映画館で見る映画は、その世界観に自分も入るほどの迫力がある点でお勧めです。
ただ、なかなか出かけていく行きと帰りの時間を考えると、サブスクで見るスタイルも頷けます。
ちなみに昔から映画のレンタルなどもほとんどしてきませんでしたので、サブスクも何1つ登録していません。
そうした余暇の時間をあまりとっていないのですが、もしかしてそうした何気ない物語との出会いの中からヒントもあるのかもしれません。
あまり頻繁に映画を見るわけでも無い者が、ここ1年くらいで何十年前かの過去の映画を視聴させていただいた感想をこのたび3映画でお伝えします。
①「衝動殺人息子よ:若山富三郎 主演」
タイトルがヘビーですが、期間限定の無料視聴のYouTube内の公式チャンネルで拝聴したもの。
「若山富三郎」様というのは、観終わった後知ったのですが「勝新太郎」様のお兄様でした。
息子の突然の死。。自分たちの足で歩き回りながらその真実を追求し翻弄する長期の年月をまたいだ夫婦の物語。
悩み迷い葛藤する姿に、何とも言えない深みや人情を感じました。
なかなか実際に見てみないと表現し辛いのですが、主人公の後ろ姿1つからも情や念を感じるような存在感ある演出でした。
お母さま役も素晴らしく、優しい昭和のお母さんらしい一面と気丈な部分を併せ持つ素敵な演出でした。
②「告発の行方:ジョディ・フォスター 主演」
1990年手前のアメリカの社会事情の1つを分かり易く演出。
今でこそレイプ事件については非常にシビアな時代になったものの、当時は被害者は泣き寝入りが多かったらしいのです。
何十年も経過の今も変わらず起こるレイプ事件ですが、「合意」ということの深みがあると思います。
映画の中でも、明らかにお酒に酔って男性達に手招きするようなしぐさもあったことで、後から男性達がその点を「合意」だと解釈している様子でした。
しかし、酔っ払った次の段階として、目が覚めるほど途中から恐怖を感じ出したことも間違いが無く、もうレイプが始まってしまって制止できなかっただけです。
ここで感じたのは、人間である以上感情の流れというものももちろんあり、「挑発=合意」というのは浅い見方だと強く感じました。
「被害者本人が大きな恐怖を感じ、自分の力ではどうしようも免れる1mmの余地も無かった」というところまで追い込まれた状態は、「レイプである」という1つの見方。
「恐怖を感じる」などが同意なはずはありません、時は1秒ごとに移り変わるもの。。つい先ほどまでは陽気でも急な落雷もあるもので、「恐怖・苦しみ」を感じたということの方にももっとフォーカスするべきだと考えます。
時代も移り変わりましたので一人一人の人間の意識もかなり変化しています、この映画はいつも集まる酒場の陽気な人々が起こしてしまった「ノリ」の果ての悲劇という1980年代らしさもあると思います。
③「ピアノレッスン:ホリー・ハンター 主演」
1990年代の映画ですが、上映当時友人が「見に行く予定をしている」などと言っていた記憶があります。
1800年代のヴィクトリア朝の時代が背景。
ニュージーランドに写真結婚(今でいうマッチングアプリみたい)で移住した際にピアノも一緒に船に積んできた程の人生の友であり自分自身の要的存在。
ここで夫ではない現地の男性との恋愛の物語が始まるのですが、なぜこの現地の男性が好きになったのかという点。
映画の中ではどうしてもはっきりとは分かりませんでした。
AIの解説では、主人公の心の声にちゃんと耳を傾けたのが旦那さんではなく(旦那さんも現地の人ではない)、現地民族の方の男性だったとのこと。
ここまでの恋愛物語でありながら、なぜ現地の男性に惹かれたのかが実際に観た者には分かりにくかったです。
10歳の娘を連れての人生の旅だった移住だったのですが、この娘の存在感がすごかったです。
この年齢でいろんな物を見せつけられて、壊れてしまわない「逞しさ」「強さ」が感じられました。
彼女はこの映画で「助演女優賞」を11歳で獲得したとのことです。
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以上の3映画でした。
無料でも優れた映画もあります、2時間ほどをリラックスしながら映画鑑賞に充てることも「読書」に似て、何か自分にインスピレーションや影響をいただけることがあると思います(^-^)。


