他のカラフルな花柄生地のようにはならないのでベースの赤色に合わせた赤糸のステッチでうまくいきました。

パッチワークシート4種の出来上がり

ポーチ用の市松柄のパッチワーク完成。

左下のキャンパス地風な厚手生地のみハギ目の両サイドにステッチを地の色と同色でほどこし、その他3種はステッチ無しです。

先程の例の黒地の桜柄は黒ステッチが汚く見えました。

同じことが、隣の焦げ茶地の椿柄にも起こると考えました。

そして、右下の菊の花柄はピンクがかった白色のステッチをしてみましたが、汚くはないけれど、桜柄で最後に実験してみた③のグレーぐらいのもの。

こういったマルチカラーに、なかなか綺麗にステッチが出ないヒントが感じられたこのたびの実験。

マルチカラーはいろいろな色が入りすぎて、糸1色で対応ということが無理があるのです。

そうすると無難なところであいまいな糸の色のチョイスということで妥協せざるを得ないのです。

だから、マルチカラーはこういったパッチワークは向かない難しい点があるという新たな学びをしました。

ということで、パッチワークの商品を作るなどということはこのマルチカラーに関してはしない方が良いという考え方も持っていると良いです。

あとがき

とは言え、大きい面積のパッチワークをすることの方が多いです。

そこにはやはり固定ステッチをハギ目の両サイドに入れていきたいです。

となると、この度のようなマルチカラーの場合、③の強い黒色からトーンを落としたグレー色でステッチしたという結果が選択する糸の推奨カラーになります。

強い色というのは、黒、紺、茶、モスグリーンなどがが該当します。

これらがベースのマルチカラーなどは、ステッチが汚く映りやすいので、糸のカラーのトーンを落とした薄い方向に寄った色を選択してみることをまずはご検討下さいませ。

小さいパーツのミニミニポーチなどはかえってステッチは無しの方が可愛くふんわり出来上がるということも。。

どうぞ、パッチワーク製作にお役立て下さいませ(^-^)。

デニムと心躍るマルチカラーのはぎれの集結、食欲も高めるポップなランチバッグ【174】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

夏という季節になんだかネオンカラーが合うと思ってしまうのはなぜなんでしょう。

あの明るい色目が、明るい太陽のもとで元気に躍動するみたいなイメージが沸き上がってきます。

このたびは、そのネオンカラー的な色を集めたはぎれが余っていましたので、デニム素材とのコンビでネオンカラーでお花のアップリケをした、お弁当袋を作ってみました。

ネオンカラーはそれとは対照的な濃くて強い色に映える

今回のデニムはネオンカラーの組み合わせのコンビの相手としては申し分ないでしょう。

ネオンカラーはバック(背景)が強くて、暗めの色に映えることでその良さが出ると思います。

そうすると黒はやはり一番最強。

しかし、今回ははぎれ。強い色味で余り布としてあったものが、インディゴデニムの濃紺カラーであったということです。

<表地>インディゴデニム(だいたい10オンス程度かと思われます)、綿/100%、日本製。
濃いめの紺色なのでわりと強めな色目です。
<アップリケ生地4種>イエロー、オレンジ、ピンク、青の4カラーでお花の花びらをアップリケ。

これらのネオンカラーは、ブロードとかローンです。

別布ラッピングの方法

ローンやブロードはよくある生地というイメージですが、こんなネオンカラーはなかなか入手しにくいカラーなので貴重です。

黄色も在庫の最終反だとのこと。

今回は裏地が付かないので縁の始末に関しては一重仕立ての場合悩みます。

そこで、この中のイエローカラーのブロード生地が多めに余っていることから、入り口の縫い代始末、底の縫い代始末を共にこのイエロー生地でラッピングしました。

サイド部分は、三つ折りをしてステッチをかけましたので縫い代始末が表地そのもので可能でした。

まず、巾5cmの長いテープを裁断。長めに裁っておいて最後に余分をカットする方法。
まず、1.5cmの縫い代で本体と中表同士でステッチ。

ちょうどサイドの三つ折り始末が映っていました。

サイドだけならこれが可能でしたが、上下は三つ折りで分厚い所をさらに三つ折りして無理が生じるので、ラッピングの方法が厚くなりすぎずつにさっぱりと仕上がります。

そして、反対側にアイロンでうまくくるみ込んで縫い閉めます。

実はこの後になるのですが、ラッピングが綺麗にできる研究の中では、5cmの巾は縦に4等分にアイロンで織り目を付けた均一の巾を見ながら行うということにしていきました。

そうすると最初の縫い代に沿った1.5cmというのは、1.5cmx4=6cmなので、5cmの巾だと最後の縫いとじが不足するのです。

なんとなく融通利かせてできてしまいましたが、5cm巾ではなく、6cm巾の型紙で裁断することが正解です。

生地に接着芯も貼っておらず柔らかいので融通が利いて何となくできてしまったというのが今回ですが、実は5cm巾は矛盾で、生地幅が不足してうまく綺麗にステッチが隠れるようなラッピングが出来ないと言えます。

また別の記事でこのラッピングの仕方は「正確に綺麗に仕上がるには」というテーマでご紹介したいと思います。

アップリケのお花の形の1つのデザインの考案

8角形の花びらパーツを表面と後ろ面用に2枚ずつ用意。
5cm四方の正方形パーツはデニム生地の裏面を使い、花の中心部分を作ります。
縫い代1cm程を折り込み、縫い代をすべて隠します。
実際にミシンで糸の色を生地に合わせてステッチ。幾何的なお花ですね。

リボンが取っ手代わりになるお弁当袋の完成

あえてもう1点特徴を上げれば、今回のお弁当袋のタイプがリボンタイプであることです。

蝶々結びをしてそのまま取っ手のように持ち上がります。

結構大き目で、サイズは、縦17cmx横23cmxマチ10cmです。
容量は、850mlの容器が2段重ねでらくらく入るほどありました。
このようにしっかりと入り口も閉まります。入口タブの役割も結構なものです。

マチに関しては、入れるお弁当箱の幅とぴったり一致しなくとも、10cm程度で十分だと思いました。

最初15cm程でやってみましたが、15cmともなると縦が短くなってしまい、生地が余分に必要。

どのみち、マチは、本体部分との境界線があいまいなので、10cmにしておけばあとは入れる時に対応してくれます。

15cmというのはマチを見込み過ぎ。野暮ったいフォルムになってしまいます。

それでも、結果的にちょっと失敗だった点は、お花がそもそも大きすぎたこと。

お花の一部が、底部分へ突入してしまいました(^_^;)。

お花がそもそも大きすぎてマチに突入してしまったのが残念な失敗点。
底から見るとよく分かりますね。

あとがき

ネオンカラーはなんとなく元気になれそうな明るい色です。

お弁当袋には気分を良くしてくれる向いたカラーだと思いました。

もともと巾なり10cm程度の長さのみの、少しのパーツに利用しただけのネオンカラーだったのですが、それでも余っていたところを今回コスパ良く使い切りが出来ました。

すべて日本製の生地です。

ネオンカラー、ビタミンカラー、パステルカラー、ビビッドカラーなどカラーの特徴が共通で集まったマルチカラーは印象的です。

いろんなマルチカラーを楽しんで、生地を本当に必要な分少しずつだけをカット代が無料の生地屋様で購入すればコスパの良い素敵なお品が生まれる可能性があります。

今回ははぎれを利用しましたが、あらかじめたくさん購入し過ぎない工夫の1つとしても取り入れてみて下さいませ(^-^)。

はぎれで作るミニポーチにもちゃんとした価値を入れるべき、バッグと同じ裏地付きで立派にお仕立てすることの勧め【160】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

はぎれを使うことが、何かいかにもついでのものでたいした作りではないと思われがちです。

この「はぎれ」という言葉もその呼び名がいかにも余った必要のないものというイメージを掻き立てるのかもしれません。

そういった固定観念により、作り手の方もそのつもりで作っていることがユーザー側にも伝わってしまい、「どうせはぎれで作ったものだから」と何か力が抜けたような売買になりがちなのです。

はぎれでも、「高級はぎれ」を使ってみたその出来上がりを見た時に小さいものでもその生地の素敵さに価値を感じた経験をしています。

それなら、生地頼みだけではなく、作りもちゃんとした作りにしていけば、はぎれの元の高級さ関係なく良い仕立ての良質なお品レベルになることができると、そんなことをお伝えしたいのがこのたびです。

とにかく小さめサイズをはぎれをうまく消化しながら複数製作の例

1日の一定の時間の中でどれだけの量作れるかというようなお試しも兼ねて、小さいものばかりを次々に作っていきました。

そうして、時間内に出来上がったのが、これらです↓。

割と効率よく作っていったつもりでしたが、結果出来上がったのがこれだけ。
あともう1点作りたかった次の段階のパッチワークポーチは、もう区切りとしてはタイムオーバー。
6点のみでしたが、右下の黒の水玉は、3点セットなので、4点の完成です。

すべて開閉はマジックテープになります。

マジックテープが小さなポーチでは生地には優しいでしょう。

ざっくりとはぎれの元生地の内容をご説明しますと、左上から時計回りに、寒色系のマルチカラーの薔薇柄ジャカードのイタリア製の生地のマチ無しポーチ。

マスクなどを入れても良いかも。

「金華山織」というピアノや椅子カバーなどに使われる厚いインテリア生地、日本製で白と紺のコントラストが美しいです。

これは裏地も同じ表地で作ったのが特徴。重い物とか、割れ物とか道具を入れるとよさそうです。

そして、黒の水玉がシックなナイロン/100%の撥水の効いた日本製生地で作ったコスメケース3点セット。

ペンシル、ファンデーション、シャドウとコスメ関係のミニサイズの小間物を入れるようなケースのセットです。

そして、マチ付きのシルバーグレー地と紺の薔薇柄のジャカードのイタリア製生地のジャガードのポーチ。

はぎれで作ったものではありますが、もともと生地が高級なものが多いので、小さいポーチでも素敵で高級感あるものに出来上がるのです。

これをいい加減な仕立てで作ってしまうと大変もったいないことだと思いますので、作ると決めたならさらに価値を高めるべくめいっぱい良い仕立てをした方が良いのです。

すべて、表地に接着芯を貼りましたし、裏地付きであり、バッグの仕様と全く同じであるところが短い時間で飽きられてしまうポーチとの差別化になります。

あとがき

ミニサイズのポーチは、その入れる物をある程度想定した「専用ケース」のような考え方をお勧めしたいです。

「何を入れても良い」というのは、捉え方によっては、「何も入らない」ということにもなりかねません。

実際に過去に小さなポーチ類を委託販売でお世話になった際にそのような「入れる目的が見つからない」というお客様からのフィードバックをいただいたことがあるからです。

大きい容積のバッグなどは融通を利かせてたっぷり入るようにしたりする工夫がありますが、小さなポーチにおいては、ちょうどにおさまる「すっきり感」とか「ぴったり感」がポイントだと思います。

そうすると、ある入れる物を想定した「専用ケース」という考え方は重要です(^-^)。

お買い得で荷物が嵩張らない「お土産」として最高なのではないか、美しいはぎれを使ったコスメケースx3点の売り方【158】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2019年に始めたはぎれの消化を目的とした小物作り、<はぎれシリーズ>という企画で小さいサイズのポーチなどを連続製作をしたことがありました。

その中で、リピートして作る価値があると考えたのが、「コスメケース3点セット」。

このたびは、この小さな3点がセットになっていることの価値や、外国人の方へのポテンシャルを考えてみたいと思います。

ミニサイズでも何ら大きなバッグと作りが変わらない、接着芯を貼り裏地が付いている良質な作り

コスメケース3点セット:上から時計回りに、ペンシルケース、シャドウケース、ファンデーションケース。

販売価格例としては、3点で¥1,100(税込)です。

どれも縦は6-7cmの範囲。

せっかく3種もデザインがラインナップされるのでそれぞれまたとないデザインにしたいところ。

そして、この違った用途になりそうな3点が揃い、グループみたいに集結しました。

パット見て違いはありますが、具体的にどこに違いを入れているのかをご説明いたします。

まず、フラップの形をそれぞれ変えたこと。

フラップはぱっと見のアクセントになる部分ですのでそのラインは重要。

本体のフォルムに合うようフラップの形の調子を合わせていきました。

ペンシルケース→六角デザイン、シャドウケース→半月デザイン、ファンデーションケース→四角です。

開閉はドットボタンではなく、マジックテープがかえって長持ちだと数々のインテリア雑貨を見て思います。

実際に別の素材で使ってみたものをドットボタンとマジックテープで比べてみたことを過去に比較実験しています。

ドットボタンは、こういった小さいサイズには、引っ張りが強すぎて開け閉めがかなり生地に負担であることが分かっています。

マジックテープの方がやさしく、開け閉めの時に生地が変形しにくいです。

また、マチについては、ファンデーションケースだけがマチ付き。

その他はマチが無くても裏地が付くことで少し自然にふくらみができることで十分です。

ファンデーションケースは厚みがあることが多いのでマチ付きが有効です。

3点セットは一気に在庫が3個消化されるチャンス、複数人へのお土産が一度に購入できるお得感

さて、この渾身の3点セットのコスメケースですけれど、販売は、アウトドアマーケットが良いと思います。

ネットでは小さいアイテムは細部がよく分からない点が、実際に手を取ってリアルで感じられる違った感覚を得ていただけます。

そして、複数の3点ということが、わざわざ遠方から来ていただいて持ち帰る「おみやげ」にもなるという点。

そのセットをいくつかご購入ならば、数人にお土産として配っていただくことが可能です。

この3点は今回は同じ生地でしたが、別生地同士にしたりなどセットの組み合わせは可能性はいろいろです。

最初にこちらが決めなくても、昔ながらの「よりどり3点」というのも対面販売の面白いで部分かもしれません。

あとがき

コスメケースと勝手にこちらが命名していますが、そのままコスメケースだと受け取ってもらえるかどうかさえ分かりません。

そして、このフラップ式である必要も無いのかもしれなく、「巾着袋」が良い場合もあるのかもしれません。

今後、もっとこのもったいなく余った「はぎれ」に関してはアイデアを尽くしていきたいとと思っております(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

その後の進捗度を上げやすいハンドメイドバッグの一部パーツのみの製作【108】

まえがき

こんにちは。

picturesque(ピクチャレスク)です。

前回の記事投稿の【107】で製作しました入園グッズ5点セット(女の子用)の方で余ったはぎれを使っての製作になります。

はぎれでありがちなのですが、1つの完成品を作るには十分ではないというケースです。

そういった場合、とりあえず半完成品を作っておいて、次回何か他の製作の一部のパーツとして使えます。

今回の場合、途中のパーツというのが、パッチワークシートになります。

はぎれが十分な分量でないからこそパーツだけを作っておくという利用の仕方

前回【107】の余り布:左側は裏地に使ったT/C無地という生地。

共布巾着ひもを3点作ったので細長く余った部分が多く合計するとそこそこな面積になるようです。

右側は表地に使った小花ブロードプリントという生地。こちらは少量。

メインに裏地だった無地の方を使います。

花柄はパーツが少ししか余っていないので装飾パーツにします。

どんな形の型紙を使ったかなどは詳しくYOUTUBEでご視聴いただけますので、ここでは大まかにご説明とさせていただきます。

まずは、ピンクの無地をパッチワークボーダーにハギ合わせてパッチワークボーダーシートを作ります。

そして、少しだけ余っている花柄をリボンのアップリケで縫い付けるのです。

表面と裏面にリボンのアップリケが付きます。

面白い点は、入園グッズの時は、裏地だった無地が今回はメインの表地になる、そして、表地だった花柄が今度はサブ的な位置になりアップリケとして部分使いになるという反転具合です。

表面と裏面のパッチワークボーダーシート:縦20cmx横35cmほど。
両面の真ん中にリボンのアップリケが付きました。

今回は、ここでいったん完成。

状態は半完成品だと言えます。

その後の登場したはぎれと組み合わせて、コンパクトな袋が作れそうです。

今のところ、縦20cmx横35cm程のシートなので、横は10cmマチ付きが可能。

ただ、縦の20cmは、お弁当袋の出来上がりのサイズに値するので縫い代のことを考えると短すぎます。

なので、お弁当袋を作るとなると相方が見つかったときにその相方をデザイン的にこの20cmより長めにして突き出すようなものにすると出来そうですが、お弁当袋にこだわることもないので、その時にまた改めて考えます。

あとがき

今回は、こうした半完成品でストックしておくと、次にスムーズに作りやすかったり、イメージが湧きやすかったりする準備みたいなものになるかという例です。

はぎれもどんどんたまることがあるので、こんな作業も良さそうです。

最初に生地を購入した第一回目の製作のコスパにも影響することではないでしょうか。

生地をめいっぱい利用するということにポイントを置く場合の例としてヒントになればと思います。

ニットパッチワークボーダーボディーバッグ、正面ファスナーの設置に必ず伴う端始末の曖昧さの課題の発見【101】

アイキャッチ画像101

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

一目見て心躍った「スポーツメッシュ」という生地。

ニットでもバッグ製作が可能であることで、選択する生地の可能性が広がれば良いと願いながら当記事を綴りたいと思います。

メイン製作は【60】でミニリュック製作を、その後の一度目のはぎれ製作では【96】で取っ手付きミニバッグを製作済み。

通常バッグ用の生地の調達は1点につき0.5mが平均、この生地に関しては、カラー展開が豊富であり、カラーの数だけ残布も豊富(笑)となったという経緯。

モノトーンニットボーダーボディーバッグ、太ボーダーパッチワークの柄の出方はピッチを鑑み配置を工夫

表地(オフ・黒):スポーツメッシュ、ナイロン/94%、ポリウレタン/6%、日本製。裏地(黒):ナイロンオックスはっ水加工、ナイロン/100%、日本製。
スポーツメッシュのズーム:カットされたような穴が等配列に並び、より凹凸感が高められた素敵な生地。
ボーダーフィルの均一裁断:パッチワークシートからの製作、その後本裁断という手順。ボーダー幅はすべて均一。
まとめ接着:生地を並べて伏せ上から接着芯を覆いまとめて接着。一番下にクッキングシートを敷くと良いです。
パッチワークボーダー作り:縫い代1.5cmで繋ぎ二重縫い、両割り後表からハギ目の両端をステッチ2mmで固定。
ファスナー付け:本体パーツ裁断後ファスナーを設置。ファスナーが絡む製作は決まって端の始末に悩みます。
両サイドの縫い合わせ:縫い代は1.5cm。ファスナーの端の始末に悩むのがここ。非常に曖昧です。
表地と裏地の合体:ひっくり返し口は、裏地の一部を利用。返し口の縫い閉じは手まつりでしっとりと馴染ませ。
ボディーバッグ完成(黒白ニットボーダーパッチワーク仕立て):<サイズ>21cmx横21/26cmxマチ7cm。
その他の角度:逆台形型に特徴があり。背面の黒の部分が不足だと感じますのもボーダーの幅がやや粗いがゆえ。
お洋服とのコーデ例:タンクのボーダー状のフリル装飾とボディーバッグのボーダー柄がリンク。

あとがき

地味な場所であり、タイトルに謳った割には多くを伝えられていませんが、この製作の中での大きな課題はファスナーの端の始末でした。

ファスナーを使ったバッグ作りは、必ずこの課題に直面すると思いますので、別のデザインでも悩む場合に備え、ちゃんと解決していきたい点です。

端の始末無しのそのままでピンキングばさみ程度で解決というのは決して望ましくないと考えます。

とはいえ、タブでカバーすることで野暮ったく膨らみが生まれてしまうのも問題であり、馴染むような見かけでうまくカバーすることをイメージ。

たとえ内部であっても、目に見える場所であればそれは表に等しい場所であるということです。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

始終「外表」の連続で作る赤紫色のジャガードふくさ、分かり易い構造のサイズ違いへの引用の大きな可能性【100】

アイキャッチ画像100

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

はぎれがもったいなく余った際のこのたび、表地も裏地も同じ生地で「ふくさ」を製作。

ベリー色がエキゾチックな美しいゼブラ風のジャガード生地を利用させていただきました。

メイン製作は【95】で薔薇柄アップリケの丸底バッグの裏地でした。

小さな面積のこのたびの製作ですが、大きなバッグにも引用していただけそうです。

是非、「ふくさ」のみにとらわれず、小さいサイズから大きなサイズまでのこの同じデザインでの落とし込みを考え楽しんでみてくださいませ(^-^)。

サイズを無限に変えて作れる可能性を持つデザイン、マチ無しの外表構造で出来上がる横幅22cmの「ふくさ」

表地・裏地共通(赤紫色):ジャカードクロス、ポリエステル/100%、日本製。抽象的なシャープな柄です。
フラップの台形の表現:接着芯貼り後に左右均等に斜めにカット。生地に向きがある場合は上下を慎重に見定め。
ハード薄芯のハリコシ:無接着タイプハード薄芯の縫い代部分にボンド。アイロンで押さえて熱により接着力⤴。
「外表」:このたびはすべて「外表」で行いましたが、フラップにカーブを伴う場合は、前半のみ「中表」が綺麗。

このたびは、多角形の角をシャープに出すためにひっくり返しの「中表」をしませんでした。

「外表」により角がはっきりと出た半面、重なりがずれて美しくない部分もあり、「中表」のひっくり返しの特性に改めて気付きました。

三つ折り組み立て:ここはフラップの形がどうであれ共通の「外表」。意外に難しい重なり部分のステッの整い。
ふくさ完成(ベリー色のゼブラ風ジャガード):<サイズ>縦12.5cmx横22.5cmxマチ無し。
正面のアップ:迫力がある柄が活かされました。
使用風景:三つ折りはアイロンで付けるクセの跡に委ねます。右下の背の部分のステッチの映りが汚いのが課題。

最後の仕上げの両サイドのステッチは二重縫い。

その後の研究で、美しく二重ステッチが出ると同時に、ぴたりと幾重かの生地も重なる術を考案。

特に2025年以降の<はぎれ>のカテゴリーに登場しますこの三つ折りタイプの出来上がりでは、その後の研究後の成果が出ています。

あとがき

このたびは、王道の「袱紗:ふくさ」を思い付きましてまず作ってみたわけですが、途中でもお伝えしましたようにサイズを変えることで随分違ったポーチに感じると思います。

その後は、重なりがあまりうまく出なかった台形は廃版とし、もっぱらカーブに特化して製作しています↓。

三つ折りマチ無しポーチのサイズ違い:フラップがカーブであることの方が、より一層条件が消滅し無限に。。

当ブログ記事は、最初の投稿の2020.01.03からおよそ5年後の2025.04.12にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

2025年でも変わらず「はぎれ」は出てきますので、5種に渡るサイズ違いで裁断しストックしていまして、三つ折りポーチをカーブフラップの方で継続しています。

その後は、表地と裏地を違う素材にすることで「コーデ」「コントラスト」の楽しさも価値に加えています。

そのように発展した三つ折りポーチは、当投稿の「ふくさ」が最初でしたので、貴重な起源のような製作として記録に残しました(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

モノトーンニットボーダーパッチワークの失敗作を取っ手付きの縦長ポーチに活かす、不足の裏地もパッチワーク【96】

アイキャッチ画像96

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

バッグの連続製作が増えるにつれて、当然「はぎれ」も生まれます。

裁断を伴うカーブラインや斜めラインがスタイリッシュなフォルムを作っていくからです。

その「味わい」と引き換えに生まれる「はぎれ」を当カテゴリーの<はぎれ>という括りでご紹介しています。

残布が多い場合にはミニバッグなるものも製作可能、このたびはどちらかというとそのタイプに近い取っ手付きの縦長ポーチを作りました。

メイン製作【60】のミニリュック製作ではやっていなかった、取っ手のパッチワークは、ミニサイズだからこそということになります。

元のパッチワークシートの色ごとのステッチ糸の交換を引き継ぐ、3色のモノトーンボーダーの取っ手付きミニポーチ

<表地:右>スポーツメッシュ、ナイロン94%、ポリウレタン/6%、日本製。<裏地:左>フクレジャカード、綿/97%、ポリウレタン/3%、日本製。

表地のボーダーはニットで、その素材的相性として織物でありながら横伸びするタイプのフクレジャカード生地の組み合わせに至りました。

取っ手付きミニポーチ用の裁断:左の裏地の黒の切れ目はハギ目。生地が不足の場合にハギ目を作り面積を確保。
スタイリッシュなハギ目:左上のように縫い代1.5cmで縫い合わせ両割り、表からハギ目の左右をステッチ。
入り口のマジックテープ付け:裏地のみの段階でオス・メスをそれぞれの面に縫い付け。
中表による裏地の縫い合わせ:コの字です。そこそこ厚手のニットなので角は出にくいです。
取っ手:元のパッチワークの配列そのままを縦向きに裁断して活用。ステッチ糸は生地の色によって交換。
難関の入り口の縫い閉じ:小さいので意外に狭い部分の1周縫いは難関ですが可能。ここが丁寧にできるとグッド。
スポーツメッシュモノトーンパッチワークの取っ手付き縦長ミニポーチ完成:<サイズ>縦20cmx横14cm。

マチは無しですが、「中表」により、ふんわりと自然に厚みが出来たことが活かされます。

取っ手の柄そろえ:可能な限りこういった視線の行く場所をそろえるとより高級感が増します。
少し斜めからの角度:思わずサイズを確認してしまうほど。大きなサイズのバッグと何ら違いはない同じ作りです。

あとがき

当ブログ記事は、最初の投稿の2019.12.17からおよそ5年後の2025.04.08にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

2025年現在でも「はぎれ」は大いに利用しています。

この時に手間をかけた生地と縫い糸との色合わせや裏地付きであること、接着芯全面貼りなど何らメインバッグと変わらないお仕立てのスタンスを貫いています。

「はぎれ」が生まれたのは製造側の都合の部分が占めていて、はぎれでも物品を作って世に出してしまえば、見る側はメインバッグとまずは同等です。

よって、すべての製作に対してフラットに丁寧さと必要手間は重視することになります。

はぎれで作ったという事実は、出来上がって初めてエピソードとして加えるもの。。

はぎれであることの気楽さなどを製作の姿勢に投影してしまうようなことは、良い物品は生まれないと思うのです。

時間を割いて挑む以上、すべての生地に対して存分に活かせるような気持ちの置き方が重要なのではと。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク