<経理>事実に忠実であれ、バッグ製作用の材料として購入の生地を裁断ストック用の風呂敷に転じたケース【1443】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ハンドメイドバッグ製作+販売の事業活動は、製造メーカー的な要素があります。

部品製造業における「鉄くず」にハンドメイドバッグ業の「はぎれ」が類似します。

さて、このたびなのですが、実体験としまして1つお伝えしたいイレギュラーケースの判断がありました。

見解としては別にもあるかもしれませんが、ピクチャレスクの自信を持った判断で行った仕訳をご紹介します。

状況としては、「バッグの裏地として購入した生地が、実際に手にしてみて納得が行かない平凡さから、バッグへの使用をとりやめ裁断生地のストック用風呂敷に転じた」というケース。

同じようなことが起こった場合の1つの参考例としてお読みくださればと記録に残したいと思います。

バッグ材料の予定で購入の生地が納得いかず、裁断生地ストック用の風呂敷に転じた事実に沿った仕訳

同じ生地でも使い道が違う2種の計上の違いをこのたびの判断と解釈でお伝えしていきます。

まずは、①アイボリーの生地からです。

こちらは、バッグの表地に相応しいごわつきもあり、かといって帆布では多くがネット上に溢れ「飽き」を感じましたので、「天日干し」という特殊な処置の素敵な風合いのオフカラーを選択。

実際にバッグに使用する方の生地の仕訳:「仕入」に対しては相手科目は「買掛金」。材料の購入時はこの仕訳。

次に、当初は別の生地の裏地として使用する目的で購入した②水玉の生地。

実際に現物が届いて確認したところ、バッグの裏地としては納得いくものではありませんでした。

そのタイミングで、ちょうど必要としていた裁断生地ストック用の風呂敷を製作して、使い道をツールのようなものに変更したということになります。

バッグ用の生地から生地ストック用の風呂敷に転じた生地の仕訳:今期内のことなので上書きで計上修正でOK。

科目にご注目いただきたいのが、費用になったことで、「棚卸資産から外れた」と見ることができます。

どうでしょう、この写真の姿こそが事実を物語っていませんかね?。

この風呂敷包みは、「入れ物」である箱などの購入の「消耗品費」に等しい存在。

ミシン糸を使って縁を三つ折り始末しているというアレンジは、製作ではなくただの消耗品費の補填作業に過ぎません。

製作と判断するには、製作品の縫製の1割にも及ばない範囲内であり、消耗品費として全額計上を判断。

では、風呂敷を作った時には正方形にカットしたのだから、その残りの20cm程の残布はどうなるのか。。

この解釈については、風呂敷にするほどの判断であったバッグの生地としては無効の判断でこうなったことが1つの答え。

これが後に棚卸資産に転ずることはあり得ないと確認。

もし、はぎれと共に裏地として採用する「贈答品」になる可能性はありますが、この時点ではそれも確定したことではなく、100%消耗品費で処理ということで良いと判断しました。

あとがき

簿記に沿った計上をしていても、時々イレギュラーが起きるものです。

会社勤めの経理部時代もイレギュラーは有りました。

事業形態によって多種多様のイレギュラーがあり、それこそが各々の事業活動をしていることの証でもあるのです。

教科書的な知識から、より現実に沿った判断へ。。その判断の理由と説明がしっかりと出来ればそれは1つの見解となり得ます。

結局のところなのですが、「正直」であることが一番、実直に計上活動を済ませ事業活動の方の実りを優先することをお勧めしたいです(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

思わず眺めてしまう楽しいコンビネーション、ストライプ柄とストライプキルトがリンクしたまとまりあるナップサック【1442】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2025年の上半期すべてを使ったと言っても良いでしょう、夢中で集めたナップサック製作用の表地と裏地のコンビ。

完全に納得いくまで生地を探し、実際に感激するような美しい多数の生地に出会えたこのありがたい運にまずは感謝申し上げたいと思います。

そして、この後はどこかの誰かに心から喜んでいただくための熱を込めた製作を私がしていきます。

では、このたび完成のライトパープルのナップサックを、その製作過程からお伝えしてまいりたいと思います。

4種の生地を使ったストライプ柄とストライプキルトがリンクした1点物、パープルのリボンがコントラストのナップサック

通常2-3種程度の生地の種類なのですが、調達の際に生地の不足があり補填をしたことで4種になりました。

表地(左)と裏地(右):表地(ライトパープル)-先染コットン、綿/100%、日本製。裏地(パステルマルチカラー)-コットンストライプシーチング、綿/100%、日本製。先染めではなくプリントです。
別布①(左)と別布②(右):別布①(サーモンピンク)-生地名不明、混率不明、原産国不明。別布②(パープル)-ブロード、綿/100%、原産国不明。

この製作では、すべての生地をフラットに見ながら選択、原産国が不明であっても手に取ったその質の良さを自らの目で判断しています。

ストライプキルト:表地にも裏地にも同じ4cm幅。裏地は柄を引き立て、白の部分に馴染むようにかけました。
ポケットのボックス枠の作図:型紙縦5cmx横25cmパーツのど真ん中に作図の縦1cmx横21cmのくり抜き。

このタイミングで、表面に「ラッピング布」を「中表」で配分良い位置に設置し、待ち針で固定。

ボックス枠のくり抜き(左上から右下へ):枠を裏面からステッチ。ハサミでY字に切り込み、そしてラッピング。
根っこの固定:カットして出来た左右の三角パーツは最後まで残ります。この根元の際(きわ)を固定縫いです。

草木が根っこでバランスを保ちこの先の生命力となることと同じように考え、ポケットの見えない部分の支えの作業です。

ポケットの袋作り:上は延長布、下は袋パーツ。それぞれ二つ折りと三つ折りステッチ後サイド同士で合体。

合体の縫いは縫い代1.5cm内の5mm程度を3cmくらいに渡りステッチ2往復(実質4度縫い)でくっつきます。

このくっつきでその後の作業がスムーズです。

ボックス枠への袋の設置:当てはめるイメージ、メイン袋の方は三つ折り部分が「ひさし/比翼」になります。

↑写真の右はポケットの内部だと思って下さいませ。

ポケット袋の縫い閉じ:先に上下の繋ぎ目を縫い閉じ、最後に左右を縫い閉じ。共に丈夫な二度ステッチです。
片玉縁風の部分のみの完成:この後引き続いて4cm幅のキルトがけがされたフラップを縫い付け設置します。
「片玉縁風フラップポケット」の完成:なかなか奥行きある構造です。金具など既製品の附属パーツを極力使わず。
表地に設置の装飾リボン:「意味のない装飾は無意味だ」と思う者がこんなことしちゃいました(^_^;)。

この装飾リボンが表地のライトパープルの延長上の濃さであるコントラスト効果による立体感の演出と共に、お洋服により合わせやすくなりました。

バッグというのは、濃い方がアクセントになるのでコーデしやすいものですが、ライトな生地の良さをまずは活かすことで工夫した策なのでした。

「巾着ひもホールタブ」の設置:根元ぎりぎりではなくゆったりと内部に突き出し。
巾着ホールタブの存在感:全10箇所を均等配分で設置。ダブル巾着では両サイドは真ん中を省略の2個ずつ。
ライトパープル地サテンリボン付きナップサックの完成:<サイズ>縦42cmx横33/45cmxマチ19cm。

ショルダーは、絞った時の出口からDカン手前までで85cm。

調節機能がないので、「やや長めの中間的サイズ感」に設置、折り曲げ部分8cmがあるのでもっと長く/短くの調整は不可能ではありません。

背負ったイメージ:サイドにもリボンが現れて人から注目されるナップサックになったと思います。
背負う面:ここにはリボンは付けません。
その他の角度から:左上はサイド、右下は底面です。

あとがき

YouTube動画でもお伝えしたのですが、楕円底の設置縫い代の1cmが失敗、ほどいて7mmでやり直したことで跡が残ってしまいました。

今後は7mmでやっていくことに決めたのです。

こうしてお伝えしながらも、今後もどんどん訓練を重ねていく所存です。

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書き手:ピクチャレスク

公共の場ではすでにしっかり使われている、物言わぬ色が伝える重要なメッセージ・色を通したコミュニケーション【1441】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2025年というこの年が何か特別に感じるのも、ハンドメイド製作スタイルに初の試みを取り入れ、思う存分に納得するまで表地と裏地の組み合わせを検討したからです。

2024年末頃から集め始めた新たなるハンドメイドバッグ活動の生地、この上半期は収集のみで終わったと言っても良いです。

そして、自然な気持ちの動きを大切にしながら、いよいよ後半は製作へ移っていくのだとこの5月中旬から製作を始めています。

さて、そんな生地収集の最中に手に取った本があります。

「なぜこの色が売れるのか:ミミ・クーパー+アーリーン・マシューズ/宮崎伸治 訳」を拝読。

マーケティング的な切り口からのカラーの解説と言えます。

その内容の中で、2つの興味深い引っ掛かりを自らの言葉と考え方を盛り込みながらこのたびお伝えしたいと思います。

今後、色に対する接し方がより何か良い影響をもたらすものになるきっかけになればと思います。

色は人間の心理を映し出す信号みたいなものなのだろう、日常の多くのライフラインが色でメッセージを発信している

親しみやすいところでいうと、注意喚起の看板が黒x黄色であること、子供用のおもちゃの色が原色カラーであることなど。

黄色と黒の強いコントラスト効果も相まった看板は誰の目にも留まるのです。

また、幼い年齢においては、原色カラーが心が躍るという幼児性に合った興味をそそるような商業的な意味も含めた物品のカラー、おもちゃ屋さんのロゴや看板も同じです。

大人になるにつれて、非常に曖昧な中間色を好むようになったことで、大人への階段を上り始めた証のようなものになるのです。

①商品購入の決め手は「カラー」が大きく占めている

商品の色の販売の仕方をどうするのか、多色をそろえながらラインナップを豊富にするのか、それとも売れ筋の黒色に特化した色濃いスタイルにしていくのか。。

販売側はそうと知れば、カラーを重要視して取り揃え方を考えるものなのです。

2025年ピクチャレスクのバッグ用の生地は、真っ白からパステルカラー、中間色を経て紺色、茶色、黒へとたくさんのカラーを盛り込みました。

このような取り揃え方はこれまでしたことが無いほどの徹底ぶり。

黒に特化したり、白に特化したりというスタイルよりも、まず製作者の私が心から楽しめる方ということでカラー展開を豊富にする選択をしました。

ここまでとことん色を並べ、初めての真っ白にも手を付けた点は2025年が特別な製作年であることの1つです。

②流行色は決して「ヤラセ」や「仕掛け」ではない、自然な人間の心理が生み出すもの

流行色がアパレル業界のどこかで意図的に作り出され押し出されたものであるような印象は私も持っていました。

確かに流行として広がりを見せ始めたころからはそれぞれの企業がこぞって流行色であることを認識し、強くディスプレイなどに打ち出すことはあると思います。

ただ、著者様によれば、そういったことはない、あくまでも自然なものであるとのこと。

では、何がどう生まれてそうなるのかは、「心理」「感情」「飽き」などの気持ちが次へのステップの動きとして現れるというようなこと、「ファッションスタイルの流行」の原理に類似のものだと思いました。

あとがき

色はその美しさを愛でるためのもの、装飾的であり絵画に通じるところが多くの方が考えることであり、私もこれまではそう思ってきました。

しかし、ちゃんとあったじゃありませんか、色も「機能」を持っていたということを。

色1つ選ぶにしても、なぜその色を選択したのかの理由がしっかりあれば、お品物1点ずつが非常に奥深いものになりメッセージ性を込めた物品になると思います。

「置物」「人形」であっても同じで、そこに置いているだけであってもその存在自体がメッセージを発しているということなのです。

製造者はこのことを知っているべきであり、そこがお品物1つの本当の意味での広がりの第一歩なのでしょう(^-^)。

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書き手:ピクチャレスク

<マチ>型紙に赤マジックで線を引きながら探る、トートバッグのマチの計算式にマチの縫い代寸は入れない理由【138】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

当ブログ記事は、2020.07.02に投稿の1つ前の【137】と関連、以前はこちら【138】と1記事に合算してまとめておりました。

それもブログ記事の整頓の1つではあったのですが、その後の更なる「手直し」により、当記事の番がやってきた2025.05.20現在、新規投稿により【137】とは分けることにしたのです。

【137】では、「マチ付きトートバッグの出来上がり寸法からの逆算で作る正しい型紙」の作り方を解説しました。

積み算式に、縦と横を出来上がり寸法からのスタートで正しくマチ寸法と縫い代寸法を加えていく「方法論」のみです。

こうした計算式のみの提示で、数字を当てはめるやり方ですぐに引用できることを優先し、「理由」の部分を後回しにしていたのでした。

この【138】から続く後の【769】【807】【915】は、同様にタイトルに<マチ>が付き、その計算方法の正しさの解明の部分に焦点を当てた投稿なのです。

完全解明には、物理的なところまで迫る難しさがあり、そのことが混乱と複雑さを生むことで、最も基本的なやり方のみの投稿を【137】とさせていただいたのでした。

ということで、このたびからの<マチ>の投稿は、「マチの縫い代を計算式に含めない不思議」を紐解く物理的構造に迫る内容となっていきます。

単純で誰もが同じように実験出来て納得できるようにと、型紙を立体的にして実際にマチを作りミシンで縫う部分に赤マジックを印しました。

型紙を広げた時にその線はどこを走っているのでしょうか。。それがマチの計算式を納得する1つの解明方法になると思います。

<マチ>マチ付きトートバッグの型紙を立体的に組み立て、縫い代1.5cmに赤線を引いて広げたら出た答え

【137】の投稿でも利用したマチ付きトートバッグの出来上がりサイズと縫い代を含む型紙サイズの計算式。
実際のトートバッグではこの部分の構造を寸法の部分に焦点を当て解明していきます。
マチを作る時の風景(縫い代は1.5cm):トートバッグ製作経験者様はこの風景はなじみ深いと思います。
マジックシミュレーション:上の図と同じ状態の半分で見ていきました。こうして1.5cmの縫い代線を付します。
平面型紙での上のマジックの位置:削ったマチに内部に赤線が付き、右側に少しはみ出しました。
反対側も同じように赤マジック(点線):区別がつきやすいよう点線にした反対側。

ここで、暗いトンネルを抜け出たかのように明らかになったことは、ミシンで縫っている線は、平面で「Lの字」を縫っていることにイコールであるということ。

言い方を変えますと、実線の方は上糸、点線の方は下糸という見方もできます。

どうでしょう、マジックの線が型紙の1.5cm内側を完全に覆ったという実証から、逆説的に「マチに縫い代1.5cmを含めていないのに正しく出来上がった」と言える実験結果です。

寸法に焦点を当てた見方:7.5cmの型紙のマチを折った時の半台形の底辺は1.5cm右にはみ出した9cm。

左側は、本体の底の縫い代1.5cmに該当しますので、マチからは削除の9-1.5=7.5cmがマチの領域。

出来上がりのマチ7.5cm分よりも1.5cm右にはみ出して奪った1.5cm分は、底の縫い代である左側1.5cmと重複することの余分と打ち消し合って「0:ゼロ」なのだという見方で腑に落ちませんか?。

このたびは、ここまでです。

あとがき

このたびの赤マジックの検証でも、随分クリアになってきたのではないでしょうか。

私は、この実験をするまでこのような構造すらイメージできていませんでした。

しかし、今後アウトプットして多くの方にお伝えしていくにはもっと深堀りして腑に落ちねばとやってみたことでした。

じゃあ、縫い代が底は1.5cmでもマチの方が1cmという風に同じ縫い代ではない場合はどうなるのか。。など、多様なケースでやってみて、物理的法則や構造を掴んでいくことになります。

というわけで、続く【769】【807】【915】も投稿があるのです。

自らが納得したお品物は、きっと優れたお品物になっていくと思うのです。

素敵なバッグが完成できますよう、応援したいと思います(^-^)。

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書き手:ピクチャレスク

WEB上の小技が効かなくなる、「クッキー規制」によって個人情報のより強い保護の背景で見込み客に出会うすべ【1440】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

当ホームページも含め、自社ホームページを持っている商業者は、「プライバシーポリシー」という項目が設けられているかと思います。

ここに個人情報の利用の正当な使い方を誓っているわけです。

そして、ここ近年WEB投稿が最も盛んになった背景と共に、「クッキー規制」というユーザー様のホームページ来訪の際の足跡の分析を規制する動きが高まったということです。

「制限を設ける」ということであり、とことんまでも解析できなくなったと考えてよろしいかと思います。

ピクチャレスクのようなWEBに疎いタイプは馴染みが無いのですが、こうした分野の専門のお仕事も間違いなくあるはずで、これまでのようなことが出来なくなり頭を悩ませている広告業者様の姿を想像。

このたび、「クッキー規制を乗り越える!新しいデジタルマーケティングの本 :野村総合研究所 広瀬安彦 著」を拝読。

主に広告でのアプローチに役立っていた「クッキー」が得られなくなることで広告のスタイルに変化が出てくることにもなったということです。

すでに、インスタでは投稿に馴染むような広告で毎日溢れかえり、今までよりも個人の方の投稿が探しにくくなったところまで来ていると実感。

では、商業者はこぞってインスタの広告を利用するのか。。インスタの広告も随分レッドオーシャンではないのかと。

当投稿では、ノウハウ云々ではなく、今後のWEB発信全体の有り方が変わっていく様子を本の中の「小技の消滅」の部分を中心に綴ります。

本来発信するということが我欲の為であったことが多かったこれまで、本当の望ましい有り方に見直す動きを感じたことをお伝えできればと思います。

表面的なワードのみではなく内容で評価していただければ。。クッキー規制・AIのチェックによる小技抑制の動き

本当に自らの思いを読み手に伝えたくてブログを書いているライター様がどれだけいるのでしょうか。

特に2010年代が顕著で、ブログを書くことイコール「アフィリエイト」をしているというスタイルがWEB上を占めていたような気がするのです。

初めてブログを書き始めた2018年初頭、右も左も分からない中、時間をかけながらなんとか当「ワードプレス」スタンドにお世話になりながらホームページを開設。

その最初の頃は掲載したブログ記事のWEB上での映り方などの客観的な見方すらできず、多くをネット上の情報に頼っていました。

その中で複数の方が、ブログタイトルなどの「html」の手動の書き換えを推奨し、SEO対策としてWEB上で上位に来るようなテクニックとして紹介されていたのでした。

投稿生地のタイトルを決めたら、自然に出来上がる「html」のままの表示でそのような作業などしないものだと思っていました。

しかし、あまりにも複数の方々がそのテクニックを紹介しているので、非常に引っ掛かりがあったものです。

結局、私はその効果もよく理解できず、呑み込めなかったのでやりませんでした。

こうしたことについては、現在では、AIによるチェックで下位に引き下げられる評価となるようです。

つまり何も手動でいじる必要は無かったということで正解だったのです。

いつの時代もやや狡めのテクニックでもって競争の中を勝ち抜く手法が生み出されるもの。

その他、フリマサイトなどでも今でも見られるのが、惹き付けられやすいハイブランド名を無関係なお洋服の出品にハッシュタグとして付けるという行為。

上述と類似のテクニックではないかと思います。

やはり根底にあるのは、「楽をして早くゴールを得たい」という考え方に基づいたものでしょう。

こちらに関しても、「クエリ」の正当さ(検索したワードにヒットした通りの内容になっているか)などもAIによって分かっている現在なのだそう。

あとがき

「誠実さ」もある程度AIが判断できる最初の一歩なのでしょう、良い意味でAIが使われているのではないかとこの部分に関しては考えます。

あの時、2018年に小技情報を信じて実際に実行しなくて本当に良かったと思っています。

おかげ様で、2018年当初の拙いブログの文章も、2025年でも「手直し」を加えながら当時の苦労や考え方の未熟さをそのまま認めながら今でも残すことが出来ています。

「ワザ」を駆使する前に、発信に対してはやはり実直でありたいと思ってやまないのです。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

枝葉の分かれ方や昆虫の左右対称の「シンメトリー」、自然の秩序が教えてくれる人間の日常の望ましい所作【1439】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2025年に入って最初の大仕事、100点余りのナップサック製作用の表地と裏地の生地を集め、接着芯貼りと裁断の作業を4か月程続けてまいりました。

とにかく正直な心持ちに従い、何度も何度も見直しや考え直しをして、やっとここ4月内でひと通り腑に落ちた表地と裏地の組み合わせの生地配分がまとまりそうです。

この生地集めの大きな特徴は、これまでのフローラルな柄を多く引用したところから、幾何柄を多用することへの変化を含みます。

さて、この美しい幾何学模様をたくさん見たこの数か月間の中でタイミング良く1冊の本に出会います。

「シンメトリー:デーヴィッドウェード 著/駒田曜 訳」を拝読。

所謂「対称性」を深堀りされた本です。

「シンメトリー」は、対極の「アシンメトリー」と比較すると分かり易く興味深いかと。

正に「幾何柄/幾何学模様」を目の前にしている今のピクチャレスクには、この本を手に取ることが必然だったかのようでした。

この本を通して、著者様が伝えたかったことは何なのか。。そんなところをこのたび自分なりに探ってみたいと思いました。

むしろ「シンメトリー:対称であること」が自然の本来の姿、「乱れ」から「整い」への良ききっかけになる可能性

まず驚いたことがあります。

「シンメトリー:対称性」は、人間が人工的にこそ生み出せるものであると考えていたこれまで。

自然界の様々な事象は、ちぐはぐに起こっているのであろうと考えていたことです。

実際は全くの真逆、むしろ自然界の本来の秩序こそ調和のとれた「シンメトリー」そのものの姿だったということなのです。

植物の枝葉の分かれ方、昆虫の構造、ハチの巣のあの多角形の配列の意味するもの。。様々な自然界の出来事すべてが秩序よく整えられたミニマムなものだったのでした。

「シンメトリー」が左右対称、「アシンメトリー」が左右非対称という目で見える範囲の部分を大きく超えた深い部分まで「シンメトリー」がこの地球上に存在しているのだと。

それこそ、生き物すべては自然と繋がり、生き物同士もすべてが紐付いているのだということ。

結局は万物はたった1つの集合体なのだということを言わんとしているのかもしれない。。そのように思えてなりませんでした。

日常の中の「シンメトリー」:目で見えるもの、心の奥深くの部分までに及び無限に存在するものなのではと。

「美しい」ということは、最も単純には「整っていること」とも語ることができます。

その「整い」1つにしても見た目から、「肚:はら」の部分までも整っていることこそ本当の美しさであるということになりませんか。

あとがき

対極の「アシンメトリー」に関しては、お洋服の例で言うと、こちらも非常にスタイリッシュで美しいもの。

「シンメトリー」である左右対称に対して、ファッションデザインではテーマでもある「破壊」という反対の姿である「アシンメトリー」は人間の考案である証らしさ。

反対に、自然のそのままの秩序をそのまま受け入れたような「パターン化」の美しい模様などの配列も冒頭の生地にも表されている幾何学模様のように人間の考案なのです(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

服地パンツと解釈した、ライトブルー・ミドルブルー・濃紺・黒のカラー違いのデニムをジャケットだけで組み合わせ【1438】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

これまで幾度か投稿させていただきましたデニムコーデ。

その都度の気持ちの変化やリフレッシュ感でワードローブの入れ替えのタイミングの記録でもありました。

このたびも、季節が大きく変わってきたこの4月に思い立ちまして、デニムだけの年間ワードローブを作ってみようと。

しかも、コーデにエッジを効かせるようなALLジャケットで。

随分ワクワクしながら、もともと好きなジャケットというエレガントアイテムと共に、デニムを柔らかい装いにする目標を持ちこのたびのワードローブ作りに挑みました。

共感していただいたり、新しい何かを見つけて下さったりなど、自由に「ジャケットに特化したデニムの部分的着回しコーデ」をご覧いただければと思います。

オールシーズン楽しめるための色違いデニムコーデ、ジャケットを配分良く部分的に着回しながら高めるエレガンス

ミニマムな数のカラー違いのデニムパンツ:下段真ん中は超濃紺が実際のカラーであり、上のブラックとは区別。
ウール混のミックスツイードジャケット:チャコールを思い浮かべがちですが、実は右下のライトブルーが素敵。
ボルドー系の2種のジャケット:ミドルブルーデニムに合わせた2点のジャケット、右はベロアマルチ幾何柄。
オリーブグリーンジャケット:ジャケット内にはアコーデオンプリーツタンク。右のスラックスタイプが相性良し。
超濃紺のデニムジャケット:デニム調などという領域を超え、超拘りのセルヴィッチデニムの厚みのジャケット。

このジャケットは珍しいバランスであり一目惚れではあったのですが、この後が難しかった(^_^;)。

なかなかボトムとぴったりにセットアップのように着ることが難しく、デニム1点ずつのそれぞれの落ち方と染色具合がこうも別々のものなのだということを実感。

写真では右が近いように映りますが、実際は違って左のスラックスの色の方がむしろジャケットに近いのです。

この難関は、自分だけではどうしても難しく、様々なスナップ写真を拝見してお力をお借りしました。

パリジェンヌ様や実際のブランドコレクションのデニムバージョンでは上下は必ずしもピッタリではなかったです。

かえってそれこそが現実をそのまま映し出した姿であり、無理やりぴったりに合わせる必要もなく素敵に自然に着られていました。

遠目では、少しの違いは「ほぼぴったり」と映るものであるという解釈も大切なのではないでしょうか。

王道の黒の別珍のテーラージャケット:1点あると複数のカラーのデニムに共通に合わせられます。

ブラックデニムが落ち着く組み合わせですが、拝見したパリジェンヌ様は、ミドルブルーにもライトブルーにも黒のジャケットを合わせていらっしゃいました。

柄入りのモノトーンジャケット:綾織りも立派な「柄」と映ります。モノトーン柄となると黒系デニムが断然瀟洒。

あとがき

このたびのデニムワードローブ作りの新鮮さは、①デニムジャケットを取り入れたこと②ミックスツイードジャケットと合わせた冬対応の2点。

デニム以外では黒一辺倒なお洋服ですので、カラーを持ったジャケットを配置できたことは、デニムのおかげなのです。

そして、今までの固定観念である、「デニム製のジャケットなどいい加減に作られたかつての流行物しか見つからない」ということに関しては、素晴らしい成果。

このデニムジャケットを企画をされたアパレル「ブルテンブラット」様、大変素晴らしいです。

そして、縁の無いブランド様だと思っていたミックスツイードのブランド様のこだわりと良質さも知りました。

こうして古着の中から感動や得られるものはたくさんあるのです。

夏の半袖シーズン用のご紹介は省略しましたが、実際は半袖もこのデニムコーデの中に混ぜています。

そうして、すべてのシーズンにデニムを着用できる機会ができました。

これまでは、1つの流行があることでそこに乗っかるように多数の人であふれかえった色濃さがより「人気アイテム」を生み出していたかと。

しかし、そういったことは今後は起きにくいと考えております。

代わりに、いかに自分のスタイルを持ち高めていくかがワードローブ充実のポイントなのではないかと思うのです。

決しておしゃれであることを目指すのではないのです。

「自分らしさのめいっぱいの表現」を目指すことで、結果的に人から「おしゃれである」と見てもらえるという順序なのではないでしょうか(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

<型紙>素材が無限の定番デザインの楕円底ナップサック、シンプルなデザインに隠れた構造が盛り込まれる【1437】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

事業活動名でもある「共有型のハンドメイドバッグ」。

この「共有型」というワードらしさの1つの企画として、型紙のすべてのパーツをご紹介するという回になります。

確かにデザインや作り方は自らが考案しましたが、その後というのは多くの方との共有のスタイルに、自分一人では到底広がらないノウハウやスタイルを広く文化として広がる目的1つに絞ることにしたのです。

こうした決断は、作家なる地位をお持ちの方では到底躊躇することであり、だんだんとこうしたスタイルに自然になっていったことこそがピクチャレスクらしさなのだと受け取っていただければと思います。

「素敵なバッグを作る方への応援」のような存在でありたいのです。

そして、自らもこのノウハウやデザインを共有し一緒に活動していきたいという、何ら先生とか指導者などというスタンスとは別のものなのです。

2024年末頃にデザインが確定してきた「楕円底ナップサック」の型紙と寸法を当投稿で伝達します。

ここ最近で楕円底のカーブを半径5cmから半径10cmへと変更、それに伴いぴったり合う寸法の本体の横の長さとの一致も確定しました。

ただ、その寸法が理論上であり、実際の生地の性質によりどこまで変わるのかなどは、自らもたくさん今後製作せねば分からないことです。

この機会に、是非一緒に製作をしていこうではありませんか。

<型紙>楕円底の大きめナップサックのすべての型紙寸法を表示、型紙からイメージする製作全体の流れの解説

ブログもYouTubeも「型紙」をメインに提示した場合は、今後タイトルの頭に<型紙>を付記します。

全く同じで作っても・アレンジでも・一部引用でも、とにかく「商業利用が可能の著作権フリースタイル(ただし「特許」などの独占は不可)」で行きます。

安心して、自由にハンドメイドバッグの製作を広げていって下さいませ。

楕円底のカーブ変更前のナップサック:写真が以前の半径5cmの製作品、もっとカーブが緩やかになりました。

近々、ピクチャレスクも製作をどんどん進めていきますので、ご質問など是非コミュニケーションを取りながら、一緒に活動していこうではありませんか。

アパレル用型紙で作ったナップサック用の型紙すべて:全部で①-⑩までの10種。ポケットパーツが多い特徴あり。
型紙の寸法(すべて縫い代込み):縫い代込みで統一した方が解釈がシンプルであるとこのスタイルに。

用尺に関しては、表地と裏地の他に別布を登場させるかどうかによって変わってきます。

だいたいで言うと、生地が広幅の140cm程度あると本体95cmの長さと底の35cmの長さが横に並びますので、表地のみで縦50cmの用尺が可能。

シングル巾ならば、縦に並びますので、余った分を裏地の一部に使ったり、共布ベルトに使ったりすることで1mの調達という手もあります。

裁断の時は、型紙のすれすれをカットするということになりまして、出来上がりタイプの型紙などとはやり方が違うと思います。

特にお洋服では、型紙の周りに縫い代を見込んで周りを空けてカットすると思うので、その違いのやりにくさの解消のために裁ちばさみを先のとがったタイプにしています↓。

先のとがった裁ちばさみの有効性:細かい部分のカットも正確、縫い代込みの裁断で型紙の横すれすれをカット。

おおまかな作り方を下に貼りますYouTube動画の後半で3分の2くらいの時点からざっくりとお話致しました。

ざっくりなのに、随分時間がかかったのも、そのノウハウがなかなかのボリュームであることの証拠です↓。

あとがき

音楽の作曲もそう、このSNS中心の時代を受け入れ大いに利用したらよいのです。

「こんな曲はとても披露できない。。」と思ってもどこかの誰かが共感してくれる可能性というのは、この世に出して初めて分かること。

そういった意味では実験的なことが許されるSNSは敷居が低いのです。

バッグ製作品もそう、たとえ未熟であってもせっかくの限りある人生の一部の時間を利用して作り上げたもの。

この世に出していくという意味では、どこかの誰か数人にでも知ってもらうことに意味があるのです(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

今後製作のバッグの表地と裏地の組み合わせの考え直し、エレガント同士・カジュアル同士で着地した「心地」【1436】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

当番号から少し前の【1432】からおよそ1か月弱の間、更に生地を追加調達する日々の中で別の考え方に行き着きました。

【1432】では、デニム生地を表地にした場合に、裏地に服地を組み合わせることもしていました。

その後「ミックス」に対して心に大きく引っ掛かりが生まれまして「ごちゃ混ぜ」と感じるようになってしまったのです。

そして、行き着いた組み合わせが、「エレガント」「カジュアル」を真っ二つにはっきりと分けてしまうことでした。

ミックスが良いという考え方もあると思いますが、随分ちぐはぐさを感じてきた「心地悪さ」をしっかりと受け止め、「心地良さ」へ向かおうと。

当記事内ではそれぞれのラインから代表的な数セットのみをピックアップしまして、この「心境の変化」があったことを軸に綴ってまいります。

バッグ素材の生地コーデのその後の心境の変化による組み合わせ替え、エレガント同士・カジュアル同士に行き着く

カジュアルテイスト、エレガントテイストという違いをそれぞれ色濃くしていくことにしました。

ただ、全体としては、いずれもエレガントに寄せていくという特徴こそが本当の姿。

どこまでがカジュアルでどこまでがエレガントなど、それぞれの価値観です。

ピクチャレスクとしては、すべてをエレガントな方向へ持っていきたいというたった1つの目標を持ちました。

2つのテイストにはっきりと分けたことが、かえって全体でのエレガント志向を際立たせると判断したのです。

ナップサック「餅巾着」の本体パーツ(横長)は黄色の包みに三つ折りにふんわり畳んで重ねてストック。

その他のパーツの底面やタブやショルダーなどは黒の方にまとめています。

接着芯貼りが完了し裁断が完了した本体パーツで見ていきます↓。

こんな風にふんわりと畳んでいます。ある程度の分量で括りを2段目に分けていかないと皺が寄りますので注意。
カジュアルなテイスト同士の組み合わせ。違和感の無いすっきりとした相性。デニムや綿/100%はここに集結。

ツイード以外はほとんど表地は無地、ユーザー様としてはおそらく柄物が表地ではクセが強すぎで使用の出番を失うのではないかと、これまでのバッグ製作+販売で手応えとして感じています。

ただ、時々抽象的な柄が表地でも良い場合や、厚手でどうしても表地でなければ成り立たない場合のみ柄が表地になります。

エレガントなテイスト同士の組み合わせ:主に高級服地に特化。(一番下の真ん中の黒は裏面の芯地ですので)。

以前はここにデニムをミックスしていましたが、このたび考え方を大きく改め、カジュアルとエレガント別物にすることにしました。

不思議と、そうすることでこそ全体がエレガントな方向性を色濃くしてくれるのだと解釈したのでした。

あとがき

生地の組み合わせは、ハンドメイドバッグ製作でここ2025年から最も「熱」を入れ込むタスクになりました。

ここで大半が決まってしまうと考えると非常に重要な場面なのです。

そして何より、この製作自体ができるのも生地のおかげではないのかと思うようになったこと。

2020年辺りも生地をたくさん集めましたが、その時以上に2025年の方がはっきりとした選び方をしていると思います。

製作するデザインを絞っていることで、素材を特化することに熱を注ぎ込めているということかもしれません(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

教科書通りではない視点を持つ者の創造力のベースは「素直さ」、会計のみならずすべての事象に対しての教え【1435】

アイキャッチ画像1435

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび、「稲盛和夫の実学 経営と会計:稲盛和夫 著」を拝読。

決められた基準もある規定概念たっぷりな会計分野で、自社流の見方を築き上げた「京セラ」様の創業者のノウハウです。

きっかけは、YouTubeでご紹介があったことで手に取ることに。。

発信主の方の「この本が好き」というフレーズが気持ちのフックに引っかかったのです。

通常は、「為になる」「参考になる」「是非ご紹介したい」などの言い回しを聞きますが、「好き」とまで思うのはなぜなのか。。これを知りたい、自分でも味わってみたいと思ったからです。

期待を裏切らず、非常に「好き」という感想に共感。

図書館で借りたのですが、「経営」のコーナーにあることが不思議なくらい、「道」「姿勢」を説いているのではないかと思うほどだったからです。

説かれる「姿勢」、事業の発展や改革もすべては正直さを持ったスタイルの一人の人間の数字への追求から始まった

創業者様が事業を始めた頃、今のような大企業への発展はまだまだという昔です、経理部の方とのコミュニケーションの中でたくさんの「Q&A」をしてこられました。

経理部の人にとっても、会計無知のフラットなまっさらな問いに対して、フレッシュな気付きもあったと思います。

会計はまかせっきりの代表者、自らがジャッジしなければ気が済まない代表者、などそのスタイルは様々。

会計が本当に事実と結びついたものになっているのかどうかを新しい視点で把握。

その道何十年の、ある意味固定観念たっぷりの会計担当に投げかける質問が非常にどれももっともでありピュアなのです。

会計知識がなかったまっさらな状態からスタートしたこと、そこから専門分野の者ではない新しい視点で疑問をクリアにし、最後には社内独自の管理会計システムを打ち立てられたのでした。

あとがき

冒頭の部分で、この本が「経営」の分類に括られていることの不思議さを綴りました。

こうした会社経営のノウハウの一部でありながらも、すべての事柄に対しての「姿勢」1つのみを説かれているような気がしたのです。

決して疑問に対して蓋をしない・目を背けない・そういうものだと1+1=2に当てはめない・引っ掛かりは納得するまで追求する姿勢です。

このような点が、「この本が好き」と思わせてくれるのではないかと。

必要以上に大きく見せたり良く見せたりなどの誇張的なことは決してしないという姿勢も非常に誠実、世の中の多くの事業者がやっていることに対しての対極です。

近道をして短い経路で良い結果を見せたい事よりももっと大切な事があるのです(^-^)。

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書き手:ピクチャレスク