余計なものなど何もない、最低限の機能のミニマムリュックを美しく作る【120】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ最近読んだ本に、このような本がありました。

「集める人びと:瀬川正仁」

です。蒐集家達のルポタージュ本なのですが、蒐集(しゅうしゅう)という漢字が、収集(しゅうしゅう)という漢字に比べて、より深い探求心を持っての集め方の意味が感じられます。

実際は、どちらも同じ意味で使われるのですが、この漢字の違いがどうもその心をより表しているかのようです。

この本の中で、私がとても印象に残った1つの言葉があります。

それは、機能美という言葉。

えっ?機能なんだから、美しいとかなんとかじゃなくて役割を果たすだけのことだから、ただの役割なんでしょ?と思われるかもしれません。

ところが、そうではないんです。

その形、デザインになった理由が、どうしてもその形でないと役割を果たせないからなるべくしてできあがった形だというんです。

わざわざ、余計な飾りなどない最低限の姿こそが、素朴でシンプルで美しいんです。

それが、根付けというアイテムを集めている蒐集家の例でこの本の中に取り上げられていました。

値付けというのは、着物を着ていた江戸の時代に遡ります。

着物には、現代のようにポケットがないんです。

なので、小間物をポケットにしまいこむ代わりに帯にぶらさげていた、そのぶら下げるときの引っ掛かり、つまり言い換えればストッパーのようなものが、根付けが果たした役割だとのこと。

ストラップのようなもののひもの根っこに帯の上に飛び出す形でひっかかりができるごろごろしたパーツにいろんなモチーフがあるようなんですね。

ということで、ここからおおいに学ぶ部分が私にはありました。

どこまでが最低限の作りなのかをリュックで考えてみる

今回1つのデザインの簡易リュックというものを3種の柄違いで作りました。

もともと簡単な作りのリュックを最低限でコストをかけずにお客様にご提供できないかと考えていて私がデザインしていたリュックが3点ほどあって、そこから更に1点だけに絞り込んだ渾身のデザインのシンプルリュックが今回の姿です。

ネイティブ柄3種で作った「簡易リュック」:<サイズ>縦27cmx横22cm×マチ10cm・・・ショルダーの調節機能はございません、ミドルレングスに設定して縫い付けてあります。また、手で持つときの取っ手も無しです。

さて、私が考えました最低限のミニマムリュックはこのようなデザインになりました。

中側にポケットはキーやカードを入れるミニサイズで1個、フラップポケットが付いています。

表面にはポケットは無し。

そして、ショルダーは、調節機能無しの、ミドル丈。

サイズ感はこんな感じです。

中間的な長さです。だらんと長く持ちたいという場合には適していないかもしれませんが、実際に私が、調節機能なんて最初に設定したらずっと使わないことからの発想で思い切って無しにしたものです。デザインには何ら影響はないです。

そして、入り口は、一応2重のセキュリティ。

外がマジックテープの雨蓋を、そして、その中側は、共布リボンテープです。

表地で作る場合と裏地で作る場合とありますが、リボンテープは柔らかい方が使いやすいと言えます。

この共布リボンは結ばない場合は、横にトートバッグ的に広がります。

何か容量が必要な時にはこんな使い方もありかと思います。もともとはリボンが付いていることからの2WAYデザインでこの使い方があるのと、この形1種のみで作られたデザインとの大きな違いとなります。2WAYデザインの方が価値を感じますよね、きっと。

ミニマムなシンプルデザインの良さとして更に気づいたことがある

今回、このようなシンプルな簡単な作りのリュックにネイティブ柄を当てはめて作ったことで、更にもう1つ感じたことがあります。

それは、シンプルな形は、柄が活きるということです。

この柄がうまく映えるのもコンパクトながら十分な面積が広がる正面の作りが物を言います。

余計なものが付いていないからこそ、柄がうんと映えるんです。

 

このような柄バッグとの相性の良い洋服コーデとは?

柄物って人によっては好みが分かれます。

バッグに柄を持ってくるということは、結構コーデに制限が設けられ、万能な色味ではなくなるという考え方もあるのです。

今回のネイティブ柄もそれは確かに言えると思います。

洋服が花柄の場合、これと組み合わせてコーデすると、ごちゃごちゃして騒がしい感じになってすっきり感が出ません。

なので、無地コーデの洋服には一番向いているとは思います。

どうしても柄物と合わせる時は、うんと細かいギンガムチェックだと、リュックの柄と重なることがなく、寄り添うことができるのではないでしょうか。

また、同じような色調もしくは、モノトーンの白黒の幾何柄なども良い場合があるかもしれません。

とにかく、今回のリュックは、カジュアル感が漂っています。

デニムとか、パーカー、スウェットのカジュアルな指向のものには断然合いそう。

ただ、更なる際立ったおしゃれをするとなると、女性の場合、ここへスニーカーを履くより、むしろパンプスです。

私のお作りしているバッグというのは、カジュアルなものでも、微妙なところでドレスの要素を少し持ち備えているようにお作りしています。

なので、私の作る中では、カジュアルな今回のリュックもワンピースなどの女性らしいアイテムにも合うようになっているんです。

カジュアルという1つの言葉でもかなり奥行きがあるということです。

では、今回のYOUTUBE動画をご視聴どうぞ(^-^)。

YOUTUBE内では、当ブログ記事では取り上げていない部分の製作の部分をご紹介しています。

あとがき

今回の簡易リュックのような簡単な作りなんだけど、おしゃれにそして、お買い得に購入していただけるように、その他2デザイン準備中です。

ショルダー型のもの、そして、トートバッグ型のものです。

今回は<ネイティブシリーズ>というシリーズでしたが、次回のシリーズは、<和柄シリーズ>です。

この<和柄シリーズ>で他の2デザインもご披露できると思います。

どうぞ、お楽しみに(^-^)。

ありがとうございました。

終わり。

私がお作りしています、ハンドメイドバッグの一覧をどうぞご覧くださいませ。

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