同じコランダムからルビーの赤とサファイアの青に分かれていくその成分とは【517】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

以前に記事にて、ルビーとサファイアはもともと鉱物名が同じコランダムで、そこから、他の成分によって赤と青に分かれて違う宝石になっていくというお話をさせていただいたことがあります。

今回は、現在読ませていただいています、「金属のふしぎ:斎藤勝裕著」からの学びで、その他の成分とは何なのか、コランダムの状態というのはどのような感じなのかという物質のようなお話が具体的に分かる内容となります。

コランダムの時点でのルビーとサファイアの様相とは

ルビーとサファイアはもとは同じコランダム。そこからこのように全く違う色になっていくその謎にせまります。

コランダムというのは、そもそもアルミニウムというなじみのある言葉でぴんとくるかもしれませんが、あのシルバーのような白のような色の物質の「アルミナ」と呼ばれる成分とのこと。

純粋アルミナの結晶というのは、無色透明であり、その状態がコランダムです。

ここへ、不純物が混じっていくもののようです。

ルビーの場合混じった不純物というのが、「酸化クロム」。1%程度のわずかな分量であの赤色になるみたい。

サファイアの場合混じった不純物というのが、「酸化チタン」。

サファイアの多色展開の他の色は、また違う不純物が混じるということになると思うのですが、しっかりと書かれたデータを見つけることができませんでしたので、青のサファイアのみ今回はご紹介とさせていただきました。

ところで、ホワイトサファイアというのがありますが、あれは無色透明。

つまり、不純物が混じらなかったコランダムの姿そのものということで良いようです。

そうするとホワイトサファイアはある意味価値があると言えます。

そして、ルビーにかろうじて近いであろう同じような赤みをおびたピンクサファイアは、ルビーに混じる不純物の更に10分の1程度の0.1%程だけだったために赤になり切れずピンクの色に落ち着いたという意味で良いようです。

ピンクサファイアは豊富ですので、そう考えるとルビーのようには簡単に真っ赤にはなりにくいものなのですね。

あそこまで赤くなったルビーの価値というものとか希少さを感じます。

あとがき

元は透明のところへ不純物が混じって色ができていく様子というのにロマンがありますね。

自然の力、地球の不思議を同時に感じられるのが宝石です。

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