こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
この記事アップの季節はそろそろ秋の入口。
秋のイメージの入ったバッグもいいですね。
そこで、今回は、夏の素材と言われている、サッカーという凹凸感のある生地、これを黒色ベースで、秋口の雰囲気を出すようなバッグをお作りしたいと思います。
旅行用のミニバッグシリーズですので、ミニショルダーなのですが、今回は、改良型のボストン型です。
新しく型紙を作った形なので、課題も残るかもしれませんが、そのようなところも語ってまいります。
是非ご覧くださいませ。
ミニボストン型のイメージ
今回予定しています、ミニボストン型ショルダーバッグ。
かわいく、ころりとした立体感がうまく形作れたらとワクワクしています。
ボストンバッグって、旅のメインバッグの大きいサイズのものを想像しがちですが、これがミニサイズになっていたら、とてもかわいらしいと思うのです。
ボストンバッグのイメージが大きいものだからこそのギャップの可愛さです。
これを、ショルダーで体にぶらさげると、両手が自由になります。
旅を活動的な思い出にしていただきたいものです。
素材のチョイス
今回の表地は、サッカーの薔薇柄。
サッカーというのは、凹凸感のある織り時点で織りながらしぼを出していくという手法で後加工とは異なります。
かなり伝統のある素材であるかと思います。
浴衣とかパジャマにも夏には向いている素材と言われていますが、その理由とは?。

表地:サッカープリント。綿/100%。日本製。色は黒xモカ。
この凹凸感が、洋服となって着用する時に、肌に触れる部分と触れない部分が約半分ずつの面積に分かれる織り方なのです。
でこぼこしたへこみの部分は肌には触れなくて浮くので、面積の半分しか肌に触れる部分がないわけです。
そうすると通気性が感じられて、涼しい素材となるといった理論です。
このサッカーに似た生地にリップルという素材がありますが、リップルは後から加工して凹凸を出しているので、手法が違うということですね。
このような洋服向きとしてとらえられている生地をバッグにしていくこと自体意外性はありますが、それも個性です。
そして、裏地です。裏地は、表地にマッチしていく形で、素材、色、織り方ともに似ています。

フクレジャガードもしぼが出ているのが特徴で、表地のサッカーにマッチするところがあります。
同じ黒色で、ジャガードも小さなスクエア状のギンガムチェックみたいに入っています。
裏地には、伸びる品質のポリウレタンが入っているので、縫う時には少々注意が必要です。
伸びてうねってしまったりしないように、きちんと待ち針を細かくとめるということで対応していきたいと思います。
前半の製作過程の中のポイント
前半は、裁断、芯貼り、取っ手作り、ネーム付け、隠しポケット作り(2か所)、本体の表地と裏地を中表に縫ってひっくり返し板状のパーツにする、マチ兼口布に、くり抜きファスナーを埋め込む、ここまでです。
くり抜きファスナーはおそらく珍しいやり方かもしれません。
写真でご紹介しましょう。








ここで、前半が終わります。
後半は、マチ兼口布パーツの縫い代を1.5cm中へ表地も裏地も織り込み、ぴたっと合わせ、縁3mmほどにぐるり1周ステッチをかける作業からのスタートとなります。
お楽しみに。
では、前半の部分のYOUTUBE動画を貼りますね。
あとがき
前半でだいぶいいところまで進みました。後半は完成まで行きます。
後半では、底板をどのように取り付けるかが未知で、作業しながら決定していきたいと思います。
ところで、今回の生地の表地のサッカー、とっても扱いやすいです。綿/100%は基本的に縫いやすかったり、折りやすかったりするので作業しやすいですが、特にこのサッカー、触っていて、作業していてもとても気持ちがよい素材です(^-^)。
裏地のフクレジャガードも伸びの件は気にしましたが、こちらも縫いやすいし、扱いやすいという感想です。
だんだん形づくられて、かわいくなっていくのが楽しかったです。
では、終わります。ありがとうございました。
私がお作りしております、バッグですが、ヤフオクとクリーマで同時販売中です。
よろしければ、ヤフオクの一覧でまとめてご覧くださいませ。
