ハンドメイド製作者が一度は考えること、ここまでの生地の拘りを経て完成したバッグは果たして「作品」なのか「商品」なのか【146】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回は、少々おおがかりな記事となります。

全部で50点近くあるかもしれません。たくさんの集めた生地をシリーズにくくってみたいと思います。

綺麗な生地、かっこいい生地、面白い生地。

ハンドメイドバッグが完成される前の本来あまり知られることがない生地の状態でわくわくするような気持ちを味わっていただきたいと思います。

多くの生地の中から、これは見たことがない、素敵、美しい、などキュンときたりピンときたりした素材ばかりを集めています。

どうぞ、ごらんくださいませ(^-^)。

各シリーズをどうぞご堪能あれ、素敵な生地ご紹介しちゃいます

では、1-15までの全15シリーズがこの記事アップ現在のアイデアです。

生地だけで眺めることの良さというのは、画面いっぱいに見れること、商品になるとどうしても面積が狭まり、柄などの様子がきゅっと縮まる感じがします。

それが生地だけで見ることの良さです。

結構長くなりますが、お気に入りの生地を見つけてみてくださいね(^-^)。

<1:黒メッシュシリーズ>

<黒メッシュシリーズ>黒という限定、メッシュっぽいという素材の限定で集めてみました。
あと1点集めたいところ。
黒は写真に写りにくいのですが、左側はふんわりした割れ物を入れるようなクッション性あり。
右は、丈夫なパワフルな素材で大変面白味がある表面で、高級感もあります。
<ダブルラッセル>ポリエステル/100%、日本製。
<ハイテンションパワーメッシュ>ナイロン/85%、ポリウレタン/15%、日本製。

<2:ランダムボーダーシリーズ>

<ランダムボーダーシリーズ>ボーダーの中でもランダムな形状のボーダーに細かくスポットを当てました。
カジュアルテイストが一般的なボーダーでさえ、エレガントにとらえたチョイスです。
<ジャカードニット>ポリエステル/60%、綿/30%、アクリル/10%、日本製。
<ちりめんニットプリント>アセテート/72%、ポリエステル/25%、ポリウレタン/3%、日本製。
<モールベロア>ポリエステル/100%、日本製。

<3:ツイードシリーズ>

<ツイードシリーズ:4種>マルチカラーとのコンビのツイードをすべてチョイスしています。
上2種は多色展開の糸であり、宝石のように美しい生地です。
<ファンシーツイード>ポリエステル/100%、ドイツ製。
<ストレッチフクレジャカード>ポリエステル/85%、絹/12%、ナイロン/2%、ポリウレタン/1%、日本製。
<起毛ツイード>毛/58%、アクリル/22%、ポリエステル/15%、ナイロン/5%、イタリア製。
<ファンシー>ポリエステル/35%、ビスコース/31%、アクリル/16%、絹/9%、ナイロン/9%、日本製。

<4:デイジーシリーズ>

<デイジーシリーズ>デイジーはかわいいイメージ。
いろんなタイプをお見せしたいとチョイスした違った雰囲気のデイジーのお花柄です。
<風通ジャカード>ポリエステル/76%、ナイロン/24%、イタリア製。
<ジャカード>ポリエステル/70%、レーヨン/30%、イタリア製。
<ジャカード>アセテート/53%、ポリエステル/27%、ナイロン/20%、イタリア製。

<5:ラメシリーズ>

<ラメシリーズ>キラキラと華やかなラメ糸が使われている生地が多く見つかるイタリア製。
シルバーのラメもなかなか素敵なものです。左右がシルバー糸、真ん中はゴールド糸です。
<ジャカード>ポリエステル/100%、イタリア製。
<ジャカード>ビスコース/70%、ポリエステル/30%、イタリア製。
<ジャカード>ポリエステル/100%、イタリア製。

<6:もやもやシリーズ>

<もやもやシリーズ>変な名前を付けましたが、柄がもやもやして抽象的なジャカード等を集めたもの。
どれもそれぞれ大変美しい生地です。もやもや柄は、私としてはエレガントなとらえ方をしています。
<フクレプリント>ポリエステル/100%、日本製。
<パンデミック>ポリエステル/100%、日本製。
<生地名不明>ポリエステル/100%、イタリア製。
・・・生地名が分からず申し訳ございません。織り目はジャカードです。
<ジャカード>ポリエステル/100%、イタリア製。

<7:無彩色花シリーズ>

<無彩色花シリーズ>モノトーン的な色使いの花柄に特化したシリーズ。
綺麗な色など使わずともこんなに美しいのだというところが見どころ。
右上は、一度表面を使ってバニティ型を作った過去あり。
次はこの裏面を使ってみる製作を予定しています。
<フクレジャカードニット>アクリル/69%、毛/12%、ナイロン/6%、ポリウレタン/1%、日本製。
<シルクコットンジャカード>綿/67%、絹/33%、イタリア製。
<フクレジャカードニット>ポリエステル/62%、再生繊維(テンセル)/35%、ポリウレタン/3%、日本製。
<ハイテンションプリント>ナイロン/85%、ポリウレタン/15%、日本製

<8:パーティーシリーズ>

<パーティーシリーズ>真っ黒に美しい花柄ジャカードばかりを集めたシリーズ。
ツヤもあることからパーティーシーンのシリーズにと集めました。
こういった花柄の黒の地のものは生地の人気が高く、多色展開の中では早めに売り切れるようです。
<ジャカード>ポリエステル/100%、日本製。
<フクレジャカード>ポリエステル/100%、日本製。
<ビエラフロッキープリント>ポリエステル/170%、レーヨン/30%、日本製。
<キラットジャカード>ポリエステル/100%、日本製。
<アメリアジャカード>ポリエステル/100%、日本製。
<ジャカード>ポリエステル/100%、イタリア製。

<9:ゴールドシリーズ>

<ゴールドシリーズ>金色の要素のあるものというくくり。
無地、ブロンズ、ゴールド使いのジャカードと集めた3点です。
<ドレープカーテン地>ポリエステル/100%、日本製。
<ジャカード>ポリエステル/49%、綿/34%、ナイロン/17%、イタリア製。
<朱子織バラ柄ジャカード>ポリエステル/100%、ドイツ製。

<10:ゴブランシリーズ>

<ゴブランシリーズ>ゴブラン織りは、ジャカード系の中でもよく知られています。
広く知れ渡りつくしているのでとあまり見かけないタイプの柄を探してやっとこの3点。
日本製のゴブラン生地はほぼ見つかりませんでした。
そして、すでに、一番左が同じ生地でかわいいがまぐちポーチを作ってみえる方がいるのを写真で発見。
他の仲間のゴブランと並んだ展開をされていました。
私は一度巾着バッグを作りましたが、何かマチが大きすぎてバランスが悪く、不格好でボツに。
まだストックがあるので別のデザインで挑みます(^-^)。
<インテリアジャカード>ポリエステル/55%、綿/45%、スペイン製。
<インテリアゴブラン>ポリエステル/50%、綿/50%、スペイン製。
<インテリアジャカード>綿/100%、トルコ製。

<11:シルクシリーズ>

<シルクシリーズ>絹/100%の素材だけをチョイスしました。
とろりとしているんだけれど丈夫な絹の雰囲気を味わっていただこうと思います。
左と真ん中は、同じ素材の色違い、一番右は、着物用の反物なので幅が狭いです。
どれも色の雰囲気がとてもうまく出ていると思います。
<シルク紬プリント>絹/100%、日本製。
<シルク紬プリント>絹/100%、日本製。
<正絹プリント>絹/100%、日本製。

<12:ちりめんシリーズ>

<ちりめんシリーズ>シボがうねって美しい凹凸感がある素材のちりめん。
柔らかそうで実は目が詰まっていて丈夫な生地だと思います。
ちりめんといっても混率が違ったり、ジャカードとの混合でより華やかになっているのが一番右です。
<ちりめんプリント>おそらくポリエステル/100%、おそらく日本製
・・・申し訳ございません。かなり昔の手持ち生地でして当時のデータがございません。
<ちりめん金彩プリント>レーヨン/100%、日本製。
<ちりめんジャガード>ポリエステル/100%、日本製。

<13:無地ライクリーズ>

<無地ライクシリーズ>ジャカードなんだけど1色使い。
実はこの辺りが一番、洋服には合わせ易いのかと思います。
<ナチュラルドレープカーテン地>ポリエステル/100%、日本製。
<マトラッセジャカード>ポリエステル/100%、日本製。
<ドレープカーテン地:シェイプス>ポリエステル/100%、日本製。
<ドレープカーテン地>ポリエステル/100%、日本製。
<レーシージャカードニット>綿/44%、再生繊維(モダール)/44%、ナイロン/12%、日本製。

<14:タオルシリーズ>

<タオルシリーズ>タオルって意外に素材はしっかりしたお値段なんですよね。
今回本来のタオルの織り方であるパイル、パイルカットをしてあるようなものと2タイプ。
一番右はツートンカラーのデザインにするためにピンクに対して黒が配色使いです。
<ベビータオル無地>綿/100%、日本製。
<シャーリングタオル>綿/100%、日本製。
ピンク:<パイルニット無地>綿/75%、ポリエステル/25%、日本製。
黒:<シャーリングタオル>綿/100%、日本製。

<15:パッチワークボーダーシリーズ>

<マルチカラーパッチワークシリーズ>パッチワークは今後も作っていきたいですね。
あまり凹凸感のない素材も、もともと凹凸感のある素材も色違いで複数色をつなげてシートにします。
そこからのバッグ作りとなりますので、非常に手間がかかります。
しかし、とても楽しい作業であること、配色の組み方がオリジナリティーあふれたものになります。
色違いの展開が結構美しい無地を見かけたときにはパッチワーク物を1点のみ作るという案です。
<ドレープカーテン地:左からベージュ、カラシ、ブルー>ポリエステル/100%、日本製。
<スポーツメッシュ:左上から時計回りに、ブルーグレー、カーキグリーン、紺、濃グリーン>
ナイロン/94%、ポリウレタン/6%、日本製。

以上、全15シリーズをご紹介しました。

あとがき

生地選びはやはり真剣です。

ここで1つ問題を提起したいと思います。

こうした色使いの組み合わせを工夫したハンドメイドバッグは、「作品」なのか、「商品」なのかということです。

非常に意見や価値観が分かれるところだと思います。

今は結論付けずに、ゆっくり考えていきたいと思います。

とにかく、こうした生地選びの組み合わせの時点からすでに、ワクワクして製作が始まっているかのような気持であることは間違いないです(^-^)。

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