こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
サブバッグって持たれますか。
私は、結構あのサブバッグのラフな形が好きで、メインバッグとして使ってしまいますので、サブバッグたくさん持っています。
ということは、サブバッグを持っていないということだともいえますね(笑)。
今回、サブバッグとしての使い勝手としては、一番良いと思われるA4横のマチがたっぷりあるタイプのボックス型サブバッグを美しい花柄でお作りしましたのでご紹介しますね。
色の重要性を感じます、サーモンピンクxベージュの色味がエレガントな雰囲気
今回の花柄、こちらです。

まず、この色目が大変落ち着いていて上品で
すね。エレガントな雰囲気を出しているのが
まずはこの色使いのようです。
サーモンピンク地にグレージュ系の対象色が
上手くマッチしています。サーモンピンクっ
て結構カラーコーデが難しいと思うのですが
こんなに素敵に組み合わせてあるなんて。。
薄手の生地ではあるのですが、目が詰まって
いるので、表地として使用することに決めま
した。
裏地の色は別生地だとあまりに難しく、同じ
生地で作りました。
今回の製作過程の中のポイントとなる箇所
今回のデザインは大変シンプルで、ポケットも1個のみです。
ただ、このポケット、今回私としては初めて作ったデザインのポケットだったのです。

写真の1-8の段階のご説明です。
まず、ハード薄芯を裏地の裏側に当て、そこに長方形のポケット口の出来上がりの枠を書きます。
向こう布というパーツを裏地の表側に裏返しに置いて、描いた枠線を後で包みこめるように均等な配分の位置、つまり、枠ができればど真ん中に来るように置いて待ち針を打ちます。
そして、先ほど書いた線の上をなぞるようにボックス型にミシンをかけます。
この時返し縫いは最小限が綺麗です。
そして、1のように真ん中にハサミを入れ、縁約7mm程度はYの字に角に向かってハサミを入れます。
そして、玉縁(たまぶち)を意味する、ラッピングという作業で、向こう布のある側から、反対側に向こう布をカットした1を包み込
みながら返して、アイロンをかけ、ボックスの縁から1mmほどをステッチかけます。
それが、2、3の写真の出来上がり写真にあたります。
4のように左側の延長布と、右側のポケットの袋をそれぞれ三つ折りステッチして固定した後、5のように、裏地の裏綿に表を向けてボックスの穴の半分ずつ均等に、待ち針で取り付けます。
6がその状態を表側から改めて待ち針を打ち直した場面です。ここで、真ん中から見え方が均等かどうかをチェックしながら整える待ち針です。
そして、先ほどボックスの外1mmのところにステッチをかけたその上をなぞるようにミシンを走らせます。
そうするとポケットの延長布と袋が本体に取り付けられたということで、最後に延長布と袋を縫いつなぎ、脇も縫いつなげます。
7,8は完成の状態です。
とても分かりにくいですね<m(__)m>。
裏地の裏面とか、分けが分からなくなります。
やり方もそうなのですが、大切な部分というのは、玉縁=ラッピングということの意味です。
なぜに、このような変なことをやるのか。。
これは、先人の知恵だと思うんです。
真ん中を切ってハサミを入れたその切り口を、布でくるみこんで、切り口がほつれるリスクを食い止める、この役割と、見た目の美しいデザインを兼ね備えた、昔の人の知恵が受け継がれている手法だと思うんです。
私が思うに、もともと玉縁ポケットは、洋服の紳士服のアイテムが元祖です。
はるか遡ることヨーロッパの紳士服は、燕尾服やモーニングみたいなフロックコートという貴族の装いのロングジャケットだったようです。
時代が映り、フランス革命後、ロング丈のフロック型からの改良で、19世紀中ごろに今一般的なジャケットと呼ばれるようなすっきりした丈のアイテムが着られるようになったようです。
そんな中で、玉縁は、いつ生まれたのでしょうかね。簡単には、分かりませんでしたので、また、私の研究とします。
おそらく、思うに、ジャケットの使い勝手の改良の中で生み出された手法だと思いますので、最初にジャケットやスーツが作られたヨ―ロッパのアイテムにこういう形が使われていたかどうかですね。
とても興味深いです。
最初に考えた人は、すごいとつくづく思います。物理的なことがよく想像できる人だと思いますね。
完成レビュー
では、サブバッグが完成した状態を10枚の写真でご覧ください。










サイズは、縦27cmx横34cmxマチ14cmです。
デザインとしては、シンプルでとても単純です。
A4横のサイズというのは、超定番サイズだと考えます。
このサイズ感が大きすぎないさっぱりした持ちやすいアイテムになれば良いと思います。
あとがき
では、今回もYOUTUBE動画がございますので、よろしければ、ご視聴くださいね。
サブバッグなんだけど、メインバッグにもなってしまうような活躍のバッグになればいいです。
ありがとうございました。
で私がお作りしておりますハンドメイドバッグを一覧でどうぞ。
