こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
今回は、ハンドメイドで、チェック柄シリーズというものを行いました。
3種の違った形のチェック柄を同時進行で仕上げ、ミニサイズのショルダーバッグをつくりました。
ミニサイズの可愛さと、3種の元は同じ部類のチェックが少し違った形で勢ぞろいするコレクションの面白さをお伝えしようと思いこのシリーズをしてみました。
今回使用の生地3種
今回は、表地も裏地も同じ生地を使いますので、3種のみが生地として登場します。

中:起毛チェック、綿/100%、日本製・・・起毛という名前から毛羽立ったイメージがわきますが、実際はネルなどよりもはるかになめらかです。手触りは、さらふわといった感じ。黒色を使いながらもその他の暖色が活きて全体的に暖かみのある雰囲気です。
右:先染チェック、綿/97%、ポリウレタン/3%、日本製・・・インディゴブルーのギンガムチェックが何とも爽やか。ネイビーや水色ブルーよりもレアな色だと思います。
チェックの柄合わせ:ボーダー方向のみ合わせてもかなり見た目に効果がある発見
今回はチェックなので、チェックの柄合わせとなると本来は、縦と横を両方合わせます。
柄合わせにおいて、縦とか横という言葉を使うと大変紛らわしく、どちらのことを指しているのかわからなくなってしまいますので、ボーダー状に合わせるとか、ストライプ状に合わせるなどと呼びますね。
つまり、チェックを、ボーダーとストライプの組み合わせと考えていきます。
バッグでは、一番のネックが、サイドです。ここがぴったり合うかどうかが結構なキーポイント。
今回は、ボーダー状のみ合わせましたが、見た目すっきりと見えませんか。
ボーダー状に合わせることさえ意識すれば、整った印象ができる大きな効果が得られると言えるかと思います。

ボーダー状に柄合わせというのは、例えば、分かりやすい一番真ん中でいうと、赤とか黄色の横線がちゃんとハギ目に対して横に対象に一直線に並んだということです。そういう見方で右と左も見てみてください。
そうすると、それらも段が一直線にそろっていますよね。これは、ボーダー状に柄をそろえたことになります。
一方、ストライプ状の柄のそろい方の見方ですが、矢印のサイドの切り替え線と平行に左右が同じ柄が出ているかというとどれもそうではないですよね。
一番右なども、一見分かりにくいですが、黒い線をブロックで考えると、ハギ目から右は半分なのに、ハギ目から左はフルに1ピッチ分ありますよね。
しかし、ストライプ状にそろえることは、これを見た限り、それほどボーダー状にそろえることよりも結果が分かりにくいということです。
なので、まずは、ボーダー状にそろえることが綺麗に見える秘訣と言えますね。
ガチガチにそろえすぎると、生地がもったいなくて、余らせなくてはならないのです。
超高級品はこのようなことを徹底して行い、生地を余らせた分のロスを商品の値段に反映させて、高価になるわけです。
この辺りも生地の高級さを見ながらの匙加減でしょう。
今回の場合は、ボーダー状のみそろえれば十分な効果が出るのでそれ以上は必要ないとの私の判断からこのように作りました。
それに、真ん中のジョントン綿は、白いストライプ状の霧のような柄があまりにランダムすぎて、ストライプ状に柄合わせは非常に困難だと思いました。
では、このたびのyoutube動画をどうぞ。

あとがき
チェックも種類の違うチェックを集めるととても楽しいものです。
販売においては、お店にディスプレイで並べるように、こういった展開も用意したら、何か購入者が選びやすかったりするのかなとも思いました。
平凡な形のバッグでしたけで、集まってコレクションのようになるとかわいらしさがより感じられますね。
では、どうもありがとうございました。今回は、<チェックシリーズ>でした。
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