簡単に作れるリュックのショルダーのハの字部分の本体への丈夫で綺麗な縫い付け方法【136】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ最近ショルダーに調節機能のない単純な作りのリュックを作っています。

その名は「簡易リュック」。

去年の2019年後半辺りから始めたハンドメイドバッグのシリーズものです。

素材調達をいったん終了し、たくさん集まった生地でシリーズを組み、20シリーズ程計画を立てました。

1つのシリーズで製作は3点ずつというのがだいたいのラインナップです。

リュックのショルダーの付け根にDカンを使わない、直接本体への縫い付け方式の十字ステッチ

さて、今回の簡易リュックでは初の作業が1点あります。

それは、リュックのショルダーの縫い付け部分の付け根の製作手法です。

簡易リュックは、その名の通り、最低限の簡単なもの。

もしかして、結構手が込んでいる部分もあると感じていただく箇所もあるかもしれませんが、表から見る時に簡素な作りのシンプルさが特徴のリュックです。

簡素な作りがどういう点なのかの1つは、ショルダーの調節機能が無しであるという点です。

様々な長さをお好みの人が中間的な位置でお使いいただける長さに設定。

ある一定の流行も取り入れてやや長めかな。

そして、線コキ、Dカンなどを付けずに、ショルダーは本体に挟み込んで縫い付けとなります。

この縫い付けの時の端っこ部分の「ハの字」にスポットを当てています。

まずは、作ったショルダーのハギ合わせの方を外側に向けてハの字にします。
互いに90度で重ねるということです。
アップで見てみるとこんな感じ。ぴったりと端っこを重ね合わせます。
そして、とりあえずショルダーのみで十字にステッチを入れます。印は必要ありません。
とんがった先端からまっすぐ「へ」の字のへこんだポイントまで縦にステッチを返し縫いをしてかけていきます。
十字の横線に関しても目印となる先端部分があるので、印など付けなくても大丈夫。

そして、その後いったん他の作業が入ります。

ショルダーの足の部分から先に挟み込んで縫い付けます。

本体を前後縫い合わせの時に、同時に底部分に挟み込んで縫い付けるということをします。

次に表地の本体の内側に当て芯をし、入り口部分の真ん中の位置にまたもや十字でステッチをかけます。
この十字のステッチは必ず表面に出ますので、先ほどの十字をなぞるように、そして綺麗に。。
ステッチをかける側は、裏からがよいです。2重ステッチで丈夫にかけます。
重なり部分などを見ながらが、どこを縫っているのかが分かりやすいです。
出来上がった十字ステッチを表側から見た感じ。すっきりしていますよね。
このステッチの方法がいろいろなやり方と比べてみて群を抜いて簡単で綺麗でした。

また、これが、縦1本だけの線だと何かしら不安定。横の線も忘れずに。

やはりこの十字の意味というのはダメ押しの頑丈な固定の秘訣なんですね。

よく取っ手の付け根に施される「四角+X印」のステッチを彷彿とさせます。

完成した簡易リュックを見ながらお伝えしたいこと

簡易リュック(薔薇柄xデニム)・・・筋柄同士のマッチが生地のチョイスの偶然の巡り合わせというもの。
こういうミラクルが大好きな私。
洋服のコーデでもそうですが、良い相手が見つかることの喜びがあります(^-^)。
茶と紺のコンビは、お茶碗などの陶器の基本的な色使いを思い出します。
薔薇の中にある紺色部分が茶色に映え、そしてデニム生地の紺とカラーがマッチしてスッキリとします。

取っ手のジグザグステッチも象徴的なデザインの1つとなります。

そして、入り口タブがほんの少しだけ登場するところに、控え目な感じを見ます。

思いっきり広い面積に柄が出るという、柄の出番を尊重したデザインなのでした。

あとがき

こんな風に、その時々で素材を組み合わせたりなどしてちょっとした工夫をしながら元のデザインは変わらない、という方式で製作していきます。

生地同士の組み合わせもコーデなのです。

クローゼットの中からお洋服を選んで組み合わせるかのようにワクワク楽しめる瞬間です。

同じデザインで製作するにしても、生地の色違いではないくて、全く違ったテイストを感じるような3種にラインナップしていくのが1点物風となる秘訣。

シリーズではそんな3点であると見ていただければと思います(^-^)。

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