マチはそのままたっぷりで確保したい、18cmマチのエコバッグを縦2.5cm短くした比較実験の結果【1216】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在、エコバッグの「切餅:きりもち」を製作中です。

このデザインは、デジタルコンテンツにまとめるためのデザインです。

コンテンツご購入者様の特権として、「商業利用自由なデザイン/作り方」であるという貴重なものになります。

ですから、作りやすく、納得していただけるようにといろいろ改良を重ねてきましたが、現在用尺に関しても見直しているところです。

これまでは、本体の縦の長さを縫い代込みで52.5cmと設定していましたので、狭い幅のよくある110cm周辺の生地では、横が60cmあるこのデザインは縦に並べて生地に配置することになります。

そうしますと、52.5cmx2倍=105cmと、用尺はわずかに1mを越えます。

私自身では、5cm単位でもカットしていただける生地屋様なので問題なかったのですが、これを他の方が製作していく際に、ネットで生地を購入するかもしれないと思いました。

おそらく生地をネットで購入するケースは多いと思うのです。

私でも、遠方の優れた生地屋様などはネット購入で今まで調達してきましたので、その場合50cm単位が主流でした。

10cm単位のところもありますが、やはり50cm、1mというような区切り方が多いわけで、そういったきっちりとした単位の用尺でなければ、結局は受け入れがたいものになると思いました。

そこで、このたびは、用尺を1mにするための最低限の2.5cmカットをし、出来上がりの縦の長さが先日の完成の【1211】の投稿のお品と比べてどんなふうに違うのかを比較した回になります。

以前から、よく、5cm以上の変更でないと目に見えて分からないということをお話させていただいてきました。

よって仮説としては、あまり変化はないだろうというものになります。

ヘリンボン生地で製作した「切餅」ご披露

「切餅:きりもち」:<サイズ>縦36cmx横35cmxマチ16cm。

クールなカーキグレー色のヘリンボン柄です。

作りは全く同じです。
<表地:カーキグレー>コットンヘリンボンバック地、綿/100%、日本製。

ヘリンボンの柄が美しいですが、細かいストライプになっていて、比較的優しい柄の出方です。

無地ライクとしても使用してしまえばよいので、使いやすい生地だと思います。

この生地は、厚みは中くらいだけれど、少し重いこと、そして、柔らかい性質があります。

柄の向き:底の部分だけは、細長パーツを横向きに裁断することで、
すべてがこうしてヘリンボン柄が同じ向きに現れた作りになりました。

2.5cm縦を縮めた比較結果やいかに。。。

【1211】の投稿でご紹介のグリーン色との比較になります。

左:今回のヘリンボン 右:前回のリップクロス地

少しややこしいお話なのですが、前回にサイドの縫い代が2.5cmなのに1.5cmと間違えて作ってしまい、両サイド分で2cm広く仕上がったのが前回製作の右側です。

今回の左側は、正しく2.5cmの縫い代を三つ折り1.25cmずつで仕上げました。

これが正しい元の仕様です。

サイドの三つ折り:2.5cmの縫い代で地縫い後、三つ折り1.25cmずつで曲げてステッチ。

ここまで縫い代を広くとる理由は、ゴブラン織りなどの厚手生地にも対応できるようなものであるためです。

ところが、たまたま、右のリップクロス地は、ハリコシはあるのだけれどそれほど分厚くないので1.5cmでやれてしまったのです。

ですから、比較の際には、横巾はどうしても今回の方が2cm狭くなっています。

さて、縦の長さの2.5cmのカットの結果は↓。。。

左(2.5cm縦をカット) 右(2.5cm左寄り長い変更前):おかしなことがおこっています。
カットした方が長く感じますね。これは生地の性質の違いです。

今回の左側のヘリンボンは、どっしりと重みが下へ重力に従う感じで垂れますので、右側と縦の長さが違うように感じます。

短くしたはずの今回の方がむしろ長く感じるのですから、あまり問題はないということになります。

こんなことこからも、2.5cmくらいでは、それほど変わらないから、大丈夫であったと結論付けました。

よって、総合的に見て、2.5cmカットのヘリンボンの通りで仕様が決定しました(^o^)丿。

あとがき

今回の製作で、この「切餅」というデザインに関しては、私自身が腑に落ちてきました。

一度コンテンツ完成をしてアップロードなども2022年の去年に、してみたのですが、やはりいろんな生地に対応できない限定された150cm以上の巾に限った条件での材料選びだったことが引っ掛かっていたのです。

そして、それを改良したその後も、今回のように、生地を選ぶ際に1.1mの用尺では生地が調達しにくいし、余分がもったいなく余ってしまうような用尺であると見直したのです。

この、腑に落ちなかった部分がどれも他の方がお作りになるという目線になって分かったことで、これこそが重要であることを知りました。

もう、デジタルコンテンツを本格的に制作しても良さそうだと思っています。

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