まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
ハンドメイドリュックをご購入いただきました。
バラ柄の撥水のかかったサッカー生地です。
今回は、ご購入いただいた商品の中には結構なヒントが詰まっているというお話です。
製作時をふりかえったエピソード的なもの

こんな感じの薔薇柄のサッカー生地のものです。綿/100%素材。
一見見た目だとまさか撥水がしてあるとはという意外な印象かと思うのですが、そこが結構当時の製作のポイントなんです。
撥水のされている生地というのは限定されるので、どんな生地だって撥水を施工すれば、すべてが撥水の効いた商品になるのではということで、究極の凸凹生地であるサッカーで挑んだ撥水実験を私が自分でしました。
ceramicprotextile(セラミックプロテキスタイル)というカー用品の1つで、1ボトル300ml入りの高級品。
こちらを1本は軽く使ってしまいまして、2本目には確実の突入していました。
結局撥水施工も、生地にある程度条件があって、平らな表面の生地だったり、ポリエステル系だったりなどあるみたいですが、一切無視して、とにかくこれに施工したいのだという生地に施工して実現を目指しました。
結果は、何度かのトライの末、じょうろ出でかけたシャワーのようなお水を玉のようにはじくところに至り完成したものです。
やはり、サッカー、リップル、その他凹凸のあるジャカードなどの生地には簡単には施工しにくいという結果です。
けれども、不可能ではないということも分かりました。
この撥水剤のもともとの優れた性質も持ち合わせて、撥水剤による別のダメージなどは今までも起きたことを感じたことがありません。
とてもやさしい液体のようです。
カー用品だと、車のシートの布の部分とか、マットなどに使うようです。
車用のものをハンドメイドバッグに施工したということがなかなか他の人はやらなかったことかと思っています。
これも1つの偶然で、生地に撥水加工をしてくれる業者さんを検索していきついたのが近所のカーコーティングのお店やさん(ポリッシュガレージさん:名古屋)だったといういきさつです。
商品発送時にしていること
商品発送時にルーティーンとなった作業があります。
ハンドメイドバッグは、1度っきりのお取引になりがちです。
商品があふれているこの世の中で、有難くこのたびは、良いと思ってご縁があったわけですが、商品が一方通行にお届けで終了のお取引。
この後が神のみぞ知るということになります。
そこで、工夫したアイデアの1つが、バッグの中に情報の入った「しおり」を入れるということをしています。
今回の商品がどんな生地の素材のものだったのか、値段、そして、QRコードでホームーページへご案内できるよう情報シールの付いたかわいいしおりです。
本にでも使っていただけると、ふと見たときに覗いてもらえるかもしれません。
この「使えるもの」というところがポイントで、すぐに捨ててしまいがちなアイテムでは無意味です。
よって、自分もよく商品についている可愛いブランドの厚紙でできたタグを本のしおりにしていることからのヒントで、同じことを考えました。
ブランド名だけでは不足、それ以上の何かというところで、「情報」に行き着きます。


そして、その後は、梱包と発送です。

ご購入いただいた時に得られるもの
もちろんご購入いただくとお代金はいただけますが、「価値のヒント」というものも得られます。
こちらがむしろ大きいのかもしれません。なぜご購入いただけたのかは、何らかの価値を感じてもらえたからということです。
今回のこの撥水施工の件についても含まれていると思いますし、その他、生地が季節に合ったサッカーであったことが何かこれから暑くなるにあたり、わくわくするような感じの新鮮味とマッチしたものなのかもしれません。
そして、薔薇の柄がシックで、フリルなどの装飾も一部分施してあります。
生地もなかなか翌年に同じ物が入手できることはほとんどありません。
一度っきりの物となることがほとんどです。
おそらくそれは、生地メーカーさんの何か事情などもあるかと思いますし、もともと洋服の素材ですので、やはり、「流行」というものを提示していくためなのかもしれません。
この生地を現在探しても見つかりません。
よって、その時に見つかった出会いの機会というものが大変貴重なんです。
ということで、今後も価値を込めた商品を作っていく時の肥やしになるのがご購入いただいたというその事実なんです。
あとがき
フィードバッグというものがありますが、もちろん、それもとても大切で、良い悪いいずれにしても、今後改善していったり、継続していった方が良いのかなどの判断には大切なものです。
けれども、単純には、ご購入いただいたというだけでもある種のフィードバッグにはなるんです。
ほかにもあるのにこれをチョイスしていただいたその価値とは何なのかというのが、絞ってその商品の中で探れるという点では、選ばれたということに感謝したいと思いますし、その売れた商品の中に答えが入っているということなんです。
