まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
今回の記事は、【589】の記事の続編です。
「KATE MOSS STYLE:ANGELA BUTTOLPH 著・天野智美 訳」
という本を読み終わりました。
たくさんの写真付きでありながら、たくさんの記者さんの言葉で書かれた文章も特徴の面白い本でした。
前回の記事では、読み始めたスタートの頃に、今までのケイトモスさんの印象とかもともとすごく好きでこの本もあえて、ケイトモスさんの本がないかと探しての読書だったのですが、本を読む前と後とで何か新しい発見があったかなどを比べるために2つの記事にしました。
今回は読み終わりましたので、本を読んだ後のお話になります。
ケイトモスさんのファッションについてとても意外だったこと
私は、ケイトさんからはかなり遠い位置におりますので、スナップ写真をネットで見るだけの情報しかほぼほぼありませんでした。
よって、その素敵なお洋服がまさか古着であるとは知ることができませんでしたが、今回の本でそれが決定的となりました。
もやっと、ビンテージっぽいテイストの装いであることは思っていたものの、実際にビンテージ服だったということです。
これがとても意外でした。
ケイトさんは、とても幅が広く、もちろん高級なビンテージ服、かつて、有名人が衣装として着用していたお品なども入手して自分の着方でさらに写真にアップされていることも多いですが、なんでもないノーブランド服のビンテージも着ていく点が奥行きの広さを作るようです。
結局は、ステージ衣装級のお品であるドレスにしても、普段着っぽいTシャツにしても同じような感覚でさっくりと気軽にぱぱっと着こなしてしまうという点がとても面白いしユニークです。
結構なキメ衣装であっても、ものの20分程度でまとめることができるみたいで、コーデが板についています。
さて、後で貼りますYOUTUBE動画内では、前半でそんなカリスマがお手本にするファッションアイコンは誰なのかという点をお話させていただきました。
後半の方が長いですが、後半では、上述のような内容を中心に、ケイトモスさんのコーデのテイストがどのような物なのかのお話をさせていただきました。
あとがき

そんなケイトモスさんですが、こんなジレンマ的な状況に私としては違和感を感じました。
今までは、自分ならではの、他の人から抜きん出たファッションコーデをしてきてここまでに至りましたが、その後の活躍で、ブランド「トップショップ」を通じて、同じ洋服をたくさんの人に届けるというビジネスに携わっていたこともあります。
人とは違うファッションであるはずが、人と同じファッションを提供するお仕事をする。。。
ここに、今までの良さである他の人よりも抜きんでる提案をどうしていくのかという点です。
これは私の意見ですが、スタイリストとして独立した自分のポジションは常に持っていた方が今までの独自のコーデというものを持ち続けることができるのかもしれないと思いました。
商業はどうしても、多数の人に届けることでレバレッジを利かせて多くの利益を追求するという目的になってしまいます。
そうすると、根底の部分の独自のスタイルの提案がしにくいのではと思ったのです。
そのあたりは、私達にも参考になることであり、お金儲けということになるとどうしても「均一」の商品に陥りがちであるというのが悩めるところ。
是非とも、今までの抜きんでたコーデを先頭を切る形で今後、もっと発信してほしいと思っています。
もっとお洒落なケイトコーデの写真をたくさん見たいと思っています。
