小さな家族の一員がくつろぐペット用ラグマットをセルビッチデニムでハンドメイド製作した記録【272】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

人間が洗面所とかお風呂上りなどで使うマットのサイズ。

メーカーに基本形という長さがあるようで、かつて、引っ越しの際には、念入りに希望のサイズを探したものです。

一番見つかりにくいのが、キッチンマットです。

横長のサイズなのだけれど、キッチンのスペースによってこれがまちまち。

横幅112cmでは広すぎるからと100cm丁度辺りを探してみる。

90cmだと短すぎるので、ということで結局見つからず、現在、セリアの小さなマットを2枚並べて使っている次第です。

どうも、私の住んでいるところの調理場のスペースが定形のサイズにはないようなんです。

なので既製品の細長マットを見つけることがとても困難。

さて、今回は、人間だと一部分に使用のマットをペットさんが体ごと収まり、さらにくつろいだ状態でらくらく使えるほどのラグマットを作りたいと思いました。

形を楕円系に選んだ理由

今回幅の狭いセルヴィッチデニム生地を使用。ど真ん中に大きな楕円の型紙を置き、縁の余り部分の両サイドの赤耳を7.5cm巾で利用してフリルを1周取り付けるというデザインです。

まず、長方形は、デニムの場合ひっくり返しが困難であろうということとがまず1つ。

そして、長方形が溢れるほどの量すでに存在しているようだということで、レア感ある楕円にしたいと思いました。

楕円の周囲にセルヴィッチ(赤耳)でフリルを装飾します。

このフリルは7.5cm巾の型紙を使用して、出来上がりが6cm程のものになります。

そうすると、スペースも両サイド分で10cm強広がるというものです。

楕円のカーブを描く自作コンパスの作り方

今回のような横の長さが60cm以上もあるパーツのカーブの部分は通常の文房具のコンパスでは不足です。

大きなコンパスというのもあるかと思うのですが、自作方法が簡単でスムーズです。

まず、型紙用紙を5cm幅に縦長にカット。そして、目盛りのきりの良い所に目打ちで穴を開けます。
そして、もう1つ半径の長さの位置に目打ちで穴を開け、手前を目打ちで固定しながら、同じ半径をキープしながらシャープペンや鉛筆を2個目に開けた穴に刺して動かして描きます。

このやり方、結構正確です。コンパスと同じことを手作業で行うだけです。

いろいろな長さに応用できるので、ほんの一部分のカーブも大きな半径の円の一部を使うと大変美しいラインになります。

以前にビジネス用のパソコンなどが入るクラッチの先端部分もこうして描きました。

以前作ったこのようなケースの蓋の先端のカーブも、今回のようなやり方で描いています。円の一部を利用するとカーブが大変美しいものになります。

フリルの仮縫い

さて、長い長いフリル、本当は1つなぎが望ましいですが、そのようにも行きません。

今回ハギ目を最初と最後以外に、2箇所作りました。全部で3mの長いものです。

ぐるり1周はざっと1.7mだったので約2倍弱といった長さ必要です。

ギャザーだと2倍強必要だった過去がありましたが、タックは少し少な目で良いようです。

ギャザーというよりタックですが、目分量でだいたい同じ幅にしました。いずれ、印を付けて本格的に幅を統一していこうと思っています。

3段階踏みますが、まずは、ギャザー単独で縫い固め形をキープします。

そして、2段階目として、最終的な縫い合わせの縫い代1.5cmの内側に収まるよう1cm程度の縫い代で1周フリルを固定します。この時にフリルの正確な長さを決めます。最初と最後は三つ折りで縫い代を隠します。本来継ぎ目の部分も縫い代を隠さねばならなかったのにうっかり忘れていまして、最終的にブランケットステッチでロックミシンのように始末しました。
ひっくり返しやすいように平らな部分を多めに開けてここを返し口としてひっくり返します。
返し口を縫い閉じるのも兼ねて、ぐるり1周ステッチで楕円の周囲を固定。これが3度目の縫いとなります。ここまで念入りに段階を得た縫いをしているので、結構丈夫です。

完成レビュー

表面:サイズ(フリル含まず)縦41cmx横56cm、(フリル含んで)縦54cmx横68cm
裏面:次回からは、継ぎ目の部分をもっと工夫します。

ここへペットのうさぎさんとか猫さんにくつろいでもらいます。

現実はなかなかの消耗具合だと思います。破れたり、かじったりして傷みがち。

このデニムの丈夫さがどこまでの物かということですが、未知ですねえ。

一応洗えるものということでデニムが風合いが変わっていくのが、人間がジーンズをはいた時の変化とどんなふうに違うのかなどとても興味がわきます。

今回は、中には何も入れていませんが、次回は、洗える範囲内で、5mm辺りのキルト芯を入れるつもりです。

ふんわりした方が多少良いのかなと考えましたが、今回のぺたんこでもかなりマットとしては有効です。

一度お試しで販売していきます。

今回の製作の意味的なもの

フリルの先端には、赤耳が表れます。こんな赤耳の使い方が新しいかもしれません。

最初に裁断の場面の写真があったのですが、セルビッチの生地の幅が70cm-80cmの間分くらいの幅しかない狭いのが特徴です。そこへ、ど真ん中へ楕円のパーツを置き、両サイドの余りを赤耳とともに余すところなく使用して、このマットが出来上がっています。

悩みとしては、楕円を2個並べた長さとサイドのセルビッチの長さが両方を足しても周囲のフリルの長さに届かないところです。

そんなに甘くはないものです。大まかには1m分程の赤耳が不足します。

ここを何か工夫をして別のアイテムとの組み合わせの裁断をすると完全に生地を有効に使えることになります。

なかなか入手の困難なセルビッチデニムの日本製。

まずはこの生地を扱うことができることを有難く思っていますのでめいいっぱい隅々まで使いたいのです。

今まで、人間が使うものにばかり目を向けていましたが、先日はぎれでドイリーを楕円型で作ったことがヒントになり、日々動物の動画をよく見ていることもあり、いろんなことがミックスしてひらめいたお品となります。

動物さんも家族の立派な一員になっている近年。

動物にも気持ちがあるし、意志もあるのだということが以前よりも目を向けるようになったことです。

使い手が人間以外でも「心地良さ」というものは必ずあるものだということです。

あとがき

今回もYOUTUBE動画があります。ご視聴どうぞ(^-^)。

ここ最近動物のことが気になっていました。

1アイテムだけでも実際に作ることが実現できてよかったと思います。

本当に求められているものは何なのかをよく研究していきたいです。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 63b80362d578de8c3fb1fc536c5b6d80.jpg

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください