縦も横も10cm未満のミニポーチは量産品の統一されたサイズ感に勝てるハンドメイド品ならではの武器【193】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ハンドメイド活動をスタートした2007年の頃、ファスナー付きのポーチを作っていたことがありました。

生地は一重仕立てなのだけれど、ファスナーを取り付けて、小さいサイズのポーチを作ることが手短で複数作れたことがとても楽しく、お店で売られていないサイズ感で製作。

贈答品用にと、複数をまとめて「ヤフオク」や「楽オク(現ラクマ)」でご購入いただいたこともありました。

こういったハンドメイドのミニポーチというのは、サイズ感がレアです。

量産品のよくあるサイズ感ではなかなか実現できない自由を武器にいろいろサイズを試したり、ニッチなサイズに特化することも可能なのです。

特にはぎれでは、余った生地が限られた面積ですので、ミニポーチに仕立て、生地をもったいなく余らせないことはコスパが良いと言えます。

では、このたびは、ここ最近サイズを小さめに改良後の3種のコスメケースをご紹介したいと思います。

小さいケースの価値はどこにあるのか

まず、小さいサイズにある価値を考えてみるところから入っていきます。

大きいポーチに比べて容量が少ないからたくさん入らないのにそこにある価値とは何なのか。

コスメケースの場合、だいたい、よく目にするのは、コスメ類を入れる無難な中くらいのサイズのポーチ1個です。

そこにいろいろ仕切りがあったりして細かい物を入れていくというメインポーチです。

そういうお品は飽きるほど目にしてきましたし、ハイブランド様のお品がメインポーチになることも大いに考えられます。

そこで、脇役的存在のニッチなお品を作る案があります。

名もなき事業者がメインポーチなどとはおこがましい。。その中に更に入れるケースであればハイブランドポーチと一緒に使ってもらえるかもしれないと思いました。

こうして、ケースレベルの入れ物をピッタリなサイズで作っていきました。

以前のサイズはもうひとまわり大きかったのですが、余裕があり過ぎ余った部分が野暮ったいことでポーチの中に入れるケースにはなりにくかったのです。

そして、サイズを程よくもっとミニサイズに縮小していきました。

マルチカラーの和柄のコスメケース3点セットの縮小改良版

そして、実際に作ったのが、こちら。

上から時計回りに、ファンデーションケース、シャドウケース、ペンシルケース。
サイズは、ファンデ:6x9x2.5(cm)、シャドウ:3.5x15(cm)、ペンシル:5x4/7.5(cm)。

以前の洋風花柄からサイズ感を見直したこれらを以前のサイズの同デザインに並べて比較してみました↓。

以前の製作からのサイズ変更。ポーチの中に入れるのだから思い切って小さい方が容量の無駄がないです。

確かに以前のゆったりサイズも大は小を兼ねると考えると無難なのですが、無難にはない魅力がぴったりサイズにはあるのです。

あくまでもケースですので、それを入れるメインポーチがあることを忘れません。

ミニサイズのコスメケースの意外な使い方

使い方次第でどのようにも使えるかとは思うのですが、例えば、バッグが小さくてコスメポーチが入らないなあという場面ってよくありますね。

そういう時に、コスメポーチのあの大きな物体を入れずに、このミニサイズのこまごました3点をそれぞれバッグに直接入れるという使い方ができます。

そうして、ちょっとした化粧直しに必要なメイク道具だけを選りすぐってバッグの中に入れる、そんな使い方ができるのはこのミニケースならでは。

直接メイク道具をバッグに入れるのはいささか気がひけますね。

リフィルが割れてしまうかもしれない、中身が飛び出してバッグの内側に塗り絵をしてしまうかもしれないなど。。

けれどもこのケースにさえ入れていれば。。ということになります。

だからこそ、このケース自体も小さいものながら裏地を設置して立体感ある良質な作りにしていくのです。

あとがき

あらかじめ何を入れるかが決まっているケースのような存在は分かりやすいです。

どんなものでも入るのがメリットだという曖昧なサイズのポーチは結局ブランドロゴで選んだり好きな柄などに注目されます。

一方入れる目的をご提案したようなこの度のケース的なポーチは、「入れ物」という存在なので、きちんとしまうことが出来て衝撃からも守ってくれるなどといった機能的価値に目を向けられるのです。

そのぴったり感から感じる心地良さとか、他の物を邪魔しない控え目な存在として好かれる可能性があります(^-^)。

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