レンタルジュエリーの内容のレベルアップの様子【811】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」というキャッチフレーズで、ファインジュエリー中心のレンタル事業をさせていただいております。

私の場合、ネックレス、ブレス、リングの3アイテムを1セットにとりあえずコーデして、そのままスーツのように同時に身に着けられる状態をご提供しております。

よってセット組になっての1点ということになります。

その後、レンタルが成約した後であっても常に1セットずつを細かく見直して、腑に落ちなかったり、お客様が本当に満足していただいているのかどうかを読み取りながら時々差し替えとか変更をさせていただいております。

今回は、この差し替えなどを実際にしてきた、before-afterがどんな感じの変化なのかというその内容をお見せしたいと思います。

なぜ差し替えをする必要があるのか

後で、4セットの変化を写真でご覧いただきますが、そもそも、差し替える理由というものを先にお話致します。

レンタルジュエリーをスタートしたのが2020年の7月末になります。

古物が多く含まれるビンテージジュエリーも魅力的でたくさん取り入れたいので、中古品市場では事業者としては仕入れ時に必須となる「古物商」の免許を取得するところからスタートしました。

少し余談なのですが、ネット販売やネット事業としてこういった古物も扱うことが含まれるレンタルとか販売の場合、最初の古物商登録から、「変更届」という形でネット活動の要請を警察さんへ届け出ます。

私は古物商の免許をいただく時に、何か勘違いや無知でミスをするといけないので、「行政書士」さんへ依頼する形で書類の記載や登録をお願いしました。

その中で、きっと私が自分だけでやっていた場合にミスをしたであろう、この「変更届」の必要性をちゃんと念押しで教えてくださいましたので助かりました。

ネットでせっかくうまく活動していても変更届無しでもやってしまえるので、ここが落とし穴。

少し、曖昧なので、思わず見落としがちで、結構多くの人がミスする点だと思います。

私も全く何のことだか最初分かりませんでしたが、そもそも最初の登録自体が、店舗運営における設定のようなのです。

それをネット運営へ切り替えるのが黙ってやってはいけない、違反になってしまって罰金などの刑に処されることになってしまうということのようです。

是非お気を付けくださいね。

ということで、話を元に戻しまして、なぜ、差し替えをするのかという点です。

そもそもスタート時には、とりあえず今まで集めてきたそこそこ多い数のジュエリーを自分は使わなくてただ集めているだけだったことを、誰かに使っていただくということで、対価をいただくということが事業になるのではないかと考えたことがきっかけ。

そして、現在スタートから1年半程経過しました。

とにかく思い立ったら早く1歩を踏み出してしまおうとそのまま何も改良せずに、集めたものを事業用に移行しました。

唯一最初にやったことと言えば、ブランド物のロゴの入ったアイテムを改造して使っていたものがあったので、ブランド様へ連絡をとり、商標権の侵害があるのかどうかの是非をお聞きし、規約に反するものを排除することだけ行いました。

ということで、ほぼそのままの内容を持ってきたので、今、時を経て見てみるとボリュームが足りなかったり、平凡すぎたりなど細かい点で、私自身が腑に落ちないアイテムが目立ってきました。

これが差し替えの理由です。

目標とする結果は、レベルアップ。

やはり、なぜレンタルをご利用いただけるのかを考えたときに、レア度やレベルの高さはとても重要であることに注視し始めたのです。

ここ最近では、より、正確な方向でレベルアップできるように、シュミレーションをはかります。

単純ですが、写真を組み合わせて、実際の身につけたときのジュエリーだけのコーデが完成されているかのような状態をしっかりと考案するということをしています。

差し替えの例4セット分のご紹介

では、差し替えの様子をご紹介したいと思います。4セットピックアップしました。

1(before):ネックレスと時計の差し替えを考案。ネックレスは同じものを3本使い。3本でボリュームがでて華やかにはなりましたが、バラバラで、1本ずつはよくあるお品であることが気になりました。時計はFENDI。こちらは後に、FENDIづくしのこだわりセットへ移動しました。
1(after):ネックレスは、1点だけで多重構造の前のテイストも活かしたものでY字デザイン。前は地金がK18WGでしたが、PT850に変わりました。時計は移動していったので、ここへ、前のネックレスだったパものと同じデザインのパイプロープx3本。ただ、この3本も現在は分離しているので、1つにまとまった3連仕様に変えていこうと思っています。ネックレスと同じで、バラバラだと結局他にもあったりするものになりますので、この3連の1アイテムということが実現できれば、レアになります。
2(before):アメジストのスクエアにこだわった大小の重ね付けでも十分個性があるのですが、もっと特徴を出すために粒の大きさを大きくする差し替えをしました。
2(after):前の大きい方のペンダントのアメジストを今度は小さい方にして、新たに大粒のペンダントを配置。写真では縮小して映りますが、実際、ペンダントの大きい方は、リングの大粒のものよりももう少し大きいのです。この差し替えで私も何か腑に落ちまして、ホッとしました。とてもよかったです。今後は、ブレスがバラバラの3点なので、これを1つにまとめて3連ブレスにカスタムすることを予定しています。フィガロチェーン。喜平チェーン、ベネチアンチェーンと種類の違う3連が一つにまとまって面白いブレスになります。このセットはベースがすべて、K18YGです。
3(before1):ここからは変更が劇的になっていきます。最初こんな感じのクリーミーな翡翠中心のセットでした。地金は写真には写りませんが、ネックレスの留め具がつぶし玉に至るまでK18YGというこだわりです。ただ、そうは言っても、同じK18YGの地金が使われたお品との比較で、こういった連とか天然石だけのものは勝負にならないと言われています。
3(before2):いったんこうなりました。ネックレスに1色天然石を増やし、リングにK18YG台のネフライトを取り入れました。しかしながら、これでもまだ引っ掛かりがどこかにありました。思い切った変化とは言えません。そして、いよいよ、大きな決断をします。地金のペンダントへ変更しようと。
3(after):ここへ到達しました。K18YGを今までの分を取り戻すかのようにたくさん登場させました。けれども、翡翠のクリーミーなテイストであったということを名残として残しました。葡萄デザインの房は翡翠とメノウが中心。リングは希少なラベンダー翡翠。パープル色が余りに鮮やかなのはほぼ着色してあります。そんなあたりもしっかり研究し、熟考して、天然の色の含浸無しの本物のお品を。。と思いセットにしていきます。ブレスは卵型のモチーフを他アイテムと関連付けてこのブレスに。。
4(before1):こちらで最後のご紹介です。3と同じで途中段階を2度踏んでいます。最初このようなグリーンアメジストとレモンクォーツの2連からスタートでした。この宝石質の研磨された連は、高価で、材料としてもなかなかのお品だったのです。黄色とグリーンのバイカラー綺麗ですね。しかし、これも、2つに重なる部分がぶつかることなどの解消で一度下のように変化しました↓。
4(before2):他の天然石も組み入れ、ロングネックレスへと。そして、リングにK18YG台のアイテムを追加。元のリングは別のセットへ移動。リングの左は大粒のシトリン、右はカナリートルマリンという蛍光色が特徴の黄色のトルマリンです。この辺りでも、連物の限界を感じました。一斉に連の物を廃止する決断をこの辺りで決めました。
4(after):上は全部廃止なので、丸ごとの差し替えに。。そんなタイミングで、入手しにくい、ダイヤモンドペンダントの大きなやつに出会います。元はブローチだったので見つかったのだと思います。幾何風デザインが合わせやすくテーパードカットもかっこいいビッグペンダントです。もう最初の面影はない思い切った差し替えでした。

あとがき

今は、コツコツと少しずつ差し替えてレベルアップをはかっていますが、長い長い目で見たときに目標とするところは、事業内容の発展です。

当レンタル事業の「本物志向のレンタルジュエリー」の名に相応しいお品になるようにとこうした見直しや実際の差し替えを行います。

お客様が心から満足していただけるように時には思い切って変えていくこともさせていただいております(^-^)。

まずは、私が腑に落ちたものでなければいけませんので、その辺りは実直に見る意識でおりまして、ダメなものはダメと素直に感じ取り、レベルアップの階段を登っていきます。

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