こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
以前にも巾着バッグは別の素材で2度ほどご紹介していますが、今回は3回目の素材違いと少し改良をしています。
改良点は、巾着バッグのちょっとしたデメリットの口が完全には閉まらないセキュリティー性の弱さをカバーするべく取り付けたルーフをもう少しシンプルにしたことと縦の長さを5cm長くしてハトメ穴を打つ場所を広く確保した部分です。
では、どうぞ、今回の製作記録をご覧くださいませ。
素材
今回の表生地は、イタリア製のジャガードというシンプルな名前の生地。
裏地は、ミラーレースカーテン地というこちらもジャガードの生地です。
ともに花柄ジャガードですが、花の形等、互いにマッチするということで、意外なカーテンの下側に付けるあの薄い透けた素材を裏地にしたという点が特徴です。

表生地はブロンズ、ベージュ、ゴールドという茶系のカラーです。
フクレのうねりが非常に美しく花柄が立体的に浮かび上がっているのですね。
裏地の方の柄の花と柄同士合わせても合うと思いました。
裏地のベージュ色が表地の中にあり、柄同士であっても、スッキリとした感じでいけるようです。
フクレについて思うのですが、日本製では、なかなかここまで立体的なぷっくりした加工のものをそれほど見かけないです。
イタリア製だと多くあるような気がします。
私が見る範囲内ではありますが、日本製のフクレ加工はそれほど大胆な凹凸はなく、控えめに感じますね。
それもまたしっとりとして良いのでしょう。
ただフクレ加工自体が日本製には少なく、新しい加工法であるとのことですが、加工するような工場の不足とか、空洞化している繊維産業から見ると、工場を閉めてしまっているのか、そこらじゅうに見かけるわけではない入手困難なアイテムな気がします。
裏地のミラーレースカーテン地についてですが、光を遮断するという良い役割なので、裏地よりもむしろ表地に利用もいいのかもしれません。
次回、表地で考えてみたいです。
すごく縫いやすく、薄く見えるのに、しっかりとしていて、丈夫で安定しています。
大変良い生地だし、ジャガード柄も、いかにもカーテンぽくないのも逆に良いと思いました。
製作過程の1スポットご紹介
今回は、巾着袋なので、特有のアイレットカンでのハトメ穴穴があります。
これにひもを通して、共布ストッパーを作って取り付け、先にループエンドを取り付ける過程に焦点を当てました。
アイレットカンの穴開け等の作業も確かに非常に興味あるかと思われるかと思いますが、違う機会にしっかり撮影などして、分かりやすくお伝えしますね。
まだ、不慣れで、今回は、ちょっと撮影できず、てんやわんやでした(^_^;)。
まず、このようなパーツからできるという、共布ストッパーです。


2:折った中心から2mm程度をミシンでたたきます
3:さらに真ん中で折り、その折り線へむかって左右とも折り、再びミシンで中心から2mm程度をたたきます
表側から見るとダブルステッチが真ん中に出ます。

そうして、この出来上がったストッパーをロ―プの共布に取り付けます。

続いて、ここへループエンドを付けます。かわいいゴールドのすずらん型。
ネットでは鐘形はあるけれど、この丸みをおびた形はちょっと珍しいです。
東急ハンズで買ったのですけど、もうラストらしく、今後取り扱いしないらしく、今後必要な時は、注文として受け付けてはくれるようですがお店には並ばないとのことです。
もともとアイリスさんという大手パーツメーカーさんの商品のようなので、アイリスさんは廃盤にしないで続行していただきたいとてもエレガントな素敵なループエンドだと思います。

まずそのまま通してその後、通したままロープの先を二つ折りにしてミシンを2-3度返し縫してかけて、ストップさせ、ロープ先も筒の中に隠します。
そして、時々、このループエンドごと蝶々結びをすることもできます。

はい。では、完成しましたので、10枚の写真をどうぞ。
サイズは、縦28cmx横30cmxマチ7cmです。










そして、YOUTUBE動画もありますので、ご視聴どうぞ。
あとがき
このフクレジャガードは、やや硬めでしっかりとした手触りです。
この柄はゴールドが効いていて、うっとりと眺めてしまうぐらいの美しさです。
着物にも合ってきそうですね。
では、これで終わります。どうもありがとうございました。
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