生地のアムンゼン織が美しい、口布によってマチを形作るタイプのショルダーバッグ【4】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

パッチワーク仕立てのバッグに注目しています。

自身の得意とするところで、以前からパッチワーク仕立てはその途中の製作も楽しく出来上がった美しさに思わずうっとりしてしまう魅力を感じています。

このたびは、マチ無しなのですがマチがあるバッグみたいに膨らみ容量が自然に出来上がったショルダーバッグを製作した記録をご紹介したいと思います。

遠出などにペットボトルを入れてお使いいただける機能を考えました。

そして、無彩色のパッチワークの美しさなども味わっていただけたらと思います。

入口付近に取り付ける口布の効果とは?

マチ無しですが、ファスナーの入り口サイドに口布を付けました。

そうするとふんわりと膨らみ、マチがあるバッグみたいな容積が生まれます。

ひっくり返しの作り方のこういったタイプは、ひっくり返すだけである程度膨らむものです。

それだけで容積が広がるのです。

その隙間のサイズに合うような控えめな気持ち程度の口布があるだけで、結構な効果が出ました。

こんな風にひっくり返しによって膨らんだ入口をその自然に膨らんだ容量に合うような巾で口布を取り付け。

口布は片方で2cm程です。

役に立つ機能を持ったお部屋、ペットボトルホルダー

ペットボトルの底があたる底面を取り付けたこのような形のパーツを作ります。

バイヤスのキルトステッチをかけて、丈夫で強固なものにします。

通常のペットボトルサイズで少し頭が出るような深さが取り出しやすいかな。

サイドはこんな風になっています。手で持っている部分を縦にミシンで縫い付けて固定します。
出来上がりがこの写真しかなくてすみません。意外に結構大きくてA4強のサイズ。1泊旅行も不可能ではないかと。

あとがき

このアムンゼンの生地に出会ったのは、個人事業主を始める2018年2月以前の半年前くらいのこと。

会社勤務の傍らでバッグを製作している中で個人事業主になると決めてまずはこの生地でハンドメイドバッグを作って行くと決めたものです。

このぶつぶつが凹凸感があって肉厚でとても美しい生地。

無地なのだけれど色違いと一緒に使いながらこれまで得意としてきたパッチワークで、より自分なりのアレンジができるとイメージしたものを実行した製作です。

事業主以前のパッチワークはカラフルな衣装生地などを組み合わせて作ったものが多く、このたびのような3色だけの全く同じ生地の展開の無彩色は渋めテイストで差別化です。

不思議なのですが、色によって少し質感が違います。

オフやモカはごわっとしていて、チャコールはややしんなりとしています。

染色の違いが出ているのでしょうかね、そこは謎です。

その後、3兄弟のようないろいろなパッチワークの種類を展開しまして、また後日の記事に投稿する予定ですが、こんな3種です↓。

3種の同じモデル:左からこのたびのストライプ・ボーダー・市松とそれぞれの柄特有の味わい。

パッチワークも、それぞれの生地の色になじんだ同色の糸使いがやはり一番美しいと思います。

糸交換が頻繁にあり、時間を要する作業ではありますが、手間をじっくりかけた、後の価値のようなものになって行けば。。と思っています(^-^)。

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