多角形を利用したミシン縫いの大花アップリケ【51】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

バニティー型のデザインのバッグを作ることにしました。

更にショルダーも付いてお出かけに利用の幅が広がるものにしようと考案。

ギンガムチェックはカジュアルなイメージですが、意外におしとやかなギンガムチェックでお作りします。

サッカーと塩縮の凹凸感ある組み合わせで作る無彩色カラーのバッグ

表地(グレー):シルクサッカー、絹/100%、日本製、グレー。

グレーのギンガムチェックは結構珍しく、黒白チェックでないところがマイルドで優し気な黒系となってくれるでしょう。

そして絹/100%で、つるりとしたツヤがお出かけテイストとなります。

裏地(黒):塩縮プリント、綿/100%日本製、黒。

表地のサッカーのぷくぷくとふくらんだ様相に歩調を合わせた膨らみ加工の1つの塩縮という加工です。

更にストライプのプリントになっています。

黒の同色でプリントというところもなかなか個性的で、一見ジャガードみたいですね。

この2生地のコンビで今回は、バニティーショルダーバッグの製作となります。

このコンビが素敵に出来上がれば夢膨らむ場面です(^-^)。

内側に折り込むだけで、幾何的な形の花びらお花のアップリケが可能

シックなギンガムチェックではあるのですがギンガムチェックはどうしても柄が単調です。

そこで、今回、お花のアップリケを入れていくことになりました。

単調な中にお花をポンと配置することで躍動感が出そうです。

おおまかな手順は、花びら用と花の中心用の共布生地パーツを縫い代1cm-1.5cmで中側に折り込み、縫い代をすべて隠して、花びら型にアイロンで形作ります。

そして、バニティーバッグの側面の正面の真ん中にミシンで縫い付けるといったもの。

今回は、縫い代1.5cmでやりますが、1cmの方がすっきりと仕上がると思われます。

まず、台形型の花びらパーツ4枚と、花の中心パーツを1枚、裏に接着芯を貼って用意。
最初は、花びら5枚で進めていましたのでここでも5枚映っていますが、
5枚、6枚と試みた結果、今回は4枚に決定しました
全てに1.5cmの縫い代をチャコペンで印します。
花の中心パーツは1.5cmの縫い代で四方を中側に折って包み込みます。
そして、花びらパーツも1.5cmの縫い代で、斜め、横、斜め、横という順番に折り込みます。
まず最初はこの両サイドを折り込みます。
次に、上側の横を折り込みます。そして、次に、下側の斜め両サイドを折り込みます。
この時の折る方向の目安は、水平な横線が上で折り込んだ横線と平行になるのが目安です。
写真をアップにしてみました。折り曲げた部分の横線が1つ前に折り込んだ横線と平行になっていますね。
その平行にになる位置が折る位置だという考え方です。※花びらを横向きに撮影しています。
そして、最後に一番下の横線(実際は花びらの外側に当たります)を折ります。
もちろん1.5cm印を付けた分折り込みます。
このようにシュミレーション的に配置してみます。
5個とか6個は位置の目安が難しく、出来上がりが汚いです。
花びらの間隔も狭く、窮屈な印象でガタついて綺麗ではないので、
結果すっきりと4枚の花びらとなったのです。
まず、花の中心パーツをダイヤ型向きにして、縫い付けます。

アップリケのミシンステッチは、返し縫をしない方が美しいようだと分かりました。

ですから、1か所も返し縫をしません。

最後は、1つ針目を先に進めた時点で終了します。

そうすると、1つ前の本当の終了時点に自然に糸がほつれて、戻ります。

その性質を利用して、1つ針目を先で終わるということをして、その後、糸を裏側に送り、裏側でスタートの上糸、スタートの下糸、終了の上糸、終了の下糸の合計4本を2本2本に左右分けて2度結び固定します。

中心のパーツの線と平行に花びらの底辺を合わせながら、4枚ともミシンで縫い付けていきます。

四つ花アップリケの出来上がり具合

四つ花アップリケの完成。

四つ花はどこか幾何的です。この、カクカクした感じがギンガムチェックの柄には相性が良いようですね。

この後の作業として、側面も縫い代1.5cmで折り込みますので、それだけのスペースがゆとりスペースも含めて必要です。

あとがき

高級生地は扱いやすい生地も多いです。

薄手でもしっかりとした織具合というところに高級とつながる要素があるのでしょう。

バニティ型自体は、なかなかショルダーとしては豊富ではありませんので、こうして布で作って行く価値が出てくると思います。

バニティーはショルダーがないとファスナーを開けたときに不安定になるのでショルダーが補助的な機能にもなるのです。

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