まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
今回は、ファッション分野のお買い物などで誤解が生じやすかったりすることが実際に頻発の体験から、色/カラーの呼び名の大切さについて書きたいと思います。
これが意外と重要でして、適当過ぎる場合にとんだ誤解を生じることになりかねないのです。
紺とパープルの呼び名の違いが引き起こした誤購入の苦いエピソード
かなり昔の話になります。
ヤフオクでプラダのナイロンのハンドバッグ(パーティーバッグのような小さめハンドバッグ)を購入したことがありました。
出品者は古物業者様でした。
商品説明欄には、色は「パープル」であるということが記載されていて、写真も私がイメージするパープルに映っていました。
画像をよくご参照の事というようなニュアンスのご説明でした。
ところが、届いた時の色目が、この色だったのです。

見た瞬間、紺だ!、パープルじゃない!、そう思いました。
画像ではもっと赤みに映っていましたので、実物とは随分隔たりがあったのです。
出品者様に、紺と記載する必要があったことを伝達しましたが、確かに紫だとのこと。
ということで、私の思う色の感覚でいうところの紫として購入してしまったのです。
なぜこのようなことが起こったのでしょうか。。
私の解釈での画像でのパープルのイメージ、そして実際に目で見た紺だと感じたバッグの色と、一般的な紺と呼ばれる色を比べて並べてみます。

真ん中:今回パープルとして購入したバッグの色
右:ブドウのような紫色
どうでしょう。
このようにして比べると、私が購入したバッグは、左隣に紺が配置されることで、パープルとも言えそうだとやっと納得できます。
が、単独でこの真ん中の色を見た場合には、紺だと答える人の方が多いと思うのです。
これは、色の呼び名と実物の色の不一致とか、紛らわしさが存在しているということです。
パープルであると謳うだけでは少々不足があるのかもしれません。
パープル寄りな紺、もしくは、紺寄りな紫などの補足的な言葉が必要だと思われます。
よく、幼少の頃にお絵かきのクレヨンとか水彩画の絵の具で、「あおむらさき」「あかむらさき」が存在していましたよね。
まさに、今回の購入のバッグは、紫で言うなら青紫でしょう。そして、一番右の色は、赤紫。
紫の前に1文字付けるだけでも随分具体的になったではないですか!。
紫というのは、元の3原色:赤、青、黄の中で赤+青によって2次的に生み出される色です。
青紫という色は、その比率が、青の方が赤よりも多いと出来上がります。
反対に赤紫は、赤の量が多い場合に出来上がります。
誰もがご存知かと思われるこんな色の仕組みがありますし、一言パープルといえどもいろいろなパープルが存在すると思っておくというのも良き構えだと思います。
ということで、こういう行き違いやミスが起こらないためには、言葉の親切な補足が重要であるという教訓を得たのです。
ベージュという色の幅広さの研究結果まとめ
パープルが主に青紫と赤紫に大きく分かれるというようなエピソードをご紹介しました。
ところで、お洋服に使われる色の中で多種の展開をしている色は?。
ベージュがまず挙げられるかと思います。ベージュは本当に多様だと思います。
ベージュといれば。。というお洋服の中では代表格のアイテム、「トレンチコート」でイメージしてみます。

1:オフベージュ 2:ピンクベージュ 3:イエローベージュ 4:グリーンベージュ 5:モカベージュ
あくまでも私がチョイスしたしぼった色なのでそこはよろしくお願いします<m(__)m>。
「グレージュ」というここ数年急上昇の色は、あまりにも紛らわしいと感じていまして、呼び名には付けていませんが該当する色目はあります。
では、1色ずつご説明を致します。
1:オフベージュ
よく言われているグレージュという呼び名に重なる部分があると見ます。
コーデの相手をそれほど選ばず、どんな色ともマッチできます。
無地でも柄でもうまく相手を立てるといった感じの融通の利く色。
控えめな色だからこそです。
2:ピンクベージュ
この色はかわいらしさがありますね。冬のあったかいアンゴラやカシミヤのコートとか、ファンデーションの色の展開にこのピンクベージュも入っています。
お洋服の中では難しめの茶系などは、このベージュと相性が優しくマッチすると思います。
3:イエローベージュ
バーバーリー様のトレンチコートのこの色目はトレディショナル♪。
色合わせコーデの相手に黄色みがかった色やグリーンなど暖色系によりマッチするような色だと思います。
無地より柄との組み合わせの方がお洋服が互いに活きるように思えます。
4:グリーンベージュ
遡ること90年代後半に、女性のパンツとかスラックスでこのような色が流行した記憶があります。
トレンチコートなどでは、この色は、ハイレベルです。
しかし、おしゃれの達人は、大変クールでお洒落にこの色を着こなされるようです。
5:モカベージュ
以前、私もこの色のバーバリー様のシングル仕立てのコートを持っていました。
この色もコーデは簡単ではないと思いますが、うまくいけばクールに決まると思います。
私は古着での購入であったため、色も選べずこの色を受け入れるしか選択肢が無かったのですが、新しい体験となりました。
コーデ例としまして、この色のコートの中に黒x白の柄のものを着たのがちらりとコートの隙間から見えるシーンはドラマチックなものです。
強い色とのコンビでコントラストを付けた着方の例ですね。
ということで、ベージュの色の展開ごとにそれぞれのイメージやテイストをお話してみました<m(__)m>。
あとがき
このたび、ベージュ色の展開の豊富さと、購入時に的確に色が言葉でも伝わるような工夫を研究したレポートみたいなものとして残してみました。
ベージュに限らず、その後の記事では、茶色についての展開も同じように呼び名を考案しています。
それは、【162-2】というブログ記事の番号のものです。
茶色はお洋服ではあまり登場しないので、木製のジュエリーボックスでその色味の違いをご紹介している点がユニークかも♪。
ご興味あればお立ち寄りどうぞ。
そして、さらに、【256】では、グレーについてもその呼び名を考えています。
グレーは、お洋服でも活躍の色です。
こんな感じで、お手持ちのワードローブのお洋服の色が、〇〇なベージュといった感じで、その〇〇の部分をちゃんと言葉として記録し、把握しておくなどをお勧めします。
素子マスト、後のお洋服のアイテムの組み合わせの時にベストマッチな組み合わせができると思います。
結果おしゃれな着こなしというところに向かうのではと。。
想像だけでは、グレーと黒が合いそうだと思っても、実際には、色の微妙なミスマッチがあり、あまり良い組み合わせでなかったりするかもしれません。
今後は、お洋服もたくさんの量が製造されていくよりも、多種にわたって少しだけ見つかるということになるかもしれません。
そうしますと、多種の広い中から渾身の1点だけを選ぶという、「自身の技術や見極め」を持っていた方が短い時間でストレスのない確実なお買い物ができると思うのです。
そうして選んだお洋服はコスパ良く末永く着用していけるものへとつながるのではないでしょうか。
そんなお買い物シーンにこのたびのお話がお役に立てれば幸いです(^-^)。
