こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
今回は、新型の5つ目の型であるミニボストンショルダーをこのブログ記事とYOUTUBE動画で存分にご紹介したいと思います。
生地について
今回の記事は、プリント物です。
ボタニカルな大柄が美しい暖色みをおびたマルチカラーで楽しくなっている柄だといえます。

この今回の柄は、もともと2色展開となっていました。この柄だけ見ると、かなり暖色系要素が高いですが、相方のもう1つの柄は、もっとオレンジがかっていたと記憶しています。
今回チョイスの色の方が全体の色のバランスがおしゃれだと私自身感じて、こちらにしました。
考え方としては、黄色とオレンジのペア対、ブルーとカーキグリーンのペアに色の寒暖が分かれて、全体では、暖色系だけれど、クールな要素もちゃんとあるので、色のバランスの良さがさっぱり感を出しているといった感じです。
こうして考えると、私の方針として、生地屋さんが展開した色違いという展開通りに色違いでバッグを作ることはほぼないです。
よほど色違い同士がどちらもあまりに良くて、2つとも選んだ場合は、違うデザインでバッグを作るでしょうね。
けれども、色違いというのは、あまりに優劣が出るもの。
ほとんど1色だけをチョイスすることになります。
シャンタンという生地の名前で、節がところどころに入っていて、つるりとしていて、高級感がある伝統ある織り方です。
混率は、ポリエステル/100%です。シャンタンは、シルクシャンタンなどもあって、シルクシャンタンだとやや触り心地ががさっとした感じもあります。
一方、このポリエステルのシャンタンは、触るとわりと節以外の部分はつるつるとしています。
そして、一見、薄手かなと思うのですが、実際ミシンを通してみてわかりますが、目の詰まったしっかりした織であることも感想としてあります。
おおまかな、製作過程
この立体型的なボストンバッグ型。
主に、1枚1枚布に薄芯を貼った後、メインの面である、表面、裏面、口布、側面/底面にハード薄芯というやや硬めの芯地を入れ込んでいます。
そうして、その面1つ1つを芯地のサンドイッチ仕様によって1パーツの板状にし、そのパーツを組み立てるようにして、地縫いして、立体的なバッグの形にするという方法です。
なかなか、縫い代をつけて、別々に表地と裏地を縫って袋にしてからくっつけるやり方は私としては限界もあるかと思っています。
簡単なボックス型のトートバッグなどはこの方法がむしろ向いていますが、カーブを描くようなラインの入った今回のようなデザインであると、裏地の取り付けが、どうしても手まつりの部分が出てきてしまうので、手まつりがやや強度が弱いということがまずあります。
手まつりの部分をミシンで行うと、物理的に無理が生じでどうしても縫い目が見えてしまうイレギュラーな部分が出てくることを妥協しなくてはいけなくなる事態が出てきます。
縫い目の強度は、返し縫いなどが有効なので手まつりは、返し縫いがなかなか綺麗にできないものでありますし、シャープな感じが出せなくなりがちです。
なので、どうしても手まつりでないと難しいような究極の場面にだけ取り入れることにしています。
ただ、今までは一度もその場面は登場していませんので、基本、ミシンだけで可能なのだと考えます。
商品説明
では、商品のスペック的な説明です。まずは、10枚の写真をどうぞ。










【商品】ミニボストンショルダーバッグ
【SER NO.】2019051705。
【素材・色】表地:ポリエステル/100%。日本製のシャンタンプリントという生地です。つるりとしたツヤある土台に、シャンタンと呼ばれる節が横にところどころにはしる伝統的とも呼ばれるずっと長年親しまれる織り方のようです。そこへ、ボタニカルの大柄がプリントされています。色が非常にお洒落だと思っています。レモン色やオレンジ、ブルーのコンビが優しく心地よく感じられます。柄の縁取りのブラウンカラーは、まるで、絵画の巨匠、ルオーの作品のよう。こんなところに惹かれて生地を調達致しました。
【仕様とサイズ】本体は、縦20cmx横22/26cmxマチ8cmです。幅2cmの取っ手付き。ショルダーは、幅1.5cmx長さ81/129cm。ショルダーカンはゴールド色。ショルダーは外すことはできません。外後ろポケットは、縦12cmx横20cmの隠しポケットです。中前ポケットは、同じく縦13cmx横20cmのフラップポケットです。マジックテープでの開閉です。いずれの箇所もファスナーはYKK社製、色は、柄の中の1色と同じレモン色。ファスナーのつまみは、本革のチョコ茶。底部分には、中に、ベルポーレンという1.5mm厚の底板が入れ込んでありまして、決して割れないものなので、安心かつ安定したバッグの底を保ちます。バッグは何も入れていなくてもしっかり立ちます。その理由が、全パーツに貼った薄芯に加え、さらに、本体にハード薄芯という形キープの芯地が入れてあるからです。重くはなくラインをより綺麗に見せてくれています。
ショルダーが共布っていうのは、一体感があっていいものです。
そして、こんな小さめバッグでも、底板はきちんと入れさせていただいております。
ベルポーレンという名前の底板です。
また、ファスナー開閉が、前寄りの位置に設置したのが、リュックの開け閉めのしやすさから、持ってきた機能です。
もしかして、次回このファスナーを真ん中留まりのダブルにして、底の部分まで開くものに改良するかもしれません。その方が、ファ周辺の縫いがより綺麗にできるそうです。
あとがき
今回のミニボストンショルダーバッグの製作過程の様子、YOUTUBE動画におさめました。
どうぞ、ご視聴くださいませ。
今回のこのバッグを含め、商品一覧は、このサイトの「商品」という欄クリックで、ヤフオクの出品商品一覧でご覧になれます。
当ホームページ自体にカートを設置しておりませんでして、ヤフオク、クリーマのいずれかのサイトでご購入していただくことになりま。一度ヤフオクの方を一覧ご紹介しますね。
