インボイス制度開始をきっかけに考えたい、税金分野だけで見る個人事業主でいることと法人の形態との違い【1195】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

この2023年3月からの申し込みで、2023年10月開始のインボイス制度。

これまで消費税を免除されていた小規模事業者様もいよいよ消費税を納税することになる選択が必須になってきます。

まだそれでも救済措置のような免除も残るようですが、今後発展していき、事業の実りを上げていけば必然的にこのインボイス制度の枠に入っていくのが良いと私は考えます。

インボイスと聞くと、かつて貿易事業者への勤務の過去がある私は、どうしても輸入の際の金額の入った納品書みたいな役割の「INVOICE」を思い浮かべてしまいます。

どちらかというと、このインボイス制度は、和製英語のようなニュアンスでインボイスという言葉が使われているように思えます。

その輸出入の必須書類であった貿易のインボイスとは別の書類として考えた方が良さそうです。

ポイントになるところは、「適格請求書」というものが「納品書」に当たるものである点。

ここへ、「インボイス登録番号」という2023年の3月申請時に税務署様から頂いた番号を掲載することで、今までの独自の納品書から適格請求書に生まれ変わるというニュアンスです。

本当にうまくいくのか、という心配の1つとして、自分だけが関わることではなく、納品先様や仕入れ先様にも関係するということですね。

請求書や納品書というのはお取引先あってのものですものね。

ということで、冒頭では、インボイス制度のお話をさせていただきましたが、このお話も今回の本の中で触れられていて、とても有難かったです。

このたび読ませていただきました本は、「起業から2年目までに知っておきたいお金の知識:元国税調査官/大村大次郎 著」です。

人気の本であることがうかがえるエピソード

いつも本は図書館で借りています。

所有すると置き場所やストックに悩むことが理由です。

図書館で借りることで、期限が設けられ、かえって読書のスピードが上がります。

そして、借りる限度の冊数は図書館のルールで決められているものの、大きく見れば、無限にあらゆる本を片っ端から読めるということになります。

ふと思ったのですが、私も「レンタルジュエリー」をやらせていただいておりますが、自身も図書館という場所でレンタルをしているのだということに今更ながら気づいております(^_^;)。

図書館で借りることが「レンタル」というイメージがあまりないですが、立派なレンタル事業です。

図書館は、私の行っているところは1期間(3週間)で6冊までレンタル可能というルールがあります。

自身のレンタルジュエリーでは1期間で3セットまでというところが類似です。

私は3セット(1セット3アイテム)だとアイテム数としては、9アイテムですので(^_^;)。

ところで、今回の本は、一度延長をしたのですが、それでも期限までに読み切れず、いったん返却した時に、次に申し込まれている予約の人が無ければ引き続き新規で借りることができたものでした。

それを期待したのですが、もう予約が入っていたのです。

そこで、その場でその次を予約させてもらい、後日借りれる状態になったという連絡をメールでいただき、再び図書館へ。

その時に、次の予約がまた入ったので、延長が不可で、新規(3週間)だけで返却をしなければならないとの事でした。

なんという人気の本なのでしょう!。

この本の人気の理由

そこで、なぜ人気なのかを、実際に読んでみて考えてみました。

まずは、何と言っても、著者様の経歴です。

この経歴が「現役税理士」様であった場合と比べ、「元国税調査官」様というのがド迫力です。

現役税理士様もとても詳しい知識や頼れる存在なのですが、元は、事業者を調査する立場にあった調査官であった人がその目線も持ちながら、反対の事業者側の「節税のコツ」を教えてくれるのです。

とても面白いですし、発想が新しいなあと思いました。

もう、現在は現役ではないことで、過去のキャリアを活かしたコンサルティングや執筆業をされているからこそ、何でも教えてくれるのです。

ということで、この本の人気の秘訣は、

・著者様の申し分ないキャリア

・著者様の実直な裏側のちゃんとした説明

・対極の立場の人が書いた

こんなところが読まずにはいられない本になっていったと思います。

個人事業主なのか法人なのかの選択

よく、個人事業主or法人で比較がメリット・デメリットと共に話されることも多いです。

私は個人事業主で継続中ですが、この本で、法人というのは、個人事業主よりも事業以外の節税対策にも力を注がねばならないことを知りました。

それでも、法人の方が得であることもいくつかあり、特に、規模が大きくなり事業が潤っていくと法人の方が有利であることも多くなっていくようです。

ですから、まずこの本を早めに読み、もう一度、個人事業主のままでいるのか、法人化するのかの検討を慎重に判断したいところです。

今、この時点で私が思うのは、法人は業務が莫大に増えるという印象ですので、良い所だけをかいつまんで、法人化した方が信頼されるなどと安易に謳うものではないと思いました。

選択を誤らないためには、知識を持つという上で、この本のご一読はとても価値があるとお伝えしたいです。

あとがき

本だけ読んでいては何にもならないという言葉も耳にしますが、本もかなり有益です。

いろいろ読まないと本の良し悪しも分からないですので、結局は気になった本をいろいろ読んでみるということが良いでしょう。

私は、<読書>カテを設けて、読んだ後に発信をしていますが、良くない本は感想すらなかったりすることもあり、過去にアップしていない本もありました。

やはり、2015年以降あたりの本の方がネット社会に沿った内容であり、読んでもしっくりきます。

この目まぐるしい変化の昨今では、できるだけ「最新の本」の方が説得力があるかもしれません。

また、活字離れをした現代の方達向けに、小難しい言葉をひかえ、分かりやすい書き方が工夫されているのもここ最近の本が圧倒的です。

ただ、図書館だと、「新書」が当然人気で、なかなか借りることができない現状もあります。

また、ミニマム志向の高まりからだと思うのですが、私みたいに手元に本を所有しない考え方の人も増え、おうち時間も重視されて、読書が1つの趣味や娯楽にもまた復活してきたのではないかと感じています。

先日も、この本を読み終わったのが、カフェの中でした。

カフェは、飲み物と一緒にリラックスして読書ができます。

意外と家よりもカフェの方が読みがはかどることもあります。

公園のベンチというのもあったかい季節にはよいでしょう。

こちらも過去に一度ありますが、なかなか読み進められるもので良かったです。

時々、絵画の紹介の本なども借りています。とてもリラックスして読めます。

興味が湧けば、特に分野をしぼらない方が他分野からのヒントが増えると思います。

最後に1つ、偏った分野から、本の分野を他分野へと広げていく読み方をご紹介したいと思います。

例えば、ファッションが好きで、最初は「ファッション史」を読んでいたのを、「その中に登場したあるブランドの歴史が書かれた本」→「そのブランドの事業戦略をマーケティング方面から見た本」などと、違う分野に、少しの関連でシフトしていくという読み方です。

私も含めてなのですが、ご自身の良き「知識」と事業における「創造や工夫」へ読書が何かのヒント1つにもなればと思います(^-^)。

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