2つ目のハンドメイドバッグのデジタルコンテンツ制作の前の試作品製作の裁断時点でお伝えしたいこと【1153】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

以前に、【1144】の生地で、デジタルコンテンツの2つ目の制作を決めたというお話をさせていただきました。

そして、キルトもかけていくのだということも考案に入れました。

このたび、コンテンツ用の撮影に使う生地での製作や撮影の前に、1段階ステップを踏みます。

それは、真っ黒生地で試作品を作って行くことです。

デザインは、この1度っきりの製作をしたナップサック型です。
1ツメのトート型の「切餅」とは違うデザイン。

試作品で徹底する部分は、ショルダーの長さ

この画像が大切です。

実は、この時1度っきりの製作で、その場の型紙を利用して、更に出来上がり直前に長すぎてカットした製作であったので、全体のショルダーの用尺が現在不明です。

このお品はもう嫁いでいったのです。

ショルダーは調節機能が無いものにしていき、複雑さを解消しますので、そうしますと長さが非常に重要になります。

この製作の時のエピソードとしては、一度長めにしたけれども、最終的にはカットしています。

背負った時に下に垂れ下がり過ぎた感じがあったのでもっと背中にフィットする感じに最後で変えました。

基本的には、融通性ということも大事で、巾着をめいっぱい広げた時の長さは最低限必要で、そこから横に巾着ひもがどれくらい飛び出すのが全体の背負う時のバランスのすっきりとした見かけになるのかが上手い調整のポイントだと思っています。

余裕を見過ぎても結局は背負った時にだらりと下がり過ぎるのです。

よって、このサンプル製作の中では、一番のポイントは、巾着紐/ショルダーの長さの徹底ということになります。

裁断して接着芯を貼った状態の試作品。喪服っぽい黒生地だけで試作品を作って行きます。この一番上の裁断パーツがショルダー。現在130cmに設定しました。この130cmの型紙が変更を必要とするものなのかどうか、製作して出来上がり直前で確かめてみることになります。

その他は、表地にソフト厚芯を当てた、3cmのダイヤキルトをかけていきます。

これも、このような広いパーツに3cmのダイヤキルトをかけることが初の作業になりますので、そこそこ手間と時間がかかります。

過去の昭和時代などのナップサックはマチの無いタイプが多かったと記憶していますが、マチを十分にとって、小ぶりな使いやすいナップサックになることで、前衛的なナップサックの雰囲気を作って行きたいと思っています(^-^)。

あとがき

こんな感じで、これまでの、自身で考案したデザインを販売していくというやり方を改め、とことん研究した良い状態に行き着いたデザインのみを厳選して共有型のハンドメイドバッグのコンテンツに制作していくという点が、「自分だけの製作のその先」のような経路ができることになります。

せっかく作った宝のようなデザインをみんなで共有して使っていくという新たなルートなのです。

これがなかなか普通は、心理的にはできないことです。

特に自身のハンドメイドバッグの売れ行きが良い人はためらうことだと思います。

そんな風に売れ行きが満足できるものではなかった私であったからこそ、こういった方向へ行けました。

なかなか普通はそんな気持ちにならないものです。

しかし、そういった気持ちになったことを大切にしています。

こう思ったことに運命のようなものを感じています。

特に自分が主役でなくても、過去の工夫や苦労の証は、そのコンテンツの内容に反映されています。

デザインと手法だけが広まっていければというたった1つのシンプルなひっそりとした目標に向かっていきます(^-^)。

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